【レビュー】マリオパーティ100 ミニゲームコレクション [評価・感想] 過去作のミニゲームをそつなくまとめた総集編!


マリオパーティ100 ミニゲームコレクション/3DS

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2017年12月に発売された3DS「マリオパーティ100 ミニゲームコレクション」のレビューをしていきます。

結論から言わせて頂きますと、本作は人気パーティゲーム「マリオパーティ」シリーズのミニゲームをそつなくまとめた作品です。

過去に発売されたシリーズ作品のミニゲームから選りすぐりの100本をまとめているのは嬉しいんですが、+αの要素が弱いなと思いました。

こういうメモリアル的な内容のゲームを出すのであれば、ギャラリーモードを充実させてほしかったんですけどね。

残念ながら大して充実しておらず、お馴染みのスゴロクも少し収録されているだけなので物足りなく感じました。

ここからはそんな3DS「マリオパーティ100 ミニゲームコレクション」の良いと思った点からまずは書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • マリオファミリーが登場するパーティゲーム。
  • 歴代シリーズのミニゲームが100種類収録されている。
  • 簡易的なボードマップも収録。
初リリース日 2017年12月28日
対応ハード 3DS
ジャンル パーティ
推定クリア時間 5~10時間
売上 初週4.6万本/累計23万本
発売元 任天堂

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良いところ

懐かしのミニゲームが満載!

本作で特筆したいのが、据え置き機で発売された「マリオパーティ」シリーズのミニゲームを100種類厳選して収録していることです。

3Dスティックをグルグル回して競う「つなひきデンジャラス」とか、ヘイホーが上げる旗を真似て上げる「はたあげヘイホー」とか。

昔の「マリオパーティ」でよく遊んでいたミニゲームが美しくなって収録されているので、懐かしさで購入してしまいました!

ここからは個人的に好きなミニゲームを挙げていきます。

まずは「ドッカンせんしゃ」。

土管に隠れながら弾を的に当てていく簡易版タンクゲームで、シンプルながらも燃えます。

Rボタンを押し続けていると向きを変えずに移動ができるので、それを上手く活用しながら2種類の弾を使い分けていくのが熱いです!

2つめは「ニアピンぴったり!」。

このミニゲームは簡易版「マリオゴルフ」という印象で、ボールがカップに一番近いプレイヤーが勝利となります。

微調整のシステムが本家の「マリオゴルフ」とは違い、簡略化されているので、最初は戸惑いましたw

それ以外にも「1」の「はたあげヘイホー」「ぷかぷかアイランド」「スロットレーシング」。

「2」の「ぜんまいヘイホーレース」「いろいろダッシュ」「カウント1・2・3」。

「3」の「ゆきだまゴロゴロ」「トゲゾークラッシュ」「たたいてドラム」など、個人的に好きなミニゲームがしっかりと収録されているので嬉しくなりました。

ぼくが好きなミニゲームが世間の総意ではないとは思いますが、しっかりとリサーチして収録されている感じはします。

グラフィックはすべて刷新。

ベタ移植ではなく、新たに3Dモデルなどを作成して当時の作品と似せて作られています。

しかも裸眼立体視にも対応していたり、ジャイロ、タッチ、マイクを使った操作形式にアレンジされているミニゲームもあるので、決して手抜きではありません。

地味に嬉しいのが、ミニゲームのタイトル欄にはどの作品からの出典なのか表記されていることです。

シリーズ作品を色々プレイしているとどの作品に収録されていたミニゲームなのかわからなくなってくるので、表記されていると「そう言えばこの作品に収録されていたんだったなぁ」と当時を思い出すことができるので助かりました。

それにしても、3Dスティックをグルグル回す「つなひきデンジャラス」を再収録するとは!?

3Dスティックをグリグリ回すゲームは「マリオパーティ」シリーズではタブー視されていると思っていたので、操作形式をそのままにして再収録するとは思いませんでしたw

もしかして、話題性重視で収録したのでしょうか?w

今の時代に合わせて調整されたミニゲームアイランド

本作のメインモードとなるのが、「ミニゲームアイランド」です!

このモードではボードマップを移動してミニゲームを順番にクリアしていくのが目的となっています。

単にクリアしていくだけではなく、ちょっとしたストーリーが挿入されたり、背景が賑やかなボードマップを進めていく形式なので、冒険している感を少し味わえるのが嬉しいですね。

過去作にも同系統のモードが収録されていましたが、ゲームバランスは大きく異なっています。

全体的に難易度が引き下げられていて、ビリにさえならなければクリア扱いになり、ビリだったとしても残り人数が減るだけで先に進むことができます。

「1」や「2」では1位にならないとクリア扱いにならず、先に進めなかったので、随分と優しくなりました。

一応、クリア後には「むずかしい」モードが追加されて、過去作と同じような感覚で楽しめますけどね。

スゴロクをサクッと楽しめる

本作はミニゲームコレクションですが、「ミニゲームマッチ」という簡易的なスゴロクも収録されています。

ルールは2016年に発売された3DS「マリオパーティ スターラッシュ」を流用。

全員でサイコロを一斉に振って進めていき、一定のターン内にコインやスターを集めていく形式となっています。

用意されているマップは1種類。

マップの構造もシンプルなのですぐに飽きてしまいますが、ミニゲーム以外の要素が収録されているのは嬉しいです。

サクッと楽しめるようにする気配り

今の時代、サクッと楽しめるのが重要視されています。

本作はその辺りをよく考えて作られていて、過去作の総集編ながらもテンポを重視しているように感じられました。

ミニゲームの操作やルール説明はゲームプレイ中も下画面から確認できますし、コンピュータの出番はスキップできます。

テンポが非常に良いので、ミニゲーム終了時の短いロード時間が惜しく感じるくらいです。

力を入れた歴代ミニゲームを収録

本作で一番嬉しかったのが、力を入れた歴代ミニゲームが収録されていることです!

