【レビュー】Borderlands 2(ボーダーランズ 2) [評価・感想] FPS風のユーザーインターフェースで楽しめる協力プレイ型のハクスラRPG!

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ボーダーランズ2/PS3 / Xbox 360 / PSVITA (Z指定)
ボーダーランズ ダブルデラックス コレクション/PS4 / Xbox One (Z指定)

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2012年10月に発売されたPS3/Xbox 360「Borderlands 2(ボーダーランズ 2)」のレビューをしていきます。

本作はオープンワールド型RPGのナンバリング2作目になりますが、FPS風のユーザーインターフェースで楽しめる協力プレイ型のハクスラRPGでした!

スクリーンショットだけを見るとよくあるFPSに見えるかも知れません。

ですが、本質はRPGでした!

それもストーリーよりステータスの強化やトレジャーハントに重点が置かれているので、「Diablo(ディアブロ)」のようなタイプのRPGが好きな人には溜まらない作品だと思います。

なので、これまでFPSを避けていた人の入門用としてもおすすめですよ~。

そんなPS3/Xbox 360「ボーダーランズ 2」の良いと思った点からまずは書いていきます。

※2014年12月にはPSVITA版が発売。
※2012年5月には本作を収録したPS4/Xbox One「ボーダーランズ ダブルデラックス コレクション」が発売。
※2018年12月にはPSVR版が約5,400円で配信。

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このゲームを3行で説明すると?
  • オープンワールドマップを探索して敵と戦っていく。
  • RPGらしくレベルの概念が存在する。
  • 同じ武器でも能力値が微妙に異なるため実質無限に近い種類が存在する。
初リリース日 2012年10月25日
対応ハード PS3/Xbox 360/PSVITA/PSVR
ジャンル アクションRPG/FPS
推定クリア時間 30~40時間
売上 初週5.5万本(PS3/Xbox 360)
発売元 2K Games/ソニー・コンピューターエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

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良いところ

爽快なバトル

ヒャッハァァァー!!!

気持ち良いぜ!!!!!

本作の真骨頂となる戦闘システムは超爽快でした!

基本的な操作感覚は一般的なFPSと同じような感じになります。

しかし、敵に攻撃を当てるとその度にダメージ数が表示されるんです!

例えばマシンガンの弾を敵に当てるとします。

すると、一発一発のダメージ数が画面に表示されるんです!

しかも当てた弾が相手の弱点だった場合、ダメージ数が大きく表示されます。

これがめちゃくちゃ爽快で、従来のFPSと比べても敵に弾を当てている感覚を味わえました。

そもそも、従来のFPSって視界が狭い関係で敵に弾を当てている感覚が薄かったんですよ。

ゲームによっては敵に弾を当てた時にバッテンマークが小さく表示されるけど、大抵は遠くで起こっている出来事なので今ひとつ手応えを感じられません。

その点、今作はダメージ数がバンバン表示されてエフェクトも派手なので敵に弾を当てている感覚をしっかりと味わえました!

リアリティは薄れますが、本作のエフェクトに慣れてしまうとFPS系のゲームではダメージ数の表示を必須にしてほしいと思ってしまいますww

FPSにしてはハードルが低め

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FPSって苦手なんだよねぇ・・・。

そんな方も多いと思いますが、本作の場合はややとっつきやすく感じました。

というのも他のFPSと比べてデスペナルティが緩いからです!

例えば自分の体力がゼロになるとしますよね?

すると瀕死状態になるんですが、その状態のまま一定時間内に敵を倒せば復活することができるんです!

※倒せなかったとしても小額のお金を払って近くのチェックポイントから再開することが可能。

そのうえレベルや属性の概念が存在するため、レベルを上げたり武器の属性を変えたらそれまでに戦っていた敵を簡単に倒すことが出来ます。

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じゃあFPS上級者は楽しめないのかと言う話になりそうですが、そんなことはありません。

スナイパーライフルで遠くから攻める。

自動機銃を置いて戦う。

サブマシンガンや近接攻撃、魔法攻撃で正面の敵をぶっ放つ。

このように様々な戦法で戦えるので、他のFPSで培ったノウハウを活かすことが出来ます。

協力プレイに対応

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先程も少し触れましたが、本作は協力プレイに対応しています。

しかもオフラインプレイでは最大2人。オンラインプレイでは最大4人で楽しむことができるんです!

※PS4/Xbox One版の場合はオフラインプレイでも最大4人で楽しむことが出来ます。

凄いのが、どんな状態の時でも参戦できること。

例えばそれぞれのプレイヤーがロビー画面に入らないと合流できないなんてことはないんですよ。

いつでも途中参戦、途中離脱が可能で、2012年当時のゲームとしては融通が効く仕様になっています。

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肝心の協力プレイについてですが、これは面白い!

複数の武器やクラスが存在するおかげで1人プレイでは味わえない駆け引きを生み出していて、ゲームをより面白くしていました。

武器の交換をする。

瀕死状態の仲間を蘇生する。

協力プレイでは単に共闘するだけではなく、このようなコミュニケーションを取ることが出来ます。

また、ボイスチャットを通じて戦うことで以下のような意思疎通を楽しめました。

俺はスナイパーで後ろで戦うからみんなは前衛を頼む!

魔法で敵の動きを固めた!今がチャンスだ!

銃であなたの体力を回復させるよ!

