【レビュー】風来のシレン3~からくり屋敷の眠り姫~ [評価・感想] 大作RPG路線が裏目に出てしまった作品

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2008年6月に発売されたWii「風来のシレン3~からくり屋敷の眠り姫~」を今回はレビューします。

本作をひと言で表すと、大作RPG路線が裏目になってしまった作品ですね。

ストーリーが重厚になっていたり、別のダンジョンへ行ってもレベルが継承されたり。

一般的なRPGのような感覚で楽しめるようになりましたが、「風来のシレン」が持つゲームバランスと噛み合っておらず、面白いと感じる頻度が減ってしまいました。

グラフィックが3Dになったことでテンポも悪化していますし、「どうしてこうなった!?」と言いたくなってしまいます。

ここからはそんなWii「風来のシレン3~からくり屋敷の眠り姫~」について詳しく語っていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 和風の世界を舞台にしたローグライクRPG。
  • 倒れてもレベルが継続するシステムを採用。
  • 仲間を操作できるシステムも追加。
初リリース日 2008年6月5日
対応ハード Wii
ジャンル RPG
売上 累計9.8万本
推定クリア時間 25〜35時間 (ストーリークリア)
発売元 セガ

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良いところ

大作RPG感覚で風来のシレンを楽しめる

これまでに発売された「風来のシレン」シリーズはアーケードスタイルに近いゲームデザインでした。

ランダム生成されたダンジョンを探索し、ゴールを目指す。

1プレイは長くても1~2時間程度で、クリアしたらレベルは1に戻ってしまいます。

これを繰り返してアイテム収集や強化を行い、街でのイベントをこなしていくのが楽しい作りとなっていました。

本作の場合、重厚なストーリーやレベル継続システムによってステージクリア形式のゲームデザインに変更。

ゲームクリアまでに何十ものダンジョンに挑んでいくことになり、その間にはイベントシーンが挿入されます。

この変更によって大作RPGのような連続性が生まれたので、途中まではワクワクしながらプレイできました。

進化したグラフィック

グラフィックは前作から大きく進化しています。

十字キーで操作できるローグライクRPGでここまで進化させる意味はそんなに無いと思いますが、気合を感じました。

背景はより描き込まれ、キャラクターの等身も上昇。

モデリングは2Dから3Dポリゴンになり、立体感が増しています。

さらにオープニングなどではシリーズ初のプリレンダリングムービーを収録。

風来のシレンシリーズの方向性を考えると要らない気もしますが、キャラクターが美形に描かれており、見応えがあります。

ちなみにボイスは収録されていませんが、シリーズの雰囲気を考えると賢明に感じました。

圧倒的なダンジョン数

本作に収録されているダンジョンは30以上!

過去の作品は多くても10程度だったので、大幅に増えています。

クリア前のダンジョンもかなり多いので、これまでの作品とは違ってクリアするだけでもかなり時間がかかるようになりました。

ぼくの場合、通常クリアだけで30時間以上もかかっています。

仲間の操作が可能

今作では仲間キャラを操作できるようになりました(もちろんこれまでのようにオートで行動させることも可能)。

また、1ターンに全キャラを操作して戦える全員操作モードを搭載。

この機能は主にボス戦で役立つんですが、ピンチ時にはまるでターン制のシミュレーションRPGをプレイしているかのような感覚を味わえました。

シレンが近距離攻撃をした後に2マス離れた場所から仲間が遠距離攻撃をするとか。

そんなことを1つ1つ細かく操作できるようになったので、不思議のダンジョンシリーズの新境地を開拓したと言っても過言ではありません。

このシステムは次回作では削除されていますが、ぜひもっと磨いて復活させてほしいです。

※3DS「世界樹と不思議のダンジョン」では別の形で復活しました。

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惜しいところ

テンポの悪さ

キャラクターまで3Dポリゴン化してしまったからか、今作のテンポはとにかく悪い!

