2017/07/09/12:00 | M☆G☆Mコラム

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドとローグライクゲームの意外な共通点


ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド/Switch/(通常版) / (限定版)
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド/Wii U

全世界で大絶賛されているアクションアドベンチャーゲーム、Switch/Wii U「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」。

最近、本作はローグライクゲームと共通点が多いなぁと思うようになってきました。今回の記事ではその理由を語っていきます。

ローグライクゲームとは?

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まず、ローグライクゲームとはどんなものなのでしょうか?意味としては「ローグ」と呼ばれるコンピュータRPGのフォロワータイトルの事で、主な特徴としては以下のようなものがあります。

・ランダム生成ダンジョン。
・ターン制の戦闘システム。
・ゲームオーバーになるとレベルが1になったり、アイテムをすべて失う。
・ダンジョンで入手したアイテムは持ち帰る事が可能で、装備を強化する事も出来る。
・1プレイは数十分。早くて数時間で終わるアーケードスタイル。
・満腹度の概念が存在。

具体的なタイトルを挙げると「風来のシレン」シリーズや「トルネコの大冒険」、「チョコボの不思議なダンジョン」シリーズですね。

これらのタイトルのどこがSwitch/Wii U「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(以下、ブレスオブザワイルド)と似ているのかをここからは書いていきます。

※ローグライクゲームと言ってもピンからキリまであってそれぞれに独特なバランス調整が存在するので、この記事では代表格の「風来のシレン」シリーズをイメージしてください。

装備依存のバランス調整

ブレスオブザワイルドと多くのローグライクゲームは、装備依存のバランス調整になっていると思います。

装備を外したらさあ大変!攻撃力もない。防御力もない。それまで何てこと無かった敵が一転して脅威になります。

ローグライクゲームの場合はレベルの概念があるけど、素手の攻撃力は大して上がらないし、防御力に関しては全く上がらないものがほとんどです。

装備なしの状態でレベルが上がって助かるのは体力の最大値が増えることくらい。

なので、どちらも装備なしの制限を加えたら一気に難易度が変わってくるし、装備さえあればレベルを上げなくても何とかなる事も多いんですね。

個人的にレベル上げありきのバランスって自由度を落としていると思うので、装備依存のバランス調整は好みです。

プレイヤーの知恵を鍛えることで有利になるバランス調整

ブレスオブザワイルドと多くのローグライクゲームは、プレイヤーの知恵を鍛えることで有利になるバランス調整となっています。

どちらにも一見すると理不尽な展開に何度も遭うような作りになっているんですよ。

ブレスオブザワイルドの場合は悪天候時に金属類の装備でフィールドを歩いていると落雷にやられてしまいますし、ローグライクゲームの場合は罠によって敵に囲まれてタコ殴りされる事があります。

また、貧弱な装備の状態で物凄く強い敵に出くわすことだってあるでしょう。

でも、それらはプレイヤーの知恵次第では回避出来てしまうんですね。

ローグライクゲームもそうですが、ブレスオブザワイルドは本当に数多くの便利テクニックが隠されていて、それらをどれだけ覚えているのかで難易度が変わるようになっています。

それらをトライ&エラーで学習し、対処出来るようになっていく過程が楽しいんです!

難しいゲーム全般に言える事だとは思いますが、前述の装備依存のバランス調整と合わせてみると類似性がより強まると思います。

だって、良い装備を入手出来るのかもプレイヤーの知恵に左右されるところがありますから。

攻略知識が豊富なゲーマーが両作品をプレイしたら、クリアまでのプレイタイムは一気に縮める事が出来ると思います。

数十時間かかるのが普通だけど、人によっては数時間でクリア出来るかもしれませんから。ここまで極端なプレイタイムの短縮は、普通のRPGではまず不可能です。

入念な準備が必要なバランス調整

ブレスオブザワイルドと多くのローグライクゲームは高難易度ダンジョン攻略の際に入念な準備が必要になってきます。

ブレスオブザワイルドの場合は敵の攻撃力が高いため大量の回復アイテムを用意する必要がありますし、ローグライクゲームの場合はそれに加えて大量の便利アイテム調達しておかないと長いダンジョンでは苦戦する事がありますから。

