2015/05/18/12:00 | M☆G☆Mコラム

万人を意識したのに子供向け扱いに?作者の意図と世間でのイメージが一致していない作品

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アンパンマン

世間では”子供向け”という認識が一般化しているアニメ作品です。
しかし、実は「アンパンマン」の原型は「PHP」という雑誌に連載されていた
「こどもの絵本」という名の大人向け童話の一つだったりします。
アンパンマンは当初、大人向けの作品だったんですよ!さらにこの歌詞を見てください。


何の為に生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を生きることで 熱いこころ燃える だから君は行くんだ微笑んで。

↑多くの方がご存じだと思われる「アンパンマンのマーチ」の一部歌詞です。
とても子供向けの歌とは思えないほど深い内容の歌詞ですね。
作者のやなせたかしさんによると、「子ども向けだからといって、
『お子様ランチ』的なものにはしたくなかった」ようです。

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続いては星のカービィについて。こちらも子供向けのイメージが強いゲーム作品ですが、
正確には「子供にも大人にも楽しめるものを狙っている」意図のある作品だったりします。
実際多くの作品ではクリア後には熟練者でも唸るほど高難易度なモードが用意されていますし、
メタナイトとの決戦やスタイリッシュなデザイン、
ステージなど”子供向け”では片付けられない様な描写もあったりします。

生み親である桜井さんも、星のカービィで子供っぽい演出は
入れたくないというの発言を過去にはされていました
(残念ながら彼が関わっていない作品には子供っぽい演出は入っていますが)。

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最後にクレヨンしんちゃんについて。こちらも子供向けのイメージが強くなっていますが、
当初は「漫画アクション」という大人向けの漫画雑誌で連載された作品で、
内容も子供には理解されにくい、ディープな話が多かったりします。
アニメ化されてからはそのディープな内容が逆に子供たちのツボにハマった訳ですが、
当初狙っていたターゲット層とは外れてしまった事は間違いありません。


どの作品にも共通して言える事は、
作者の意図と世間でのイメージが一致しているとは言えないと言う事です。
多くの方は見た目の丸さに惑わされてしまい、安易な子供向けに見えていると思います。

自分の意図と世間のイメージが一致していない現状に関して
作者がどう思っているのかは人それぞれだと思いますが、
なかなか思うように自分でイメージを作るのは難しいと言う事なんでしょうね。

※これまでに公開したコラム記事の一覧はこちら

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ カスカベ映画スターズ!
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※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。

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この記事の反響(26)

  1. ナギ より:

    3作品中2作品はすでに作者はお亡くなりになっているという‥
    引き継いでいる方々がどう意図を汲むかでまた変化していきますからねぇ

  2. 街毛 より:

    子供は成長するものですから大人要素を入れておかないと打ち止めになってしまいます。
    妖怪は最初から大人要素をあえて説明なしで入れておくのが成功の理由とも言われてますね。
    そこそこ深みを入れておくと子供ながらに印象に残り続けるものです。僕はマジカルバケーションの雰囲気が未だに懐かしく感じます。

  3. MGMの名無し より:

    細かい話ですがクレヨンしんちゃんは万人向けに作ったわけでもないですね
    コンセプトとしてはこんな子供がいたら嫌だと子持ちの親をターゲットにした漫画でした。
    そもそも載ってる雑誌からして子供がターゲットなんてありえませんものね
    イメージが変わったのは映画が家族愛を強調したのをやり出したのが大きいでしょうか

  4. 夜珠 より:

    どうも。
    自分は子供も好きそうな可愛いビジュアルの作品を割と好むので、分かるような気もします。
    ですが、その作品が本当に『子供騙し』の作品であれば、子供すら騙せずにすぐに忘れられるでしょう。
    世間一般では子供向けとされているものでも、多くのファンを抱えいつまでも記憶に残るような名作は全て、大人にも既に評価されているものだと思います。
    まぁ確かに、作品の見た目や子供が見るものというだけで馬鹿にするような、大人を勘違いした人もいますが。

  5. sparrow より:

