【レビュー】クリプト・オブ・ネクロダンサー [評価・感想] ローグライク×リズムアクションの化学反応で生まれた傑作!

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どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2016年1月に配信されたPS4/PSVITA「Crypt of the Necrodancer(クリプト・オブ・ネクロダンサー)」のレビューをしていきます。

本作はローグライク×リズムアクションゲームですが、ブログ更新を休みたくなるほどハマりました!

当ブログは1日2回必ず更新するようにしていますが、10年以上も続けていると休みたくなる日も出てくるんですよ。

本作にハマっていた頃もブログ更新を休みたくなったので、定期更新の時間になるまで「今日は更新しようか?」とずっと考えてしまいました。

まさか、当ブログの連続更新記録を途絶えさせるほどの中毒性があったとは!?

そんなPS4/PSVITA「クリプト・オブ・ネクロダンサー」の良いと思った点からまずは書いていきます。

※2017年2月にはXbox One版が配信。
※2018年1月にはSwitch版が配信。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 入る度に構造が変わるダンジョンを攻略していくゲーム。
  • ダンジョン内ではリアルタイムで時間が流れ、様々な敵が襲ってくる。
  • ビートに乗りながら敵を倒すとコンボボーナスが発生して入手できるコインが倍増する。
初リリース日 2016年1月18日
対応ハード PS4/PSVITA/Xbox One/Switch
ジャンル ローグライクリズムアクション
推定クリア時間 12~18時間
価格 1980円(税込)(PS4/PSVITA)
発売元 スパイク・チュンソフト/Brace Yourself Games(Xbox One版)

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良いところ

ローグライクとリズムアクションの不思議な融合!

本作は「ローグライク」と「リズムアクション」を融合させたゲームになります。

でも、「リズムアクション」はともかく「ローグライク」が分からない人は多いのではないでしょうか?

ローグライクゲームとは、ランダムで生成されるダンジョンを攻略していくゲームのことです。

代表作としては「風来のシレン」「トルネコの大冒険」「チョコボの不思議なダンジョン」などが存在します。

これらの作品は何が面白いのか?

簡単にまとめると、

ランダム生成ダンジョンの法則を覚えていくことによる知恵の発達。

同じダンジョンを何度も行き来してレアなアイテムを集めていくハック&スラッシュ要素。

この辺りに集約していると思います。

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もちろん、今回レビューするPS4/PSVITA「クリプト・オブ・ネクロダンサー」もその辺りは踏襲していますよ。

しかし、本作の面白さはそれだけではありません。

独自要素としてリアルタイム性も取り入れているんです!

つまり、プレイヤーが何の行動を取らなくても時間が進み、敵が襲ってきます。

そのためターン制のローグライクゲームとはまた違った楽しさを生み出している印象で、新境地を開拓していました!

ローグライクゲームと言えばターン制が常識だっただけに、ここをぶち壊してくるとは!?

先制攻撃の重要性が非常に高いゲームバランス

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本作のキャラクターは敵味方問わず全体的に体力が低めに設定されています。

そのうえ敵は主人公ほど早く動けないので、先制攻撃を決めたらどんな敵でもノーダメージで倒せるんです!

それはもう、でっかいドラゴンだって先制攻撃を決めればノーダメージで倒せますよ。

しかし、敵によって行動パターンが異なるので簡単にはノーダメージでは倒せません。

例えば普通の敵はプレイヤーめがけてまっすぐ襲い掛かってくるものですよね?

本作ではそんな敵ばかりではなく、以下のような行動を取る敵も居るんです。

  • ランダムに8方向移動する。
  • 近づくと透明になり動かなくなる。
  • 上下2マスを往復し続ける。

このように多くの敵は行動パターンが特殊なので、動きを見極めないとノーダメージで倒すのは困難なんです。

ローグライクゲームでは先制攻撃することが鉄則なだけに、そこに捻りをもたせてくるとは!?

そんなゲームバランスを強調させるのが主人公の体力。

なんと、主人公の体力はザコ敵の攻撃を数回食らうだけで0になってしまうほど少ないんです!

しかも回復できる手段は少なく、ゲームオーバーになったらステージの最初からやり直しになってしまいます。

そのため先制攻撃できるのかどうかの重要性が非常に高くなっていて、ゲームプレイには常に緊張感がありました。

ここでポイントになってくるのが、リアルタイムで時間が流れていること。

もしターン制だった場合は敵の動きをじっくり観察出来てしまうので、このようなゲームバランスはリアルタイムで時間が流れるからこそ成立しているように感じます。

ローグライクゲームならではのランダム要素

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毎回、ダンジョンの構造が変わるローグライクゲーム。

本作でもその辺りは踏襲していますし、出現するアイテムも毎回異なります。

さらに以下のような変化もありました。

  • フロアのどこかに存在するお店の品揃えやタイプ
  • モンスターハウスの有無

このように同じダンジョンでもプレイする度に変化があるので、ゲームオーバーによる繰り返しプレイの辛さが緩和されていました!