他のゲームでも回復アイテムの調達などは重要だけど、ポイントなのが、各地を探索をして調達をする事。

普通のRPGだったらお金で物を言わせて大量の回復アイテムを購入して何とか出来る事が多いけど、ブレスオブザワイルドとローグライクゲームの多くはお店の品揃えはイマイチで各地を探索して素材などを調達する方がてっとり早いんですね。

ハック&スラッシュというか、自給自足に近いゲームバランスが共通していると思いました。

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思わぬ化学反応を起こしたブレスオブザワイルド

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この記事でも挙げたように、僕はブレスオブザワイルドを歴代の「ゼルダの伝説」シリーズで1位にしてしまいました。

1位にした理由は数え切れないくらいあるけど、理詰めて考えてみると同じく大好きなローグライクゲームに通じるものがあるからなんですね。

ローグライクゲームは本当に大好きで、特に「風来のシレン」シリーズは作品によっては数千時間プレイしました。

最近でもPS4/PSV「クリプト オブ ネクロダンサー」や3DS「世界樹と不思議のダンジョン」、PS4/PSV「ローグレガシー」に大ハマリして、自分のゲーム遍歴を語る上では外せません。

そんなローグライクゲームの要素をさらに大好きな「ゼルダの伝説」シリーズに持ってきたら鬼に金棒ですよw

色々と「ゼルダの伝説」のアタリマエを見直しているブレスオブザワイルドですが、ローグライクゲームの要素を加える事で化学反応を起こしたと思います。

ローグライク色を強めたブレスオブザワイルドをやってみたい!

このようにブレスオブザワイルドはローグライクゲームと共通しているところがあるので、もっとその方面を強めたバージョンをやってみたくなりました。

出現する敵やアイテム、ダンジョンの構造はすべてランダム。敵を倒すことでレベルが上がり、体力の最大値が増える。

ゲームオーバーになったらレベルは1になり、持っているアイテムも全て失ってダンジョンの最初から。装備に成長要素を加える。

このくらい弄って大型ダウンロードコンテンツの「剣の試練」みたいなダンジョンを用意したらめちゃくちゃ面白そうです。

ブレスオブザワイルドは「ゼルダの伝説」のアタリマエを見直した結果、さらに可能性が広まったと思います。バランス調整次第ではまた異なる面白さを生み出せると思うので、これをベースに色々展開してほしいですね。

関連記事:ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド【レビュー・評価】最先端から遠ざかっていた任天堂の復活を予感させる歴史に残る名作!
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コメント広場の住人(10)

  1. 匿名 より:

    >プレイヤーの知恵を鍛えること
    逃げ恥の星野源も今作のゼルダについて
    「プレイヤーを信じている感じが良い」と評してるね

    • kentworld より:

      あの星野源さんの絶賛しているんですか!?
      これは頼もしい!

      • Koo より:

        横からで恐縮ですが、コチラですねー。
        https://www.youtube.com/watch?v=LzikABM0BP0
        これを見て星野さんを見直してしまいました。これほどゲーム好き、ゼルダ愛を熱く語れる方だったとは!
        普通に大ファンになっちゃうレベルです(笑

        たしかに考えてみると、シレンやゼルダBotWは「プレイヤーをバカにせず、信じてる」感がありますよね。
        ある一定の文法で定まったワールドを徹底的に作りこみつつ、その箱庭世界内で
        いろんなアイテム、道具、武器を駆使して様々な化学反応を起こし道を切り開いていく、と。
        もちろんこの両作、かなり死にまくるので一筋縄ではいかない厳しさがありますが、決して完全に見放されてるわけでもないという絶妙なバランスがいいですよね。
        Kentさんはその辺りの部分でもどこが通ずるところがあると感じ記事にされたのではないでしょうか!