1マス進むのですらモッサリしているので、これまで発売された作品をプレイした後だとあまりのテンポの悪さに驚きました。

通常移動が遅かったり、アイテムを拾うモーションが重かったり(設定でオフにはできる)。

DS版で見られた軽い操作感が失われています。

「風来のシレン」は同じダンジョンを繰り返し潜って武具を強化するという作業的な部分があるので、テンポが悪いのはかなり痛い。

ぼくはどの「風来のシレン」シリーズもハマったら2〜3時間ほど続けてやってしまうんですが、今作はテンポが悪くて音楽にメリハリが無いので1時間継続プレイが精一杯です。

レベル継続システムが要らない

本作はPS2「トルネコの大冒険3」のようにレベルが引き継がれる仕様になっています。

しかし、すべてが裏目に出てしまい、「風来のシレン」の良さをぶち壊していました。

特にダメだと思ったのが、ゲームバランスが極端になって詰みやすくなってしまったことです。

ゲームオーバーになったら相変わらずアイテムはすべて失うため、中途半端なところでやられたらさあ大変!

弱い装備で強敵と戦わないといけなくなるので、一気に不利となります。

このままではクリアが困難になるので、序盤のダンジョンで武具を集めて強化する工程をやり直さないといけません。

一方、ゲームオーバーにならず、順調に武器や盾を強化出来たら極端に難易度が下がるので、緊張感がなくなってしまいます。

「風来のシレン」シリーズはレベルよりも装備依存のゲームバランスなので、レベル継続にするのであればその辺りのバランスをもっと調整しないとおかしくなるというのに何をやっているのか・・・

初心者への救済措置としてゲームオーバーになっても半分しかアイテムを失わないイージーモードが用意されていますが、これはゲームバランスの放棄と言っても良いでしょう。

お金が溜まり難い!

本作ではお金が溜まりにくい調整となっています。

というのもアイテムの売り値が買い値の10分の1、あるいは5分の1しかなく、ダンジョンによって入手できるギタンの金額もある程度固定されているからです。

このバランス調整のせいでただでさえアイテムロスト時の難易度上昇が凄まじいのに、ますます難易度を高めてしまっています。

理不尽なくらいモンスターの厄介さを高める属性システム

本作には新たに属性の概念が追加されました。

姿を消す透明能力を持つ属性、通常攻撃を喰らうとかなしばりに遭う可能性がある属性などなど。

ほとんどのモンスターが何らかの属性を持っていますが、理不尽なくらい厄介さが高まっているので無くて良かったと思います。

仲間が一人だけやられてもゲームオーバー

本作では仲間を連れていけますが、これまでの作品とは違って一人でもやられたらゲームオーバーになりアイテムをすべて失います。

ということはですね、最悪の場合シレンが持っているアイテムに加えてそれぞれの仲間に持たせていた補正値+99の武器と盾も失ってしまうことになるんですよ。

そんなことが起きた日にはショックのあまり立ち直れないかもしれませんね。

さすがにぼくはそこまで酷い目には遭いませんでしたが、そこそこ鍛えた3人分の武器と盾、そしてアイテムを失って心の骨が折れたことが2、3回あります。

無駄に長いストーリー

ストーリーは無駄に長く感じました。

本作はこれまでの作品と比較してストーリー性が高く、クリア前は物語を楽しみながら進めて行く形になりますが、ストーリーに突出した面白さを感じられず、終盤にはちょっとダレてきます。

風来のシレンシリーズにストーリーはそんなに要らないのかも。

度が過ぎたクリア後のダンジョン

クリア後にはアイテム持ちこみ不可で入るとレベルが1になってしまう従来のシリーズにあったようなダンジョンに挑戦できます。

それは良いのですが、999階まであるダンジョンはちょっとやり過ぎだと思います。

こんなむちゃくちゃなゲームバランスで誰がやる気になるのか。

そのほか気になったこと

・ワイド画面非対応。
・画面がリアルになった事で視認性が悪くなった。
・Wi-Fiのダンジョン対戦が階段探しゲームと化していて面白くない。

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風来のシレン3のレビューまとめ

ストーリー性を高め、レベル継続性にすることで大作RPGをよくプレイする若いユーザーを取り込もうと思ったんでしょうが、バランス調整が悪く完全に失敗しています。

クリア後には従来の作品にあったレベルやアイテムを継続できないダンジョンに挑戦できるので、これまでの面白さは健在ではありますけどね。

テンポの悪さや面倒な属性システムによってハマりきれませんでした。

仲間の操作システムなど光る部分はあるのですが、全体的には粗が目立つ作品。

運が悪いと理不尽な目に遭いまくってしまい、ディスクを割ってしまうかも!?

