2015/05/06/12:00 | M☆G☆Mコラム

ダウンロードゲーム市場でひそかにブームとなっているICOライクゲーム

124

ICO(イコ)

2001年12月に発売されたPS2用アクションアドベンチャーゲームです。
当初はほとんど売れずジワジワと口コミで広がった隠れた名作的な評価を受けている作品なんですが、
発売から10年以上経って、このゲームは業界に多大な影響を与えているんだと思いました。

と言うのも色んなアクションアドベンチャーをプレイしていると、
明らかに本作の影響を受けた作品を沢山目にするからです。
「ICO」の主な特徴を挙げさせていただくと・・・

・NPCと協力してステージの奥へ進んでいくアクションパズル的な要素が強め。
・多くは語らず、想像で楽しむ部分がある。
・世界観が作り込まれている。
・成長要素や戦闘要素、アイテムなどの要素は極力省き、シンプルな内容に。

自分だけではなく、移動に制限を持ったNPCをステージの奥へ導く必要があるため、
パズルアクション的な要素が強い作品でした。
アクションパズル好きとしては、この部分に一番魅力を感じましたね。

ストーリーは極力テキストや音声では語らず、
キャラクターの表情やその場で起きている事を想像して楽しむ部分が強かったです。
その分だけ世界観は作り込まれていて、
自分から考察していく事でより楽しめるんじゃないかと思いました。

5a5c9103.jpg

パズルアクションを除くと、ゲームにありがちな要素を極力省いているのも特徴です。
キャラクターのステータスが上がる成長要素もなし。装備を切り替えてカスタマイズする要素もなし。
もちろん、ゲームを有利にする消費アイテムもなし。
贅肉だらけのゲームがありふれている中、
あえてシンプルに注ぎ落として世界観に没頭できるような作りになっていました。

こういうゲームはダウンロードタイトルとして相性が良いので、
いつの間にかダウンロード市場のアクションアドベンチャーでは「ICO」が基準になっているんですよ。
「LIMBO」、「rain」、「ブラザーズ 2人の息子の物語」、「風ノ旅ビト」など、
「ICO」の影響を受けたと思われる作品を挙げようと思ったらいくらでも出てきます。

ここで挙げた作品は多少アプローチは異なるとはいえ、
「ICO」の特徴となっている要素をほとんど取り入れていたりします。
良い部分と悪い部分が突き抜けているため好き嫌いはあると思いますが、
ダウンロード市場のアクションアドベンチャーを見ていると
「ICO」がゲーム業界に与えた影響は想像以上に大きいんだなと思いますね。

「ICO」を生み出した上田文人さんは「人喰いの大鷲トリコ」を開発中ですが、
一体、いつになったら発売される事か。これだけ「ICO」ライクゲームが発売されているのですから、
元祖としての意地を見せてもらいたいんですけどね。

▼ICO&ICOライクゲームレビュー集

ICO/お気に入り度 ★★★★★★★☆☆☆ 星7つ

風ノ旅ビト/お気に入り度 ★★★★☆☆☆☆☆☆ 星4つ
TENGAMI/テンガミ/お気に入り度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆ 星3つ
ブラザーズ 2人の息子の物語/お気に入り度 ★★★★★★☆☆☆☆ 星6つ
rain/お気に入り度 ★★★★★★★☆☆☆ 星7つ
ラスト・オブ・アス/お気に入り度 ★★★★★★★★★☆ 星9つ

LIMBO/リンボ/お気に入り度 ★★★★★★★★☆☆ 星8つ

※これまでに公開したコラム記事の一覧はこちら

rain
rain

posted with amazlet at 15.05.01
ソニー・コンピュータエンタテインメント (2014-06-05)
売り上げランキング: 675

ICO
ICO

posted with amazlet at 15.05.01
ソニー・コンピュータエンタテインメント (2011-09-22)
売り上げランキング: 1,629

※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。

【人気ブログ】( ´艸`)( ´艸`)( ´艸`)( ´艸`)【ランキングへ】
6646e5e1.gif

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントする

初めての方もコメント大歓迎!何か伝えたい場合、お気軽にどうぞ(^o^)でも、荒らしや誹謗中傷コメントはご勘弁(>д<) 頻繁にされる場合、ログを取って法的な措置を取らせて頂きます。

