【レビュー】ゼノブレイド(Wii/3DS) [評価・感想] 2010年代に爆誕した新世代JRPG!


ゼノブレイド/Wii / New3DS

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2010年6月に発売されたWii「ゼノブレイド」のレビューをしていきます。

本作は巨大な神の骸を舞台にしたRPGになりますが、2010年代に爆誕した新世代JRPGです!

時は遡ること2010年。

オープンワールド式の洋RPGが主流になりつつある中で、和製の大作RPGはリニア式が主流でした。

つまり、狭いマップの中で、あらかじめ作られた1つの壮大なストーリーを楽しんでもらうことに全振りしていたんですね。

RPGと言えばストーリーも重要ですから、それはそれでアリではありますが、一方では自由度が失われているという意見も増加傾向にありました。

初代「ドラゴンクエスト」がそうであったように、かつてのRPGはストーリーに振り回されることなく、プレイヤーの自由に行動できたものです。

それが21世紀に入る頃にはムービーの美しさとか、ストーリーの奥深さばかりに目が行ってしまい、イベントの間にゲームが入ってるようなRPGが増えてしまったんですね。

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そんな中で発売されたのが今回レビューするWii「ゼノブレイド」。

対応ハードこそはSD画質のWiiですが、多くのユーザーが求めていたであろうオープンワールドライクなJRPGだったんです!

「まさかWiiでこんな凄いゲームが発売されるとは!?」

初めてプレイした時の衝撃度はかなりのものでした。

ここからはそんなWii「ゼノブレイド」の良いと思った点からまずは書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • ストーリーに沿って冒険していくRPG。
  • 少ない読み込み時間で広大なフィールドを冒険できる。
  • 戦闘システムはリアルタイムで展開するコマンド式を採用。
初リリース日 2010年6月10日
対応ハード Wii/New 3DS/Switch
ジャンル RPG
推定クリア時間 80~100時間
売上 初週8.3万本/累計15.9万本(Wii)
発売元 任天堂

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良いところ

JRPGとしては規格外だった広大なフィールド

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本作のフィールドは非常に広大で、それまでの和製RPGで見られた境目を排除することに成功します。

その結果、街から平原、湖、渓谷を画面暗転なしで行き来できるようになりました。

完全なオープンワールドではないので境目もなくはないんですが、見えない壁はほとんどなくなっています。

おかげで橋から飛び降りて湖にダイブするなんて「スーパーマリオ」みたいなことも出来るようになったので、初めて見た時は興奮しましたね。

2010年にもなると「オブリビオン」「アサシン クリード」など欧米産のオープンワールドゲームが台頭し始めていたので、家庭用ゲーム市場全体から見ると技術的に特別凄いことをやっていた訳ではありませんが、和製RPG。

それもWiiソフトでオープンワールドライクなRPGを実現したのですから、相当なインパクトがありました。

Wiiは同時期に発売されたPS3やXbox 360と比較して性能的には1世代劣るゲーム機で、PS2やGCよりも若干高性能と言えるレベルだったりします。

ですので一度に読み込めるマップの広さはせいぜい学校の体育館程度で、東京ディズニーリゾートのように広大なフィールドをロード時間無しで移動するのは困難だと思われていたんですが、「ゼノブレイド」ではそれをやってのけたのだから驚きました。

広大なガウル平原を駆け抜け、その先に見えるラグエル湖にそびえ立つキノコ状の柱を渡り下層の湖までダイブする。

こんなことをシームレスに行えるゲームがWiiで発売されたという事実にただただ衝撃を受けましたし、いちプレイヤーとしてワクワクしたのをよく覚えています。

ロケーションも多彩で、広大な平原はもちろん、

  • 大自然に囲まれた「ジャングル」
  • 光り輝く氷が幻想的な「雪山」
  • いくつもの浮島で構成された「海」

などなど、一度見たら忘れられないような世界を冒険することができます。

RPGと言えば、自分が主人公となって世界やストーリーを疑似体験できるものです。

そうなると冒険するワクワク感が重要になってきますから、本作の作り込まれたフィールドはRPGファンのニーズにピッタリとハマったものだと思いますね。

さらに戦闘もシームレス化を実現。

敵と遭遇してもエンカウントせずにそのまま戦闘を開始することができるので、没入感のある戦いを楽しめます。

本作が発売された時点でWii市場は既に後期を迎えていましたが、

「SD機のWiiでも頑張ればこのくらいはできるんだぞ!」

という開発者の意地を感じられました。

ようやくHD機が普及して日本のゲームメーカーが本腰を入れようとしていた頃にSD機のWiiiでこのような作品が発売されたのは実に皮肉なことです。

一生懸命用意したフィールド内での遊び

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ここまで「ゼノブレイド」の広大なフィールドについて語っていきましたが、中にはこう感じた方もいるのではないでしょうか?

フィールドが広くても、中身がスカスカだったら意味ないよね

はい!その通りです。広いだけのフィールドはただの虚無です。

本作の場合、その辺りの対策もバッチリで、フィールドには沢山の遊びが詰まっています。

箇条書きで挙げさせていただきますと、

  • 住民から受注できる「サブクエスト」
  • 近づくことで経験値が貰える「ランドマーク」「秘境ポイント」
  • コレクションと呼ばれる「収集アイテム」
  • 冒険に役立つアイテムが手に入る「採掘ポイント」
  • 仲間たちとのイベントが発生する「キズナトーク」
  • 通常のモンスターよりも強力な「ユニークモンスター」

などなど、挙げ出したらキリがないくらいの遊びが存在します。

そんなサブ要素でぼくが良いと思った点は2つあって、1つめは発見する楽しさです。

本作のフィールドは探究心が高まるように設計されています。

単に広くするのではなく、上層・中層・下層といった感じで高低差があったり、随所に脇道や隠し部屋を設けたりして、迷路のようになっているんですよね。

そして、その中にコレクションと呼ばれる収集アイテムや冒険に役立つアイテムが手に入る「採掘ポイント」、近づくことで経験値が貰える「秘境ポイント」が隠されていたりするので、探索せずにはいられないんですよ。

前提として、メニュー画面から確認できるマップは訪れたことのないエリアは表示されない仕様になっています。

ということはですね、自分が今、行こうとしている通路の先には何があるのか?

初見だとわからないようになっているので、自分の手で開拓している感覚を味わえるんですよ。

「ゼノブレイド」のサブ要素で良いと思った2つめのポイントは、人と人との繋がりを強調していることです。

本作に登場する多くのキャラクターにはキズナというパラメーターが存在します。

仲間同士はもちろん、住民同士にも存在して、「キズナグラム」の画面で確認できるアイコンの色を見たらその人たちの結束力がわかるようになっているんですね。

そんなキズナですが、特定の住民に話かけたり、サブクエストをクリアすることで変化するようになっています。

例えばグレフという少年と、ニルニーというノポン族がいるとしますよね?

