【レビュー】マリオパーティ3 [評価・感想] N64末期に発売されたシリーズの完成形!

2000年12月に発売されたN64「マリオパーティ3」を今回はレビューします。

N64「マリオパーティ3」はマリオファミリーが活躍するパーティゲームシリーズのナンバリング3作目です。

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このゲームを3行で説明すると?
  • マリオファミリーが登場するパーティゲーム。
  • ボードゲームではアイテムを最大3個持てるようになった。
  • 1対1で戦うデュエルマップが追加された。
初リリース日 2000年12月7日
対応ハード N64
ジャンル パーティ
推定クリア時間 8~12時間
売上 初週22.1万本/累計84.6万本
発売元 任天堂

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良いところ

順当にパワーアップしたボードゲーム

目玉となるボードゲーム要素は順当にパワーアップしていました。

前作で初登場したアイテムは3個まで持てるようになり、種類は倍増。

ハプニングマスによって発生するイベントではアクションタイムが追加され、プレイヤーの意志で展開をコントロールできるようになりました。

マップの作り込みもさらにパワーアップして、戦略性は前作よりも増しています。

基本的なルールはこれまでとほぼ同じ。一定のターン数までコインやスターを集めていき、数を競います。

この安定感、素晴らしい!

痒いところに手が届いたオプション機能

オプション機能は前作以上に気が利くようになりました!

個人的に嬉しかったのが、短時間でも楽しめるようになった事。

これまでの作品ではプレイするターン数の最低が20だったので、1ゲーム1時間前後かかっていました。

今作の場合10ターンから設定できるようになったので、1ゲーム30分程度でも楽しめるようになったんです!

また、キャラクターの移動スピードを「はやい」にする事もできるようになったので、そちらを選択すればさらに短縮出来ます。

他にも一部の難しいミニゲームがボードゲーム中に発生しなくなる「ファミリーパック」が追加されるなど様々な趣向の方が楽しめるようになり、より任天堂のゲームらしくなったのではないでしょうか?

デュエルマップの追加でボリューム倍増!

今作から新たにデュエルマップが追加されました!

こちらは1対1で戦うタイプのボードマップで、数多くのお助けキャラと共にライバルを倒していくのが目的のルールとなっています。

お助けキャラは全12種類。それぞれに攻撃力や体力、1ターンに必要なコイン数が決められていて、ライバルと出会った時に戦ってくれます。

1対1で戦う事もあってボードマップはどれも狭め。すべてのマスを通ろうとしても早ければ2~3ターンで回れてしまいます。

そのためライバルとの遭遇率が高く、まさにデュエルと言えるようなバトルが楽しめるんですね。

コンパクトなので本編のおまけのように見えますが、とんでもない!

なんと5種類以上のマップが用意されていて、通常のボードマップと合わせたら10種類以上に登ります。

ストーリーモードではすべてのマップに挑戦するので、ボリュームは前作から倍増していました!

デュエルマップを含めたマップの種類はシリーズの中で最も多く、そういう意味ではシリーズ史上最高のボリューム感を実現しています。

70種類の新作ミニゲームを収録!

そして「マリオパーティ」のお楽しみであるミニゲームは70種類以上を収録!

しかも今作はすべて一新されているので、新鮮な気持ちで楽しむことができます。

ミニゲームのジャンルはバラエティに富んでおり、似ているものが少ないので「よくこんなに思いつくなぁ」と感心しますよ。

今作でお気に入りのミニゲームはドッスンパズル

いわゆる落ち物パズルで「テトリス」や「ぷよぷよ」ほど面白い物ではありませんが、「マリオパーティ」のミニゲームとして見ると奥深く感じました。

ある条件を満たすと1人でスコアアタックを楽しめるやり込みモードも追加されるので、開発者にとっても自信作なんでしょうね。

それとニアピンぴったり!もお気に入り。

言ってしまえばゴルフのニアピンゲームなんですが、当時N64の「マリオゴルフ64」にハマっていたこともあって思い入れがあります。

まあ、ミニゲームなので操作形式はカジュアルなのでN64「マリオゴルフ64」と比べたらシンプル過ぎるんですけどねw

ワルイージとデイジーが初登場!

これまでの作品ではマリオ、ルイージ、ピーチ、ヨッシー、ワリオ、ドンキーの6体しかプレイヤーキャラクターはいませんでした。

そんな中、今作では新たにワルイージとデイジーが追加されています!

2人とも同年に発売されたN64「マリオテニス64」で脚光を集めたばかりなのに早くも「マリオパーティ」に参戦ですよ!

特にワルイージはN64「マリオテニス64」で初登場したばかりの新人なので参戦には驚きました。

2000年発売のタイトルという事でストーリーモードではミレニアム(2000)という時事ネタを盛り込んでいますし、さすが1年に1作ペースで発売されただけあってフットワークが軽い!

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惜しいところ

買い物の楽しさが薄れた

今作では一度プレイしたミニゲームはいつでも遊べるようになりました。

これまでの作品ではボードゲーム中に集めたコインを使ってアンロックしていく必要があったので、楽になったのは確かです。

が、ボードゲームでお金を溜めてミニゲームを購入するのが楽しかったのもまた確かで、そのような要素が廃止されて寂しく感じました。

ストーリーモードのボリュームはデュエルマップの追加によって倍増していますが、ミニゲームを連続でクリアしていくモードもなくなってしまいましたし、どこか味気なくなった印象です。

簡略化されたメニュー画面

これまで3Dマップで描かれていたメニュー画面はとびだす絵本のようになり、簡略化されてしまいました。

個人的に「1」のキノコ村での施設の出入りが好きだっただけにちょっと寂しいです。

今作のメニュー画面もパーティゲームとしての雰囲気作りは出来ていると思うんですけどね。

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全体のまとめ


前作からパーティゲームとしての完成度がさらに高まり、ハード末期ならではの究極体になったと思います。

「1」「2」「3」のどれが一番オススメなのかと言われると、今回レビューした「3」ですね。

ただ、個人的には「1」の尖った部分が好きなので、「2」と同じく「3」をプレイしているとどこか物足りなさを感じてしまいました。

そんな個人の感想は置いといて、みんなでワイワイ楽しみたい場合は「3」が一番無難だと思います。

N64末期に発売されたシリーズの完成形!

こんな人には特におススメ。
・パーティゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・一人で楽しみたい人。

マリオパーティ3/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約30時間

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6件のコメント

%? (そして分数なら70/100では……?)
星の方が加点評価っぽさが伝わって好きだったんですが……

このゲーム、バーチャルコンソールで配信されていないんですね。
なぜ、されなかったのか・・・

初期のマリパの決定版的ソフトですね!
この頃は星の精やミレニアムスターなど星がキャラクター化したものがマリオ界で多くなりますね(笑)
この頃からデイジーの出番が増えて出世しますよね。好きなマリオキャラの一人になっているのでこの頃に出番が増えてよかった!ポリーンも今年の新たな設定で出番が増えてほしいです。

そうそう、スターのキャラが増えましたw
同年に発売されたマリオストーリーでも色々見かけましたしねー。
デイジー姫はそれまで冷遇されていただけにマリオテニス64からの活躍ぶりは驚きました!
ポリーンは次回のマリオパーティに出てくるか!?