このように複数の武器やクラスが存在するおかげでボイスチャットを通じての協力プレイを行うと役割分担をすることが出来ます。

オンライン時にポーズボタンを押すとフレンドが本作をプレイしているのか一目で分かるので、見かけたら声をかけてみましょう!

実際、この仕様によって当時プレイしていた時は思わぬ方が合流してきたので盛り上がりました。

ハクスラ要素によって深まるゲームデザイン

そして本作最大の魅力がハック&スラッシュ要素!

敵を倒したり各地を探索していると様々な武器が見つかります。

中には同じ武器を拾うこともあると思いますが、よく見てください。

なんと、同じ武器でも能力値や追加効果が異なっているんです!

そのため理論上無限に近い種類の武器が存在することになるので、武器を集める楽しさが増しました。

そんな楽しさをさらに強調させるのがレア武器!

武器の中にはなかなか出現しない珍しいタイプも存在するので、レア武器の入手を意識すると中毒性がさらに高まります!

前述の通り持っている武器は他のプレイヤーといつでも交換することができるので、「ポケットモンスター」のモンスター交換的な楽しさも味わえますよ~。

やり込み要素が満載!

ボーダーランズ2はクリア後が本番!

そう言いたくなるくらい本作にはやり込み要素が充実しています。

例えばメインミッションの他に数多くのサブミッションやチャレンジが存在するんですよ。

なので、メインミッションをクリアしたとしてもそちらをやり込むことが出来ます。

それ以外にも2周目以降のハードモード、隠しボス、イースターエッグも存在するので、完全クリアを目指そうと思ったらキリがありません。

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噂によると「Minecraft(マインクラフト)」「DARK SOULS(ダークソウル)」「ドンキーコング」のパロディ要素が隠されているようですが・・・。

ファンキーなキャラクター

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このように中毒性抜群の「ボーダーランズ2」ですが、全体的なセンスも秀逸だったりします。

特筆したいのが、ぶっ飛んだキャラクター達。

本作に登場するキャラクターの多くは陽気でぶっとんでおり、面白おかしい発言を連発します。

例えばロボットのクラップトラップの場合、シリアスな場面でも天然全快の発言と行動を起こすんですよw

時にはプレイヤーに向かって失礼な発言を連発するなどしてウザく感じまずが、憎めないキャラクターでした。

嬉しいのが、前作とは違って日本語吹き替えに対応していること。

やっぱり、母国語で喋ってくれた方がキャラクターに感情移入できるんですよ。

ブラックユーモアたっぷりの台詞を日本語で堪能できるなんて最高です♪

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惜しいところ

ユーザーインターフェース周りが不満

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ユーザーインターフェース周りは色々と不満があります。

全体的に文字が小さく、特にクエストの説明は見難く感じました。

また、スキル、持ち物画面などは少々ごちゃごちゃしているのでもう少し見やすくしてほしかった。

地名やキャラクター名が英語表記

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地名やキャラクター名は英語表記のうえに文字が小さいので、なんて読むのか分かりにくいです。

日本語音声なので地名やキャラクターを読んでくれるのはありがたいけど、出来れば地名やキャラクター名も日本語表記にしてほしかった。

ややお使い色が強い展開

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ストーリー展開は全体的にお使い色が強く感じました。

用意されているミッションの多くが「○○へ行け!」「○○を倒せ!」「○○を○個集めろ!」といったものですからね・・・。

しかもやることは戦闘が中心なので途中から単調に感じてしまいました。

もちろん、戦闘自体は奥深いんですが、もう少しギミックを増やして謎解き要素を取り入れるなどしてほしかった(こういった要素を邪魔に感じる人も居そうですが)。

協力プレイの仕様が色々と不満

協力プレイはとても楽しいです!

しかし、仕様的に不満なところがいくつかありました。

例えば戦利品。

なんと、本作では早い者勝ちなんです!

こういうところは公平性を持たせた方が良いと思うのですが・・・。

他のプレイヤーとレベル差があるとどちらかが足手まといになるのも気になりました。

本作は最終的にはステータスが物を言うので、例えプレイヤースキルが高くてもレベルが高いプレイヤーの方が有利に進められるんですよ。

それ故に他のプレイヤーと協力プレイをするハードルが上がってしまいました。

最後に触れたいのがストーリー要素。

ストーリーはムービーで語られることはほとんどなく、リアルタイムで展開されます。

その点は良いんですが、他のプレイヤーと協力プレイをしながらだと勝手にストーリーを進められて状況を把握出来なくなるんですよ。

しかもメインミッションを進めながらサブミッションを始めることもできるので、下手をしたらごっちゃになってしまいます。

クラップトラップなど魅力的なキャラクターが多いだけに、ストーリーを把握しにくいのは勿体なく感じました。

どうしてもストーリーをしっかり楽しみたい場合はソロプレイ推奨です。

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全体のまとめ

ややお使い色が強く、単調な部分もありますが、ハック&スラッシュや協力プレイ好きにはおすすめの作品。

ユーザーインターフェースはFPS風なので、同ジャンルが苦手なRPG好きの入門用としてもおすすめです。

まだ改善の余地はありますが、大量の隠し要素と相まって噛めば噛むほど味が出てくる作品。

FPS風のユーザーインターフェースで楽しめる協力プレイ型のハクスラRPG!

こんな人には特におススメ。
・協力プレイ好き。
・やり込み好き。
・バカゲー好き。

こんな人にはおススメできない。
・ブラックユーモアが嫌いな人。
・3D酔いしやすい人。

ボーダーランズ2/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約35時間

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