2人は友達を欲しがっていまして、ある時、ニルニーがグレフに手紙を渡してくれとプレイヤーに頼んできます。

で、サブクエストという形でグレフにニルニーの手紙を渡すことになるんですが、達成すると・・・

キズナグラムが更新されて、ニルニーとグレフのキズナが繋がり、優しい友達という表記が追加。

こんな感じでサブクエストをクリアしたり、特定の住民に話かけていくとキズナグラムがどんどん更新されていくので、人と人との繋がりを感じることができるんですね。

正直なところ、サブクエスト自体はお使い感が強く、モンスターの討伐とか、素材アイテム集めが目立っているんですが、キズナグラムというシステムによって魅力的な物に仕上がっています。

キズナグラム、意識して繋げていくと住民たちが暮らす集落が好きになってきますよ。

この街にはどんな人が暮らしていて、どんな人間ドラマが巻き起こっているのか?

そういったことがキズナグラムによって具現化されていくので、素晴らしいシステムだと思いました。

ちなみに、本作の世界は時間が流れるようになっていて、住民たちには大まかな生活スケジュールが設定されています。

ある場所でジッとしていたとしても、特定の時間になると別の場所に移動するとか。

観察をしていると意外な発見があるので、ストーカーをするのも面白かったりします。

この感覚はN64で発売された「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」を彷彿としました。

同作の世界でも時間が流れるようになっていて、住民たちの生活スケジュールが設定されていたので観察するのが楽しかったんですよね。

話がそれてしまいましたが、本作のサブ要素は発見する楽しさや人と人との繋がりを強調している印象で、そこが魅力の1つになっている気がします。

忙しいけど飽きない戦闘システム

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「ゼノブレイド」は戦闘システムも秀逸です。

どのくらい秀逸なのかというと、50時間、100時間遊んでも飽きないくらい。

RPGと言えばゲームをクリアするまでに何度も戦闘を行いますから、システムが秀逸なのは大きな魅力になっていると思います。

特徴的なのが、リアルタイム制のコマンド式となっていることです。

戦闘中もキャラクターを自由に動かすことはできますが、アクションゲームとは違って制約が多くあります。

通常攻撃は自動で行う形式となっていますし、手動で放つことができるアーツと呼ばれる技は連続で攻撃を繰り出すことはできず、一度使ったら再度使えるようになるまでのリキャスト時間が必要になりますからね。

そのためアクションゲームの感覚でプレイするともどかしいところはありますが、慣れてくるとRPGならではの戦略性が生まれてきます。

特に印象的なのが、位置取りとコンボでしょうか。

特定の方面から放つとより大きなダメージを与えられるアーツが存在したり、敵に崩し → 転倒 → 気絶といった効果を与えてより多くのダメージを与えたり。

突き詰めていくと

いつ、どこで、どんな技を繰り出すのか?

を考えることになるので、リアルタイムによる適度な忙しさが生まれてきました。

ここまでの話を聞かれた方の中には

ファイナルファンタジーのATBみたいなものなのか?

と思われるかもしれませんね。

まあ近いところはありますが、本作ではそのうえでとっておきのシステムを搭載しているんですよ。

とっておきのシステム。それは、未来視です。

主人公のシュルクはゲームを進めていくと少し先の未来が見えるようになります。

この能力はストーリー上でも大きなキーポイントになってくるんですが、戦闘システムでも活かされていまして、特定のタイミングで少し先の未来が視えるようになります。

例えば敵の強烈な一撃によって仲間が致命傷を追うとか。

プレイヤーはそんな危機的状況を仲間に伝えることで少し先の未来を変えることができるので、面白いシステムだと思いました。

何より未来を変えることが出来ると、「バリバリバリーン」という演出と共にBGMが切り替わるので、爽快なんですよね。

そんな戦闘を彩ってくれるのが、熱いBGMと各キャラクターの掛け声です。

戦闘時のBGMは「名を冠する者たち」など熱いものが多く、パーティメンバーは攻撃の度に技名を叫ぶので、戦隊シリーズに通ずる熱さを感じられるんですよ。

戦闘が白熱すると、ついついこちらも叫びたくなってきます。

という訳でモノマネさせてください。

「モナド…!バスターーー!」

失礼しましたw

戦闘システムの魅力をまとめさせていただきますと、

  • 位置取りやコンボが重視されたシステムが最高
  • 少し先の未来を変えることができる未来視が斬新
  • 挿入されるBGMやキャラクターの掛け声が熱すぎる

といった感じです。

複雑ではありますが、少しずつ覚えていけるようになっているので、初心者でも安心して楽しむことができます。

プレイヤーへの配慮が充実

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ここまで「ゼノブレイド」の広大なフィールドや膨大なサブ要素について語っていきました。

聞いているとワクワクしてくる反面、大作RPGばかりを遊んで胃もたれをしている方ですと、

うわぁ・・・めんどくさそう

なんて感じてしまったかもしれませんね。

確かにマップが広すぎると移動が面倒に感じそうですし、サブ要素も多すぎるようだと収拾がつかなくなってしまいます。

ですが、本作の場合、胃もたれが起きないような配慮が満載だったりします。

ぼくがそう感じた理由は大きく分けて3つあって、1つめはワープの存在です。

広大なフィールドの中に点在するランドマークはワープポイントにもなっていまして、マップ画面から好きな時にワープすることができます。

ワープにかかるロード時間も一瞬で、同じフィールド内であれば約1秒。

別のフィールドへワープする時のロード時間も10秒未満になるので、めっちゃ快適なんですよね。

マップが広いゲームってロード時間が長いことが多く、それがプレイヤーの腰を重くする要因にも繋がっていると思うんですが、本作はそれを防いでいます。

「ゼノブレイド」が快適な2つめの理由は、サブクエストの仕様です。

サブクエストを面倒に感じている人って、受注 → 達成 → 報告の流れが嫌だと思うんですよ。

本作の場合、クエストで必要とされている討伐数や収集数に達すると自動的に報酬を取得できる仕様になっています。

まあ、特定のキャラクターに報告する必要がある場合は報告に行かないといけませんが、多くのクエストではそのような工程をスキップできるんですね。

これは当時のRPGとしては異例の仕様だったので、初めてプレイした時はあまりの快適さに感動しました!

