2014/11/01/20:00 | M☆G☆Mコラム

コンシューマーゲームとスマホゲームの大きな違い

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最近流行りのスマートフォンゲームですが、

中にはプレイしようとしないコンシューマーゲーム愛好者もいます。
一体、コンシューマーゲームとスマホゲームは何が違うのでしょうか?
今回の記事ではその違いを検証したいと思います。

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操作の複雑さ

まずはここ。コンシューマーゲームは10数個のボタンとスティックを使ってプレイする一方、
スマートフォンゲームはタッチスクリーンのみを使ってプレイします。
操作している時の手ごたえや操作性はコンシューマーゲームの方が優れており、
より細かな操作を前提としたゲームを作る事が出来ます。

例えば右スティックでカメラを360度動かしながらB(×)ボタンでジャンプしてY(□)ボタンで攻撃。
左スティックを倒して回避。Rボタンを押しながら十字キーでアイテムの選択など。

これらの操作はタッチスクリーンのみでも実現こそは可能ですが、
スムーズに操作出来るのは困難で、また、汎用機の場合は動作が安定しないので、
予想外の処理落ちによって操作ミスが起きてしまう可能性も高かったりします。

その結果、スマートフォンゲームの多くは移動やカメラ調整をオートにして、
タッチをするだけの簡単操作でアクションが出来るようにようになってしまいました。
簡単操作なのは初心者には嬉しい事ですが、その分だけ飽きやすくなっており、
特に奥の深いアクションゲームを作るのは難しくなってきています。

スマートフォンゲーム市場で本格的なアクションゲームが根付くのは難しいでしょうね。
逆に言えば簡単操作で楽しめるパズルゲーム辺りはタッチだけで十分なので、
そういったゲームがスマートフォンでは増えてきています。
あくまでも簡単操作で楽しめるのがスマホゲームなんですね。

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水増し感

今、スマートフォンゲーム市場に出ている多くのゲームは基本プレイ無料です。
一見すると売り切り型タイトルとの違いは販売形式だけのようにも思えますが、
実際にはゲーム性の面でも大きな違いが出ていたりします。一番大きな違いは、水増し感です。

基本プレイ無料+アイテム課金にする場合、ユーザーに長く遊んでもらい、
アクティブユーザーを増やしてアイテム課金を催促するようにしなくてはいけません。
そうなってくると自然に水増しをしなくてはいけなくなり、
ステージ数が多いゲームでは似たようなステージを大量に盛り込んで水増しをしたり
(出現する敵を1.2体増やしただけのコピペステージなんてざら)、
そうでないゲームは難易度を高めて同じステージでのレベル上げや素材集めを強制させられます。

おそらく、コンシューマーゲームで言うパズルゲーム的な作り方をしているから
似たようなステージが多くても問題無いと思っているんでしょうね。
レベル上げや素材集めの冗長さはトレンドだと思っているのでしょう。あとは課金への誘い込み。

一方、コンシューマーゲームの場合はユーザーに長く遊んでもらう必然性はそれほど高くは無く、
ゲームの中には同じ素材を2度使用せず最後まで新鮮なゲームプレイが楽しめる作品もあります。
残念ながら日本で人気が高い作品はレベル上げや素材集めなど、
繰り返しプレイを強要させる作品ばかりなので、
多くのユーザーはどちらも似たようなものと捉えてしまうかもしれませんけどね・・・。

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ブツ切り感

スマートフォンゲームは少しずつ遊べる事を重視して作られています。
そのためスタミナ制を採用して長時間プレイ出来ないようにしたり、
スタミナ制を採用していなかったとしても1.2分で終わるステージクリア型だったりと、
ブツ切り感が強いんですよ。ゲームに没頭しようにもなかなかそれが出来ない。

一方、コンシューマーゲームの場合は特に据え置き機ではシームレスプレイが重視されていて、
ステージ間の繋がりが自然だったり、時間制限なしで3D空間をじっくり探索して隠しアイテムを探せたり、
ステージクリア型だったとしても5分。長いと30分以上かかったりして、
ゲームに没頭できる時間が長く設定されていたりします。