    アンパンマンに関してはちょっと違っていて、一番初めの「あんぱんまん」は大人向けの作品だったのですが、これは読み切り作品です。
    これをベースとして、幼児向け絵本として生まれたがの初代の「あんぱんまん」となります。
    ですので、この時点ですでに幼児向けではありました。
    その2年後に現在のアンパンマンが出来上がっています。
    ただ、初期のころは頭身がでかかったですし、話も未就学児には難解な内容でしたが、人気が出てきてからが現在の形になっています。
    やなせ氏が生前のインタビューで、一般マンガは当時、手塚治虫という強力な漫画家がいたこともあって、児童文学のほうに移行したと答えてましたね。

  6. いつもの名無し より:

    カービィは作品によってイメージが分かれている感じはしますね
    本編だと結構ダークな内容が多いのに
    外伝だと割と子供向けの雰囲気だったりするときもある気がします
    製作者によってイメージが違うのかな?

  7. シロマ より:

    アニメ版星のカービィも大人や子供でも楽しめるように
    時事ネタや社会風刺が満載でしたね。
    2年で終わるには惜しいアニメだった。

  8. くっぞこ より:

    こんにちは。
    作者が気付いていなかった作品の特徴を、
    宣伝担当とか営業担当の人が気付いて上手くPR出来た幸福な作品かもしれないですね~
    もしかすると、作者の意図通りの客層に向けてPRしてたら、どれもコケた作品になったのかも(笑)

  9. ダベット より:

    クレしんは子供向けとみせかけて内容がアレだったせいで世界各国で放送禁止くらったりしたある種伝説のアニメだからw
    日本でも長く親が子供に見せたくない番組NO.1に君臨してた色々すごいアニメだと思うわ。
    でも大人から子供まで本当にすごい人気あるんだよね、大人が見せたくないようなものこそ大人も子供の好むものだったりするって事だな。
    まあ最近は作者がお亡くなりになったりしてだいぶ丸くなっちゃってるが。

  10. 龍鬼 より:

    カービィはコロコロで連載漫画が載ってます(ました?)から、読者層となる子供達にはカービィの支持率高いですよね。
    となると、作品自体が万人向けでも、支持されている層が大人なら大人向け、子供なら子供向けと位置付けが明確化されてしまうのではないでしょうか。
    逆にモンハン等最初は特定の層向けに作ったのに、別の層も取り込んで社会現象にもなった作品も有るので、自分の意見としてですが「作品の支持層を安易に明確化しない」方が、作品自体も多くの層に受け入れられるんじゃないかと思います。

  11. KUMA より:

    クレヨンしんちゃんとか、そもそも週刊アクションなんて明らかに子供向けじゃないですしね。アニメがヒットして現在のテイストで定着しましたけど、何だってアレをテレビでやろうとしたのか、今となっては結構な謎かも、ですね。
    私が子供の頃だと何度も繰り返されるルパン三世の再放送も外せないところですが、あぁ…こっちも週刊アクションだ(苦笑)。
    ゲームでは、敵対陣営同士のレッテル貼りとかに拠る物もあるでしょう。ネオポケの時のSNKの宣伝なんかは「もうBOYじゃない」とか露骨に任天堂を意識してました。PS1・2やVitaでSCEが同趣旨のCMを流してますね。近年のネットで言えばステマ騒動に代表されるネット民へのマイナスイメージの植え付け等、その辺で悪い意味で偏ったイメージが定着した影響も小さくはないでしょう。特に流行に流されやすく雰囲気を重視するユーザが多い日本ではこの傾向が顕著な気はします。

  12. kentworld より:

    >ナギさん
    そうですね、後継者にちゃんと引継ぎが出来ているのかも重要だと思います。

  13. kentworld より:

    >街毛さん
    男性だったらまだ童心に帰るという流れがありますが、
    女性の場合はそういったものがないようなので、
    確かに大人要素はあっても良さそうですね。
    すべての要素が子供に理解されなくても良いと思います。
    マジカルバケーション、懐かしいなぁ。
    気になっていたけど未プレイなんですよね。

  14. kentworld より:

    >MGMの名無しさん
    >細かい話ですがクレヨンしんちゃんは万人向けに作ったわけでもないですね
    しんちゃんに関しては当初大人向けでしたね。
    一時期はプロレスごっこなど、
    大人の描写があって個人的にはそこに惹かれていました。
    当時はよく分かっていませんでしたけどねw