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「ゼノブレイド」が快適な3つめの理由は、戦闘の仕様です。

従来のRPGは戦闘終了後も体力が減ったままになり、全滅したら最後にセーブしたところからやり直しになるパターンが大半でした。

ところが本作の場合、戦闘終了後は全てのステータスが回復し、全滅しても最後に訪れたランドマークの近くで、ペナルティなしでやり直すことができます。

その分、緊張感が薄れてしまったところはありますが、軽い気持ちでプレイできると感じましたね。

「ゼノブレイド」が快適な理由をまとめさせていただきますと、

  • 好きな時に、一瞬で飛べるワープのシステムが最高
  • 目標を達成したら自動的に報酬を取得できるサブクエストの仕様が快適
  • ペナルティを緩くした戦闘の仕様がお手軽

といった感じです。

特にワープのシステムは従来のRPGではあり得なかった快適さを実現しているので、初めて知った時には感動しました。

だって、「ボス部屋の直前で街までワープ!」→「街で買い物や寄り道♪」→「元の場所にワープしてボス戦へ!」なんてことが気軽にできるんですよ?

2010年以前に同じようなことができた和製RPGは果たして何作あったのでしょうか?

多くはストーリー上の都合でできなかった記憶があります。

魅力的なストーリー & BGM

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ここまでゲーム性やシステムを中心に語っていきましたが、RPGと言えばストーリーも重要ですよね?

「ゼノブレイド」はその点もバッチリだったりします。

ストーリーを簡単に解説させていただきますと、王道の冒険活劇にSF要素を加えたような感じでしょうか。

舞台となるのは巨大な神の骸で、主人公のシュルクはコロニー9という街の防衛隊兵器開発局で平和な暮らしを送っていました。

しかし、突如として舞い降りた機神兵によって襲撃を受けてしまい、大切な人の命も奪われてしまう事件が発生。

シュルクは出会う仲間たちと力を合わせ、機神兵と戦う旅に出かけることになります。

このストーリーがですね、和製RPG好きのニーズにピッタリハマっていると思うんですよ。

少年が旅をすることで成長していく点はもちろん、随所で意外性を持たせているので、最後まで飽きずに楽しめるんですよね。

あのキャラクターが裏切ったり、意外な過去が判明したり。

前提条件をひっくり返すような仕掛けが満載なので、初めてプレイした時は変な声が出ましたw

そんなストーリーを彩ってくれるのが、魅力的なキャラクターです。

筋肉バカのライン、男も惚れる魅力を持ったダンバン、主人公の幼馴染みであるフィオルン。

面倒見が良いカルナ、強い芯を持ったメリア、見た目は子供・中身は大人のリキ。

旅の途中で出会うキャラクターの多くは魅力的なので、中盤以降は感情移入をしてしまいました。

どのキャラクターも好きですが、一番印象的なのはフィオルンでしょうか。

彼女はシュルクの幼馴染みで、手料理をよく振る舞っていました。

そんなフィオルンですが、ストーリー上では紆余曲折が多いキャラクターなんですよね。

いやぁ幼馴染みのヒロインがまさかあんなことになるなんてねぇ。

他にもダンバンはイケメン過ぎますし、リキはムードメーカーで可愛らしく、シュルクの仲間になるキャラクターはみんな良い味を出しています。

極めつけが、BGMです。

「ゼノブレイド」のBGM、めちゃくちゃ素晴らしいんですよ。

あまりにも素晴らしいので、オリジナルサウンドトラックを購入してしまいましたw

特に好きなのが、「敵との対峙」という曲です。

この曲は「ここぞ」という時のイベントシーンに挿入されるんですが、視覚と聴覚の掛け合わせが秀逸なんですよね。

サビ部分のメロディは涙腺を刺激するほどドラマチックな感じとなっています。

こんな素晴らしいメロディが感情を揺さぶるようなシーンに合わせて流れるように挿入されるので、初めて見た時は胸が高鳴りました。

ゲームのBGMってタイトルによっては視覚と聴覚の連動をあんまり考えずに挿入していますが、本作はその辺りも計算して作られていると感じましたね。

「ガウル平原」のBGMも壮大で明るい感じで最高だよな!

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惜しいところ

レベルを上げにくい

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実は本作、ゲームクリアまでに90時間近く掛かります。

その大きな要因となっているのが以下のようなレベル補正です。

  • 自分よりもレベルが低いモンスターを倒してもほとんど経験値が貰えない。
  • 自分よりもレベルが高過ぎるモンスターにはダメージを与えられず戦えない。

このような仕様によってなかなか思うようにレベルを上げられず、特にストーリーだけを楽しみたい人にとってはテンポが悪く感じます。

もちろん、自分よりもレベルが高過ぎるモンスターにダメージを与えられる方法が全く無い訳ではありませんが、自由度が高いゲームのハズが窮屈なところがありました。

ゲームの規模が大きくなった分、こういう半ば強引な処置でバランス調整をしないといけないのでしょうか?

補足

Switch版はカジュアルモードの搭載によって遊びやすくなっています。

微妙なキャラモデリング

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Wiiソフトとしてはあまりにも無茶をしている「ゼノブレイド」。

その代償はキャラクターモデリングに回ってきました。

普通にゲームをプレイしている分にはキャラクターをアップにすることは殆どないので、そこは気になりません。

ですが、ムービーシーンになるとキャラクターがアップになるので当時の時点で見るのが少し辛く感じます。

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この辺りはスクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジー」シリーズを見習ってほしかった。

例えばWiiよりも性能が低いハズのPS2ソフトである「ファイナルファンタジーX」のムービーシーンでは専用のハイモデルが使われていたんですよ。

おかげでPS2ソフトであるにも関わらずポリゴン寸劇に粗さを感じられず感情移入しやすくなっています。

まあ、「ゼノブレイド」の場合、装備品が見た目にも反映されるのでハイモデルを用意する余裕は無かったとは思いますが・・・。

補足

Switch版はキャラクターモデリングが改善されています。

広大なフィールドを作ったことによる代償

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それ以外にもWiiソフトで広大なフィールドを作ったことによる代償は多く感じました。

個人的に気になったのが、集落の民家に入れなかったことです。

どうやらWiiでは広大なフィールドを作って敵や住人を設置するだけで精一杯だったようですね・・・。

また、オブジェクトのリアクションや環境破壊描写も見られないので躍動感にも欠けます。

この辺りの要素は2010年の時点でも実現出来たゲームはいくつもありましたが、さすがにWiiでオープンワールドライクなRPGを作るうえでは難しかったようです。

その辺りを考慮に入れると仕方がないところはありますが、ぼくはその手のゲームに慣れていたのでどうしても気になってしまいました。

Switch「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」をプレイした後にPS4/Switch版「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」で崖に登れなかったのが不満に感じた人は分かってもらえるのではないでしょうか?w

ジャンルが違うとは言え見た目上は3D空間を自由に動き回れるゲームです。

ハード的な成約はあれど、この辺りはRPGとアクションゲームが収斂進化をした弊害に感じます。

改善の余地があるメニュー画面のユーザーインターフェース

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大規模なゲームの割には様々な気配りが見られる「ゼノブレイド」。

