2015/11/04/12:00 | M☆G☆Mコラム

この先コンシューマーゲームが生き残る手段はリッチな体験が鍵!

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毎日、毎週のように触れているコンシューマーゲーム市場の縮小。
この先、スマートフォンゲーム市場と上手く住み分けをして
生き残っていくにはどうしたら良いのでしょうか?

そのヒントはお隣の業界となる映画や音楽市場にあると思います。
今はどこの娯楽市場もデフレ化が進んでいて、
何千円もお金を出して娯楽商品を買う人が減ってきています。

特に音楽業界ではそれが顕著に表れていて、
ほんの20年ほど前まではみんな1.2曲入りのシングルCDを沢山買っていたのに、
今では熱狂的なファンしか買わなくなってしまいました。

こうなってしまったのはレンタル、配信、動画サイトによって安価、
もしくは無料で音楽を楽しめるようになったからだと思うんですよね。
でも、コンサートライブだったら多くの人がお金を払って足を運んでくれます。

何故なのか?それは、生の歌唱・演奏によって感じられる臨場感だと思うんですよね。
そこに価値を感じられるから、普段は安価・無料で音楽を聴いている人でもお金を払ってしまう。
CDは売れなくなりましたが、音楽を聴く人は減っておらず、住み分けに成功しています。

映画市場ではもっと上手くやっていて、未だに映画館まで足を運んで数千円お金を払う人が多いです。
これは大画面によるリッチな体験に加え、”旬”を味わえるのも大きいのでしょう。
早い場合は3ヵ月もしたら数百円でレンタルして家で期間内だったら何度も視聴できるのに、
リッチな体験と旬によって多くの人が映画に何千円もお金を払うんです。

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これらの状況を見ているとコンシューマーゲーム市場も
スマートフォンの基本プレイ無料タイトルでは味わえない
リッチな体験を提供し続ける事で生き残っていけると思うんですよね。

リッチな体験で一番分かりやすいのが、大きくて綺麗な映像です。
確かにスマートフォンのゲームでもグラフィックが綺麗なタイトルは増えてきましたが、
画面は小さいので限度はあります。一方、据え置き機の場合は環境次第で
いくらでも画面は大きく出来ますし、最新ゲーム機はまだスマートフォンの性能を上回っています。

今後は各社がバーチャルリアリティを体験出来るVRを広めて行くのを見て分かるように、
コンシューマーゲームのリッチ化を進めていくのでしょう。
SCEが携帯機のPSVITAを積極的に推さなくなった代わりに
据え置き機のPS4を大プッシュするようになったのも、ここに秘密が隠されているのかもしれませんね。
リッチになったらその分だけの価値は上がりますので、
それだったらちゃんとお金を払ってくれる人も一定数は出てくるでしょう。

▼住み分けが難しくなって来た携帯機とアーケード

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手軽に楽しめるのがスマートフォンのゲーム。
リッチな体験を味わえるのが据え置き機になりますと、
気になってくるのが携帯機とアーケードの存在意義です。

スマートフォンのゲームもグラフィックに関しては
クオリティが上がっていて携帯機と肩を並べるようになりました。
そうなるともう、携帯機は定着している売り切り型のビジネスモデルと
物理キーくらいしかアドバンテージがないんですよね。子供が安心して遊べるというのはありますが、
最近は無課金でスマホゲームを暇つぶし道具で遊ばせる親が増えていますし・・・。

アーケードに関しては、かつてはリッチな体験を味わえる最高峰と言える存在でした。
しかし、最近は据え置き機の性能がどんどん高性能になってグラフィックの差がなくなってしまい、
特殊な筐体くらいしかアドバンテージがなくなってしまいました。

携帯機はスマートフォンに。アーケードは据え置き機に席を取られつつありますが、
今後はどうなっていくのでしょうか?完全になくなる事は無いかもしれませんが、
勢いの面では負けているだけにどんどん厳しくなっていくとは思います。

ちなみにパソコンゲームもリッチ化が進む据え置き機と席の奪い合いをする存在だと思いますが、
日本市場に限ってはパソコンゲーム市場が小さく、
利用者もどんどん減ってきているのであまり気になる存在にはならないと見ています。

※これまでに公開したコラム記事の一覧はこちら

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この記事の反響(26)

  1. シュウ(shu_night) より:

