2017/03/25/12:00 | ゲームレビュー

ラジアントヒストリア【レビュー・評価】ストーリーで遊ぶDSの隠れた良作RPG!


ラジアントヒストリア/DS

2010年11月に発売されたDS「ラジアントヒストリア」を今回はレビューします。

DS「ラジアントヒストリア」は二つの時空、過去と未来を駆け巡り歴史を紡ぐ物語のRPGです。

良いところ

時間移動を活かした謎解き

一見するとレトロなRPGに見えるDS「ラジアントヒストリア」。

確かに土台はクラシックRPGではありますが、時間を移動出来るシステム・ストーリーによって新しい楽しさを生み出していました!

ゲームを一定の所まで進めると先へ進めなくなりますが、その場合はもう一つの世界、もしくはその世界の過去で何らかの行動を起こせば未来が変わり、先に進めるようになります。

本作にはこのように時間移動を活かした謎解きも用意されていて、しかもストーリーと直結しているのでゲームに介入した感を味わえました。

言ってしまえばアドベンチャーゲームのWii「428~封鎖された渋谷で~」などで見られたタイムチャートシステムをRPGに持ってきたような感じですね。

タイムトラベル物のストーリー

ストーリーも素晴らしいと思いました。

前述の通り本作では過去と未来、2つの時空を行き来する事が出来るんですが、それぞれに様々な伏線が張られているので先の展開が気になるようになっていたり、意外な事実が明らかになったりします。

僕はRPGではストーリーが面白いと思った事はそこまで無いのですが、本作の場合は常に楽しむ事が出来ました。

また例えに出してしまいますが、Wii「428~封鎖された渋谷で~」のストーリーが好きだったら楽しめるかもしれません。

独自のシステムを採用した戦闘システム

戦闘システムはオーソドックスなコマンドバトルを採用しています。もちろん、単なるコマンドバトルではなく、独自のシステムも搭載していました。

特に印象的だったのが、攻撃を当てると敵を1マス動かせる「グリッド」システム。

これを上手く利用すると一ヵ所に敵を固める事が可能で、近接攻撃でもまとめてダメージを与える事が出来るんです!

パーティメンバーの攻撃順序を確認し、どのように敵が動くのかを予測して行くのはパズル的な楽しさがあり、コマンドバトルに新たな風を吹き込んでいます。上手く敵を1ヵ所に固めて倒せた時は爽快ですよ~。

懐かしさを感じるグラフィック・BGM

グラフィックは懐かしさを感じられました。

本作のグラフィックは2Dのドット絵と3Dポリゴンを合わせた物になっていますが、SFCのRPGに近い雰囲気で、BGMも下村陽子さんによる幻想的な物になっているので、新作だけど、どこか懐かしい気分を味わう事が出来ます。

言葉で表すと1990年代中盤の古き良きRPGって感じですかね。ストーリーやBGMが良いのでその印象を強く感じます。

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悪いところ

魔法攻撃が強過ぎる

他のRPGでもよくあることですが、全体的に魔法攻撃が強過ぎると思いました。終盤では魔法攻撃ばかりを使ってしまいましたね。

そのせいでMP(マジックポイント)がすぐ無くなるので回復するアイテムを大量購入する必要があって、全体的に戦闘面のバランスがちょっと悪い気がしました。

急激に上がる4章の難易度

4章に入ってからは敵が極端に強くなるので2時間ほどレベルを上げていました。

それ以降は極端に難易度が上がる事は無かっただけに、なぜあそこだけ極端に難しくなったのか謎。

アクションゲームで急激に難易度が上がるのはアクセントとして良いけど、RPGの場合はレベル上げを強いられるから好きじゃありません。

ストーリーがごっちゃになる

タイムトラベル物のため、ストーリーはややこしく感じました。

プレイヤーは過去や未来だけでは無く、正伝、異伝と言う2つの世界を行き来する事になるため主人公たちの状況がごっちゃになり、少しでも間を開けてプレイするとキャンプメニューのストーリーで自分の状況を把握する必要が出て来ます。