しかし、まだまだ改善の余地が見られました。

例えばメニュー画面のユーザーインターフェースは以下のように痒いところに手が届いていません。

  • 武器・防具屋で購入する装備を選ぶ時に現在装着している装備との増減量が表示されない。
  • メニュー画面を開ける時に少しだけロード時間が発生する。
  • 大量にアイテムが手に入るためどこのアイテムメニューもゴチャゴチャする。

この辺りは旧世代的な作りに感じました。

武器・防具屋で購入する装備を選ぶ時に現在装着している装備との増減量が表示されないのは2010年発売のRPGであることを考慮に入れても古臭く感じます。

アイテムも無駄に種類が多くて沢山所持できるのでめんどくさがり屋な人は後々困るかも。

それ以外にもクエストの依頼主や目標がどこにいるのか分かり難いなど改善の余地が多く見られます。

補足

Switch版はある程度改善されています。

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ゼノブレイドのレビューまとめ

WiiでオープンワールドライクなJRPGを作るという偉業を成し遂げた作品。

それだけに留まらず、熱いストーリー、BGM、キャラクターを盛り込むことで新世代のJRPGを確立しています。

前述の通り2010年当時のJRPG界隈はストーリー&キャラクター主導の窮屈な作品が増えていました。

それはHD機になっても変わらず、JRPGにおいては自由度よりもストーリーやキャラクター性を重視したゲームばかりになっていたんですね。

そんな中でJRPGの長所を残しつつ自由度を追求しているのだから各所で絶賛される訳ですよw

本来ならPS3時代どころかPS4時代になってようやく作れそうなゲームをWiiで半ば強引に作っているので荒削りな部分はあります。

ですが、それを補って余りある程の魅力を感じられる作品でした。

スペック競争からの脱却をするためギミック路線に切り替えたSD機のWii。

そんなゲーム機でこのような新世代のゲームが生まれるとは・・・世の中、分からないものです。

2010年代に爆誕した新世代JRPG!

こんな人には特におススメ。
・楽しい戦闘を重視する人。
・やり込みを重視する人。
・ストーリーを重視する人。

こんな人にはおススメできない。
・レベル上げが苦手な人。
・時間が無い人。

お気に入り度【85/100%】

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57件のコメント

やっぱりビジョンは戦闘のテンポが悪くなるんですね。PVを見てた時から思ってましたが・・・。
レベルが上げにくい、ミニゲームがない以外は
個人的にはそこまで減点にならないかも。
・・・お金があったらなぁ(泣)。
クエストはドラクエで慣れたせいか、そんなに気にしてません(笑)。

>リベンジャーさん
ビジョンは後半になると迷惑ですね。
でも、これがあるおかげでピンチを乗り切れるのも
事実なので、難しいところです。
まあここに挙げた欠点は実際にやってみて
僕が感じた事なので、
誰もが気になる事ではないかもしれません。
結構僕は神経質なので尚更(笑)
クエストはドラクエとは比較にならないくらいあるから
すべてやろうと思ったら大変だよ(汗)

「字が見えねえ!テレビを買うまで封印だ!」ってことで、
『ゼノブレイド』を封印した僕です。
ケントさんのレビューを読むと、いかにも大作RPGって感じですね。
今はこういうのやりたくないなあ。疲れちゃいそうで。
立派なゲームというのはわかるんだけども。
というわけで、封印が解ける日は来ないかも(・∀・)

私は200時間以上をかけて、300以上のクエストを終えてクリアしましたw
クエストをやりこんだ身ととしては、このゲームのクエストは逆に良く作ってあるなぁと感じました。
基本的に名前の無いキャラクターの依頼はやりっぱなしなんですが
クリア後でちゃんと台詞が変わっていたりしますし
名前のあるキャラクターのクエストは多くは色々な絡みがあるので面白いなぁと。
(複数のクエストが流れを作っているのが結構あるし)
住人の台詞の変化や人間関係の変化まで遊び込むと凄く面白い印象です。
(もともとこういう、私はやり込み系が好きだからそう感じたのかもしれませんが)
海外のゲームは自由度を演出するのにAIを使っているものが多いと思いますが
このゲームは物量と丁寧さで、それをやろうとしているのがある種日本的だなと感じました。
敵の向きについては確かに分かりづらいですが
基本的にヘイトが一番高いキャラクターに向いているので
途中からは、あまり気になりませんでした。
個人的には未来視もテンポを損ねているとは思いませんでした。
緊張感が出ますし、バリーンバリーンが好きだったのでw
私はクエストをメチャメチャ遊びこんでしまったので
指摘されたレベル上げの件は全く気が付きませんでしたね。遊び方によって印象が変わる面があるんだなぁと気が付いた次第です。

おー、クリアされましたか。
私もようやくクリア手前まできましたが、残ったクエストなんかをやり切ってクリアしようと思っているところです。
しかしゼノブレイド、ほんと予想以上ノデキでした!
落ちた腕の写真がありましたが、あの高さまで自分の足で登ってこれるRPGを今までやったことがありません。あそこのポイントまでノーロードですからね。
最近の据置RPGの中ではダントツですね、私的には。
でもこんなRPGは任天堂にしか作れないんだろうなー、国内では。と思うとちょっと寂しいですねぇ。

ゲームも化け物ですがこのレビュー記事のボリュームも化け物です(笑)
10分かけて読んだよ!

>むじゅさん
えーいつか封印解いてくださいよー(´・ω・`)
まあクリアするには相当なパワーが必要なんですけどねw
僕も発売日に買っていなかったら積んでいただろうな・・・。
これぞまさしく大作RPGって感じですね。
流石開発に3年以上かけただけの事はありますよ。
作品の規模的に50万本くらいは売れても良いかもしれません。

>torotoroさん
え?そんなに長い時間良くやれましたね∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
しかも300以上と言う事は、まだ100個近く余っていると言う事何ですよね?
ひえぇぇぇ・・・恐ろしいゲーム。
クエストは時々ちょっと頑張っているなーと感じれる物はありましたが、
根本的な部分がアッサリし過ぎかなと思いました。
今ラストランカーと言うRPGをやっているんですが、
こちらはクエストが直接ストーリーに関わっている事もあって
クエスト中にイベントが発生するなど
飽きさせないように作られていて
ゼノブレイドのクエストもこんな感じだったら良いのにと思ってしまいました。
まあクエストは450以上もあるので、
なかなかそこまで1つ1つに力を入れる事は出来ないと思いますけどねw
敵の向きが分かりにくい事については、
特に序盤が苦労しました・・・。
未来視のバリーンは爽快感があって良かったですねw
終盤は未来視を始めとするエフェクトが派手で
良く処理落ちが発生してちょっと冷や汗が出ました^^;
そうですね。このゲームは自由度が高いので
遊び方によって印象が変わってくる面はあると思います。

