2016/11/29/7:00 | ゲームレビュー

サルゲッチュ【レビュー・評価】実はマリオ64ライクなゲーム

1999年6月に発売されたPS「サルゲッチュ」を今回はレビューします。PS「サルゲッチュ」はサルを捕まえて行く3Dアクションゲームです。2005年3月にはPSPでリメイク版が発売。

良いところ

自由度が高い

このゲームは3Dの箱庭マップを歩き回り、ヘルメットを被ったサルを捕まえる事が目的です。フィールドマップはどこも広場のようになっていて、ある程度は好きな順番からサルを捕まえる事が可能。以前訪れたフィールドへ行って探索する事も出来るので、比較的自由度は高いと思います。

サルがうろついている場所は本当に様々。高い崖の上にいたり、乗り物に乗っていたり、ハンモックで寝ていたり、うんていをしていたり、どこかに隠れていたりするので全員を捕まえるには一筋縄ではいきません。

アナログスティックを使った斬新な操作

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サルを全員捕まえるには、8種類のガチャメカと呼ばれるアイテムを使わなくてはなりません。

いずれもアナログスティックを使ったユニークな操作を採用しており、2本のスティックがあるデュアルショックならではのゲームになっています。例えばサルを捕まえるアミの場合、スティックを倒した方向にアミを振る事が出来たりとか。

個人的に面白いと思ったのが、メカヨンクという遠距離操作のラジコン型メカの操作です。主人公を左スティックで動かしながら右スティックでメカヨンクを操縦できるので、同時に2キャラを操作出来るんですよね。

これは1999年のゲームとしては斬新だと思います。流石世界初のデュアルショック専用ソフトです!

多彩なワールド

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本作の舞台となるフィールドは、とてもバラエティに富んでいます。

草原ステージ、海辺ステージ、遺跡ステージ、氷ステージ、現代ステージ、近代ステージ、そして、遊園地ステージと、次から次へとユニークなステージを歩き回れます。

特に遊園地ステージではアトラクション的な体験をする事が可能なので、楽しい気分になれました。ジェットコースターに乗ってのアクションステージは、PS1の限界に挑戦していると思います。

フィールドを探索する楽しさ

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サルを捕まえるのがメインの作品と言う事で、フィールドを探索する楽しさは十分にありました。落とし穴に落ちた先など、サルの中には分かりにくいところにいますからね。

さらに各ステージにはコインが隠されているので、これをすべて集めようと思ったらさらに探索要素が強くなります。

特定のガチャメカが無いと先へ進めない場合もありますので、フィールドを探索する楽しさはもちろん、徐々に行動範囲が広がって行く楽しさも味わえるのでN64「スーパーマリオ64」のようなゲームが好きな人は楽しめる作品です。

3種類の本格ミニゲームを収録

コインを一定数集めると、3種類の本格ミニゲームをプレイする事が出来ます。

いずれも専用のタイトル画面が用意されており、複数のモードが選べたり、対戦プレイが出来たり、複数のコースが収録されていたりとミニゲームにしては凝った作りで良い息抜きになります。

こんな豪華なご褒美が用意されているんだったら各ステージに隠されているコインも頑張って集めてしまいますね!

ちなみに本編ではライバルのヒロキとレースをするミニゲーム風のステージが用意されています。

さらに「ポケットステーション」と連動すると専用のミニゲームを遊ぶ事も可能。捕まえたサルの図鑑も用意されていますし、おまけ要素が盛り沢山な作品です!

