【レビュー】ニンテンドッグス+キャッツ [評価・感想] ゲーム性以外がパワーアップ!


2011年2月に発売された3DS「ニンテンドッグス+キャッツ」を今回はレビューします。
3DS「ニンテンドッグス+キャッツ」は子犬や子猫たちと
一緒に生活できるコミュニケーションゲームです。
全部で3つのバージョンが存在し、それぞれ初期に飼える子犬、
登場する一部のアイテムが異なっています。


良いところ


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超リアルな子犬&子猫


前作でもハードスペックの割にとてもリアルだった子犬

ニンテンドー3DSになった事でさらにパワーアップしており、
もはや本物と区別がつかないレベルまで達したと思います。

前作から子犬の表現面で一番進化したと感じたのは、毛並みのフサフサ感
同社が発売したGC「スターフォックスアドベンチャー」のフォックスを
彷彿とさせるフサフサ感で、可愛さ・リアルさが大幅にアップしています。

また、前作ではテクスチャーで表現されていた子犬の目
今作ではポリゴンで描かれているため目がグリグリ動くようになったのもポイント。
3DSに内蔵されているカメラによって飼い主の顔を認識するようになったみたいですし、
プレイヤーがあまり気にしない部分まで徹底的に作り込まれている印象です。


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カメラをグリグリ回せるように


前作ではカメラを回す事は出来ませんでしたが、

今作では子犬がカメラにベッタリくっ付いた時以外は
グリグリ回す事が可能になっており、様々な視点から
子犬を眺められるようになりました。この機能が追加された事によって
裸眼立体視の恩恵を感じられ、地味だけど嬉しかったです。



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背景の強化


前作は子犬の作り込みこそ頑張っていましたが、

その部分ばかりにリソースを割き過ぎたようで背景は寂しい感じでした。
しかし、今作の場合は背景も作り込まれており、
より子犬との生活感が増しました。画面も華やかになったため、
何もせずに子犬のしぐさだけをずっと見る観賞用ソフトとしても
耐えられるレベルになったのではないでしょうか?



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背景の強化と言えば、今作から部屋に家具を置けるようになったのも嬉しいですね。
家具は単に置けるだけではなく、子犬が家具の上に乗って
専用のしぐさを取ってくれるのも嬉しい。



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子猫の追加


今作から子犬だけではなく、子猫も新しく飼えるようになりました。

しぐさなどはもちろん犬とは全く異なる物なので、
子犬を沢山飼っていても新鮮に飼えるのは嬉しいですね。
ただ、子猫には芸を覚えさせたり、散歩、大会には
行けなかったりして
あくまで「おまけ」的な位置付けなのは残念。


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ARゲームズを使った新しい遊び


とあるグッズを使うとニンテンドー3DSのAR機能を使って

子犬を手のひらに乗せて写真撮影をすることができます
(もちろん工夫次第では一緒に2ショットを撮ることも可能)。

また、写真撮影は3DSのAR機能使用時だけではなく
様々な場面で撮る事が可能になっており、撮った写真を
様々な用途で使えるようになっているのも嬉しい。
今回のレビュー記事で使用した写真も、この機能を使った物なんですよね。


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パワーアップした散歩


前作にも登場した「散歩」はカメラが横スクロールから

奥スクロールに変わり、背景もパワーアップして前作よりも作り込まれていました。
用意されているギミックや背景のバリエーションも前作から増えており、
ゲーム的な要素(コーンをジグザグ移動する遊びや秘密の道等)も増したので、
前作よりは飽きずに何回もできるようになっていると思います。



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パワーアップしたすれ違い通信機能


前作にも搭載されていたすれ違い通信機能は

「アイテムプレゼント」「プロフィール交換」「飼える子犬のリスト追加」に加えて
「散歩道にすれ違った飼い主が出現」「大会にすれ違った飼い主の子犬が参加」
「撮った写真のプレゼント」等の仕様が追加されており、
よりすれ違った時の嬉しさがアップしていました。



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本体に内蔵されている万歩計機能を使った「歩数計」システム
(3DSの蓋を閉じている間に歩いた歩数に応じてアイテムが貰える)も
すれ違い通信の遭遇率を上げた上手い機能で、
さすが任天堂が3DS本体と同日に発売したタイトルだけあって
3DSのウリとなっている機能を色々と使いこなした作品になっています。



個人的に合わない&気になったところ



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ゲームとしての進化が今一つ


「良い所」では前作からの進化点を色々と挙げさせて頂きましたが、

どれも表現面や通信面での進化ばかりでゲーム性
前作からさほど進化していませんでした。

出場できる「大会」も前作と同じ3種類、難易度も同じく5段階。
お店の種類もほとんど増えておらず、「おもちゃ」系のグッズもさほど増えていない。
子犬と触れ合えるミニゲームの追加等も無し。
ゲーム的な要素の追加と言えば、素材集めくらい。
前作から6年も経っていたのでゲームとしての進化も期待していただけにこの辺は残念。

開発リソースを子犬や子猫に割き過ぎているのを見る限り、
「ニンテンドッグス」シリーズはゲームと言うよりは
子犬とのコミュニケーションツールとして作られているのだと確信してしまいました。


散歩道の草むらが多過ぎる


散歩道には草むらが多く、それらを子犬が見かける度に

おしっこを草むらの中でするので何度もやっていると草むらを避けたくなり、
いつの間にか散歩のハズが草むら避けゲームになっていました





ゲームとしての進化は見られず、表現面や通信面ばかりが
パワーアップしており、前作同様ゲーマーよりも一般層向けの作り。
他のゲームをやって疲れた時、仕事帰り等にちょっとした
息抜きとしてプレイするのがおススメの作品。
こう言う作品がたまに出るくらいなら良いと思う。

こんな人には特におススメ。
・癒されたい人。

こんな人にはおススメできない。
・ゲーム的な要素を求める人。

ニンテンドッグス+キャッツ/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約13時間
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3件のコメント

>t4zさん
おしっこをしてもゲーム的には
何の影響も無さそうなので、
草むらはついつい避けて通ってしまいますw
稀にアイテムが拾えるけど、
大抵はおしっこだからなー

気持ちはわかるけど、
私は1度、とても価値の高い物を
拾った事がありますよー(笑)