>treeさん
落ちた腕のフィールドは本作最大の見どころでした。
あそこをロードなしで走り回れるのは本当に凄い事だと思います。
Wiiでもこれだけ広大なマップを表示できたんですね・・・。
自分はクリア直前のデータと2周目のデータを残しています。
終盤になると出現する敵が変わるエリアがあるので、
最近はそこの敵を倒しています。
この規模のゲームをHD機で出すのは大変そうですね。
ユーザーとしてはぜひ見てみたいところなのですが、
海外の開発会社じゃないと厳しいだろうな。
ヴェルサスXIIIがちょっと夢を叶えてくれそうな気がしそうですが。

>アリムさん
いやー規模が大きい作品って
レビューする時にはどうしても文章量が多くなってしまいますね。
日本のゲーマーはRPGが一番好きですし、
それもあって大作RPG系のレビュー記事は
毎回気合を入れて書いてしまいます。

200時間クエスト消化や上級アーツ書取得、スキル開放をやってます。
そろそろクリアしようかな?というところです。
ところでタルコのクエストはやりましたか?
まだならこのクエストだけイベントシーンもあるので是非やってもらいたいですね。

>え?そんなに長い時間良くやれましたね∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
>しかも300以上と言う事は、まだ100個近く余っていると言う事何ですよね?
誤解を与える文章表現であったので陳謝します。
300以上というのは数を数えたわけではなく
プレイアワードのトライアルで300を超えると「聖者」の称号がもらえるので
分かっているだけで。
超えてからも、かなりの数のクエストを解いたので300は軽く超えているはずです。
LV90を超える敵を倒さないと駄目っぽいクエスト以外は大概クリアした筈・・・
これらをやっちゃうとレベルが上がりすぎて
本編が簡単になりすぎるかもと思ったので止めといたんですが。
あと私は、寄り道・ウロウロ好きでマップの端まで歩いたり泳いだりしましたし
基本自力プレイで悩みまくるので
RPGは他人様より長く遊んでしまう傾向がある事を一応付記しておきます。

僕もレビュー書いてる途中なんですが止まってしまってます。
このゲームは良い所がそのまま悪い所でもあったりしてレビューを書きづらいですね。
詰め込み過ぎてお互い邪魔しちゃってる感じです。
ただいま130時間くらいプレイして、LV90、クエストも350くらいやりました。
コロニー6関連が後回しで大変です。
あと何十時間遊べば終わりが見えるのやら^^

>名無しさん
タルコのクエストはまだです。
ちょっと調べてみたんですが、
結構手が込んでいるみたいですね。
200時間プレイは凄いです(^_^;)
僕にはとても無理だ・・・。
でも、それだけやると見えてくるものってやっぱりありますよね!

>torotoroさん
あ、再度コメントありがとうございます・・・。
ある程度ゲームを進めるとテフラ洞窟の奥に行けるようになりましたが、
そこにはLV90以上のモンスターがうようよいました。
確かそれらのモンスターを討伐するクエストもありましたね。
その時点でのレベルは75程度だったので
僕は流石にやれませんでしたが、
あれをクリア前に攻略したら
本編が簡単になり過ぎてしまうでしょうね(汗)
この辺りのバランス調整はもう少し頑張って欲しかったなぁ。
クエストをやり込むと本編に出てくる
ボスモンスターが若干強くなるとか・・・。

>ユウジュさん
>このゲームは良い所がそのまま悪い所でもあったりしてレビューを書きづらいですね。
詰め込み過ぎてお互い邪魔しちゃってる感じです。
本当にそうですね。
例えばクエストクリア前提のゲームバランスや
マップの広さはストーリー重視の人にとっては邪魔だろうし、
ムービーの長さはゲーム性重視の人にとっては
邪魔に感じますからね。
何と言うか、混ぜてはいけない物を
混ぜてしまっているような気がする(汗)
すべての要素を利点として捉える事が出来たら
神ゲーになっていたかもなぁ。
>ただいま130時間くらいプレイして、LV90、クエストも350くらいやりました。
コロニー6関連が後回しで大変です。
あと何十時間遊べば終わりが見えるのやら^^
凄いやり込んでいますねw
最近攻略本を買ったんですが、
クエストは全部で480個あるみたい。
期間限定クエストがあるので見逃してしまったのも
あると思いますが、頑張ってくださいね!

確かに装備とかの画面が使いにくいですよね。
どの武器や防具が強いのかよく分からなかったり、
自分はその辺きっちりしないと気が済まないタイプなので、改善して欲しかったですね。
そして、未だにジェムを上手く使いこなせていないんですが、
もしよければkentさん、アドバイス頼みますww

>暁さん
メニュー画面の作りは何とかして欲しかったですね・・・。
このゲームは非常に沢山のアイテムが登場するので、
最後の方はかなりアバウトなプレイをしていました。
ジェムはフィールドに隠されている
エーテル結晶を採集してジェムクラフトで作るのがおススメです。
エーテル結晶が採集できる鉱脈は
1日で回復して再び採集出来るようになります。
難しいところに隠されているエーテル結晶ほど
良いジェムが作れるので、まずはフィールドをくまなく
歩きまわって鉱脈を探してみる事をお勧めします!

良い点、悪い点、ほぼkentworldさんの意見に同意です(・ω・)/
私も広大な世界観には、圧倒されっぱなしで、どんどんめりこんでいきました。
マップのスキップ機能とか、確かにプレイヤーへの配慮が感じられて助かりましたよね。
でも、そういう良い所があるだけに、メニュー画面の不親切な仕様には、
もうちょっとどうにかならなかったのかと、私も思いました。
キャラモデリングも・・・特に序盤のフィオルンはヒドすぎだと思います。
最終的には慣れましたが。(メリア、リキあたりは、まだ大丈夫だったかな?)
レベルもバランスがどうなのかなーっと思うことが多々…
なんか寄り道前提で、ストーリーボスのレベルが設定されているような気がして、
サクサク、ストーリー進めたい人はイライラするんじゃないかな?って思いました。
(実際、私も仕事が忙しい時期だったら積んだかも)
いろいろ言ってしまいましたが、まあ良い所があるだけに
「こうしてくれれば、もう少し良かったのに!」という
気になる点がでてしまいましたが、
最終的に、すごく楽しんでクリアしたのは、確かです。
フィールドを駈け回るのが、こんなに楽しいとは…
これもテンポ良い戦闘と魅力的なキャラ・ストーリーがあってからこそじゃないかなと思います。
プレイ時間がカンストするまで、遊んだゲームはこれが初めてでした。(‐^▽^‐