ランダム要素の組み合わせ次第で珍しい現象が起きることもあるので、何十回目のプレイでもワクワク感が生まれます。

トライ&エラーの楽しさ

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ここまで読んで分かったと思いますが、本作の難易度はかなり高いです。

チュートリアルステージこそ存在しますが、次に挑戦できる1面(ゾーン1)から容赦なくプレイヤーに襲い掛かってきます。

リアルタイムで時間が流れることもあって最初は訳が分かりませんでした。

一歩間違えたらクソゲー認定されるんじゃないかと思うくらい。

しかし、何度も挑戦をして法則を掴んだことでクリア出来たんです!

一般的なローグライクゲームにも言えますが、このゲームはプレイヤーの知恵=レベルになります。

何度も何度も失敗を積み重ねて学習をしていく。

それこそが本作の真骨頂で、プレイすればするほど面白さを感じられます。

ぼくの場合、1プレイが短いこともあってつい「もう一回!」「もう一回!」とチャレンジしまくって気が付いたら時計の針が10周くらいしていましたw

コンボボーナスによる味付け

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本作の1ターンはBGMの1ビートとなっています。

だからといってビートに乗る必要はありません。

しかし、ビートに乗りつつ敵を倒すことで入手できるコインが倍増するんです!

コインはアイテムを購入する時に役立つので、多ければ多いほど役立ちます。

前述の通り本作の難易度は非常に高いので、コンボボーナスを繋げるのは重要なテクニックと言っても良いでしょう。

この辺りの要素も時間がリアルタイムで流れるからこそ成立しているように感じます。

風来のシレンやダンガンロンパのキャラクターで楽しめる!

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日本版はスパイク・チュンソフトがパブリッシャーで、それにちなんだ追加要素が存在します。

1つはアバター。

「風来のシレン」「ダンガンロンパ」「喧嘩番長」シリーズに登場するキャラクターのアバターが用意されていて、見た目を変更することができるんです!

キャラクターの性能に変化はありませんが、キャラクターをシレンにするとまんま「風来のシレン」をやっているかのようw

もう1つは楽曲!

なんと「ダンガンロンパ」シリーズの楽曲が17曲も収録されているんです!

全体的に学園内で流れる不気味なBGMを採用しているので、ダンジョンの雰囲気とよくマッチしています。

もちろん、代表曲の「議論‐HEAT UP‐」も収録されていますよ。

こちらはリズムアクションゲームとの相性がピッタリなので、流れるとテンションアップします!w

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惜しいところ

基本的にはじっくり楽しめない

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一般的なローグライクゲームと言えばリアルタイムで時間が流ません。

プレイヤーが動かなければ敵も動かないので、次の一手をじっくり考える余裕がありました。

一方、本作の場合は基本的にはそれができないので、ローグライクゲーム好きでも好みが分かれます。

かくいうぼくも最初はリアルタイムで時間が流れる関係で状況を把握出来ず混乱しました。

一応、特定のキャラクターに変更すると時間の流れが止まっていつものローグライクゲームとして楽しめるんですけどね。

コンボボーナスという本作独自の魅力を味わうことはできないので、それはどうなのかなぁと。

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全体のまとめ

ローグライクゲームの中毒性はそのままにリズムアクションゲームの要素を取り入れて新しい味に仕上げた意欲作。

ローグライクゲームとは相反するゲーム性を持っており、リズムアクションならではの爽快感も薄いので、その辺りを求めている方は楽しめないかも知れません。

ですが、双方のエッセンスを融合させたからこそ生まれた独特な面白さが個人的にはツボで一気にプレイしてしまいました!w

何回も何回もやり直してゾーン4(4面)をクリアした時の達成感は相当なものでしたよ。

近年は新しいアプローチのローグライクゲームが色々出ていますが、その中でもトップクラスの出来だと思います。

ローグライク×リズムアクションの化学反応で生まれた傑作!

こんな人には特におススメ。
・ローグライクゲーム好き。
・ハック&スラッシュ好き。

こんな人にはおススメできない。
・リズムアクションゲームの爽快感を求める人。
・じっくり考えて楽しみたい人。

クリプト・オブ・ネクロダンサー/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約20時間

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4件のコメント

ゼルダコラボで一躍有名になりましたが、元々名作として評価されてましたね
ゼルダは他のコラボとは違って単なるスキン変更ではなくシナリオから背景から敵キャラまで全部新規で、それでいて主人公は同じなので要するに続編ってことかなと考えています
ゼルダ気になってる人は先にこちらを遊んで予習しといて欲しいですね

個人的にはゼルダ版は続編的なポジションとしてみています。今月中に配信されそうなので楽しみにしています♪

3月頃にローグライクゲームがマイブームになったので、今作のクリネクの体験版をやったのですが、また通常のローグライクゲームとは異なるゲームなので戸惑いました?

個人的には忙しくて、第一印象は良くないなぁ〜。
今年の春?配信予定の次回作はゼルダとコラボするので、そこで練習してみようかな。

このゲームは触ってすぐに面白く感じることは稀だと思います。ぼくも「なんじゃこれは!?」って感じだったのでw

ゼルダ版はもう少しチュートリアルを丁寧に作ってほしいですね。