    ヤハリVRは重要な鍵ですね。ただVRならではのゲームがどのような物になるのかがまだ不透明です…
    リッチな体験は大画面のテレビでしかプレイ出来ないハイクオリティなグラフィック、表現力を活かしたゲームでしょう。ゲーム性もモチロンそれを活かしていく必要ある。

  2. ウユニ より:

    音楽に関してはCD売上こそ激減してるもののライブ動員数は右肩上がりでトータル市場規模は上がってるくらいらしいですからね。
    そこまでメジャーじゃなくね?って歌手でもアリーナツアーで埋めれてるくらいですし。
    色々趣味あって思うことはデフレの世の中でも「体験」にお金出す人は相当数いる気がしますね。
    1日でフルプライスソフト買えるくらいのレジャー代とか平気で出してますし。
    その為にはリッチな体験に引き込むきっかけ作ることが大事。
    パーティーゲーとか携帯ゲーム機だとどうしてもそこ弱いんでね。
    携帯機マルチできるレベルではなく、それでいてキャッチーな据置体験ができるソフトがくれば…
    携帯機ゲームも好きなんですけど体験としてはそこまでインパクト大きくない気がします。
    まあモンハンの共闘なんかは新鮮味のある体験として大きかった気もしますけど。

  3. tanu より:

    数千円で買えるリッチなCSソフトは買わないのに
    チープなスマホゲーに何万も注ぎ込む人が大勢いる今の世の中がよくわからない
    日常的に課金してる人にはPS4すら安い買い物だと思うのですが…

  4. kazu より:

    これは、まったく同感です!まぁ作る側はハードルが上がって大変でしょうが、これからは「映画」や「小説」も競争の相手にしていかなければ駄目でしょうね。

  5. げむおた街道をゆく より:

    こんにちは。
    > リッチな体験
    最近のリッチな体験は、PS4『ウィッチャー3』ですかね。
    しつこいとお思いかも知れませんが、プッシュします。
    ゲームシステム自体は特に目新しい事はなく、スカイリムやファークライ3等の良いところ取りしたような感じです。
    一方、ストーリーはと言えば、これがずば抜けて面白い。
    メインだけでなく、サブも面白く、もっとやりたい欲求から、有料追加シナリオを購入してしまうくらいでした。
    今後も、このゲームくらい楽しめるゲームが発売されたら自分は幸せです。
    以上、ウィッチャー3信者の戯言でした。
    ごきげんよう!

  6. MGMの名無し より:

    PCゲームは、日本でも沢山のユーザーがいますよ。主にブラウザゲームには日本で盛況なゲームはあります。
    言わずと知れた、艦これ・とうラブですね。今時代、有名なタイトルを新たに生み出せるだけでも凄い事です。
    この記事の論点は、正確には違うのではないか、と感じています。勘違いしていたらすいません。
    コンシューマゲームが生き残るにはどうするかではなく、「リッチで今楽しめているコンシューマゲーム」を、よりリッチに進化させるにはどのような未来があれば可能なのか。そういう事ではありませんか?
    コンシューマゲームに関しては、個人的には悲観的です。大艦巨砲主義なゲーム造りはもう限界に来ていると。
    VRも、ゲームとしての使い方は限定的で、一年に何本も出ることはないと思います。これからの大艦巨砲主義なリッチなゲームは、主な購買層は海外に頼りながら、国内ではほそぼそとやって行くだけになるだろうと思います。
    VRの話だと、脱線しますが今あるライブビューイングなどをよりリッチにする可能性があって、そっちの方が使い方としては未来を感じます。ゲームよりコストかかりませんし。
    ライブビューイングは今は劇場でやっているわけですから、個人で買うにはまだハードルの高いHMDを劇場側が席分揃えるなんてことも、まだハードルが低いわけです。
    ともあれコンシューマゲームが生き残るには、に話を戻しますと。
    その元となるコンシューマゲーム機がまず生き残るには、VRでのライブビューイングが一番かなと感じています。それはゲームではありませんが、ゲームもできるVRマシン、という未来が一番未来がありそうだと感じます。どれだけ広まるかはVRコンテンツ次第でしょうけど…ライブビューイングは、その点、需要もあって作りやすいコンテンツだと思います。コンシューマゲームは、そのコンテンツの一つとしてコストを抑えつつ作られていくのではないでしょうか。