>rimaさん
ありがとうございます。同意見は嬉しいです^^
メニュー画面の作りは惜しいですね・・・。
このゲームはアイテムが膨大なので、
こう言う所も丁寧に作ってくれないと・・・。
後半はアイテムがごちゃごちゃになって
すべてを把握できず、アイテムを獲得した時の喜びも薄れて行きました。
モデリングはキャラによっては残念でしたね。
他の3DRPGに慣れているとかなりキツイと思います。
バランス調整はなかなか大変だと思いますが、
もう少しどうにかして欲しかったですね。
寄り道したい人、サクサク進めたい人の両方が不満に感じない
画期的なバランス調整を求めたくなりましたw
でもこれだけの不満がありながらも
それ以上に魅力が多い作品なのも事実で、トータルでは楽しめました。
本当にこんな規模のRPGを良く作れた物です。

レビューなのにネタバレ画像入れちゃ駄目でしょ・・・。
あえていいませんがどの画像か分かりますよね?
レビューに関してはとても分かりやすくていいと思います。
よい点悪い点ほとんど同じ意見です。
ただ自分の場合だとLVが上がりにくいは逆で
クエストをこなしていくと勝手にどんどんLVが上がっていくのが気になりました。
なるべく低いLVで戦略ねったりしてスリリングな戦いをするのが好きなんですが
隠しスキルを開放するためにクエストやるとLVが上がっちゃってヌルくなっちゃったりと・・・
後半はだんだん上がりにくくなるんですけどね。

>むこさん
きゃーごめんなさい!!!!!
ネタバレは、あの娘の画像でしょうか?
そこは黒くしておきます・・・。
最後に貼った画像もアレですが、
ま、背景だけなんで許して下さい。
評価の方はクエストをどっぷりやる人と
そうでない人で微妙に変わってきますね。
自分は中途半端にやり込む者なので・・・^^;

昔にクリアしたが、やりこめるのはいいんだが最強クラスの装備にジェムが、自由につけられなくてジェムの存在意義に疑問感じて残念だったな。スロ空けといてくれればうれしかった。

>プリンさん
ボリュームが凄く、とてもシステムが多いゲームなので
惜しい点もいっぱいありましたよねー。
その辺は続編で期待!?
まだまだ面白くなれるゲームだと思いました。

これは本当に神ゲーだと思います。
今まで結構な数のゲームやってきましたが、間違いなくNo1です。
これをやらずしてゲーマーは語れません(笑)
あえて悪いとこを言うなら、
武器&防具のデザインでしょうか(笑)
思わず、「えwださっ!」って思うこともしばしば・・・
武器も似たようなもので色違いとかが多く、防具もほとんどが色違いなどなど。。
ぼくはストーリーに圧倒されてしまい、ちょうど春休みだったのでぶっ続けでやり、1週間で90時間やってしまいました^^;
クエストなどは後からやろうと思っていたのですが、終わったら強制的にそのまま・・・とは思いませんでした。
ただ、2週目のムムカには爆笑

おっ、懐かしい記事が復活しましたね!
ゼノブレイドはSFC時代のRPG好きにはたまらないゲームでしたね〜
国内もまだこういうのを出せるってのを感じて、嬉しくなったのを覚えてます。
大ボリュームという話だったので、買ってからプレイするまでは結構時間がかかりましたが、プレイしたら面白すぎて一気にクリアしてしまいました。
音楽も良曲ばかりだったので私もサントラ入手しましたよw
個人的には☆9〜10くらいの良作でしたね〜本当に楽しめました。

各地のロケーションが秀逸でしたね。
立体的な作りで遠景の見せ方がとにかく上手かった。
冒険の舞台が骸の上とかそれだけでワクワクでしたよ。
2対の骸の対比というか見せ方が上手くて、今自分がどのあたりにいるのかがもう一方の骸の見え方でも実感できるのが素晴らしかった。
ガウル平原から見える機神、エルト海から見える機神、大剣の渓谷から見える機神、落ちた腕から見える巨神とかいちいち感動しましたもん。
とあるイベント後はしっかり動いてて更に感動しました。
クエスト内容自体はおっしゃる通り味気ないのが大半なのですが、
キズナグラムのおかげでクエストの内容自体よりクエスト前後での人間関係の変化を楽しんでましたね。
お前ら知り合いだったのかとかいろいろ。
おかげで街の人々が看板的記号じゃなく生きて生活してる感じがあってよかった。
不満点は数値周りですかね。
クエスト以外でしか獲得できないAP,SPは獲得量にレベル補正掛るのに、EXPしか入らないクエストでは掛らないせいで、
クエストやればやるほど総獲得APやSPが減少するのがなんとも。
でもクエストやらないと性格やらいろいろ解放されないという・・・
レベル補正とそれに関わるパラメーターバランスは正直不満でした。
しかしそんな不満点も吹き飛ばすくらいの熱量のある大作で、これだけのスケールの物をよくぞ作ってくれたと感謝したいです。
えっと・・・なんかダラダラと長文になってしまってすいません。
まぁ、いろいろ語りたくなる名作ってことでw

評判が良い作品なので、やっておけばよかったと思っています。
当時はゲームショップの店長をしていたのに、ノーマークでした。

フィールドとBGMとイベント演出に関してはこれ以上ないレベルですね!
減点法だと70点かそこらになってしまうかもしれないですけど、
加点法だと120点になる稀有なソフトですねー
UIとかレベル周りはもうちょっと頑張って欲しいかな。
装備も敵ドロップばっかで有り難み薄いとかもありますね。
この辺りはクロスで仕上げてきてそうで楽しみです。
キズナグラムとか装備反映とか対強敵ですとかキャラクターだとかは最高でした!
このクソ長いのに2周しましたからね笑
来週からは3DSで3周目ー!

>伯爵さん
New3DS版発売に合わせて、
5年前の記事を少し改良して再度公開しました!w
すみません、完全版商法みたいでw
伯爵さん、ゼノブレイドはかなり思い入れがあるみたいですね。
5年も前になるので記憶が薄れていますが、語り合ってみたいです。
僕も一気にプレイしましたよ。
最後は徹夜でプレイして、クリアしたのは朝の4時でしたw
この時代も無茶やっていたなぁと思いましたね。

>MGMの名無しさん
>各地のロケーションが秀逸でしたね。
そうですね、絶景ポイントを探して眺めたくなりましたから。
こういうところって見逃しがちだけど、
3D空間を移動できるゲームでは重要なところですよね。
今回の記事でも絶景を取ろうと少し頑張って撮影しました。
>クエスト内容自体はおっしゃる通り味気ないのが大半なのですが、
>キズナグラムのおかげでクエストの内容自体よりクエスト前後での人間関係の変化を楽しんでましたね。
これはあまりチェックしていなかった(汗)
個人的にはテキストではなく、動きで生活感を出して欲しかったなぁ。
Wiiソフトなので、なかなか難しいと思いますが。
>不満点は数値周りですかね。
ここは今後の課題ですね。自由度が高い作品なので、
みんなが納得出来るバランス調整は難しかったと思いますが。
長文コメントありがとうございます。
レビュー記事もかなり長いので、コメントが長くなっても無理はありませんw