        一方で考えてて更に気づいたのですが、わりとシレンって運ゲーなんですね、BotWと比べると。
        極端な話、いくら順調でも、運悪くワナを踏みまくり、凶悪なモンハウにでくわし、オオイカリアークが何体も現れたらなすすべもなくやられるわけですから。
        シレンは理不尽要素わりかし多めな気がします。

        BotWはこちら側がそれなりの強かさであれば運が悪くても大体打開できちゃうますから。
        もし、シレンが今後も展開していきたいならば、この辺りは改善要項かもしれませんね。

        『ゼルダの伝説外伝 不思議のダンジョンとリンクの冒険』
        やってみてェ~~・・・!!!!

        • kentworld より:

          おおお!星野さんのゼルダトーク!!!!!!!
          これは聴いているとニヤニヤしてしまいますねw
          元々、星野さんの曲は聴いているし、これはブログで紹介しようかなー。
          公開されている動画が公式チャンネルではないので気が引けますが(^_^;)

          >Kentさんはその辺りの部分でもどこが通ずるところがあると感じ記事にされたのではないでしょうか!

          そうかもしれません。全然、別ジャンルなんだけど、何かが共通していると思うんですよね。

          シレンはランダム生成で運の要素は強いところがあるんだけど、
          プレイヤーの知恵次第ではそれすらも対処出来る事があるから好きです。
          理不尽さという点ではたしかにシレンのほうが強いですね。ゼルダの場合は天候かなぁ。

          ゼルダとシレンのコラボタイトルが出たら失神しますよw

  2. トモフミ より:

    ゼルブレはゲームオーバーになりやすいので風来のシレンと違ってアイテムがリセットされることがないのはいいところです。ムジュラでは重要なアイテム以外は時を巻き戻すとリセットされる仕様はあまり好きではないので。
    確かにローグライクRPGに近づいた感がありますね。そもそもローグライクRPGがローグというゲームが原点なことを初めて知ったのでなるほどってなりました(笑)まさかメトロイドライクアクション(探索型アクション)と同じ意味だったとは!?
    ゼルブレの場合、もしローグライクRPGを意識しているのであったならレベルの概念はいれてほしかったなぁ。私はレベル上げが好きな人なのでそれがあればもっと敵を倒す楽しさが出るのになぁと思いました。それこそハートの器やがんばりの器というアタリマエさえも見直してすべてレベル性にしてほしかったなぁ。

    • kentworld より:

      ローグライクゲームとの大きな違いは、ゲームオーバー時のアイテムロストですね。
      そこは現代のゲームらしく、かなり緩いと思いました。
      でも、ゲームの本質はかなり似ていると思ったんですよね。

      ブレスオブザワイルドはレベルの概念を入れるとまた面白さが変わってきそう。
      従来型ゼルダから大きな変貌を遂げましたが、
      まだ中間地点といえるほど今後の変化に期待できますね。

  3. Koo より:

    どうもこんばんは!お世話になっております。
    「近日中に私が喜ぶような記事をアップできそう、楽しみにしていてほしい」とのお話、なるほど合点がいきました、こういうことですね(笑)
    ・黄金の太陽・風来のシレン・ゼルブレオザワ 3本を見事に絡めて記事にされるとはさすがすぎる!まさに俺得。俺得すぎるではないですか(笑)
    今が一番御ブログを読んでて楽しいですね(笑)本当に、10年購読してきて良かったと、Kentさんと私の好きなをゲームを信じて良かったと思いました(壮大なお話)

    さて
    Kentさんは「アクションジャンルが好き、ゼルダの大ファン」とよく仰いますね。その中でシレンを推していただけることに頼もしさを感じます。
    がアクションとは真逆のゲーム性じゃないですか、ローグライクって。ワンターンワンターンをジックリ考え 動くゲーム。
    ではなぜかと考えると、本質は、そのゲームがアクションかどうか、というよりも
    じつは「アドリブ性のあるゲーム」というものがお好きなのではないでしょうか?(ぜんぜん違ってたらすみません)

