2014/04/11/12:00 | M☆G☆Mコラム

日本のゲームと海外のゲームで見る素材の使い方

k14

日本のゲームと海外のゲームをプレイしていると様々な違いを感じますが、
最近感じているのが、素材の使い方です。海外のゲームはとにかく贅沢で、
一瞬で通り過ぎてしまうようなふもとの街でも何百もの建物や木をポリゴンで制作して、
グラフィックの無駄遣いをしています。上に貼ったスクリーンショットは
PS4「キルゾーンシャドーフォール」のものですが、これだけ作り込まれた街なのに、
ストーリー進行の上ではほんの数十分しかいないんですよ。じっくり見ないと勿体無いですね。

あとはオープンワールドマップ。海外のゲームでは、
本当に1つの県が出来てしまうほど広大なマップを用意した作品が沢山存在します。
すべてを回るのに相当な時間がかかってしまいますが、
大抵のオープンワールドゲームはクリアまでには一部のエリアしか訪れなくても良いようにしていて、
「それで満足したらこれ以上プレイしなくても大丈夫!」という作りにしているところがまた凄い!

海外のゲームは素材の数が非常に多くてそれを再利用する事がほとんどないから、
水増し感が無いところが良いなと思います。
一方で日本のゲームはどうだろうか?
海外のゲームに比べてマップが狭いのは良いとして、
大抵は同じ素材を再利用してばかりに感じます。

狩りゲーはその典型例で、素材集め要素によって何回も同じミッションをプレイさせられたり、
異なるミッションだったとしてもマップは以前あったミッションの使い回し。
ボスモンスターでさえも同じものが何回も登場してきます。

それ以外にもアドベンチャーゲームでは少ない立ち絵と背景を表示して何十、
何百ページにも及ぶテキストによるストーリーを語って深みを持たせたりとか、
RPGではお使いイベントをやらせてプレイ時間の引き延ばしをしたりとか、
過去に訪れたマップをコピー&ペーストしたようなマップを作ったりとか、
とにかく日本のゲームをプレイしていると少ない素材を必死に再利用していて、
予算の厳しさを感じる事が多いのです。繰り返しプレイをする事で深みが出て来る事もあるので、
一概に否定は出来ませんが、こういうところからも日本のゲームが海外に負けていると感じてしまいます。

▼日本人は賢い!

2013-07-26-214950

一方で日本人は知恵が働く人種だなーと思ったりもします。
少ない素材で作られたゲームでもあれだけの満足感を味わえるのは、
それだけプレイヤーに催眠術をかけているということになりますから。

キャラクターやストーリーの魅力で内容に深みを持たせたり、
短いステージでも何回も遊べるような仕掛けを用意して深みを持たせたり、
能力に制限を持たせて成長要素を加えたりと、
日本人は長く遊ばさせる仕掛けを作るのが上手い!と感じます。

欧米人がパワータイプなら、日本人は魔法タイプですね!w
少ない素材でも長く遊んでもらえるような仕掛けを考える事に関しては、
どこの国の開発者よりも凄いと思います。

※注意:今回の記事で触れたのは、あくまでも全体的な傾向です。
 例外となるタイトルはいくつかありますので、ご了承を。

※これまでに公開したコラム記事の一覧はこちら

アサシン クリード4 ブラック フラッグ【CEROレーティング「Z」】
ユービーアイ ソフト (2014-02-22)
売り上げランキング: 232

※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。

【人気ブログ】( ´艸`)( ´艸`)( ´艸`)( ´艸`)【ランキングへ】
6646e5e1.gif

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントする

初めての方もコメント大歓迎!何か伝えたい場合、お気軽にどうぞ(^o^)でも、荒らしや誹謗中傷コメントはご勘弁(>д<) 頻繁にされる場合、ログを取って法的な措置を取らせて頂きます。

コメント広場の住人(8)

  1. はにわ丸 より:

    日本人はハードの制約が大きければ大きいほど面白いゲームが
    作れると思います
    なので今FCやSFCでゲームを作れといわれたら日本人が世界で一番面白いゲームを作れるんじゃないでしょうか
    売れるかどうかは分かりませんが(汗)

  2. you-irving より:

    インファマス1は六角形の区画をコピペしてオープンワールドを作った···という話を思い出しました。kentさんも知ってる話かな?それでマップにY字路が多いらしいです。講演の内容をみかえした所12人でMAPを作り上げたそうです。あのワールドがコピペだとは···

  3. K より:

    どこかで読んだ記憶があるのですが、日本と欧米のゲームデザインの違いは宗教観にあるんだそうです。
    欧米はキリスト教文化圏にあるため思考の基には創造主の視点がある。ゲーム開発においてもそうで、オープンワールドなど、創造主の視点で世界をまるごと作ってしまうのが彼らの好みというか特徴なんだとか。
    日本の場合はそれほど強い宗教意識がなく、また思考においても節節を大切にし、ひとつひとつの素材を活かしつつ試行錯誤しながら全体を形作るのが得意なんだそうです。
    欧米は始めに舞台を作りその中で様々な要素を詰め込む、日本は様々な要素を取捨選択しつつ段々と舞台に仕上げていく、という作り方の違いがあるそうです。全てがそうではないと思いつつもなるほどなと思いました。
    洋ゲーが世界観を完璧に表現するために木の一本に至るまでこだわるやり方も、和ゲーが細かい職人芸でおもてなしの遊びを作り上げるやり方も、文化の違いというだけでどちらも素晴らしいものですね。

  4. nanasi より:

    今週のファミ通にビルの自動生成の話が載ってましたね
    これからの時代細かいものも何から何まで手作業だと膨大な時間が掛かるのである程度の素材は全部自動生成・・・なんてことになるんでしょうかね

  5. kentworld より:

    >はにわ丸さん
    そうですね、実際、ファミコンや
    スーファミ時代は、日本が飛びぬけていました。
    今のゲーム機は日本の開発者にとっては、
    オーバースペックなんでしょうね・・・。

  6. kentworld より:

    >you-irvingさん
    そんな話があったんですか!?
    僕はインファマス1は実は未プレイだったりしますが、
    あれだけ広いマップだとすべて手作業では無いんでしょうね。
    だからこそ雑な部分が出て来ると。そこは海外の欠点ですね。

  7. kentworld より:

    >Kさん
    僕もどこかで聞いた事がある気がします。
    日本と欧米ではアジア人、西洋人と大きく違ってくるので、
    当然のように様々な考え方が異なるという訳ですね。
    Kさん挙げられた特徴は、この記事で触れた日本と海外での
    素材の使い方と見事なくらいつじつまが合っていると思います。
    最近は外国人と日本人の違いを探すのが面白く感じられて、
    様々な視点から日本との違いを探していたりします。
    その結果、思いついた記事の1つが今回の記事です。
    今後も様々な視点から日本と海外の違いを書いて行きたいです。

  8. kentworld より:

    >nanasiさん
    自動生成はこれからの時代、必要不可欠だと思います。
    キルゾーンをやっていてもあれを手作業で作っていたら
    心配になって来ますからw
    倒れてしまわないよう、優秀なツールで作って欲しいです。

コメントする

初めての方もコメント大歓迎!何か伝えたい場合、お気軽にどうぞ(^o^)でも、荒らしや誹謗中傷コメントはご勘弁(>д<) 頻繁にされる場合、ログを取って法的な措置を取らせて頂きます。