2016/07/17/12:00 | ゲームレビュー

ライズ サン オブ ローマ【レビュー・評価】ロンチだから許された無個性な大作

91
ライズ サン オブ ローマ (グレイテストヒッツ)/XboxOne

2014年9月に発売されたXboxOne「ライズ サン オブ ローマ」を今回はレビューします。

XboxOne「ライズ サン オブ ローマ」はローマ帝国後期を舞台にしたアクションゲームです。開発は「クライシス」シリーズで知られるCrytek(クライテック)が担当。

良いところ

ハイクオリティなグラフィック

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XboxOne専用ソフトだけあって、グラフィックのクオリティは素晴らしいです!

ローマ帝国後期を舞台にした本作では100人以上の兵士が同時に動き、1人1人正直に作られているので、この時代の混沌をしっかり描いていると思いました。

カメラがかなり近くまで移動する事もあって臨場感も凄く、確かにこれをXbox360で処理落ちなしでやるのは難しく感じます。なので、XboxOne向けに発売したのは納得です。

背景は思ったよりも多彩。古城ばかりかと思ったら自然がいっぱいの森や街、コロシアムが舞台になったりして意外と多様性を感じられました。

カジュアルな操作性

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戦闘は4つのボタンを押して行くだけのシンプルなものになっています。

ボタンを押したら自動で敵に向かって攻撃してくれるので状況に応じてスティックを倒すとかそういった操作はなく、Xで攻撃。Aでカウンター。Yで盾を振る。Bで回避。

基本的にはこれらのボタンを状況に応じて押していくだけで戦えるようになっていて、とどめをさせるようになったらRTボタンを押していく事になります。

ゲームシステム的には「バットマンアーカム」シリーズのフリーフロー・コンバットに似ていますね。

Xでコンボを繋げ、別の敵に攻撃されそうになったらAでカウンターをして反撃みたいな。

判定はそこまで厳しくないですし、戦闘以外には激しいアクションを要求されないので、ライトユーザーでも楽しめると思います。

クリアまでのプレイタイムも短いので、仕事疲れのサラリーマンにもおススメ出来る作品ですね。

良く出来た処刑システム

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敵の頭にドクロマークが表示されると、トドメをさす事が出来ます。

いわゆる処刑システムというやつなんですが、これが発動するとスローモーションになり、クイックタイムイベントが挿入されるのが爽快で面白いです。

それも単にボタンアイコンが表示されるのではなく、敵の周りが対応するボタンに合った色に変わるようになっているのでボタンがカラフルなXboxOneならではのシステムに感じました。

処刑が成功すると体力が回復するので、出来れば上手く決めたいところです(Z指定なので処刑を決めると部位欠損の表現が発生します)。

丁寧な成長システム

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敵を倒してコンボを決めていくと、経験値が貰えます。

この経験値を使って体力の最大値を増やしたり、経験値を多くもらえたりと各能力を強化する事が可能で、キャラクターを育てる楽しさもありました。

30分くらいプレイしたらある程度の経験値が溜まっているので、ポーズ画面で新しい能力のアンロックをしていきましょう!

協力プレイが楽しめる

92

本編とは別に、2人同時で楽しめる協力プレイが用意されていました。

4つのルールが用意されていますが、いずれも2人で協力して敵を倒していくというもので、フレンドとやる分には面白いです。

2人揃えばマッチング成立する関係上、野良でプレイしても比較的すぐに出来るのも嬉しいですね。

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個人的に合わない&気になったところ

戦闘ばかりで単調

94

クリアまでの約8時間。大半が戦闘でした。そういうゲームは珍しくありませんが、同じような敵に8体くらい囲まれてボタンを連打していく展開ばかりなので途中で飽きてしまいます。

一応、タレットを使って戦うシューティング色が強いエリア。軍団で先に進んでいくエリアなどアクセントと言えるものは存在しますし、盾を持っているため簡単には攻撃を当てられない敵。ムービーシーンやボス戦も用意されていますが、それでも単調な印象は否めません。

全体的に地味

99

全体的に丁寧な作りでよく出来ていますが、ゲームの展開に緩急がなく、地味に感じました。

海外の大作ゲームならではの環境破壊描写も控えめですし、戦闘自体も敵の動きを良く見てヒット&アウェイを繰り返していく物でボタンを連打して爽快なアクションを繰り広げていく日本のゲームのような気持ち良さも感じられません。

これはこれで面白いですが、地味な印象は否めません。

全体的に無個性

97

見た目・中身ともに目新しさを感じられず、オリジナリティが足りません。

ローマ帝国が舞台の作品なんてあり触れていますし、戦闘システムもよくある感じ。成長システムもありきたりなもので、強い魅力を感じられませんでした。

全体のまとめ

全体的に丁寧な作りで、買って損はありません。しかし、これといった特徴は存在せず、ロンチだからこそ許された無個性な大作です。

平凡なアクションという意味ではPS4でいう「KNACK(ナック)」みたいな位置付けの作品。
関連記事:KNACK(ナック)【レビュー・評価】10時間以上遊ばせるには味付け不足

