【レビュー】ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI [評価・感想] 新世代に向けたNewソニックブラザーズ

2010年10月に発売されたPS3/Xbox 360/Wii「ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI」を今回はレビューします。

PS3/Xbox 360/Wii「ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI」はハイスピード2Dアクションゲームです。

ダウンロード専売で、価格は約1,500円。2012年5月には「エピソードII」が発売。こちらの価格も約1,500円。

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このゲームを3行で説明すると?
  • ハリネズミを操作してゴールを目指していく2Dアクションゲーム。
  • 初期の作品で見られたオマージュが満載。
  • 現代ユーザーに向けて難易度が低下した。
初リリース日 2010年10月
対応ハード PS3/Xbox 360/Wii
ジャンル 2Dアクション
推定クリア時間 3~4時間
価格 1,572円(税込)(PS3)
発売元 セガ

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良いところ

原点回帰の2Dアクション!

「ソニックアドベンチャー」以降のソニックは3Dアクション中心でした。

ゲームボーイアドバンスでは2Dアクションゲームを発売していましたが、ナンバリングタイトルとしてはずっと発売されていなかったんですね。

そんな中で発売された本作はナンバリングタイトルとしては16年ぶりの新作で、原点回帰を図っています!

ステージは完全2Dとなっているためメガドライブ時代の感覚でプレイ出来ますし、世界観も当時の雰囲気を踏襲していました!

グラフィックこそは3Dで作られていますが、ダッシュ時は足の部分が渦巻きのように表現され、針の部分はスピード感を出すため風圧に引っ張られているかのように描かれていて2D時代の雰囲気を損なっていません。

今のユーザーに向けて遊びやすくなった!

ソニックって難しいから苦手・・・

そんな方にまずオススメしたいのが本作です!

これまでの作品と比べて敵やギミックの配置が優しく、気持ち良く走れるように作られていますからね。

しかも今作、残り人数を異常なくらい増やしやすかったりします。

CASINO STREET ZONE(カジノストリートゾーン)というステージではビックリするくらいソニックの残り人数を簡単に増やす事が可能で、繰り返しプレイしたらあっという間に99まで増やすことが出来ますから!

PS3/Xbox 360版には残り人数を99にする事で入手・解除できるトロフィー・実績があるので、開発者も想定しているんでしょうねw

アクション面では3Dソニックでお馴染みのホーミングアタックを追加!

これまでの2Dソニックではホーミングアタックが搭載されておらず、サクサクと敵を倒せませんでしたが、今作では気持ち良くらい素早く倒せます。この点も難易度低下の役割を果たしていますね。

2Dソニックですが、ホーミングアタックの追加によってプレイ感覚は3Dソニックに近いです。

ちなみにステージは選択画面である程度好きな順番からプレイできるようになり、一度クリアしたステージも再挑戦できるようになりました。

これまでの作品みたいにステージを順番にクリアしていく一本道・一方通行ではなくなっています。

経験者も新鮮に楽しませる仕掛けが満載!

2Dのソニックって色々発売されているから飽きたよ・・・

そんな熟練ソニックプレイヤーをハメさせたいからか、過去作で見られたシチュエーションでも捻ってくるから油断が出来ません。

例えば最初に戦うエッグマン戦。「どうせ鉄球をブラブラしているだけだろ」と思っていたら予想外の攻撃をしてくるので、「おおお!」って思いました。

ボーナスステージはシリーズ1作目のものと同じように見えますが、こちらは自由にステージを傾けてソニックを転がせるうえに一定のリングを集めないと開かないゲートがあったりして別ゲーになっています。

リメイクではなく新作なんだと納得できるように作られているので、シリーズ作品を色々プレイした人も安心です。

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惜しいところ

1UPする有難味が薄れている

残り人数を簡単に増やせる関係上、初期の作品で感じられた1UPする有り難みはほとんどありません。

強いて言えば最後のボス戦が冗長で難易度が高いのでその時はゲームオーバーの危険性があったけど、それ以外は余裕でした。

しかも初期の作品とは違ってゲームオーバーになっても最初のステージからやり直しという事はなく、直前のステージからやり直しになるので残り人数の概念自体が疑問です。

まあ、2010年当時はDS「New スーパーマリオブラザーズ」やWii「ドンキーコング リターンズ」、DS「ヨッシーアイランドDS」など簡単に残り人数を増やせる2Dアクションゲームがありふれていたので、当時の情勢を考えたらこうした方が良いのかもしれませんが。

