2016/05/15/20:00 | M☆G☆Mコラム

海外の凄いゲームが日本で売れる事で生まれる弊害

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グランド・セフト・オート、コールオブデューティ、バトルフィールド、フォールアウト

近年は海外の凄いゲームが日本でも売れるようになってきました。
PS3時代中期からその兆候は見られましたが、
PS4世代に入ってからは日本でも目玉タイトル扱いされるようになり、
ランキングで1位を獲得する事も珍しくはなくなってきています。

僕としては良い物は国を問わず受け入れてもらいたいので基本は喜んでいますが、
一方であんまり売れすぎて一般層に浸透すると弊害も生まれると思うんですよね。
その弊害とは、ユーザーのハードルが高まり過ぎる事です。
海外のAAA級タイトルは開発費のかけ方がケタ違いでそれでいて全体を上手くまとめているので、
日本がどんなに頑張っても勝てないところがあると思うんですよ。

これまでは隠れた良作扱いで分かる人には分かる世界だったんですが、
そういったタイトルが日本でも前面に出てくる事で一般層のハードルも定まってしまいます。
今はまだ「ドラゴンクエストやファイナルファンタジーシリーズ最新作スゲー!
ゲームも進化・進歩したもんだ!」と一般層には言われていますが、
海外のさらに上のタイトルが基準になってしまうとそうは言われなくなってしまうかも。

かくいう僕もそう。海外のAAA級タイトルをよくプレイしているので舌が肥えてしまい、
日本のゲームを同じ基準で見たら厳しい評価をする事が多いです。
単純なボリュームだけではなく、動きの安っぽさ、使いまわしの多さ、環境破壊描写の弱さ、
オブジェクトのリアクション、パフォーマンス周りの悪さ、グラフィックのクオリティなど等。

だからちょっと舐めているところがあって、
「日本のゲームにしては~」とか、「中小企業のゲームにしては~」とか、
ほめる時は基準を低くして語るところがあるんですよね。

でも、それって愛国心から来るものだと思います。
消費者として同じくらいのお金を払っている以上、
本来なら作り手の事を考えずに物を言うのが普通でしょう。
大手が作ろうが、中小が作ろうが同じ7,000円だったらその基準で物を見ますよ。

▼ますます逃げ道と化すニッチ市場

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このままユーザーの舌が肥え続けてしまうと、正当勝負は出来なくなってしまいます。
そこで逃げ道となるのがニッチ市場なんですよ。
海外のAAA級タイトルでも作っているのは外国人ですから、
必ずしも日本人との趣向が合っているわけでは無いんですよね。

日本人が作っているからこそ共感できるものはまだまだあると思います。
一番分かりやすいのが可愛さ・カッコ良さですね。
日本人が思う可愛さ・カッコ良さと外国人(主に欧米人)が思う可愛さ・カッコ良さは違いますから、
そこに活路を見出して売り出すタイトルを国産では数多く見られます。

それ以外にも日本人だからこそ分かるディープなネタを仕込んだ作品とか。
全体的にビジュアルやストーリー方面で強さを発揮する作品が多いですね。
なので、アドベンチャーゲームに関しては日本の方がまだ有利だと思います。
この手のジャンルは元気ないと言われていますが、
派生ジャンル(恋愛アドベンチャーなど)を含めたら今後も安泰でしょう。

ただ、アドベンチャーゲームってタッチパネルだけでもプレイ出来るから、
コンシューマーゲーム機でプレイする必然性はあまりないと思うんですよね。
フルプライスの買い切り型というビジネスモデルが確立しているから生き残れているだけで、
汎用機でも通用するようになったらどうなるのかは分かりません。

こうして市場の流れを見ていると、コンシューマーゲーム市場が
フォトリアル系タイトルと美少女系タイトルの二極化するのも分かるなぁ。
その中間といえる存在は、任天堂やレベルファイブの一部タイトルくらいです。
もっと多様性が生まれて欲しいと思っているので、
任天堂やレベルファイブのような方面で勝負して成立するような市場になって欲しい。

※これまでに公開したコラム記事の一覧はこちら

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