もちろん、スマートフォンのゲームでも腰を据えて遊べるゲームは実現可能ですが、
そういったゲームが求められる体質の市場では無くなってきており、
出しにくい状況になってしまいました。

なので、コンシューマーゲーム市場はブツ切り感の無いゲームを活路にしていけそうですが、
日本では狩りゲーや2Dアクションを中心にミッション(ステージ)クリア型が人気なのもまた確かで、
1プレイの長さを除けばコンシューマーゲームもスマートフォンゲームも似たようなもの。
と感じてしまうユーザーが多いのかもしれません。

話がそれてしまいましたが、ブツ切り感が良いか悪いかは人にも寄ると思います。
ちょっとずつプレイしたい人によってブツ切り感は、
むしろ区切りが出来て助かりますからね。


こうやってコンシューマーゲームとスマホゲームの大きな違いを挙げてみたのは良いものの、
日本のコンシューマーゲーム市場で人気が高いタイトルを見てみると、
スマートフォンゲームのプレイスタイルと似たタイプのものが多かったりするんですよね。

つまり、人気があるのは同じような作業を繰り返してブツ切りのステージクリア型ゲームばかりだと。
そうなると多くのユーザーにとってこれら2つの違いは
販売形式とデバイス、1プレイの長さくらいと捉えているのかも。
これではスマホゲームに流れてしまうユーザーが増えてしまうのも無理はありません。
個人的にはゲームでは没入感を重視しており、また、作業的な要素がダメになってきているので、
操作の複雑さはともかくこの2点を何とかしてくれないとハマらない場合が多いです。

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この記事の反響(6)

  1. Kiyoppy より:

    スマホゲーは毎日ログインしないと損する様な仕様になっているので、毎日ログインするの面倒臭いです。
    特に何種類もプレイするプレイヤーはログインするだけでも大変そうですね。
    自分はコンシューマー向けを消化するので忙しく、周りもスマホゲーをする人がいないので、今は殆ど手をつけていませんが、その内携帯ゲーム機がなくなれば据え置き機は別腹で、それ以外は必然的にスマホに移行せざるをえませからね。
    そうならないように、任天堂とソニーには頑張って貰いたい。

  2. マージ より:

    スマートフォンゲームのメリットは、すぐに起動できるところでしょうか?
    ぶつ切り感は、自分のように、仕事仕事のゲーマーは、あまり気にならなかったりします。
    ちょっとした隙間時間にプレイすることになりますから。

  3. アサヒ より:

    スマホのゲームとコンソールのゲームって、ドラマと映画ぐらいの違いがあると思いますね。
    気楽に遊べるスマホのゲームか、じっくり腰を据えて遊べるコンソールのゲームという。
    でも、そうなると厳しいのは携帯機のゲームですね。
    据え置きに比べると気楽さが強調されてきたところがあるので、スマホとの競合部分が大きいですから。

  4. kentworld より:

    >Kiyoppyさん
    ログインに関してはした方が得だよーとの事ですが、
    見方を変えたらログインしない事で損しているとも言えますね。
    僕はその辺りはあまり意識していなかったりします。
    僕も携帯機と据え置き機、
    どちらがスマホに食われるのかと言われたら携帯機ですね。
    携帯機のゲームはステージクリア型が増えてきており、
    スマホゲームとの差別化が難しくなってきています。

  5. kentworld より:

    >マージさん
    あぁ、そういうメリットもありますよね。
    ちょっと追記で付け加えておきました。
    ブツ切り感は良いか悪いかは人それぞれと。

  6. kentworld より:

    >アサヒさん
    ドラマと映画は上手く住み分け出来ていますもんね。
    コンシューマーとスマホもいずれはそうなると思います。
    でも、今はそこが見えないんですよねー。
    僕もいずれは据え置き機かスマホという選択肢になりそう。
    携帯機のゲームは狩りゲーを中心に
    ブツ切り感が強い物が多いですもんね。

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