    そういう意味でダンジョン開始から完全にアドリブを効かせるローグライク(シレン)と
    自分だけのアドリブな大冒険を楽しむブレオザワ、確かに似通ってる部分があります。

    じつは以前アマゾンレビューのほうに今作とシレンが如何に似てるか、通ずる部分があるのか自分なりに力説したものを投稿したのですが(そしたら他の圧倒的レビュー数に埋もれてしまった 笑)
    で少ない閲覧数のなかにも、「凄いわかります、似てますよね」といった共感コメントをくれた人がいたんです。

    「新発見の驚き、キャラじゃなく自分の(指先や脳みその)レベルが上がる、解法が多い、アドリブ性がある、化学反応を起こす」
    このへんのワードがシレンジャーの心に響いたのだと思いました!

    私は、基本的にジャンルとしては真逆な筈のゼルダのブレオザワをプレイした結果
    なぜシレンというゲームが未だに根強いファンがいて未だに初代がプレイされるほど愛されているのかわかった気がして、嬉しかったんですよねー・・。(ノ_;)

    考えれば考えるほど、ローグライクとブレオザワ、このゲームは人生そのものなんじゃないかなあって思いました。何か壮大な話ですが(笑)
    「無人島に3本まで持ってくなら?」と聞かれたら考えずに「シレン2とブレオザワは確実」と即答できる自信があります(笑)。
    なぜこの2つは確定なのかと言えばやはりそういうことなのかな、と。

    ちな3本目はムジュラかグラセフかマリオかで悩む・・。

    • kentworld より:

      はい!この記事はKooさんに喜んでもらえそうな内容になっていたと思います。
      ですが、喜ぶような記事はまだまだ隠し持っているんですよー。
      今後の記事にも期待していてください!

      10年目で一番楽しんで読んで貰えているとはうれしいですね!
      ここまで続くと中だるみもある場合が多いでしょうから(^_^;)

      「アドリブ性があるゲーム」

      これ、凄いわかります!
      アクションゲームが好きなのも「アドリブ」があるからなので、それは的を射ていると思います。
      素晴らしい分析力。恐れ入りました。

      シレンはランダム要素が多く、プレイヤーの選択肢が多彩なところが好きですね。
      同じダンジョンでも毎回、違った体験を味わえるので、レールにそっている感じがしませんもん。
      同じようなことはブレスオブザワイルドにもいえます。

      なんと!Amazonのレビューでシレンとの共通点を力説されていたとは!
      そうなるとこの記事は大共感出来るでしょう!

      シレンは未だに根強い人気がありますよね。
      理由はいくつかあると思いますが、プレイする度に新しい発見があるからだと思います。
      無人島に持っていくゲームの質問は難しいなぁ。3本はとても絞りきれませんw

  4. nasturtium より:

    ローグライクとの類似性ってプレイ中は全然考えてませんでしたが、確かに繋がるところがありますね。

    ローグライクの中でも特にシレン2は多分千時間以上はやっている位大好きなゲームなんですが、例えばアイテムを上手く組み合わせて危険を回避したり、或いはわざと敵のレベルをあげてそれを倒して自分のレベルをあげて有利に進めたり。プレイヤーの知識や経験値がダイレクトにゲームを面白くする要素になっているところがまさに今回のゼルダにも当てはまっているように思いますね。

    BOWは個人的にもベストゼルダになりましたし、今作をベースに違う調整をしたゲームは僕も是非出して欲しいですね。

    • kentworld より:

      かなり主観的な記事なので、同意してくれて嬉しいです!
      DLCをプレイして、改めてブレスオブザワイルドはローグライクゲームと共通点があるなぁと思ったんですね。
      今後は本作をベースにしていくようなので、どのようにアレンジしていくのか楽しみです!

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