  7. W・D より:

    携帯機の物理キーは無視できないそれなりのアドバンテージはあると思います。ファミコンが売れたのはわかりやすいコントローラーがあったのも大きな要因だったと思いますし、スマートフォンである以上下手なキーはこれからもつけないですかね。小型化等が目指している方向だと思うので、ゲーム以外に使い道の少ないものをわざわざつけないかなと。
    まあでも十分な物理キーがなくとも面白いゲームは作れるとも同時に思います。今は基本無料が主流ですがスマホでも売りきりのゲームはでたりするのかなとかは考えます。
    据置きは難しいところですね。何か特別な体験は必要とは思います。ただ大きくて綺麗!ならもちろんよければよいほどいいことだとは思いますがそれだけで勝負できるのはもう過ぎたかなと思っています。PS4の画質では満足できないので購入していないという人はほとんどいないと思います。値段との兼ね合いもありますが高いと言ってる人は値段が半分になったら買うかもしれませんが性能が倍になってもかわなそう。

  8. MGMの名無し より:

    モンハンやイカみたいなIPを生み出せて
    その後ソフトが増えていって勢いをだせれば良い。
    ただそれだけだと思う。

  9. lemse より:

    僕は、もともと携帯機をほとんど使ってなかったけど、
    最近はさらに使わなくなりました、以前は任天堂の
    DSは料理、家計簿、英語トレーニングも沢山
    出てたのに、3DSなってからはサッパリです。
    外では一切ゲームをやらないので、3DS、vita
    ともに手放し、vitatvしかありません。
    なので、ゲームソフトは少々高くなってもいいから
    やはり、据え置きしか出来ないリッチなゲーム
    をやりたい。
    人は、そういう環境でしか出来ないものなら
    多少お金がかかってもお金を落としてくれると思う。
    VRなんてのはその筆頭ですね。
    やはりその為にスペックアップは大切です。
    任天堂のように皆で画面の前でワイワイやるゲーム
    でも、据え置き気しか出来ないゲームを期待したい。
    kentさんの言うように、映画館やコンサートなんかは
    あの臨場感を求めて多くの人が来るんだと思います。
    僕も、コンサートは行くし、loveliveの映画にも
    いきましたが、あの巨大空間と多くの人との
    一体感はそこでしか味わえないから。
    まあ、正直言って音響なんかは、コーンサートでは
    音量上げすぎて、ホールに響すぎてあんまり音としてはよくないし、映画の音響もそれほど素晴らしい音
    するわけじゃないけど、あの空間でしか味わえないですからね。
    正直、家でコンサートや映画のブルーレイを
    ヘッドフォンで聞いている方がはるかに高音質なんですが、それはミキシングで調整した音だから
    あの生の感動とは違いますしね。

  10. セシル より:

    コンシューマーの生き残る道はKentさんの言うようなリッチ、コンシューマーでしか得られない体験が重要になると思っています。そうなるとやはりPSVRは今後のキーアイテムになるのではと思うのですが、まだまだ未知数です。暫くは厳しい状況が続くと思いますけど、任天堂のNX共々期待だけはしたい。

  11. y2 より:

    基本的にはkentさんの主張に賛成ですが、期待に見合うリッチなゲームを出し続けられるメーカーがどれだけいるかが問題ですね。いまや大手メーカーでもひとつ間違えると会社ごとひっくり返るような、リスキーなモノづくりをしていると聞いています。米国ですら、FPSがこのままさらにマニアックな方向に行って先鋭化してしまったらどうなるのか?4-5年後、据え置きで生き残れるのは片手で数えられる程度かもしれないですよ。

  12. kentworld より:

    >シュウ(shu_night)さん
    そうですね、面倒なので今回は触れませんでしたが、
    一番大切なのはリッチなゲーム性だと思います。
    単にグラフィックが綺麗なだけではもちろんダメなんですよね。

  13. kentworld より:

    >ウユニさん
    お出かけをするとあっという間にフルプライス分の料金を支払う事になりますよね。
    それでもみんな気にせずにお出かけをする。
    それは、やはりお出かけをする事で味わえる体験を求めているからなんですよね。
    今後、ユーザーにお金を払ってもらえるようにするのであれば
    スマートフォンのゲーム以上にリッチな体験を味わえるようにするのが必然だと思います。
    そうなると携帯機は分が悪いのは確かですね。

  14. kentworld より:

    >tanuさん
    ジワジワと課金しているからトータル額に気が付いていないんじゃないですかね?
    僕も1年間に支払っているゲーム代は考えないようにしていますし。

  15. kentworld より:

    >kazuさん
    映画や小説がライバルになってきますか・・・。
    ストーリーや映像表現になると確かに無関係ではないですね。

  16. kentworld より:

    >げむおた街道をゆくさん
    ウィッチャー3は今年発売されたゲームの中でも
    トップクラスの評価ですもんね。
    何が高く評価されているのかと思ったら、ストーリーですか。
    海外ゲームのストーリーってそこまで楽しめない事が多いんですが、
    このゲームの場合は別格なのかな。そこは気になりますね。

  17. kentworld より:

    >MGMの名無しさん
    >PCゲームは、日本でも沢山のユーザーがいますよ。主にブラウザゲームには日本で盛況なゲームはあります。
    PCゲームは大きく分けて3種類あって、
    1:オンラインゲーム。2:ブラウザ・フリーゲーム。
    3:ハイエンドゲームになります。
    この記事では3について触れました。
    1と2はスマホの高性能化でいずれは縮小するでしょう。

  18. kentworld より:

    >W・Dさん
    物理キーは確かに大きな魅力ではありますが、
    これを活かせるゲームになりますとアクション系中心になるんですよね。
    しかし、アクション系は携帯機では不向きという見方もあります。
    そうなると視点が固定の3Dアクションや2Dアクションが中心となってしまい、
    消える事は無いにしてもかなり限られてくるんですよ。
    スマホ市場で売り切りはかつては出ていましたが、
    今はもう、スマホで買い切りは売れなくなってきています。
    スマホゲームは無料というのが定着していますので。
    この流れを覆すのはもう難しいと思うので、
    そこに携帯ゲーム機の活路はあると思いますね。

  19. kentworld より:

    >MGMの名無しさん
    >モンハンやイカみたいなIPを生み出せて
    コンテンツ次第であるのは確かです。
    コンテンツの力さえあれば、あとは力押しで何とかなりますもんね。

  20. kentworld より:

    >lemseさん
    lemseさんのライフスタイルは、
    海外の方に近いと思います。
    海外ではlemseさんのようなライフスタイルの方が多く、
    携帯機市場は大幅に縮小しています。
    ライブや映画に関しての考察は間違いじゃなくて良かった。
    lemseさんにそういわれると安心してしまいます。
    家での鑑賞はまた違った良さがありますよね!

  21. kentworld より:

    >セシルさん
    来年はVRとNXが大きなキーワードになってくると思います。
    どちらも可能性を秘めていますから、
    ぜひ、大化けして欲しいところです。

  22. kentworld より:

    >y2さん
    そうなんですよね、それを出来るメーカーが減ってきているから
    タイトル数が目に見えて減っているわけで。
    それを打破する方法もまた考えないといけません。
    そういう意味でNXには期待しています。

  23. μ's海岸 より:

    う~ん、良い事を仰ってると思います。
    本当に良い物にはお金を出しますからね。
    実は今日はドラクエ5のコンサートに行ってました。
    数千円の入場料を払っても
    非常に有意義だと思いましたしね。

  24. kentworld より:

    >μ’s海岸さん
    良い事を言っていますか!?
    それは良かったー!
    例えとして的確なのかどうかと思っていたんですよね。

  25. KUMA より:

    Kentさん仰る通り『家庭用ならでは』要素は重要になって来るでしょうが、あくまで『体験重視』であって欲しいものですね。映像美が前面に出るのはただでさえ減少傾向の作り手を更に振るい落としかねんですし、海外すら大手かインディーズか二極化で層が薄くなり『中間が無い』になりつつあるのがおっかない兆候でもあり(苦笑
    それと現在のゲームの主流が余りにも『楽しめる人だけ楽しむ』に偏りつつあるのも危ないですね。VRはこの点、新たな体験に比重が置かれたデバイスでしょうが、価格面での敷居の高さは不安要素で数万円ともなれば広く普及するかはかなり怪しいです。ここは普及の為に思い切った価格設定をお願いしたいですが。
    リッチさの追求と同時に、ユーザと開発者の両面に対しての敷居の低さ(≒コスト面)って部分にも、ハード屋がもっと配慮せにゃならんとは思います。VRのSCE・NXの任天堂、ここ数年が踏ん張り所ですかね(笑

  26. kentworld より:

    >KUMAさん
    そうですね、リッチな体験は綺麗なグラフィックだけではありませんので。
    コンシューマーゲームでしか味わえない、新たな体験もリッチな体験といえます。
    そういう意味でVRとNXには期待しています。
    グラフィックの向上は一番分かりやすい進化ですが、
    そればかりでは駄目だと常々思っていますよ。

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