2017/04/08/7:00 | ゲームレビュー

トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2~【レビュー・評価】中毒性の高さと癒し要素が融合した理想的なキャラクターRPG

b6dfbe0a.jpg
トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士2~/PS3 / PSV

2010年6月に発売されたPS3「トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2~」を今回はレビューします。

PS3「トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2~」は行方不明の母親を捜す少女、トトリを主人公として物語が展開する新約錬金術RPGです。

2012年11月には要素を追加したPSV「トトリのアトリエ Plus~アーランドの錬金術士2~」が発売。

良いところ

自由度の高さ

RPGとしての自由度は高く感じられました。

本作は故郷のアランヤ村と冒険者ギルドのあるアーランドの街を拠点にフィールドの探索、アイテムの調合、モンスターとのバトルなどを行いストーリーに沿って目的を達成して行くんですが、制限時間までの間はある程度好きなように行動を取れるんです。

エンディングも行動次第で変化しますし、RPGとはいえリプレイ性が高い作品になっていると思います。ちなみに1周クリアは20時間程度で可能。

中毒性の高さ

中毒性は高く感じられました。基本的にゲームは「調合→採集or戦闘→イベント」という作業を繰り返しながら進めて行くんですが、クエストがサクサクと進んで次から次へとやりたい事が出て来て止め時を失ってしまいます。

特に面白かったのが、母親を探すために船を作って航海に出る準備をするところ。この頃になると船造りに必要な素材を集める事に夢中で、気が付いたらとんでもなくプレイしてしまいました。

ここでポイントなのが、難易度が高めに設定されている事。母親を探すクエストをクリアするには強い敵と戦わなければならず、入念な準備が必要なんです。それを期間内に効率良くやろうと思ったら大変で、そこに面白さを感じられました。

快適性の高さ

中毒性を高める要素として、快適性の高さというものがあります。

本作は強制インストール仕様のためロード時間がPS3ソフトにしてはかなり短く、街では瞬時に各施設にワープ出来るようになっているのでクエストがサクサクと進み、病みつきになってしまいました。

クエスト自体はお使い中心で大した事ないんだけど、大した事のないものでもサクサクとクリア出来ると面白いものになるんですね。

魅力的なキャラクター・世界観

岸田メルさんがデザインしたキャラクターは非常に魅力的でした。どの女性も可愛く、男性はカッコ良く(もしくは渋く)描かれており、ゲームの良い”華”になっています。

そしてそれらキャラクターの声を演じる声優さんがこれまた良い演技で、ほとんどのキャラクターに感情移入が出来ました。

これまでに数多くのキャラゲーを世に送り出したガスト製タイトルだけあって、さすがこの辺りの作りは一級品ですね。一度ゲームをクリアするとキャラゲー好きにはたまらないおまけが出て来ますよ。

ただ、女性キャラクターの声はどれも甲高く、ギャルゲーに慣れていない人は恥ずかしく感じるかも。

世界観は中世ヨーロッパをメルヘンにしたような感じで癒されました。全体的に爽やかな空気感がそこに感じられて、疲れている時に浸りたくなります。

そんな世界観の魅力をさらに高めているのがBGM。全体的に「ほのぼの」した雰囲気の物が多く、プレイしている時は少し癒されてしまいました。個人的にはアトリエで流れるBGMの後半が好き。

スポンサーリンク

悪いところ

スキップできないイベント

イベントシーンはスキップ出来ませんでした。本作には数多くのイベントシーンが用意されていますが、そのほとんどをスキップする事が出来ず、2周目以降は少しストレスになります。

また、イベントシーン自体もかなりのなので、連続で発生した場合は何を目的に行動していたのか忘れてしまう事も何度かありました。

まあ、そういう時は”ボタン連打“をすれば良いのかもしれませんが、キャラクターも魅力的な作品なだけに初見ではそれも出来ません。

新鮮味に欠ける戦闘システム

戦闘システムは面白みに欠けました。本作の戦闘システムはオーソドックスなコマンドバトルになっていますが、使える技が少なく、オリジナル要素が大してないため新鮮味に欠けて戦闘自体の面白さはちょっと弱いです。

強い敵とのバトルに限っては単調ながらも緊張感があって燃えたんですけどね。戦闘自体のテンポは良かったです。

背景の粗さ

グラフィックは粗く感じました。ポリゴンで描かれたキャラクターこそは前作とは比べ物にならないくらいオリジナルの絵を忠実に再現していますが、背景の方はPS3ソフトにしては雑な作りで見た目に関してはPS2.5ソフトの域を出ていないように感じられました。

また、イベントシーンでキャラクターがほとんど動かず、立ち絵中心なのも気になった。しかし、中小企業のガストが作ったゲームという事を考えると頑張った方なのかも。

効果音の弱さ

効果音は全体的に弱く感じます。フルボイスなのは良いんですが、その分効果音が弱く、ゲームをプレイしていて聞こえてくるのは音声ばかりだった気がします。

そのため表示されている”文字”をすべて読んだら例えその文字を声優さんが喋っている途中でも”ボタン“を押す僕にとっては少し淡白な印象を持ってしまいました。

戦闘シーンの効果音辺りはもう少し力を入れて欲しかった。

全体のまとめ

技術力だけを見てしまうとかなり弱い作品に感じてしまいますが、そこを洗練されたシステムや魅力的なキャラクターで上手くカバーしています。

ある意味力の無い中小企業が作った理想的な作品と言えるかも。

オタクっぽい要素がちょっとだけ存在して作業感のあるゲームなので万人にはおススメできませんが、ハマる人はハマる作品。

中毒性の高さと癒し要素が融合した理想的なキャラクターRPG。

こんな人には特におススメ。
・作業ゲーが好きな人。
・可愛いキャラクター・音楽が好きな人。

こんな人にはおススメできない。
・オタクっぽい要素に抵抗がある人。
・技術力を重視してしまう人。
・作業ゲーが嫌いな人。

トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2~/評価 ★★★★★★★★☆☆ 星8つ
プレイした時間・・・約35時間

※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。

↓人気ブログランキングに参加中!
1日1クリックしてくれると「M☆G☆M+etc…」の順位がアップします!

