2014/01/20/17:30 | M☆G☆Mコラム

何故最近のコンシューマーゲーム市場は万人受けするタイトルが減ってきたのか?

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最近のコンシューマー向けのゲームソフトを見ていると、
以前よりも万人受けするタイトルが減ってきたなぁと感じます。
任天堂とレベルファイブ、ナムコ、エニックスくらいなんじゃないでしょうか?
そう言うタイトルを未だに生み出せているのって。
任天堂製以外で未だに売れている万人向けタイトルを挙げさせていただくと、
「レイトン教授」、「太鼓の達人」、「ドラゴンクエスト」くらいです。

昔だったらSCE、カプコン、コナミ、ハドソン、スクウェア辺りが
万人受けするタイトルを出していたんですけどねぇ。
具体的に言うと「クラッシュバンディクー」、「どこでもいっしょ」、「ロックマン」、
「がんばれゴエモン」、「ボンバーマン」、「桃太郎電鉄」、「チョコボの不思議なダンジョン」等々。

それが今ではほとんどのタイトルが消えてしまい、
多くのゲームメーカーは特定の層にしか受け入れられないゲームばかりを出すようになりました。
大人しか楽しめないゲーム。オタクしか楽しめないゲーム。
原作ファンしか楽しめないゲーム。いかにも小学生以下しか楽しめないゲーム等々。

何故こうなってしまったのか原因を追究してみると、
まずはゲーム開発のリスクが高くなったからだと思います。
ゲームの開発費が上がると失敗した時のリスクが大きくなりますので、
安全牌を狙うしかないんですよ。そうなると必ず買ってくれる人に向けてのゲームしか出せなくなり、
広く浅く受ける万人向けのゲームは出しにくくなってしまいますから。

万人向けゲームの欠点って幅広い層に受け入れられるけど、
固定ファンはつきにくいから必ずしも大きな売上は期待出来ないんですよね
(任天堂のゲームのように、圧倒的なブランド力があったら別ですが)。

実際、「クラッシュバンディクー」、「どこでもいっしょ」、「ロックマン」、
「がんばれゴエモン」、「ボンバーマン」、「桃太郎電鉄」、「チョコボの不思議なダンジョン」など、
かつて元気だった万人向けタイトルの売上はいずれもブレが大きく、
100万本売れる時もあれば10万本しか売れない事もありましたから。
それでは各メーカーにとっては大きな懸けになりますので、簡単に出せなくなるのも無理はありません。

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万人向けタイトル市場のほとんどを、任天堂が奪ってしまったのも大きな要因だと思います。
2006年から始まったDSブームによって多くのユーザーが
任天堂のゲームを買うようになり、マリオブランドが再び伸びて来ました。

その結果他社は万人受けするタイトルを出そうにも
任天堂があまりにも強過ぎるせいで注目されにくくなってしまい、
ますますそちらの方面で勝負が出来なくなってしまったのではないかと。

ゲーム人口の大半は、ライトユーザーで構成されています。
そういう人たちは年に数本程度のゲームしか購入しません。
そうなると必然的にブランド力のある任天堂タイトルが優先されてしまい、
サードパーティのタイトルが入り込む余地が無くなってしまいます。
バンダイナムコやレベルファイブくらいですよ。何とか入り込めているのは。

僕のような「特定のお客様」に当てはまるユーザーの中には
「そんなタイトルが出なくても別に良い」と思うかもしれませんが、
ユーザー層を絞ったタイトルしか出せなくなってしまったら天井が見えてしまい、
大きな成長は出来なくなってしまいます。

コンシューマーゲーム市場が再び勢いを取り戻すには、
昔のように多くのソフトメーカーが万人向けタイトルを出し、
それが受け入れられるようにならないといけないと思うんです。

まあ、今はスマートフォンのソーシャルゲームが盛んなので、
任天堂と一部のメーカー以外はそちらで万人向けタイトルを
出すようになっただけなのかもしれませんが・・・。

▼余談:積極的に万人向けタイトルを発売しているものの報われないSCE

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プレイステーションのハードメーカーであるSCEは、
何気に今でも大人から子供まで幅広く楽しめる万人向けタイトルを積極的に発売していたりします。
最近だとPS3「パペッティア」、PSV「テラウェイ~はがれた世界の大冒険~」、
PS3「ラチェット&クランク INTO THE NEXUS」、PS3「ワンダーブックブックオブスペルズ」など。

しかし、どのタイトルも特定の層にガッチリと訴求できるパワーを持っておらず、
あくまでも幅広い層に広く浅く訴求している事からいずれもほとんど売れていません。
あれだけPSVITAのデバイスを活かした「テラウェイ~はがれた世界の大冒険~」なんて、
このブログでプッシュしたのにほとんど注目を集めませんでしたし・・・。
みんな「ゴッドイーター2」に夢中で眼中に入らなかったのかな?

比較的ライトユーザーが多い海外ではそこそこ売れているタイトルもあるので
大失敗ってことは無いと思いますが、何にしてもSCEはプレイステーションという
ゲーム機を限られた層しか売っていないって訳ではないんですよね。

発売されるタイトルも高品質なものが多いのでその努力は認めたいんですが、報われませんねぇ。
宣伝が下手だったりとSCE自身に感性のズレがあることも要因だと思いますが、
今後もめげずに幅広い層に訴求できるタイトルを発売して欲しいと思っています。
関連記事:秀逸な演出に平凡なアクションが乗っかった作品。パペッティア レビュー
関連記事:PSVITAの機能をふんだんに使った紙ゲー!テラウェイ~はがれた世界の大冒険~ レビュー

※これまでに公開したコラム記事の一覧はこちら

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