>マージさん
なんと!ノーマークでしたか!?
これはプレイした方が良いですよー!
クリアまで長いですけどねw

>ウユニさん
欠点も多いゲームなので、そうですね。
個人的にはレベル上げがしんどかったなぁ。
そこがどうにかなっていたらもっと絶賛していたと思います。
バランス調整はすごく難しそうなゲームだったと思いますけどね。
本当にゲームの規模が凄かったので・・・。
このゲームを2周プレイとはすごい!w
僕はさすがに2周目は序盤で止めてしまいました。

個人的にはゼノブレイドは21世紀入ってからベストに格付けしてもいいくらいのRPGでしたが、冷静に振り返ると突き抜けた部分ってあんまり無かったかもしれませんね。ただ、遊び始めよりは長時間やり込むことでじわじわと良さが出てくるタイトルだとは思いました。私個人としては600~700時間位は遊んでますので十分過ぎるくらい元は取れました。『オール4』的な優等生さとサウンドの良さ、そして何より万事に渡る丁寧な作り込みが印象的な内容でした。サウンドに関しては実績が多い光田氏・下村氏以上に、ノーマークだった清田氏とACE+さんが良い仕事してたなぁと驚いてた記憶があります。
ミニゲームに関しては私はむしろ無関係で操作がガラリと違う物が多数入るFFみたいのが嫌なタイプの人間ですので気になりませんでしたが、この辺は好みが分かれるのかもしれませんね。

コメントの最初の方が2010年のなのですが笑
なるほど、追記改良ですか。。。
ゼノブレはもう皆さんが仰ってることに同意する形ですね。粗はありましたが、簡単に改善できる部分ですし、クロスでは問題ないでしょう。
クエストに関しては、確かにおつかい的過ぎる面はありましたが、「絆グラム」という要素のおかげで事務処理的なクエストにならず、世界観や人々の営みをより知るためのクエストになっていたので好感触でしたね。あれだけの量のクエストが苦痛になっていませんでした。
RPGマニアとしては大満足のデキでしたねぇ、もう5年前ですか・・・

>KUMAさん
僕としてはB級グルメを美味しくかき混ぜたようなゲームに感じられました。
Wiiなので妥協しないといけない部分は色々あったと思いますし、
改善の余地はいろいろ感じられましたが、
それでも止め時を失うほどの中毒性がありましたね。
オール4という例えは何となく分かります。
サウンドに関しては文句なしです。
こんなにBGMが良いと思えたのは久しぶりなので。
ミニゲームは個人的な好みです。
ゼルダが大好きな人間ですからねー。

>KHさん
はい、こういう事もたまにはやります(笑)
今、読んでみると結構欠点もいろいろ指摘していて
再度公開して大丈夫なのかな?
と思いましたが、みなさん納得してくれてよかったです。
僕も5年前と知ってビックリしましたよ。
もうあれから5年も経つのか・・・。
確かに色々変ったけどなぁ。

なんと言うか、これからも僕のなかではRPGの到達点の一つなんだと思います。
デモンズソウルに関しては、英語音声のせいで正統派に感じられず、ペルソナはキャラゲーによりすぎている。
この作品はキャラメイク、マルチプレイなど流行りに全く流されず、シナリオも自由度は基本ない、ある意味前時代的な 作りにも関わらず、限りなく完成度を高めてる部分が指示されているのではないかと思います。
他のゲームでもあんなに自然に溢れて縦に広いマップはまだ体験していません。

>街毛さん
おお!めちゃくちゃ評価しているんですね!
僕としても理想的な流れだったと思いますよ。
もう少し移動の楽しさを増やして、
数値的なバランス調整を何とかしてくれたら傑作です。
RPGって様々な要素が固まって出来ていて、
すべてを取り入れるのは難しくなっていますが、
このゲームは日本のRPG好きが好む要素を
上手く取捨選択して取り入れていると思いました。

やっぱり面白そうですね
欲しいなぁ~
でも、そのためにNEW3DS本体は
ちょっと買えないです
Wii版も高値安定だし、
いつかくると信じて
安価なDL版まちですね~
任天堂を信じて
orz

>ひらこうじさん
公開するタイミングが抜群だったようで良かったです(笑)
プレイするにはハードルが高いのが残念ですねぇ。
New3DS専用じゃなかったら・・・。

NEW版で雪山まで進みましたけど、一番の印象は何と言っても広大なフィールドをシームレスで歩き回れて冒険してるって気分になれるのがいいです、特に所見でガウル平原を見たときは感動的でした、そしてこちらのレベルの倍以上の敵がうろついているのにも苦笑いしてしまいました。
戦闘も最初は複雑そうだったけど、簡単に言うと位置取りとヘイト管理、アーツの使い方をどのようにするかなので、だんだんこの戦闘システムも楽しくなってきました。
難点といえば下画面の地図が小さく見づらいのでメニューの大きい地図を見るのにも操作の手間が少しかかるのが面倒かな。それと過去にムービーゲーをほとんどやったことがないせいですけど少しムービーがくどく感じました。
不満点もありますけどそれ以上に満足感も高くニンテンドーチャンネルでサービス終了までプラチナを維持してきたこともうなずける作品です、それでこのゲームを携帯機でできるとは凄い時代になったんだなと思いました。
話は変わりますけど数ヶ月前の記事にコメントするのは控えたほうがいいのでしょうか?

>KAさん
感想ありがとうございます。
3DSになった事で大画面では遊べなくなりましたが、
それでも広大なフィールドを駆け巡るワクワク感を味わえたのですね!
戦闘を始め複雑なシステムが色々あるけど、
少しずつ覚えていくような形で良いと思います。
ムービーは何気に長いですよねー。
寄り道豊富なので、あまり欠点として指摘されませんが。
携帯機のゲームとは思えないスケール感の作品で、
3DSでこれが遊べるのは凄い事だと思います。
コメントは構いませんよー。
迷惑に感じる管理人もいるようですが、
うちはウェルカムです♪

来年のゼノブレリメイクがどこまで進化してるのかレビューを読んでより気になってきました(*^▽^*)

ゼノブレ2のシステムや救済措置もどこまでリメイクに落とし込んでくるのか、わくわくします。

この記事でゼノブレイド1への期待度が高まったのでしたら良かったです!おそらく、かなり手を加えているとおもいますよー

シェンムーの時も同じようなこと言いましたがあのハードの性能でまとも以上のオープンワールド作ろうとするなんてムチャシヤガッテというやつです
しかもただ出すだけじゃなくこれまでに無いような新たな試みをふんだんに入れてくるのですからバカなのか天才なのかどっちだろうと思います
あとゼノブレイドは音楽もえげつなくスゴいですよね
未だにクロスよりも2よりも1が一番好きという人も知り合いに沢山います
今回のリメイクはまさに朗報でしたね

まさにムチャシヤガッテ・・・なタイトルですねw

新しい試みも満載で、今思えば色んな意味で先駆けだったのかもなぁ・・・

とても思い出深いゲームです。物語にあまり興味がないので、普段はRPGはあまりやらないのですが、初めてストーリーに引き込まれた作品です。やはりBGMと台詞が熱く、ワクワクしながら進めました。
エンディングが見えてきたところで、まだ終わりたくなかったので、攻略本を見ながら受注可能なクエストを全てこなすところまでやりきり、ゲーム開始から丸一年楽しみました。
でも時間がかかりすぎた反動でいまだにクロスも2も手を出せずにいます。
プレイしていた時間がいい思い出です。

初めてゲームでストーリーに惹き込まれましたか!?