パズルゲームの「つなげてブロック」「かいてんパズル」「キラキラストーンパズル」。

スポーツゲームの「はくねつ!ビーチバレー」「げきとう!アイスホッケー」「エンジョイ!バドミントン」がそれぞれ収録されていて、通常のミニゲームよりも濃い体験を味わえるようになっています。

パズル系のゲームは対戦だけではなくエンドレスモードでスコアアタックを楽しめますし、スポーツ系のゲームは対戦時間や対戦形式を選ぶことができるので、明らかに他のミニゲームと比べて力の入れようが違いますw

ぼくの場合、パズルゲームのスコアアタックに少しハマりました!

携帯機版「マリオパーティ」はパズルゲームが充実している傾向がありますが、今作も例に漏れず充実していますねw

ダウンロードプレイで気軽に楽しめる

本作はダウンロードプレイに対応しているため、ソフト1本で最大4人対戦を楽しめます。

歴代ミニゲームを楽しむのも良し!簡易的なスゴロクを楽しむのも良し!パズルやスポーツゲームを楽しむのも良し!

色んな形で対戦できるので、ゲームソフト1本だけで楽しめるのは嬉しいです(ゲーム機は人数分必要ですが)。

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惜しいところ

全体的に簡素な作り

本作の内容は全体的に簡素です。

ミニゲームメインなのもありますが、全体的にアッサリしています。

タイトルやメニュー画面は最低限のクオリティに留めていて、「1」の頃のような気合を感じませんし、ミニゲームアイランドのストーリーもこれまで以上に簡素です。

簡略化されたボードマップにしても1種類しか存在せず、コレクションで見られる歴代シリーズの紹介も二言程度。

明らかに片手間で作られている感じがします。

メインとなるミニゲームも大半がこれまで通りのアッサリ風味なので、簡素なだけではなく、内容が薄味に感じました。

「マリオパーティ」と言えば長時間の対戦が定番ですが、本作で同じようなことをするのは難しいでしょうね。

個人的には「はくねつ!ビーチバレー」など、せっかく歴代の力を入れたミニゲームを収録しているだけに、それらに特化して肉付けしたストーリー形式のモードを用意してほしかった。

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マリオパーティ100 ミニゲームコレクションのレビューまとめ

ミニゲームに特化して作られた「マリオパーティ」の総集編。

イメージ的には本編のスゴロクを省き、様々な形で楽しめるミニゲームモードに特化したような作りです。

スゴロクをカットした代わりにシリーズ最多となる100種類のミニゲームを収録しており、懐かしいものばかりなので、ファンとしてはたまりません!

ただ、本編のスゴロクが省かれたのを補うほどのボリュームは感じられなかったので、欲を言えばミニゲームの種類を倍増してほしかった。

そこが気にならなければ良くも悪くも想像通りの内容で、「マリオパーティ」シリーズに触り慣れている方はいつもの安心感を味わえます。

過去作のミニゲームをそつなくまとめた総集編!

こんな人には特におススメ。
・ミニゲーム好き。
・サクッと楽しみたい人。

こんな人にはおススメできない。
・1人で楽しみたい人。
・ボリュームを求める人。

お気に入り度【55/100%】

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6件のコメント

このゲーム、弟や彼女と十二分に楽しめるようにするため、1人用モードをちょうど昨日全クリしました。ミニゲームが全部解放されました(^^)
個人的には順番待ちが面倒だったボードゲームが1モードのみになってやっと理想的なマリパが出た!と感じました。桃鉄も去年出たものはこのくらい革新性があればよかったです。そのくらい今回のマリパは痒いところに手が届く作りになってます!対戦するなら☆8、1人用で遊ぶなら☆5な作品でした。カービィバトルDX以上に今年のパーティーゲーム決定版です。

おお!しっかりと楽しまれているようですね~。
1人用モードのクリアは僕よりも早いですよ!w
ボードゲームのテンポは確実に良くなっていますね。
今回は簡略化されていますが、ぜひ、いずれ出るであろうSwitch版もこのくらいのテンポで発売してほしいものです。
快適性という面ではシリーズの中でもかゆいところに手が届いている感じですね。

過去のミニゲームを新キャラでも遊べるのは、純粋に嬉しいですね。

そうそう、そこも大きな魅力です!
「1」や「2」の頃は6人しかいませんでしたからね・・・

ボード数については同意見
あと難易度にかんたんも入れてほしかった
(初心者殺し)
あと、マリパ6とかで見られたコレクション要素もほしかったところ

そう言えば難易度簡単ってなかったですね。
ボード数やコレクション要素はもっと増やして欲しかった。