【レビュー】Wii Sports [評価・感想] 新しい文法で作られた新感覚のスポーツゲーム!


Wii Sports/Wii

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

世の中にはゲームを全く遊ばない人がいます。

そういう人はぼくらが当たり前だと思っていることも知らなかったりするので、同じ土俵で対戦をすることはできません。

ですが、今回レビューするWii「Wii Sports」は違います。

ゲームを遊ばない人とゲームを遊ぶ人が同じスタートラインに立って対戦できるので、ゲーム業界に革命を起こしました。

ゲーマー目線で見るとシンプル過ぎる気もしますが、非・ゲーマー層に訴求できた偉大な作品です。

ここからはそんなWii「Wii Sports」について詳しく語っていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • Wiiリモコンを振って遊ぶスポーツゲーム。
  • 「テニス」「ボウリング」など5種目のスポーツを楽しめる。
  • 体力測定やトレーニングも行える。
初リリース日 2006年12月2日
対応ハード Wii
ジャンル スポーツ
売上 初週17.7万本/累計353万本
推定クリア時間 1プレイ5~10分
発売元 任天堂

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良いところ

直感的に楽しめる

本作で一番良いと思ったこと。

それは、テニスの操作形式です。

テニスではWiiリモコンを振るだけで遊ぶことができます。

キャラクターの移動は自動で行ってくれるので、ボタンやスティックの操作は一切必要ナシ。

ボールが飛んできたらWiiリモコンをタイミング良く振るだけでOKです。

この操作形式によってゲーマーと非ゲーマーが同じスタートラインに立つことができます。

例えばぼくの家庭では母や祖母はゲームを全く遊ばないので、スティックでキャラクターを動かすとか、Aボタンでジャンプするとか、ゲームの基本的なことすらも知らないんですよ。

教えたとしてもすぐに忘れてしまうので、いつまで経っても上達しません。

ですが、「Wii Sports」のテニスでしたらWiiリモコンを振るだけで良いので、ある程度は互角に戦えましたし、楽しんでくれたんですよね。

よくWiiのTVCMでは子供とお母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんが一緒に遊んでいる様子を映していましたが、あれは誇張表現ではないと思いました。

「Wii Sports」がなぜ、爆発的なヒットを記録したのか?

ぼくはテニスのシンプルな操作形式が大きな要因だと思っています。

↑こちらは初めて遊ぶプレイヤーがいた時に挿入されるチュートリアル。

説明を読みながら操作できるので、操作方法をすんなりとマスターできます。

こういったチュートリアルは2006年当時は珍しかったので、何気に革命ではないでしょうか?

圧倒的な爽快感

「Wii Sports」の魅力としては、圧倒的な爽快感というものがあります。

単純にリモコンを振ってボールを飛ばせるだけでも気持ち良いんですが、Wiiリモコンに搭載されている機能によって爽快感が極上級に昇格しました。

1つめはスピーカー機能です。

Wiiリモコンにはスピーカーが搭載されていまして、状況に応じて音を鳴らすことができます。

例えばテニスでラケットにボールが当たったら「パコーン」という音がWiiリモコンのスピーカーから鳴り響くので、臨場感や爽快感がグッと増しているんですよ。

2つめは振動機能です。

Wiiリモコンは振動機能が搭載されていまして、状況に応じてブルブルと振動させることができます。

例えばテニスでラケットにボールが当たった瞬間に振動するので、ボールを飛ばした時の手応えがグッと増しているんですよ。

ボールが当たった瞬間にWiiリモコンから音が鳴って振動する。

このような調味料によって従来のゲームとは比較にならないくらいの爽快感を味わえるので、プレイしているとストレスの解消になります。

テニスでスマッシュを決めた瞬間は言わずもがな。

ベースボールで場外ホームランを打った時。ボウリングでストライクが出た時。

ボクシングで相手をノックアウトさせた時。ゴルフでパットが上手く行った時。

ボタン操作では味わえなかった爽快感がここにあります。

本作をプレイする時は、Wiiリモコンの音量を最大にして極上の爽快感を味わってください!

Miiに対応

本作で操作できるキャラクターは内蔵ソフト「似顔絵チャンネル」で作られたMiiで統一されています。

Miiはコケシのようにシンプルな見た目をしていますが、愛着を持ちやすく、対戦時の良い調味料になっているなと思いました。

例えばベースボールでは自分が作ったMiiが勝手にチーム編成されるので、たくさん作っていると意外な組み合わせで対戦することになったりして面白いんですよね。

あと、ボクシングの対戦モードでは相手のMiiを設定できるので、ムカつく人の顔にしてボコボコにする遊びもできたりしますw

前述の通り本作は爽快感が凄いので、ストレス解消に最適ですw

Wiiリモコンとヌンチャクを2セット揃えるのが大変だけどね

トレーニングが面白い

各スポーツでは3種類のトレーニングを行うことができます。

トレーニングという表記ですと地味なイメージを持たれるかもしれませんが、実質的にはミニゲームに近く、実践とはまた違った良さを感じました。

テニスでは壁打ちを行えたり、ボウリングでは10~91ピンを倒すことになったり、ボクシングではコーチが飛ばす球を避けることになったり。

一定のスコアを超えるとプラチナ・金・銀・銅のメダルが貰えるので、スコアアタック的な楽しさを感じました。

用意されているトレーニングは全15種類。

3種類のトレーニングを行って体力年齢を測定する「体力測定」という機能も搭載されているので、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」や「やわらかあたま塾」の体感ゲーム版という側面もあるなと思いました。