ストーリー重視のゲームってよくありますが、まずはプレイヤーに興味を持たせないと意味がないと思います。

そういう意味で本作はフックのかけ方が美味かったですね。

Wiiで一番好きなゲームです。
PS3やXbox360と比べると性能面でどうしても劣っているのでテクスチャやモデリング、解像度などはお世辞にも良いとは言えません。
ですが本作ではそれらが不利になることはなく、むしろJRPG得意のストーリー性、キャラクター性の高さと全滅後のリカバリのしやすさなど非常にプレイしやすいタイトルになっています。

もともとゼノシリーズが好きなので最初はギアスやサーガとは全く違う世界観などに戸惑いましたが物語の先が気になって止め時を見つけられずにプレイしました(^^;
3DS版もプレイ済みなのでSwitch版の購入優先度は高くはないですが、またプレイしたいので結局買ってしまうんだろうなぁって思ってます。

Wiiでこれだけのゲームを出せたのって凄いことなんだなぁと発売から時間が経つ毎に実感しています。

そう言えば当時はゼノシリーズとの関連性を高橋さんが否定していましたが、気が付くとブレイドでコラボをするなどして関連性が出てきましたねw

ゼノブレイドは初めてプレイした時衝撃を受けました!
オープンワールド風のゲームをプレイしたのはこの作品が初めてだったからです。
同じエリア内ならシームレスに移動できるところに感動しました!
マップデザインは2よりも好きです♪

しかも別のエリアに移る時のロード時間も短めなんですよね。
この規模のマップを少ない時間で読み込む技術は素晴らしいです!

バトルもヘイト管理や未来視による敵の必殺技回避など、緊張感あるシステムで楽しめました!
ユニークモンスターには何回もやられましたが、リトライのデメリットが無いので気軽に挑める点がいいですよね。

音楽は今でもサントラを聴くほど気に入ってます♪
戦闘BGMは熱い曲ばかりですし、イベントシーンでの使い方も良かったです。

キャラモデルの粗さは確かに気になりました。
同じモノリスソフト作品のゼノサーガ3が素晴らしいキャラモデルだったので、当時はもう少しなんとかならなかったのかと思ってしまいました(汗)
今なら当時の開発リソース的に仕方がなかったと理解できてますけどね。

Switchのリマスター版ではキャラモデルが大幅に改善されていて、Wii版で没になったマップにも行けるようなので、より完成度が高くなってそうです!
ゼノシリーズのファンとしては何としても購入したいです!!

当時はこんなJRPG、他にはなかったですもんね。個人的には割り切ったシステム周りが印象的でした。

クエストの目標を達成した瞬間に報酬が貰えるうえに全滅のペナルティをあそこまでゆるくするとは・・・

書き忘れましたが、ロード時間自体も短いですよね。光ディスクであの待ち時間は何気に凄い・・・。

バトルシステムの味付けも上手く、100時間プレイしても飽きないように作られていたと思います。

ぼくも今作のBGMは気に入っていてサントラも買ってしまいましたw

キャラモデルは声優の力である程度はカバー出来ているとは言え惜しく感じました。確かにリソース管理を考えると無理もないところですが・・・

Switch版はここで挙げた不満点の多くが改善されていそう。そうなると真の意味で傑作の予感がします。

個人的ベストゲームの1つです。
Wiiソフトは、これくらいしかマトモに遊んでいませんが、それでも十分以上に元をとったと思える出来でした。
キャラクターも良ければ(ダンバンさんが最高ですね。気付けば彼の年齢を超えてしまいました汗)、ストーリーも良い、マップ探索は下村女史のBGMも相まって最高に面白く、バトルも燃える。それでいてマップ移動のロード時間が殆どない。
個人的な不満点としては、kentさんもおっしゃっている「自分よりレベルが一定以上高くなると、(そうとうシステムを理解してやり込んでいる一でなければ)まともに戦えない」という点くらいですね。

そんな大名作が、ついにSwitchに登場。ずっとリマスターして欲しいと思ってたので、嬉しい限りです。記事や皆さんのコメントを見ているとリメイク要素もあるかもしれず、本当に楽しみです。

余談ですが、このゲームを機にオープンワールドゲームに興味を持ったのですが、ほぼ全て合いませんでした。名作と名高いウィッチャー3やブレスオブザワイルドでさえも。
結局クリアまでやったのはゼノブレイド2のみ。
単なるゼノブレイド好きだったのかなと今は思っています笑

以前、お気に入りゲームで挙げられていましたもんね!

ダンバンさんはぼくも印象的でした。年齢は実際には40を超えていてもおかしくないほど男前ですw

これだけ突き抜けた部分が多いゲームも珍しいですよね。気になった部分も多くありましたが、加点式だとすごい点数になりそう。

Switch版に合わせて改めてレビューしてみましたが、ここで挙げた不満点の多くは改善されていそう。

オープンワールドゲームは合いませんかorz

ゼノブレイド1/2はセミオープンワールドなので、もしかしたらそこが分かれ目なのかも知れません。

無印、クロス、2とプレイしましたが、個人的には無印が一番好きですね!
初めてプレイしたオープンワールドという理由もありますが、他二作よりもストーリーの完成度が一段上だなという印象があるのと、
巨神と機神という人型のマップは、自分の体と当てはめて今どこにいるんだろうと直感的に理解出来るので、冒険感をより強めていましたね!
あとBGMも凄く良くて、特にイベントシーンで流れる「敵との対峙」は展開の熱さも相まって最高です!

確かに初めてというインパクトはありますね。個人的にもストーリーやBGMは1が一番好きです♪

巨神と機神がマップになっているのはユニークでしたね。「敵との対峙」は流れるタイミングが絶妙で、毎回テンションが上がっていました。今も車の中で「ガウル平原」などと合わせて定期的に聴いています♪