コメント広場の住人(20)

  1. 街毛 より:

    これ、たぶん解説書がほとんどいらないってのも大きいとおもうんですよ
    今でこそパッケージソフトも説明書が電子化してますが、PS3の頃はまだ紙媒体が多くて、でもICOスタイルって操作説明とかいらないんですよね。それ含めてもダウンロードソフト向きなんでしょう。
    最近はPS4のインディーズゲームもこの傾向が多いですが、アクションやRPGに必要な数値計算的なプログラムの負担が減ることも予想できますし。
    とはいえ、無駄を限りなくそぎおとして名作としての地位を確立させたICOは素晴らしいと思います。

  2. yy より:

    こう見るとICO系のゲームって多いですよねー
    基本ゲーム部分は薄味で物静かなで多く語らないタイプのゲームっていう認識です
    個人的な好みでは無いのですが海外からの評価が特に凄まじいですよね
    でも、シリーズの元祖だからかこういう雰囲気のゲームだとワンダやICO頭一つ抜けている気がします。(特にワンダ)
    もうps5になってもいい覚悟が出来てるので取り敢えず開発中止にならず出してほしいです

  3. kiyoppy より:

    ICOはPS3のリマスターで初プレイでしたが、まさか自分が雰囲気ゲーにハマるとは思わなかったのに、ICOはドストライクでした。
    とはいっても、他の雰囲気ゲーも面白いのですが、やはりICOが一番ですね。
    なのでトリコも期待はしているのですが、リリースがいつになることやら。

  4. ひらこうじ より:

    ICO懐かしいですね
    そしてはまりました
    手をつなぐとか
    セーブはベンチに一緒に腰掛とか
    そのたびに絆を感じる
    不思議なゲーム感覚でした
    流石に二週目はしなかったけど・・・
    人喰いの大鷲トリコ
    まさか、こんなに延期されるとは
    想像してなかった
    発売しても絶対採算取れないの確定ですね

  5. MGMの名無し より:

    >>「LIMBO」、「rein」、「ブラザーズ 2人の息子の物語」、「風ノ旅ビト」など、
    rainの間違いではないでしょうか?
    それはさておき。ICOはフリープレイで遊んだのですが、面白かったですね。上記のものもブラザーズ以外は面白かったです
    これからもこういったフォロワーが出るようなゲームが国内外問わず出ると嬉しいですね

  6. 伯爵 より:

    言われてみると、ダウンロードソフトで確かに多い気がしますね。
    雰囲気ゲーは私に合わないことが多いので、発売日に手を出すのは怖いんですけどね笑
    ICO、LIMBO、rainあたりは謎解きも凝ってて楽しめました。
    あと、ダウンロードソフトだとメトロイドライクのものもちょくちょくありますね〜
    最近2Dメトロイドが全然出ないので、フォロワーが出るのは嬉しい限りです。
    こう考えると、パッケージとうまく差別化できているという気もしますね。

  7. kentworld より:

    >街毛さん
    あぁ、確かにこの手のゲームは説明書要らずで楽しめてしまいますもんね。
    その説明書にしても世界観の解説がなければ
    10ページ未満で済んでしまうほどのシンプルさですし。
    カジュアルゲームとの相性が良いので、
    ダウンロード市場に集中しているのも分かります。

  8. kentworld より:

    >yyさん
    海外では雰囲気を重視したゲームが人気なので、
    ICOはドツボだったのでしょうね。
    ワンダと巨像は記事では触れませんでしたが、
    レビュー記事は完成しているのでいつか公開したいです。
    トリコが発売されたらすぐにでも公開出来るんだけどなぁ。

  9. kentworld より:

    >kiyoppyさん
    方向性は同じでもセンスだったり、
    謎解きの質、ストーリーが異なって、
    それぞれ評価が全然変わってきますね。
    トリコは待たせすぎです。何をそんなに拘っているのか・・・。

  10. kentworld より:

    >ひらこうじさん
    手を繋ぐ演出は温かさを感じるというか、
    良いセンスをしているなーと思いました。
    上田ゲーは独特な温かさが良いですね。
    他の雰囲気にはないものを感じます。
    トリコは開発費どうなっているんだろう?
    少人数で開発をしているのだろうか?