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惜しいところ

ボウリングの操作が難しい

ボウリングの操作は非ゲーマー層には難しいと思いました。

ボウリングでボールを転がす場合、Wiiリモコンを下から上へ振るほか、振っている間にBボタンをタイミング良く離す必要があります。

この操作形式はボウリングのボールを転がす感覚を再現しているとは思いますが、タイミングを掴むにはコツが要るので、うちの母は上手くできませんでした。

他にもゴルフは距離感を掴むのが難しいので、普段、ゲームを遊ばない人が全ての種目を難なく遊べるようにするには改善の余地があります。

ラケットとの一体感が足りない

テニスではラケットとの一体感が足りないと思いました。

というのも、手に持ったラケットの動きを正確に感知できないからです。

今、プレイヤーはどっちを向いているのか?どう振ったのか?

Wiiリモコンに搭載されている加速度センサーでは正確に感知できないので、ゲーム側が予測するようになっています。

そのため利き手側に来るボールを打っているつもりが逆の方向で打ったと認識されることがたまにあったりするので、一体感が足りないと思うことがありました。

注意点

ゲーマー向けではない

本作はゲーマー向けではありません。

熟練度を上げるとか、ハイスコアを更新するとか。

やり込み要素はありますが、全体的に簡略化されています。

例えばテニスではキャラクターの移動は自動で行われますし、ゴルフで使えるクラブはドライバー・アイアン・ウェッジ・パターの4種類しかありません。

そこが非ゲーマー層にはわかりやすさに繋がっているので一概に悪いとはいえませんが、ゲーマーの方は浅く見える恐れがあります。

社長が訊くでは「間口は広いですが、やり込む要素もたくさんあります。 」と仰っているので、人によっては数十時間遊ぶことはできますけどね。

ちなみに、テニスで2ボタンを押しながらゲームを開始するとハードコートが。

ゴルフで2ボタンを押しながらコースを決定するとハードモードでプレイできます。

こんな感じでゲーマーが喜びそうな隠し要素は存在しますが、ささやかなものなので、基本はライトユーザー向けに作られているなと思いました。

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Wii Sportsのレビューまとめ

ゲームの常識を変えた作品。

従来のゲームとは全く異なる文法で作られていて、初めてプレイした時は驚きました。

収録されている種目はマリオのスポーツゲームと題材が被っていることもありますが、そちらと比べても遊びやすく作られています。

反面、簡略化しすぎているところもあるので、従来のゲームと比べたら物足りなく感じる恐れもあります。

世間的にはそこがプラスとなって爆発的なヒットに繋がったんだと思いますけどね。

新しい文法で作られた新感覚のスポーツゲーム!

こんな人には特におススメ。
・一緒にプレイできる人がいる人。
・体を動かしたい人。

こんな人にはおススメできない。
・一緒にプレイできる人がいない人。
・奥の深さを求める人。

お気に入り度【60/100%】

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12件のコメント

wiiスポーツはwii買ったときに同時購入の候補にあったんですが、何気に高いんですね・・・(-。-;)
やっぱり買うとしたらスマブラxですね…欲しいなぁ…

たしかに中身薄いですよねぇ(;´▽`A“
僕も一人プレイでは飽きてしまいました…
でも何人かとプレイするには最高のソフトですよね★

Wiiスポーツ・・・懐かしいですね~
発売日当日に購入した覚えがあります。
確かに一人でやると飽きやすいソフトでしたが、一時期はハマりました、本当に

未だに売れているので、相場でも高値安定です。
みんなで遊べる環境を持っていたらこれでも全然安いと思いますけどね。
1人で遊んだら全然ダメです(-。-;)

見た目通り中身は薄かったですね・・・
対戦は盛り上がりますが、もう少しやり込み要素を入れて欲しかったです。
良い点、悪い点が極端なゲームです。

コメントありがとうございます!
いつもブログは楽しく拝見していますよ♪
そういえば最近コメントしてなかったや・・・スイマセン。
Wiiスポーツの対戦は確かにハマります!
僕も既に今作は飽きていますが
接待ゲームとして手放さないようにしています(‐^▽^‐)

Wiiスポーツは持ってないのでなんともいえませんが
Miiのすごいところは自分がゲームに登場しちゃうこと
マリオカートWiiで自分のMiiをキャンディに乗せてマリオたちとグランプリで走っています
キャンディは曲がりやすくて加速もいいのでドライブ気分で楽しめますね
あと、漫画やアニメやゲームのキャラをMiiにして登場させることもできますね

Miiは今では結構いろんなゲームに登場しているので
そこまで驚きませんが、この時はMiiが登場すること自体が凄く面白かったですねw
野球のチームとか漫画やアニメ・ゲームキャラに似せたMiiでやると凄く面白いですよ♪

これは私が初めてプレイしたWiiソフトです!当時はとても操作が近未来的でこれがスポーツゲームのスタンダードになるのではと考えたことがあります。確かにこれで良くも悪くもWiiのイメージがついてしまったところはありますね。

ある意味、近未来ですよね。
こういう形のゲームも次世代だと思います。
このゲーム、インパクトが強すぎてWiiのイメージを付けてしまいましたね。