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個人的に合わない&気になったところ

BGMが単調

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本作で流れるBGMの多くは、短い曲のループで単調に感じました。何度も繰り返し同じメロディが流れるので耳には残りやすいと思いますが、良い曲には感じません。ステージによってはBGMが不快に感じてしまう事もあります。

ムービーシーンのクオリティが酷い

このゲームのイベントシーンはリアルタイムムービーとなっています。

しかし、キャラクターのモデリングがドアップで見ると厳しいレベルなので、見栄えはかなり悪いです。箱庭アクションと言う事でキャラクターにポリゴンをあまり使えなかったんだと思いますが、そこはハイモデルを用意するなどして上手くやって欲しかった。

イベントシーンはフルボイスになっており、ストーリーもシリアス路線ですが、酷過ぎるキャラクターモデリングのせいで感情移入が難しくなっています。

ややカメラ操作がしにくい

右スティックでガチャメカを操作する関係上、ややカメラ操作が難しい操作形式になっています。

十字キーでカメラ操作。L1ボタンでキャラクターが向いている方へカメラ移動。L2ボタンで一人称視点が可能になっていますが、右指で自由にカメラ操作出来るような形式と比べるとやりにくく感じます。

トレーニングステージの強制プレイ

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新しいガチャメカが使えるようになると、強制的にトレーニングステージへ行く事になります。

トレーニングしないと分からない事もあるのは確かですが、「これから新しいステージに行くぞ!」と言う時に強制プレイさせられたらブツ切り感が出てきて何だかなぁって感じです。

全体のまとめ

サルを捕まえる事ばかりが目に入ってしまいますが、実際にはN64「スーパーマリオ64」のような自由度が高い3Dアクションゲームで探索やアスレチック的な楽しさが強い作品です。

この手のジャンルでは一定の水準を満たしているので、なかなか楽しくプレイ出来ました。

こんな人には特におススメ。
・箱庭アクション好き。
・探索好き。

こんな人にはおススメできない。
・3Dアクションが苦手な人。

サルゲッチュ/お気に入り度 ★★★★★★★☆☆☆ 星7個
プレイした時間・・・約10時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。

 

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コメント広場の住人(16)

  1. y.crash より:

    サルゲッチュは結構やりましたね。
    ディあるショック専用タイトルなのはおそらく既存のデジタルコントローラーだとボタンとかが足りなかったのかな?と思ってますね。当時はデュアルショック対応が基本的でしたね。中には非対応のゲームもありましたけど。クラッシュバンディクーはアナログスティックを軽く倒すと歩くようになるとか、一部のレースゲームで右スティックがアクセルとブレーキになるとかそういうのが大体でしたね。

    途中から本編を遊びまくったら、ミニゲームばっかり遊んでた気がしますw
    ムービーに関しては当時何も思わなかったんですけど、確かにあまりいいとは思えませんね。PS1の性能を考えてもムービーだけもうちょっと何とかできたかもと思ってしまいますね。

    • kentworld より:

      実際にプレイしてみてこれはデュアルショックがないと成立しないゲームだと思いました。使用するボタンが何気に多いんですよね。二本スティックを使ったゲームの先駆けでした。

      ミニゲームは息抜きに最適ですよね!自由度も高いですし、こういうゲームは好みです🎵

      ムービーシーンはプリレンダやハイモデル使用など、もっとやりようはあったと思うんだよなぁ。

  2. 黒詩★紅月 より:

    サルゲッチュとトロは今でも新作を出すべきですね
    せっかく良いキャラデザインなのに
    SIEは積極に国内ブランドを作らないのが惜しいです
    強すぎて、出ないと困るほどのシリーズがないのも良いところだけど…

    確かに、このサルを「ビポサル」と呼んでました
    ビボ!ビボ!

    グラフィックはPS初期みたいですねw
    これは『DFF』『T3B』などを比較すると、技術力がすげえと思ってます
    PS4/ONEは結構言われたけけど、性能を使い切ったゲームは本当に楽しみです

    思い出しますねー
    PSはあるゲームにドハマりました
    レースゲーム、アニメ風、キャラの鼻は大きめ、スキーボードを使ってるけど、砂場とかのステージがある、隠しキャラは男と女の忍者二人です
    多分namco製です
    タイトルはちょっと忘れました
    まだアーカイブ出なくて惜しいです

    • kentworld より:

      サルゲッチュはもう、ずーっと新作出てないですもんね。権利関係とかの問題ではなさそうなので勿体ない。

      ビポサルですか! w ピですよ!ピーッ!