  11. kentworld より:

    >MGMの名無しさん
    >rainの間違いではないでしょうか?
    失礼しました、訂正しておきます。
    そう言えばフリープレイでこの手のゲームは良く配信されていますね。
    気軽に楽しめますし、PSPlus会員は試しにプレイしてみると良いですね。
    色々フォロワータイトルを漁っていますが、
    それぞれアプローチが異なっていて
    まだアイデアが出てきそうな雰囲気なので今後も期待です。

  12. kentworld より:

    >伯爵さん
    僕もこの手のゲームは楽しめない場合も結構あるので、
    発売日に買って「しまった!」と思う事はしばしばあります(笑)
    やはり、ゲームとしての手ごたえもある程度は欲しいところです。
    メトロイドライクゲームもダウンロード系では定番ですね。
    そう言えば、ストライダー飛竜を積んだままでした!
    ザ・スワッパーが2Dメトロイドライクかと思いきや意外と違い
    2Dメトロイドが無償にやりたくなってきているので、近いうちにやってみようかな。

  13. マージ より:

    いつか買おうと思っていたのですが、PS2を引っ張り出してくるのが面倒で、買わずじまいになってしまいました(-.-)

  14. yms より:

    ICOは素晴らしいゲームではあるんですが、LIMBOは、2Dグラフィックや即死トラップの多さなど、アウターワールドの影響がある説を推したいな。

  15. バラザム より:

    ICO×ワンダの巨像、PS3のリミテッドボックス買ったなぁ。
    ダイナミックカスタムテーマとアバターのプロダクトコード、期限が切れちゃって、もったいない
    ことをした。
    この PS3版はどちらも3Dテレビ対応なんですよね。このころのソニーは立体視を推していたなぁ。
    ゲーム用の24インチ3Dディスプレイも出してたし。常連さんで誰か買ってなかったっけ。
    ウリの2プレイヤーモードで異なる画面をプレイヤー別に表示できる機能、ってどんな感じ
    だったんでしょうかね。

  16. KUMA より:

    この手のゲームは空気感の作り方が凄いですね。特に海外産のゲームはそういう雰囲気づくりって巧いです。日本のDLタイトルは予算の少なさが見た目に直結していかにも安っぽくなり易いのに対し、海外の物はジャンルに関係なく低予算である事を感じさせない物が多いですし。その辺のセンスの良さって大したものだと思います。
    ただ、ボリュームの無さをゲーム性の少なさを難易度の高さとかヒントの少なさでカバーしてる物が多くて「薄味なのに叩きのめされて嫌になる」って経験もあったり…。私個人としては「凄いと思うけど好きじゃない」かもしれません(苦笑)
    予算の少なさがどっかに出てくるって意味ではバランス的な部分も仕方ない面もあるんでしょうけどもね。

  17. kentworld より:

    >マージさん
    PS3でもHDリマスター版が出ていますよー機会があればぜひ!

  18. kentworld より:

    >ymsさん
    LIMBOはICOだけの影響を受けて作られた作品ではありませんでしたね。
    だからこそ、他のフォロワータイトルに比べて高く評価されているんだと思います。

  19. kentworld より:

    >バラザムさん
    3Dテレビ、スッカリ下火になってしまいましたよね。
    あれは一体何だったのかと思っています。
    東京ゲームショウでプレイした時は感動したんですけどねぇ。
    長時間プレイすると飽きてしまうのかな?
    まあ、今はモーフィアスに期待です。
    これもすぐに消えなければ良いのですが。

  20. kentworld より:

    >KUMAさん
    そうですね、言葉では言い表せないような空気感の作り込みが凄いです。
    CG技術によって、こんな表現も出来るのか!?と驚くことが多いですよ。
    しかし、そこばかりに力を入れてしまって、
    肝心のゲームが疎かになっている作品も多いのが難点ですね。
    難易度が高い。ヒントが少ないのもゲーム性ととらえています。
    理不尽に感じなければ個人的にはここは良いかな。
    流行ってはいますが、個人的にも当たり外れが激しいジャンルです。

コメントする

初めての方もコメント大歓迎!何か伝えたい場合、お気軽にどうぞ(^o^)でも、荒らしや誹謗中傷コメントはご勘弁(>д<) 頻繁にされる場合、ログを取って法的な措置を取らせて頂きます。