2016/04/02/12:00 | ゲームレビュー

アランウェイク【レビュー・評価】難解な海外ドラマ風アクションアドベンチャーゲーム!

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アラン ウェイク Xbox360 プラチナコレクション

2010年5月に発売されたXbox360「アラン ウェイク」を今回はレビューします。
Xbox360「アラン ウェイク」はベストセラー小説作家が主人公のアクションアドベンチャーゲームです。
製作は「マックス ペイン(MAX PAYNE)」シリーズを手がけた「Remedy(レメディ)」が担当。

良いところ

449
海外ドラマのようなストーリー

このゲームをプレイしてまず感じたのが、海外ドラマらしさです。
ストーリーはエピソード形式になっているんですが、
つい次の章に進めたくなってしまう演出が最後に盛り込まれている他、
エピソード開始時には「ここまでのアランウェイク」として前回の物語を振り返ってくれるんですよ。
ドラマとは違って1週間待たなくても良いのであまり意味はありませんが、雰囲気は出ています。

アクション要素が強い作品なのに
主人公が”スランプ”と”不眠”に悩まされたベストセラー小説作家というのも面白いですね。
おかげで現実と小説の内容がごっちゃになって不思議なゲーム体験を味わえました。

452

↑ゲームはアドベンチャーパートとアクションパートの2つに分かれています。
アドベンチャーパートはリアルタイムに進行するイベントを楽しみながら探索していく感じで、
物語に介入している感じを味わえました。音声は日本語なので、会話もしっかり耳に入ってきますよ!

448
拘りを感じられる音響

本作をプレイしていて一番感心した事。それは音響の使い方です。
暗い森の中を歩いていると恐怖を感じるようなおどろおどろした音が徐々に大きく聞こえ、
ある時に「バッ!」といきなり大きな音が響くなど、
とにかく音響を効果的に使ってプレイヤーに”ビックリ箱的な恐怖”を与えてくれます。
ハッキシ言って心臓に悪いので、お年寄りにはおススメできません(笑)

450
光と闇、水面の美しさ

基本的なグラフィックは2010年に発売されたXbox360ソフトとしてはまずまずでした。
でも、光と影、水面の美しさは2010年に発売されたゲームの中では
トップクラスと言っても良い程のクオリティで、当時は感心したものです。
眩しい過ぎる光。物体や人の輪郭を忠実に再現している影。
夕日を浴びた美しい水面。これはみなさんにも実際に見てもらいたいです。

455
充実の収集要素

収集要素は、かなりありました。
本作は基本的にはストーリーに沿って一本道のマップを
進んで行くタイプのアクションアドベンチャーゲームですが、
その一本道のマップにはこれでもか!と言うほど収集アイテムが隠されているんです。

456

↑収集アイテムの一つである「ディパーチャー」と題された原稿。
実際に読む事が出来、そこに書かれている事はその先に起きる出来事だったりします。
中には最高難易度じゃないと出現しない物も!?

収集アイテムは道中だけではなくストーリー上には関わって来ない洞窟や建物にも隠されており、
さらにはマップに存在するテレビ・ラジオを実際に観て聴く事が出来るので、
寄り道要素は豊富に用意されていました!
ただ、あんまり寄り道し過ぎると肝心のストーリーを忘れてしまうので、
寄り道は2周目以降にする事をお勧めします(笑)

個人的に合わない&気になったところ

458
単調な戦闘

ゲームの核となる戦闘システムは、今一つに感じます。
本作の戦闘では光を当てて銃を撃つのが基本的な攻略方法になっていますが、
敵の攻撃パターンが少なく、カバーポジションが出来なくてやる事が単純なので、
慣れて来ると単調(しかも操作は煩雑)に感じてしまいました。

武器や敵の種類も少ないので、戦闘部分はおまけと見た方が良いかも。
ただ、難易度を高くすると戦っている余裕がなくなり、
光がある場所まで逃げる状況に陥る事が多くなって
演出面以外で恐怖を味わえるようになるのは良かったです。

454
変わり映えのしないマップ

10時間以上プレイさせるゲームの割に、マップのバリエーションは少なく感じました。
主な舞台が一本道の暗い森である事に加え、アクション・パズル要素が控えめなんですよね。
同じようなマップを走り回り、敵を倒して収集アイテムを集める。
リアルタイムに発生するイベントがある程度は補ってくれますが、単調なのは否めません。

457
収集したアイテム関係の情報が少ない

収集アイテムは、情報が少ないためコンプリートが難しいです。
数が多い割にはどこのチャプターで何個中何個取ったなどの詳細な情報が載っていないんですよ。
開始出来るチャプターがあまり細かく分けられていないのも
アイテム収集目的でプレイする場合は少し困ります。

453
分かり難い展開

ストーリーは過去・現実・夢を行ったり来たりするため、
「今、何が起きているのか?」が分かり難い時があります。
主人公が”スランプ”と”不眠”に悩まされたベストセラー小説作家なので
狙ってやっているんだとは思いますが、ストーリーとしては面白くは感じませんでした。

451
続きはダウンロードコンテンツ!