      グラフィックは基本的には高水準だけど、それでもドアップはキツい!

      NAMCO製でそのゲームは思い浮かばないなぁ。ゲーム概要を見ていると面白そうでやりたくなってくるけど。

  3. ☆☆☆☆ より:

    今となっては右スティックはすっかりカメラ操作専用みたいな感じになっていますね。サルゲッチュの操作はもう少しフォロワーが出ても良い気がするのですが
    カメラ操作以外の挙げられた欠点(音楽は個人差ですね)は2では凡そ改善されてますので、良かったらそちらも
    移植版の〜Pはガチャメカがボタン操作な上、ロード時間が長い事は不快だと初めて思わせてくれた作品です。ハードの仕様上仕方ありませんが、ちょっと移植が早すぎましたね

    • kentworld より:

      確かにカメラ操作でしか使いませんね。サルゲッチュをプレイしていると、他にも使い道はあるんじゃないかと思います。

      任天堂辺りが右スティックの新しい使い道を見つけてほしいんだけどなぁ。

  4. JINO より:

    SCEが自社ゲームに積極的だった時代の良作ですね
    自分も当時、夢中になってプレイしていました

    コロコロコミックに漫画が連載されたりアニメ化したりで
    クラッシュやトロと並ぶSCEの顔として活躍してましたが
    PSがコア層に偏って行くにつれ埋もれていってしまいましたね

    • kentworld より:

      上手く行けばクラッシュと並ぶ看板キャラになれたと思います。

      サルゲッチュ3辺りから存在感が薄くなってしまいましたよね。

      スピンオフを出す前に4を出せば良かったのに。

  5. ヨウタイガ より:

    ピポサルは愛らしいですよね。まだまだ一般受けしそうな気がしますが。
    某課長が挑戦しているのを見ましたが、結構操作が独特なんですね。でも、スティック操作のバリエーションとしてはありですよね。

    • kentworld より:

      こういうゲームこそ復活してほしい!もしかしたら近々SIEが配信するスマホゲームとして復活するかもしれませんが、コンシューマーで出してほしいなぁ。

  6. シロマ より:

    俺もサルゲッチュはプレイした事ありますよ。
    kentさんの言う通りマリオ64みたいな3Dアクションで面白かったしSIEにはサルゲッチュのようなライトユーザー向けのをまた作って欲しいです。

    • kentworld より:

      サルゲッチュもありましたか!ホンと、気が合いますね~。このブログでレビューしたゲームの大半はプレイしているんじゃ!?

  7. ビーグル犬 より:

    課長がやってるのを見て買ってみましたが、操作が難しくてやり応えありましたね。
    勿論不満もあるけど…。PS初期が一番操作が複雑化していた時期ですよね。
    ゲーム内容も色んな要素詰め込んでいて業界的に活気があったのかなぁなんて思いますw

    • kentworld より:

      子供向けかと思いきや、操作複雑だし色々つまっていて油断できませんよね。確かにこの詰め込み具合はゲームバブルを感じさせてくれます。

  8. Ryou より:

    kentさん的に変化球でくるのかと思ったら、直球できたか。
    過去記事調べたらサルゲッチュってまだレビューされてなかったんですね。
    プレイしたのは16年程前で殆ど覚えてないけど、
    ステージのバリエーションもかなり豊富だった記憶はある。
    それからピポサル2001、2と手を出して行ったけど(2も良かったが)
    やはりこの初代が最も好きですね。アーカイブスも配信されてるけど、
    時間があれば再プレイしてみようかね。SIEJはこういった往年の名作にも
    目を向けてやって欲しい、ホントに。

    • kentworld より:

      サルゲッチュのレビューは初登場です!意外だったかな?

      2もプレイしてクリアしたので、そのうちレビューしますよ~。

      個人的には2の方が好きだったりします。2は操作していて気持ち良くなっているんですよね。あと、遊びやすくなってます。

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