【レビュー】クレヨンしんちゃん2 大魔王の逆襲 [評価・感想] コスパ最悪な問題作!


クレヨンしんちゃん2 大魔王の逆襲/SFC

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は1994年5月に発売されたSFC「クレヨンしんちゃん2 大魔王の逆襲」のレビューをしていきます。

本作は人気漫画・アニメ「クレヨンしんちゃん」をモチーフにした2Dアクションゲームですが、ギネス認定しても良いほど薄い内容です。

なんと!たったの30分でクリアできてしまいます!

500円程度のゲームでしたらまだしも、本作の定価は9,500円です。

21本のゲームが収録された「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」よりも高価なので、コスパの低さはダントツとなっています。

前作のSFC「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ園児」がゲキムズだったので改善したのでしょうか?

確かに難易度はグッと下がっていますが、内容まで薄くなっていますよw

ぼくの場合、親にほぼ定価で買ってもらったので後悔しています。

本作を買ってもらった代わりに半年近くも新しいゲームを買ってもらえませんでしたからね・・・。

仕方ないので何十周もプレイしましたが、あまりにも短くて薄いのですぐに飽きてしまいました。

ここからはそんなSFC「クレヨンしんちゃん2 大魔王の逆襲」の良いと思った点からまずは書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • ステージクリア型の2Dアクションゲーム。
  • 8ステージを攻略していく。
  • ステージの最後にはボス戦が用意されている。
初リリース日 1994年5月27日
対応ハード SFC
ジャンル 2Dアクション
推定クリア時間 30分
発売元 バンダイ

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良いところ

映画の世界観をほんの少し再現

本作で特筆したいのが、劇場映画第1作のその後を描いていることです。

1993年に公開された「アクション仮面VSハイグレ魔王」。

作中に登場する架空のキャラクター「アクション仮面」が宇宙人のハイグレ魔王たちと戦うという非日常的な内容で、後の劇場版に大きな影響を与えました。

当時は「クレヨンしんちゃん」に非日常的な要素が合わさったことが大きな話題となり、子供達のハートを掴むことに成功します。

本作ではそんな劇場版のその後を描いているので、大きな魅力を感じていました。

内容の方は2Dアクション。

前作とは違い、完全な一本道となっていて、基本的には左から右へ進んでいきます。

終盤にはハイグレ魔王のアジトも出てくるので、ニヤリとしました。

お下品度がパワーアップ!

「クレヨンしんちゃん」と言えばお下品なギャグです。

ズボンを脱いでケツをプリプリしながら高速移動するケツだけ星人。

性器の周りにゾウの落書きをしたうえで陰茎をプラプラさせるぞうさん。

あまりのお下品さにPTAの周りで問題視されていましたが、そこに惹かれた子供も多かったのではないでしょうか?

本作ではそんな「クレヨンしんちゃん」のお下品さをドット絵で見事なくらい表現しています。

例えば登場する敵が変質者ばかりなんですよw

ケツをプリプリしながら襲ってくるケツケツ星人。

ハイレグ赤レオタードを着用したオカマの宇宙人、ハイグレ魔王(股間はもっこり)。

「クレヨンしんちゃん」を知らない方が見たら「なんじゃコイツ!?」と突っ込まずには居られないほど変な姿の敵が登場します。

当時は普通にプレイしていましたが、今、改めて見るとシュール過ぎて笑ってしまいましたw

いやぁ慣れって怖い・・・。

軽快なアクション

2Dアクションとしての操作感は良好です。

しんちゃんは軽快に動いてくれますし、敵を倒した時の演出やアイテム入手時の効果音も心地良いものとなっています。

BGMも小気味良いメロディ・アレンジで、良曲として挙げても良いくらい。

また、アクション時には前作に続いてしんちゃんのボイスが入ります。

今となっては当たり前ですが、当時のキャラゲーでボイスが収録されているのはポイントが高いです。

濃密な体験

用意されているステージはいずれも趣向を凝らしています。

アスレチック系のステージから探索系、シューティング系など、同じようなステージはほとんどありません。

また、各ステージの最後にはボスが登場。

それぞれ、倒し方にコツが要るので、ゲームプレイの多様性は感じられました。

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惜しいところ

あまりにも少ないボリューム

本作最大の問題点は、ボリュームが少ないことです!

用意されているステージはたったの8種類。

1つ1つのボリュームがあったら良いんですが、めちゃくちゃ短いです。

どのくらい短いのかと言うと、FC「スーパーマリオブラザーズ3」の1ステージと同じくらい。

同作の場合、80ステージもあったので良かったんですが、本作は10分の1しかありません。

どのステージにもボス戦が用意されているとは言え、もう少し1ステージ辺りのボリュームを増やしても良かったのではないでしょうか?

最初のステージなんて子供部屋 → 寝室 → 台所 → 居間と進むだけでクリアできてしまいますからね。

問題なのが、タイトルに「2」と表記されているのにも関わらず前作よりも内容が薄いことです。

ステージ数が減少しているのはもちろん、ミニゲーム、会話シーンも丸々カット。

唯一、アクション面に関してはパワーアップしていますが、内容が薄いせいで活かせていません。

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クレヨンしんちゃん2 大魔王の逆襲のレビューまとめ

とにかくボリュームが残念すぎる作品。

500円くらいで販売されていたら良作だと思いますが、9,500円でこの内容はねぇ・・・。

ぼくの場合、定価に近い値段で買ってもらったので内容の薄さは評価の面で足を引っ張りまくっています。

ゲーム自体のバランス調整は前作よりも格段に良くなっていると思うのですが、なぜ、内容を削りまくったのでしょうか?

当時は「クレヨンしんちゃん」の人気が半端なかったので、人気に便乗するため急いで発売したのかと邪推してしまいます。

よくボリューム不足で叩かれるゲームがありますけど、本作と比べたら可愛いもんですよw

所見でも30分。慣れたら10分程度でクリアできてしまいますから。

コスパ最悪な問題作!

こんな人に特におススメ。
・原作ファン。

こんな人にはおススメできない。
・ボリュームを重視する人。

お気に入り度【50/100%】

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6件のコメント

1は俺、10分でクリアできるまでになったでーw
2も10分でクリアできるんだ♪
でもちょっとやってみたいなー( ̄▽+ ̄*)

これ、嵐を呼ぶ・・・・持ってますよぉぉぉぉ~
去年かな? 引っ張り出してきて次男がやってました~、アハハ(;´▽`A“
そうそう、定価で買うのはどうか?と思いましたね。
次男にはちょうど良かったみたいなんだけど(゚ー゚;

1を10分ですか!?
それは凄すぎる!
2はもう短すぎw
何が2なんでしょうかねw
100円以下なら買って損はないでしょう!

嵐を呼ぶ~
は「1」なのであれは良いと思いますが・・・。
こっちは本当に
今のゲームの体験版と同じくらい短いです!
定価で買うのはどうかと思います(;^_^A

ボリュームは少な過ぎるけど難易度は前作よりかなり低かったのでストレスを感じなかったからこっちの方が当時は好きでしたね。
今プレイしたらクソゲー扱いしてたと思いますけど。

確かにこちらはストレスなかったですもんね。
当時、定価に近い値段で買ってもらったので損した気分が大きかったです。