【レビュー】アイルーでパズルー [評価・感想] そこそこ楽しいが、3,000円は高過ぎる内容

2012年7月に発売されたPSP「アイルーでパズルー」を今回はレビューします。
PSP「アイルーでパズルー」は「モンスターハンター」シリーズのマスコットキャラクター、
アイルーが主人公の落ちモノパズルゲームです。

良いところ

11
それなりに楽しい落ちモノパズル

本作は「テトリス」や「ぷよぷよ」に代表される落ちモノパズルゲームです。
ルールとしては落ちてくる宝石を爆弾で壊すのがメインとなっていて、
爆弾で破壊できるのは同じ色の宝石のみとなります。

「ぷよぷよ」とは違って同じ色の宝石を4つ以上くっつけても消えません。
同じ色の爆弾をくっつける事で初めて消えます。
イメージ的には「ぷよぷよ」と「ドクターマリオ」をミックスしたような感じ。
見た目が「ぷよぷよ」っぽいので同作品のルールに慣れていると最初は戸惑いますが、
爆弾で宝石をどんどん壊していくのは爽快感があり、これはこれで面白いです。
ちなみに元ネタはアーケードで生まれた「スーパーパズルファイターIIX」。

12
それなりに面白い対戦

落ちモノパズルゲームの醍醐味と言えば、対戦!
本作でも連続で宝石を消していくと相手の画面にお邪魔ブロックをお見舞いする事が可能で、
白熱するとお互いの画面にお邪魔ブロックがいっぱいになって燃えます。
もちろん、コンピューターとだけではなく、友達とアドホック通信で遊べますよ。

14
少ないながらも用意されたアイルーファン向けの要素

アイルーが主人公のゲームという事で、ファン向けの要素はあります。
まず、ストーリーモードではアイルーたちの可愛いストーリーを確認出来ました。
登場するアイルーは20種類以上。それぞれに細かい設定が用意されていて、
ストーリーモードでは彼らの一面をちょっとだけ確認することができます。

それ以外には着せ替え要素やイラストの収集要素が存在。
BGMは「モンスターハンター」シリーズの楽曲をアレンジされたものも存在して、
同シリーズのファンもちょっとだけ注目だと思います。

個人的に合わない&気になったところ

13
モードの種類が少なすぎる

メニュー画面を見ると、それなりにモードが充実しているように見えます。
しかし、実際には1人で遊べるモードは2種類。対戦モードは1種類で全然ありません。
その1人で遊べるモードにしてもストーリーモードとフリー対戦のみ。

ストーリーモードも7戦勝つことで終了するアーケードスタイルのため1時間もしないうちに終わりますし、
別のキャラクターでプレイしても大して違いはありません。
やり込み要素としてはキャラクターのアンロック。イラストの収集要素が存在しますが、
どちらも大した要素では無く、やり込むモチベーションは低いです。

16
全体的に大味

パズルゲームとしては「ぷよぷよ」よりも大味に感じました。
同じ色の宝石は隣り合うとくっ付いて何個でもつなげる事が可能で、
同じ色の爆弾が隣り合うとくっ付いているものはすべて爆発する関係上連鎖を決めやすく、
適当に宝石を落としても次々と連鎖が決まるんですよね。

それは相手も同じなので対戦では次から次へとお邪魔ブロックが降ってくるのですが、
連鎖を狙う戦略性・楽しさは「ぷよぷよ」よりも劣るように感じられました。
逆に言えば簡単に連鎖ができるので、パズルゲーム初心者には良いんですけどね。

15
キャラクターの強さにバラツキがある

各キャラクターには必殺技が存在します。
例えばすべての色の宝石に対応する爆弾を出現させたり、
一定時間同じ色の宝石しか降っていないようにしたりとか。
色々用意されているのですが、中にはほとんど役に立たない必殺技を持ったキャラクターも存在して、
キャラクターの強さにはバラツキがある印象です。本当にいろいろ大味だ。


落ちモノパズルゲームとしてはそこそこ楽しめるので、暇つぶしには良いです。
しかし、全体的に内容が薄く、これを2012年に約3,000円で売るのは高過ぎます。
もう少しアイルーファン、パズルゲームファンが喜ぶ要素を収録するべきだったのではないでしょうか。

こんな人には特におススメ。
・パズルゲーム初心者。
・アイルーファン。

こんな人にはおススメできない。
・コストパフォーマンスを重視する人。
・パズルゲーム上級者。

アイルーでパズルー/お気に入り度【55/100%】
プレイした時間・・・約5時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。

※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。

【人気ブログ】( ´艸`)( ´艸`)( ´艸`)( ´艸`)【ランキングへ】
6646e5e1.gif