こんな人には特におススメ。
・綺麗な映像のシレンがやりたい人。
・残酷なアイテムロストを求めている人。

こんな人にはおススメできない。
・従来のシレンを求めている人。

お気に入り度【50/100%】

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22件のコメント

良く考えたら、まだ4も完全にクリアしてなかった…
トルネコ、シレンと不思議のダンジョン系はプレイしてきた僕ですが、残念ながらこの作品は駄作の部類に入ってしまう気がします…

>マージさん
このゲームは評判悪いですもんね(笑)
僕はクリア後もそこそこ遊んだくらい
何だかんだでやりました!
悪い部分が沢山あるんですが、
実は光る部分も散見されて
世間ほどは悪く評価していなかったりしますw
シレン4の完全クリアは僕もまだしていません。
だって難し過ぎるもんw

私はこれクリア前に挫折しました・・・。kentさんはクリアされたんですね!さすがシレンジャーですわ(笑)

>アリムさん
クリアしないとファンを名乗れませんからねw
クリア後は結構面白くなって来ましたよ。

こんにちは!お世話になっておりますシレンシリーズ大好きKooです。こないだのオフ会も、Kentさんとシレン語り合いたくて参加したようなものでした(笑

今作は残念ながら、やっていることが全て裏目でしたね・・。

ただ1つ注意したい点として、3ってどうしても「レベル継続、アイテムロストしないゆとりプレイがダメ」と批判されがちですが、実はそこじゃないのでは?と思うんです。
レベル継続はゆとりだと言いますが、そもそもストーリーに沿ったダンジョンクリア型のつくりになってるんだから
それ自体は妥当な判断というか、レベルリセットしたらクリア不可能になるからむしろ継続させなきゃ死ぬって話なんですよね。
今作は次のダンジョンに進んでも、1Fから相変わらずマムルとチンタラってわけじゃなく、レベル継続前提のモンスが登場するので。
そこを勘違いしてレベルリセットされないなんてゆとりだ!と誤解されがちなんですよね。
もちろんKentさん仰る通り、シレンはレベルリセットされつつ合成で武器強化するというハクスラ要素が魅力でもあったので継続制には反対ですが、
3でこれだけの大英断(?)を下しておいて、じゃあ次の4からは叩かれたからリセット制に戻しますよーみたいな制作側の姿勢に疑問を抱きます。

そしてアイテムロストについてですが、実は自分はロストしない「イージーモード」を選択したんですよね。きっと、こうなることを予測したんだと思います。
結果、「俺はお前みたいなゆとりじゃないからハードモードを選択し、緊張感を味わいながらクリアしてやる」と息巻いていた”私の兄”を差し置いてスムーズにクリアしクリア後ダンジョンを楽しんでました(笑)兄貴は絶望しながら途中で挫折してました。

ただ、トルネコ3とDS1のつくりを見てきて、発売前から懸念はしていましたが
実際ここまでバランス調整・仕様の見直しが成ってなかったのはさすがに予想できませんでした。
あのギグニ状態で仲間即殺害ゲームオーバーにはイージーを選択した私ですら背筋が凍りました(制作者の正気を疑う意味で)。

言い方は悪いですが、間違いなくシリーズ存続にトドメをさしましたよね。然し、なんだかんだで今作も百数十時間はプレイしてるのが何というか・・うん(苦笑)
光る部分もありましたよね。札は悪くないかと。龍脈はもっととっつきやすいように練ってほしい(9年前のゲームなので後の祭りですが・・)
一番の問題は次回策で、3の良い要素を全撤廃してることですよね。仲間全操作、二刀流とかは素晴らしいのに・・。

あとはスタッフ人事についてですが、若い新人さんにシレン任せるのではなく初代や2をつくった敏腕ディレクターさんに・・・
加藤正人さんのようなRPG系の脚本家ではなく初代や2の世界観を描いたシレンワールド生みの親のシナリオライターさんに・・・

