2011/07/16/8:30 | ゲームレビュー

グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-【レビュー・評価】新たな戦略性を開拓したのは評価したいが…

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グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-/PSP

2011年5月に発売されたPSP「グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-」
今回はレビューします。PSP「グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-」
アトラスとスティングが贈る新規のシミュレーションRPGです。

良いところ


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新たな戦略性


シミュレーションRPGとしては画期的な要素が数多く取り入れられているグングニル。

特に下記の要素が存在するおかげで敵を囲むようにして戦う戦略が求められ、
他のゲームには無い新鮮さを楽しむ事が出来ました。


▼新たな戦略性を開拓したグングニルの独自システム


・従来のターン制システムを廃止。行動順は「ディレイ」の数値によって決まる。

 やろうと思えば敵が1回動く前に同じユニットを数回行動させる事も可能。
・移動などをする事で溜まるタクティクスゲージシステムを採用。


・攻撃時に攻撃対象ユニットから見て十字のラインに仲間がおり、
 尚且つタクティクスゲージがある程度たまっていると
 仲間たちと共に連続してダメージを与える「ビート」を発動する事が可能。


これらのシステムによって新たな戦略性を開拓しただけでは無く、
一人だけを強化してゴリ押しで進められないようになっているのも良いですね。
少し遊び方にコツが要るけど、慣れると楽しいです。


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便利な早送り機能


戦闘パートやイベントパートでLボタンを押すとゲーム進行を”早送り“する事が出来ます。
せっかちな僕の場合戦闘パートで敵が多い時や
イベントシーンでゆっくりキャラクターがマスを移動する時などは
少しイライラしてしまうので、地味ですがこの機能は有難かった!


メディアインストールをしなくても
ロード時間はほとんど感じさせないスピードに
なっていますし、全体的なテンポは良かった気がします。



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スタイリッシュなデザイン


文字フォントやキャラクターデザイン、画面構成は
スティング製タイトルらしくスタイリッシュな物になっています。
シミュレーションRPGでありがちなオタクっぽさは全然感じませんでしたね。
このゲームだったら外でも抵抗なく遊ぶ事が出来そう。

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意外とユーザーフレンドリー



・ゲームオーバーになってもレベルや経験値を引き継いでリトライする事が可能。
・ゲームのルールを確認出来るチュートリアルを戦闘中やセットアップ中に見る事が可能。
・難易度の上昇がゆっくり。

この作品はシステムが複雑なので敷居が高く見られがちだと思います。
でも、上記の点を見れば分かる通り初心者の事もしっかりと考えられた設計になっており、
最低難易度でプレイすれば思ったほど難しい作品ではありませんでした。
システムを覚えるのには時間はかかったんですけどね。
チュートリアルはもう少し分かりやすくして欲しかったなぁ。



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ストーリーについて

ストーリーは全体的に重苦しい雰囲気で、
最近のシミュレーションRPGとしては硬派な作りになっていました。
エンディングは複数存在し、ルートは選択肢によって変わります。
そのためすべてのエンディングを見るには周回プレイの必要があったりも。
この辺はシミュレーションRPGとしては素直な作りでしたね。
でも、いくつか消化不良だったのがちょっと・・・。

個人的に合わない&気になったところ


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全体的に煩雑



・クォータービューでのカーソル移動がやり難い。
・敵を倒した時に貰えるアイテムを入手するには敵を倒した所まで行かなければならない。
宝箱が固く、中のアイテムを入手するには数ターン使って攻撃をしなければならない。

様々な独自システムが存在する本作ですが、
中には面白さの向上や快適性の向上に繋がっていない物も見受けられ、
単なる面倒な要素になっている物もありました。

特に謎なのは宝箱の固さ。なぜ宝箱の体力とほぼ同じくらいの
ターン数を使って中に入っているアイテムを入手しないといけないのでしょうか?
敵が落とすアイテムも、倒した時に貰えるようにしたら良いのに・・・。
敵が落とすアイテムや宝箱の中身をすべて回収しようと思ったら
相当イライラする事になるので、アイテムの回収は多少妥協した方が吉です。
完璧主義の方はこの辺で相当ストレスを溜めるでしょうね。

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画面が見辛い


戦闘画面には「今、表示する必要の無い物」まで
細かく表示されているため、初めて見た時は何が何だか分かりませんでした。
3D表示のマップもカメラ変更こそは出来ますが、複雑な高低差で
描かれているためマップによってはどの視点にしても見辛く感じてしまいました


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キャラクターを育てる楽しさがやや弱い

1マップに出撃できるユニットは多くても”6”程度と従来の
シミュレーションRPGよりも少なめになっています。マップには離脱ポイントがあるため
途中から控えメンバーと入れ替えをする事も出来るのですが、これも面倒なので
すべての味方ユニットを強化する気にはなれませんでした。

また、ストーリーの進行上、途中から
外れてしまうユニットがそこそこ居るのもちょっと・・・。
そういうキャラクターに限って主力ユニットにしていたりするので何度か困ってしまいました。

マップの使いまわしが多い



ミッションに登場する全体の3割程度のマップは”使いまわし“だったりするので、

ちょっと手抜きに感じてしまいました。全体のミッション数が
30以下とシミュレーションRPGにしては少ないので、ボリューム感もイマイチ。
どうやらあまり開発に時間をかけられなかったみたいですね。



その他気になった事

・中断セーブが無い。
・軍事システムの使い勝手が悪い。
・マップの外に追いやられると即死なのは理不尽。
・敵のガード率が無駄に高い。
・ストーリーが中途半端のまま終わる。






独自システムが多く、シミュレーションRPGに新たな風を吹き込んだ部分はあるのですが、
その弊害によって快適性がダウンしていたり、不満な点も結構ありました。
シミュレーションRPGとしてのボリュームも少なめですし、好みが分かれる作品だと思います。
新たな戦略性を受け入れられればそれなりに楽しむ事が出来そうですが・・・。

こんな人には特におススメ。
・従来のシミュレーションRPGに飽きて来た人。

こんな人にはおススメできない。
・完璧主義な人。
・沢山のルールを覚えるのが苦手な人。

グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約22時間


※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。

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