こんな人には特におススメ。
・ローマ帝国好き。
・ヒット&アウェイアクション好き。

こんな人にはおススメできない。
・すぐ飽きる人。
・グロ表現が苦手な人。

ライズ サン オブ ローマ/お気に入り度 ★★★★★★☆☆☆☆ 星6個
プレイした時間・・・約10時間


 

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コメント広場の住人(6)

  1. y.crash より:

    このゲーム中々近くで売ってないので買えてないんですよね。
    ストアで買うのもいいけど、少しくらい値段は小さい方が良いのでw
    見た限りじゃ日本版と海外版の差はあまりなさそうですね。
    日本版でも四肢欠損は普通にありますしね。(内臓表現とかは不明)
    ローンチだからこそよかった作品っていうのは何となく分かります。
    オリジナリティはローマが舞台だから変に差別化しずらいのかもしれませんね。

  2. kentworld より:

    >y.crashさん
    このゲーム、最近、セールになったのでそこで購入しました。
    廉価版も売っていますし、比較的安価で買えると思いますよー。
    とは言えその値段で買ってトントンと言えるゲームです。
    特別おススメ出来るものではなく、
    余裕があったらどうぞといった感じかな。

  3. 雷野 より:

    自分もセールで買って、まだ序盤ですが感想はだいたい同じですね。
    ただ自分は古い時代を扱ったゲームというのはやったことがなく、
    もの珍しさで購入したのでありきたりな題材とは思いませんでしたが。
    販売元がMS自身でありかつローンチタイトルなので、
    XboxOneのグラフィック性能をアピールするための作品なのでしょう。
    キネクトの音声認識を利用して兵士に命令するシーンもありましたね。
    (キネクトが無い場合はただのボタン長押しでなんだか気が抜けます)
    驚いたのはゴア表現で、日本ではZ指定の上でさらに表現規制されることが多い残虐描写が
    おそらく無規制でそのまま見られます。骨まで見えるのでびっくりです。
    最近のCEROはゴア表現に甘い気がしますね。CEROは業界の自主規制団体であり、
    残虐表現が強まる傾向にある海外製の売れ筋タイトルを規制してしまうと
    自分たちの収入に影響するので踏み込めないのではないかと思います。
    自分は表現規制ではなく年齢制限を徹底すべきだと思っているので、結果だけ見れば良い傾向ではありますが。
    閑話休題。個人的に残念だったのがゲーム内言語が本体言語に強制的に一致させられることですね。
    ゲーム内には言語設定がありませんので、日本語吹き替えオンリーになってしまいます。
    吹き替えも好きなのですが英語音声日本語字幕でも見てみたかったですね。

  4. kentworld より:

    >雷野さん
    そうですか・・・
    個人的にはゴッドオブウォーとか、
    その辺のゲームを良くやっているので題材にはあまり惹かれませんでした。
    マイクロソフトのロンチタイトルを振り返ってみると、
    バラエティ感を出すためには良い作品かも。
    キネクトの機能は持っていないので活用出来ず・・・
    でも、あまり意味はなそうですね。
    ゴア表現はなかなかすごかったです。
    あまり良く見ていませんでしたが、
    骨の部分まで描かれいるんですか!?
    CEROの判定はよく分かりませんねぇ。
    というか、このゲームを日本語音声付きで発売するんだったら
    ギアーズ4も規制なしで日本語吹き替え付きで発売して欲しいんだけどなぁ。
    売上が散々だったから諦めたのかな。
    >英語音声日本語字幕
    そんな落とし穴があったのか・・・
    自分は吹き替え派だったので気が付きませんでした。

  5. チキ より:

    このゲームは何と言っても処刑アクションが面白かった!
    QTEをこれほど気持ち良いアクションに昇華したゲームも珍しいですね。
    ゴア表現が爽快感に直結しているのも良い。
    QTEに失敗しても即死とかダメージを受けるとかいうペナルティは無くて回復量や取得経験値に影響する程度なのが素晴らしい。QTEって本来、これくらいが丁度良いんですよ!
    >戦闘ばかりで単調
    弓矢のタレットを撃ちまくったり編隊を組んで敵の矢を防いだりするのは良いアクセントになっていましたが基本は移動と戦闘を繰り返すだけなので単調さは否めませんね。
    ロンチに間に合わせる為に取り急ぎ作ったのかな?グラフィックは凄いけどゲーム部分はちょっと練り込み不足でした。
    ボス戦は結構ガチな作りで、タイミングがシビアなカウンターを決めまくらないと倒せないから手応えがありますね。
    最終章では象の大群が出てきたり、
    瀕死の重傷を負いながらQTEを繰り返す緊張感溢れる場面があったりして、飽きさせない工夫があって良かったです。

  6. kentworld より:

    >チキさん
    処刑アクションはこのゲームの醍醐味でしたねー。
    そうそう、クイックタイムイベントって
    失敗するとペナルティという発想が目立つけど、
    そうではなく、成功すると良い事があるくらいの
    バランスにした方がユーザーから嫌われにくいと思います。
    このゲームはギミック満載のアクションシューティングと比較されがちなので、
    戦闘ばかりなのは悪い点として際立っていましたねぇ。
    基本的には丁寧な作りですが、味付けが足りておらず、
    凡作に収まってしまった印象です。

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