と、多分シレンシリーズ語り出すと止まらないのでここらで終わりにします(笑)延々語っちゃうので(メールとかでKentさんに私のシレン愛聞いてほしいくらい 笑)
シレン2のリメイクが出るまでは死ねません。(>_<

どうも!シレンの記事を公開したらコメントしてくれるかなーと期待していましたw
レベル継続性は当初、ゆとり仕様になるかと思っていましたが、
実際にはそうではなく、バランスが極端になったのが問題だと思います。

そうそう、レベル継続前提のモンスターが出現するところがまた問題なんですよ。
いくらレベルが高くても盾無し防御0の状態で戦ったらひとたまりもありませんから。

次回作は叩かれすぎてしまったせいで原点回帰をしていましたね。
PSPに移植されたとは言え3は黒歴史扱いにされている気が。

イージーモードにして正解だと思います。
それにしてもお兄さん、話だけを聞くと哀れじゃないですかw

実はこのゲーム、発売日を4ヵ月延期したんですよね。
それでバランス面は改善されたと思ったんですが、この有様なのでビックリしました。
一体、この4ヵ月の間、何をやっていたのか。

すごく愛が詰まったコメントをありがとうございます!
評価が低い3のレビューだけではなく、2のレビューもいつか公開出来るよう頑張ります!
本当にリメイク、発売されてほしいですよねぇ。愛はこのコメントから凄く伝わってきます。

いえいえ。どうも、ありがとうございます。シレン愛だけはムダにあります!(Kentさんの愛の大きさには負けそうですが)
見事に私の心が見透かされていましたね(笑)シレンの記事だ!と飛びついてしまいましたー!w

私の兄は昔から、近作マリオのクリアできない救済措置のお助けプレイですとか、いわゆるイージーモードのような仕様を嫌い
昔ながらの硬派なスーファミのアクションゲームなどを好んでるんですが、そんな兄でさえ
シレン3のアイテムロストとギグニ→ゲームオーバで挫折してしまうくらいなのですから(笑)相当滅茶苦茶な調整だったということですよね・・。

これ、トルネコ3やシレンDS1から目に付いたのでなんでだろうと気になって以前調べてみたんですが
スタッフ人事に目を向けると、初代や2やGB12に関わっていたディレクターさんがシレンから離れてるのが最大の原因なんですよね~。恥ずかしながら、スタッフロールとか全然気にしてなかったので知りませんでした。
http://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/dungeon 
https://www.nintendo.co.jp/nom/0010/03/ この辺りの記事の、長畑さんや富江さんですね。

とはいえ、若いスタッフにシレンを任せて、その間に
彼らがポケダンの青赤や時闇といった名作をつくってくれたので何とも言えないところです><;

色々、ありがとうございます!
最後の記事だけ読んだことがありませんでした。
じっくり読ませて頂きますね(^_^)
中村さんの天才ぶりは以前からご存知でしたが、長畑さんがここまで天才とは思いませんでした!なんという記憶力を持っているのか…

僕もシレンは大好きですが、最近は新作がご無沙汰なので、今はKooさんには勝てる気がしませんw
昔はファンブックなどを積極的に集めていたんですけどね~。
あ、20周年の記念展には行きましたw
お会いした時に写真を見せればよかったですね。

お兄さんはマゾゲーマーでしたか。
そんな方でも挫折するとは、シレン3のバランス調整は破壊力抜群ですね。

長畑さんや富江さんは当時、よくインタビューで見かけました。
3では参加されていなかったんですか?
それだったらバランスもおかしくなるわけだ。
彼らが参加しているのであればポケダンの青赤や時闇はプレイするしかなくなってきましたよw
情報ありがとうございます!
まあ、まずは世界樹と不思議のダンジョン2をプレイしますけどねー!

あれ、これってWiiが先に発売していたのですね
PSPで遊んでがっかりしたことしか覚えてないです、、、

実はWii版がオリジナルなんです。
PSP版は徹底的にチューニングしたハズなのに、それでも評価低いですよね。

不思議のダンジョンシリーズって今となってはあまり据え置き向けではないですよね。やっぱりDSやPSPなどの携帯機で気楽にできる方がシリーズの方向性としてはいいですね。もっさりなのは何千回も戦闘を繰り返すゲームではやめてほしいです(笑)
本作独自の全キャラ操作モードは楽しそうですね。これはダウンロード専売ゲームなどで外伝的な位置づけで発展させてほしいです。私はFEやファミコンウォーズが好きなのでシミュレーションのようなローグライクRPGは興味あります!