ゲームクリア時のエンディングはよく分からないものでした。
これで完結?なのかと思っていたら、
その後プレイした有料ダウンロードコンテンツの追加ストーリーに続いていたんですよ。

時間を空けて続きを楽しめるのは海外ドラマ風のゲームとしては良いと思いますが、
出来れば本編だけでしっかり完結してほしかった
(ダウンロードコンテンツ第一弾は初回版には無料で付いていましたが)。


ストーリー重視のアクションアドベンチャー。
雰囲気やリアリティを重視するためゲーム的なギミックは極力入れておらず、
その結果、ゲームとしては薄味な作品になっていました。

ストーリーも好みが分かれるもので、個人的にはイマイチ楽しみ方が分からなかった。
開発期間が5年にも渡ったのは、ゲームとしてどう昇華するのか迷っていたからなんでしょうね。
難解な海外ドラマ風アクションアドベンチャーゲーム!

こんな人には特におススメ。
・ストーリー性を重視する人。
・肝試しが好きな人。

こんな人にはおススメできない。
・アクションアドベンチャーでゲーム性を重視する人。

アラン ウェイク/お気に入り度 ★★★★★★☆☆☆☆ 星6個
プレイした時間・・・約25時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。

※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。

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コメント広場の住人(6)

  1. 伯爵 より:

    そういえば、結構前steamでダウンロードしたのにやるの忘れてました笑
    設定自体は気になるんですけどね〜

  2. チキ より:

    妄想か現実か分からない二転三転するストーリーは続きが気になって引き込まれましたね。
    海外ドラマを意識した演出や作り込まれたグラフィックのおかげでプレイする洋画として楽しめました。
    話の展開は確かに分かりにくいところはありますね。特にエンディングは主人公が一人で納得しちゃって僕は置いてきぼりを食らいました。
    「続きはDLCで!」ってことなんでしょうけど、そこはちょっとガッカリしました。
    戦闘は単調でしたね。主人公が小説家なので、あまり派手なアクションにはできなかったんでしょうけど、光を当てて撃つことの繰り返しですし、武器や敵のバリエーションも序盤で出揃ってしまうので飽きるのが早かったです。
    延々と森が続く変わり映えのしないマップがゲームの単調さに拍車を掛けています。
    ゲームプレイが単調なので終盤は物語の結末を見届ける為に仕方なくプレイしてましたよ。エンディングにガッカリしたこともあって二周目はやりませんでした。
    野外ライブ会場で無双できる場面はテンション上がりましたし、敵が飛び出してくる時の音やポルターガイストは何度遭遇しても怖かったので、そこは評価できますね。
    決して出来は悪くないけど、色々と惜しい作品でした。
    文句ばかり言ってしまいましたがクウォンタム ブレイクには本作が同梱されるので二周目に挑戦しようと思います。
    今度はストーリーの理解を深めつつ、収集物をコンプしたり、ラジオやテレビをじっくり視聴してみましょうかね。
    DLCとアメリカンナイトメアは未プレイなので楽しみです。

  3. kentworld より:

    >伯爵さん
    このゲームは2010年発売ですからね(^_^;)
    伯爵さんが好きそうな題材ではありますが、
    今からプレイするのは難しいかなー?
    機会があったら見せますけどねー!

  4. kentworld より:

    >チキさん
    >妄想か現実か分からない二転三転するストーリーは続きが気になって引き込まれましたね。
    今で言う、バイオショックインフィニットみたいなタイプのゲームだったと思います。
    ストーリーとしてはよく分からないけど、
    ゲームだからこそ感じられるものが詰まっていた作品でしたねー。
    >「続きはDLCで!」ってことなんでしょうけど、そこはちょっとガッカリしました。
    エンディングのもやもやは多少DLCで晴れると思います。
    機会があったらやってみてください!
    >戦闘は単調でしたね。主人公が小説家なので、あまり派手なアクションにはできなかったんでしょうけど、光を当てて撃つことの繰り返しですし、武器や敵のバリエーションも序盤で出揃ってしまうので飽きるのが早かったです。
    10時間以上遊ばせる戦闘システムではなかったですよね。
    もう少し敵のバリエーションがあったらなぁ。
    >野外ライブ会場で無双できる場面はテンション上がりましたし、敵が飛び出してくる時の音やポルターガイストは何度遭遇しても怖かったので、そこは評価できますね。
    あ!そんな仕掛けがありましたね!あそこは良かったですよ。
    あとは定期的に車での移動もありましたね。
    多少のアクセントはあったけど、まだまだ足りなかった。
    >文句ばかり言ってしまいましたがクウォンタム ブレイクには本作が同梱されるので二周目に挑戦しようと思います。
    これを機にやってみてください!
    僕は当時、フレンドに実績追い越されそうだったので
    それもあって実績目当てで2周、3周やっていましたw
    >DLCとアメリカンナイトメアは未プレイなので楽しみです。
    アメリカンナイトメアはスコアアタックにハマりました!

  5. 代々 より:

    去年プレイしました。自分の感性とビタッと合致してて最高の体験でした。
    雰囲気ゲーとしては最高峰だと思うんですよね~。
    あらゆる所でスティーブンキングへのリスペクトが感じられる作品でしたが、こと雰囲気に関しては100点満点でした。
    キング作品の空気感を完全再現してると言っていいレベル。
    怖いのに居心地が良くてつい足を止めたくなってしまうのが困りましたw
    戦闘も適度な煩雑さと緊張感が上手く調和しててあまり単調には感じなかったですがまぁここは人それぞれでしょうね。
    やることが最後まで変わらないのは事実なので……

  6. kentworld より:

    >代々さん
    雰囲気は加点するポイントだと思うんですが、
    僕の中ではゲームとして面白い事で
    初めて加点するものにしているので今な評価になってしまいました。
    あとは3周もプレイしたんですよw
    これだけプレイしてみると飽きてしまいます。

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