  15. kentworld より:

    >夜珠さん
    >ですが、その作品が本当に『子供騙し』の作品であれば、子供すら騙せずにすぐに忘れられるでしょう。
    それはありますね。安易な子供向けタイトルも
    いくつか見かけましたが、それらは失敗に終わっています。
    見た目は似たようなものでも全然違いますよね。
    自分でいうのもなんですが、それらを識別する能力は持っています。
    >まぁ確かに、作品の見た目や子供が見るものというだけで馬鹿にするような、大人を勘違いした人もいますが。
    いますよね。むしろ、そういう人の方が多いと思っています。

  16. kentworld より:

    >sparrowさん
    どこに軸を置くのかにもよりますが、
    アンパンマンが一時期ではあるものの
    大人向けの作品として展開されていたのはトリビアだと思います。
    あとは、記事でも触れた歌詞ですね。
    傍から見たら子供に特化したアニメなのかと思いきや、
    歌詞にはそんな意図があったとは、驚きました。
    歌詞の話を聞いてから、アンパンマンは安易な子供向けじゃないんだなと思いました。

  17. kentworld より:

    >いつもの名無しさん
    以前のコラム記事でも触れましたが、
    仰る通りカービィシリーズは派生作品だと子供っぽいイメージが強いです。
    毛糸のカービィの絵本を読み上げる演出は苦手だった(^_^;)

  18. kentworld より:

    >シロマさん
    アニメ版カービィはあまりチェックしていませんでしたが、
    当時思春期の僕でもそれほど抵抗なくチェックできました。
    これも桜井さんが関わっていたおかげですね!

  19. kentworld より:

    >くっぞこさん
    今の人気を考えると、逆に良かったのかもしれませんね。
    作者がどう思っているのかは人それぞれだと思いますが。

  20. kentworld より:

    >ダベットさん
    初期のクレヨンしんちゃんは凄かったですよねぇ。
    今では規制の関係でかなり丸くなっていて、
    ちょっと寂しかったりします。
    最近、アニメをチェックしたんですが、
    スッカリホームドラマっぽくなっていました。

  21. kentworld より:

    >龍鬼さん
    カービィが子供に人気なのは、
    コロコロコミックの影響は大きそうですね。
    あの雑誌は子供たちに絶大な影響力がありますから。
    そう言えばモンハンもこの記事に当てはまるタイプのシリーズですね。
    当初はいかにもコアユーザー向けのゲームだったのにw
    10年前の自分が見たらビックリですよ!

  22. kentworld より:

    >KUMAさん
    クレヨンしんちゃん、今でこそアニメは定着していますが、
    大人向けの雑誌で売り出している段階でGOを出すとは、
    よく考えたら謎ですよね。当初はすぐに放送終了する予定だったようですが。
    大人向けをアピールする時、
    遠まわしで任天堂をディするのは毎回ですねw
    でも、セガもSCEを遠まわしに攻撃したCMをやっていましたし、
    喧嘩を売るCMは珍しくないです。
    海外ではむしろ当たり前のようですよ。
    ネットの風評被害は大きいですよねぇ。
    なんとかならないものなのだろうか。
    気になったものは記事で庇う事にします。

  23. 黒詩★紅月 より:

    よくあるわー。
    台湾の子供が『サウスパーク』と『スポンジ・ボブ』と『クレヨンしんちゃん』をよく観たんですよ。
    『クレヨンしんちゃん』マンガ原作にはSM番組が出たりするとか、成人的な内容があるから、子供の時にそれを見るのはパニックだったです。

  24. kentworld より:

    >黒詩★紅月さん
    外国の方が「クレヨンしんちゃん」をご覧になったら
    カルチャーショックを受けるでしょうねw
    僕は小学生になる前から見ていたので、逆に楽しんでいます。
    よく、真似をしていましたよw

  25. 휴 ㅂ 휴 より:

    kentworldさん
    そういえば初代のポケモン赤緑も別に対象を子供に限定して発売したゲームではなかったな。

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