↓Twitterで更新通知をしています。
Twitterやっている人はフォローよろしくお願いします。

A52

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントする

内容をご確認の上、送信してください。

この記事の反響(14)

  1. まさびっち より:

    本当に可愛いですよね、ゲーム自体はやらないけど、キャラが好きなゲームは沢山あります( ´艸`)

  2. 紙屋 より:

    戦闘はオードソックスでしたがはまらないだけに飽きがなくて良かったです。
    トトリの合成した爆弾で攻撃したり、強力なアイテムで回復要因にもなるスタイルは錬金術師らしくて大好きです。
    エリキシル剤?もたせたトトリは一部で「永久機関」って呼ばれてましたw

  3. magic兄貴 より:

    これは面白そうなゲームですなw
    我が家のPS3はトルネしか活躍していないので、たまにはゲームをやりたいものです。
    アップデートしたら急にアカウントのパスワードが認証されなくなって放置しちゃってるので設定しなおさないとなぁ・・・

  4. kentworld より:

    >まさびっちさん
    キャラクターはうん、とても魅力的でした。
    でもトトリは泣くシーンが多いから
    見ていると恥ずかしく・・・。

  5. kentworld より:

    >紙屋さん
    調合で手に入れたアイテムは
    勿体ないから僕は強い敵の時しか使いませんでしたw
    強い敵との戦闘は緊張感があって
    このシステムでも面白く感じられましたね。
    でも道中に現れる雑魚戦は退屈だったかなー。

  6. kentworld より:

    >magic兄貴さん
    トルネしか活躍していないのは勿体ないですなw
    まあ、自分も最近はそう言う傾向にあるんですけどね^^;
    最近はイース7、大神伝など、
    携帯機のゲームを良くやっているので
    据え置き機はあまり起動しません。
    しかし今週にはRDRが発売され、
    来週にはカービィも出るので
    再び据え置き機が大活躍しそうです!
    PS3は・・・ヴァンキッシュから再びゲーム機として稼働しそうかな。
    トトリは何と言うか、日本人しか作れそうにないゲームと感じました。
    合う人には合うし、合わない人には合わなくて結構好みが分かれる作品ですw
    僕も最初はこのゲームの面白さが
    イマイチ分かりませんでした・・・。

  7. より:

    アーランドで一番戦闘曲がアツいのは、これだと思います。メロディのテンポも速く迫力が有ります。前後を挟む2作の戦闘曲は少々テンポゆっくりですが。加えて、アーランドで一番まともな表現内容をしてるとも思っています。これの「先生」のお師匠さんが今回のみ不在な部分も大きいと思います。
    この頃までは年齢区分「A」でしたのに、次作でやり過ぎたせいで…。
    スキップ機能ですが、Vita版で実装され、×ボタン押しっぱなしで会話を早送り可能になっています。面倒な会話の時とか、これは便利ですよね。
    この頃は任天堂がしっかりしてたので「まともなキャラデザイン&内容」のゲームも多かったですよね。この時代は任天堂ハードではなかなか出なかったゲームてんこ盛りで、パッケージ見てるだけでも楽しかったなー。あんな時代が又来て欲しいですよホント。コミカルゲーム少なすぎです。海外の…よく分からんダウンロードタイトルばかりですし。

  8. kentworld より:

    >星さん
    振り返ってみると僕もトトリのBGMが一番好きかなぁ。
    PSVITA版はバージョンアップしているので、
    ある程度の不満点は解消されている感じですか。
    このゲームが出てから流れは変わって来ているけど、
    僕は相変わらず楽しめていますよー♪
    キャラデザはまともなの確かに減りましたけどね。

  9. より:

    トトリ「あ、kentさん。私の活躍のレビューを更新してくれたんですね。やっぱり、日菜子さんの活躍を見た影響ですか?」

  10. koji より:

    トトリはvita版をずーっと積んだままにしているんですよねー。
    ロロナとメルルはプレイしたのに、真ん中のトトリを未プレイのままにしているのは、なんとなく落ち着かないものがあります(^_^;)

  11. kamome03 より:

    懐かしいですねー

    確かプラチナまでやり込んだ気がしますw

コメントする

内容をご確認の上、送信してください。

関連記事

ダークソウル2【レビュー・評価】より厳しく、より自由に
蚊【レビュー・評価】蚊を体感出来るSCEらしいバカゲー
今回も手堅い作り!ロックマン10 宇宙からの脅威!! レビュー
ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章【レビュー・評価】2Dゼルダの原点回帰!
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面【レビュー・評価】人を選ぶがハマれば最高のゼルダ!
オリとくらやみの森(Ori and the Blind Forest)【レビュー・評価】手ごたえのある雰囲気ゲーを求めている人へ
ソニックの黒歴史。ソニックヒーローズ レビュー
風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス【レビュー・評価】シレン4をベースにパワーアップしたシリーズの集大成!
龍が如く6 命の詩。【レビュー・評価】セールスポイントに過度な期待は禁物だが、安定の面白さ!
ラジアントヒストリア【レビュー・評価】ストーリーで遊ぶDSの隠れた良作RPG!