この辺はゲームシステム上、仕方が無いんですけどね。

終盤で見られたコピペダンジョン

終盤のダンジョンには同じような形のフロアが何度か出て来たので、少し手抜きに感じられました。

開発費の関係でダンジョンにはそれほど力を入れられなかったんでしょうが、コピペは止めて欲しかった。

立ち絵が存在しないキャラクター

開発費の影響からか、立ち絵なしのキャラクターがいました。

脇役だったら良いんですが、ストーリーの重要な場面に出て来るのにもかかわらず何人か立ち絵無しのキャラクターがいたんですよね。

昔のRPGでは立ち絵が無かったとは言え、ストーリーに関わって来るキャラクターの立ち絵はちゃんと作って欲しかった。

足音がうるさい

動画を見たらすぐに分かると思いますが、フィールドを歩く時の足音がうるさいです。

これは慣れの問題ですが、やっぱり最初は違和感を持ってしまうと思います。

全体のまとめ

全体的にはストーリー重視の作りですが、そのストーリーがゲーム性と直結しているのでRPGではゲーム性重視の僕でも楽しめました。

王道のRPGではありませんが、日本のRPGが好きな人は楽しめると思います。ストーリーで遊ぶタイムトラベルRPG!

こんな人には特におススメ。
・ストーリー重視のRPG好き。
・タイムパラドックス式のアドベンチャーゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・テキストが多いRPGが苦手な人。

ラジアントヒストリア 評価/★★★★★★★★☆☆ 星8つ
プレイした時間・・・約30時間

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この記事の反響(14)

  1. 街毛 より:

    この作品大好きです。横幅のある二頭身ドットがよく動くのって久しぶりでしたので。

    たぶん魔法攻撃が強いのについては物理攻撃で敵を集めて魔法及びアトの地雷で一掃するみたいなバランスを想定したのではないかと。

    このゲームはレベル上げした記憶はないです。というか戦闘が結構楽しいので気づいたら適性レベルになってたかと思います。

    足音とかバランスとかある程度ネタ要素があるのも含めて印象深いですね。BGMも最高ですし。あぁまた熱が復活しそうだ…リメイクでプレイヤーが増えて欲しい…自分の琴線に完全にマッチングしたゲームかもしれない。

    • kentworld より:

      これは街毛さんが好きそうなゲームですよねw

      物理攻撃のパズル性は良かったけど、
      頭使わず放てる魔法の方が最終的に便利だと感じてしまいました。

      4章は当時、難関と言われていたんですよー。

      足音はネタになりやすいですねw
      リメイクでは残しておくのかなぁ?

  2. トモフミ より:

    これが今後、3DSでリメイクを予定されているRPGですか。ちょっと地味な印象で2010年に出してたら埋もれてしまう感じがハンパないですが、タイムチャート性のシステムはなかなか面白そうです。428などは実際にプレイしたしアドベンチャーゲームなのでわかりますがこのゲームって過去に戻ったらレベルは据え置きなんですか?それがちょっと気になります。リメイクするのでしたら、FE覚醒のように現代風なキャラデザにして立ち絵を重要キャラにしっかり作るとこのゲームはなかなか化けるんじゃないかな。このオリジナル版もいつかダウンロード版として復刻したらちょっとプレイしてみたいかも(^.^)

    • kentworld より:

      はい!このタイミングでレビュー記事を放出しました。7年越しの放出だぁ!
      レベルは据え置きですよ、安心してください。
      ゲームシステムやストーリーは素晴らしかったので、リメイクで化けて欲しいところです。

  3. 伯爵 より:

    これ、当時やろうと思ってたけど出来なかったんだよなあ。
    時間軸またいでの謎解きとか、タイムトラベルもののストーリーとか、428というよりはYU-NOに近い印象ですね。
    ストーリー重視のRPG好きだし、タイムトラベル物のストーリー好きだし、下村陽子さんだし、1990年代のRPGも好きなので私にはどストライクな気がしますね〜

    • kentworld より:

      これは伯爵さん向けのタイトルですね!
      何故、プレイしなかったのかw
      リメイク版は分からないですが、オリジナル版は出来が保証されています。

  4. みなとも より:

    お、『ラジアントヒストリア』のレビュー来ましたね。
    3DSでのフルリメイクはどんな感じになるか・・・楽しみです。
    うちは「パーフェクトエディション」を予約して臨戦態勢です。
    まぁ、他のゲームの発売状況によってはキャンセルになるかもしれませんが・・・。

    『428~封鎖された渋谷で~』に似ているんですか?
    これは未プレイですが、俄然気になりますね。

    • kentworld より:

      このタイミングで公開してみました!
      実は、2011年に書いたまま寝かせていた記事なんです。
      プレイして428に似ている印象でしたね。
      ですので、428好きはやるしかない!
      限定版を予約とは気合が入っていますねw

  5. エンタメ最高マン より:

    私はストーリーを重視するRPG好きなので、本作はDSで発売されたすべてのゲームの中でもトップクラスに好きな作品です。
    (すべてのハード含めても五本の指は間違いなく入ります。)

    とにかく最初から最後まで先の読めない展開が続きますし、大量のバッドエンド集めも楽しかったです。

    またゲームシステム上、取り返しのつかない要素がほとんどないので、攻略サイトなどを見ることなく手探りでプレイできるのも嬉しいポイントでした。

    また本作の魅力はなんといってもストックのかっこよさ。ネタバレになるので多くは語れませんが、ラストの演出は鳥肌が立ちました。
    ぜひとも未プレイのRPGファン皆さんにプレイしていただきたい傑作だと思います。

    • kentworld より:

      このゲーム、ブログでも凄いプッシュされていましたよね!
      実は僕も隠れた良作だと思っているんですよー。

      僕も攻略サイトはほとんど見た記憶がありません。
      積みポイントらしきものはなかった気がします。

      このゲームで好きなキャラは、ストックとマルコかな。
      特にストックは外見・行動面共にカッコいい。あの赤い服に憧れた事もあります。

      今回のリメイクで注目を集めたら良いんだけどなぁ。
      3DSのRPGも飽和状態なので、そこが心配です。

  6. ウユニ より:

    この前リメイクが決まった作品ですね!
    6月末は色々まだ読めないですがストーリーが好みっぽいんで気になるなぁ。
    アトラスのRPGということで完成度は折り紙つきっぽいんで買ってみようかな。
    3DSを起動するきっかけにもなるし笑

    • kentworld より:

      タイムリーなのでこのタイミングでレビュー記事を公開しました!w
      これはおススメですよ。上手くリメイクしてくれたら良いんですが。
      戦闘の面白さを含めてアトラスらしい手堅さがありました。

  7. グリグラ より:

    2つの時間軸が互いに干渉しあうストーリーがやはり印象的でしたね。
    バットエンドも多いのでこの選択肢を選んだらどうなるのだろうと気になってしまい、全てのエンディングを見つけました。

    気になった点はキャラごとの性能差が大きいこと。
    後半はアトの罠が協力すぎて戦闘がパターン化してしまうことですね。
    ストーリーがごっちゃになるのはみんなそうなのかw

    リメイク版では足音も含め、修正されていると嬉しいですね。

    • kentworld より:

      あのストーリーデザインは素晴らしいものがありました。
      僕も時間があったらすべてのエンディングを見つけたかったんだけど・・・

      戦闘のバランスは極端でしたね。アトラスらしいバランス調整だったと思います。
      ストーリーはごっちゃになってしまいました。共感してもらえてよかったですw

      リメイク版ではどう修正してくるのか気になります。

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