そうですね。なので、携帯機メインで展開するようになったのは正解だと思います。
何千回もプレイするからこそテンポが重要なんですよね。
全キャラ操作モードは新鮮でした!確かにダウンロード専用タイトルで挑戦してみるのも良さそう。
今作は大ヒットしていたら可能性があったかもなー。

ダンロン3でおまけとして不思議のダンジョンネタをやったので、ダンロンのキャラを使ってシミュレーションローグライクRPGを出したら面白いかもしれませんね。チュンソフトさん、お願いします(笑)

それはぜひ出して欲しい!
あれはファンとしてニヤリとしてしまいましたもん。

ガチ勢ではないにしろ自分も当時シレンシリーズが大好きで当然1も2もプレイして3も楽しみに待ってました・・・が、kentさんが挙げられたような理由で大変ガッカリしました。一番はレベル継続システムですね。チョコボなど他のダンジョン系は差別化のために継続はまあアリかなと思ってましたが、本編がそれをやっちゃだめでしょと・・・。継続システムの悪い部分はkentさんが述べられているのと完全に同感です。
新規ユーザーが入るどころかブランド崩壊の危機でしたね。もともとコアゲーマー向けなのにチュンソフトは何を考えていたんでしょうか。
その後の4はけっこう楽しめました。5はタイミングを逃してまだ遊んでないのですが。
シレンシリーズもどこかへいってしまったうちに20周年も過ぎ、新作出す気は無さそうですね泣

レベル継続システムは本当に要らなかったですね。
簡単になるのはまだしも、ゲームバランス崩壊で詰みやすくなってしまうとは。
当時、挫折した人をあちこちで見かけました(^_^;)

このゲームのせいでシレンシリーズの売上は大きく落ちましたよねぇ。
今ではスッカリご無沙汰です。それだけダメージが大きかったのか。

まったくの同意見です。初期作からクリエイター側からのお遊び要素もシレンの楽しい要素だったのですが今作に関しては嫌がらせとも取れる部分が目立ち、死に際に対しても納得出来なかったですね。仰ってる部分の999階も道中のやりくりによって何とかなればトライするのですが対処の幅に近づけるやりくりさえも拒絶する様なシステムでは心が折れるばかりで、。勿論、不思議のダンジョンの楽しみ方の中には絶体絶命を楽しみ其れらを乗り越える為に四苦八苦する様な窮地からの脱出もあると思いますがこの作品に関してはシステム的な足枷は多いが選択の幅に制限があり、結果取得できる選択肢は少なくなり遊ぶ側の刺激を削いでしまったとも感じました。私の考える不思議のダンジョンって、例え装備が貧弱だろうと草も壺も呪われていようと「何とかなる」(笑)と根拠のない自信が湧く絶妙なバランスなんだと安心してる節があったのですが、今作はその変が見切れてしまう様な部分も目立ち結果トライアンドエラーに繋がらなかったとも記憶しています。すべてが悪い作品とも言えないのですが、シリーズの醍醐味となる視点の設定が新しさに向き其れ等が何故かズレてしまった、結果評価を下げてしまったちょっと残念な作品でもありますね。

同意見、ありがとうございます!

今作は新しいことをやるとする試みは感じられましたが、ほとんどが裏目に出てしまいましたね・・・

元が完成されているのでどこを弄るのか大変だったとは思いますが。

そう、窮屈なんですよ。

仰る通り不思議のダンジョンシリーズって攻略の自由度による希望があったと思うんですが、今作はガッチガチに固めてきましたもんねw

長いゲーム人生でこのゲームほど裏切られてがったりしたゲームはないわ。

しかも大好きだった2からの反動で完全に感情的になってしまってるし(笑)

あはは、確かに2からの落差が酷いですもんねw

あんな神ゲーを出した後にこれはなぁ・・・