ステージ数が少ない

ステージの数は4×3=12+αで少なく感じられました。しかもボスの種類も少なく、本作だけだとちょっと物足りないです。

低価格のダウンロードタイトルとして考えたらこんなものかもしれませんが・・・

ナンバリングタイトルとしての満足感を味わいたい場合、続編の「エピソードII」も合わせて購入することをオススメします(Wii版はハブられていますが)。

そう、MD「ソニック・ザ・ヘッジホッグ3」とMD「ソニック&ナックルズ」に続いて本作も二部作なんですね。

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全体のまとめ


2Dソニックの中では非常に遊びやすい部類で、初心者はまず本作を購入する事をオススメします!

2010年当時はDS「New スーパーマリオブラザーズ」が爆発的にヒットした影響でリバイバルブームが巻き起こり、同時に低難易度化も進んでいましたが、本作はその影響を見事なくらい受けた作品です。

ソニックプレイヤー熟練者の場合はヌルく感じられ、微妙かもしれませんが、個人的にソニックはハイスピードでステージを駆け抜けられる事を求めているので楽しめました。残り人数のインフレ化は複雑な気持ちですが・・・

新世代に向けたNewソニックブラザーズ!

こんな人には特におススメ。
・ソニックシリーズ初心者。

こんな人にはおススメできない。
・ソニックで歯ごたえを求めてる人。

ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約3時間

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6件のコメント

初心者向けのソニックなんですね(^^)
う〜ん、そのコンセプトはいいんだけど今作も3と同じく2部作構成なのとエピソード2にあたるものがWii版やスマホ版ではぶられているのが解せないです。せめてエピソード2はエピソード1の追加コンテンツの扱いなら良かったのに…

連作物で対応ハードが省かれるのは良くないですよね。
ストーリーはそこまで重要視されていないとは言え。
そこは問題ですが、初心者に優しいので2作セットで改めて発売しても良いと思います。

4と4エピソード2は自分が唯一やったソニックです。タブレットでですが(笑)
スピード感と爽快感があって楽しかった印象があります。
当時はまともなゲームをほとんどやったことがなかったのできになりませんでしたが、言われてみればステージは少ないですね。
難易度の低さは2dアクションが下手な人間にはありがたかったですね。それでも何回もゲームオーバーになってましたけど(笑)
スマホ版にはスマホを傾けることで移動できるモードがあったけど、さすがに大変でした(笑)久しぶりにやってみようかなぁ

おお!このゲームが唯一プレイされたソニックでしたか!?
腰痛持ちジーパンさんのゲーム人生ではかなり初期にプレイされた作品のようですね。
そうなると比較対象が少なく、ステージ数が少ないのも気にならないと思います。
ゲーム人生初期にプレイするゲームとしては良いチョイスではないでしょうか?
スマホ版にはそんなモードがw
素早いゲームなので、さらなる反射神経が求められそう。

ソニック・ザ・ヘッジホッグ4は自分はまだ序盤(カジノステージ)までしか触ってませんが、確かに今作も遊びやすく、低価格な事もあってオススメしやすい一本ですね!特に今作の遊びやすさを象徴しているのが、クラシック系列では初の「ホーミングアタック」の実装!クラシック系はホーミングアタックが無くスピンジャンプで敵を倒していきますが、慣れていないと少しやりにくいんですよね。なので、ホーミングアタックの実装は中々の英断だと思います!この作品も早くクリアしないとなぁ。

あぁ、ホーミングアタックに触れるのを忘れていました!
それは大きな点ですよね。記事で追記しておきます。
そういうのって長くプレイして慣れていくと見落としがちなんですよね。
序盤しか触っていなからこそ、印象に残っているんだと思います。
プレイしたばかりのファーストインプレッションは大切ですね!