09年6月に発売されたWii「Wiiであそぶ メトロイドプライム2 ダークエコーズ」を
今回はレビューします。Wii「Wiiであそぶ メトロイドプライム2 ダークエコーズ」は
05年5月にGCで発売された”一人称視点”のシューティングアドベンチャーゲーム
「メトロイドプライム2 ダークエコーズ」をWii向けにアレンジした作品です。
本作は”ライトエーテル”と”ダークエーテル”と言う似ているようで違う
2つの世界を行き来してゲームを進めていきます。2つの世界への行き来は
特定の場所でしか行えないので、パズル要素が前作からアップしており、
より歯ごたえるのある謎解きが楽しめるようになりました。
ただ、ある程度ゲームを進めると・・・(続きは悪い所で)。

Wiiリモコンとヌンチャクを使った快適な操作
既に「3」をプレイ済みだったため特別な驚きはありませんでしたが、
やっぱり快適なWiiリモコンとヌンチャクを使った操作。
GC版とは違い、立ち止まらなくても”照準移動”ができるとここまで快適になるのか!
と改めて思い知らされました。本当にWiiリモコンはFPSと相性が良いと思う。
元となった作品は4年前の物ですが、ポリゴンモデルは
HD機で発売されている作品に慣れている僕が
今見ても良く出来ていると思いました。
ただ、HD機の物理演算処理に慣れてしまったため、
どうしてもキャラクターの動きが軽いと感じてしまいました。
本作には2種類のルールと6種類のステージが用意された
シリーズ初の対戦モードが搭載されています。
1度ゲームをクリアしても接待ゲームとして使えそうですね!
※未プレイなので詳しい話は省略させて頂きます
「1」や「3」をプレイしている時は部屋間にあるゲートが”読み込み”によって
なかなか開けられず、敵にやられる事がよくありましたが、Wii版の「2」では
ゲートを攻撃してもすぐに開いてくれてそのような事には一度もなりませんでした。
気のせいかもしれませんが、余計なストレスを感じなかったので嬉しいです。
前作同様アイテムをすべて集める収集要素の他に、
すべての敵・アイテム・オブジェをスキャンする収集要素もあって
物を集めるのが好きな人には満足できるゲームになっています。
一度スキャンした敵・アイテム・オプジェはポーズメニューで確認することも可能。
また、クレジットを使っておまけ機能をオープンさせる要素もあったりします。

耳に残る音楽
「VS. 銀河連邦兵士ダーク」「水没した神殿」等、そこそこ耳に残る曲が
多かったような気がします。名曲か?と言われたら違う気がしますが・・・。
ゲーム中に手に入れたクレジットを使えばメニュー画面でいつでもゲーム中の音楽を
鑑賞することができるので、気に入った曲は早めにオープンさせましょう!
2つの世界を行き来する”謎解き”は順調に進んでいる時こそ面白いと思う物の、
一度詰まってしまうと一転して面倒に思えて来ます。
メトロイドプライムシリーズはただでさえマップが広いので、
2つの世界を行き来するシステムは快適性を考えるとちょっと相性が悪かったかも?
詰まった時の為にもう少しヒントも欲しかったですね。

ポーズ画面の分かり辛さ
本作のポーズ画面はスティックを回転させて項目を選ぶ面白い作りに
なっていますが、どこに何があるのか一目で分からなくて使い勝手がかなり悪いです!
これだったら前作のような画面にした方が良かったと思う。
前作とは違い、今作では特定のビームを使う時のみ”専用のアイテム”が必要になります。
ハッキシ言ってこれは爽快感を崩して面倒にしているだけだと思うので、打ち放題にしても
良かった気がする。メトロイドプライムは戦闘メインのゲームじゃないですし。
一人称視点のゲームなので、酔う人は酔います。
今作では今までの作品以上に謎解きに詰まって同じ所を何度も回る事が
多くなると思うので、少しでも3D酔いを起こす人にはトラウマになりかねないゲームです。
FPS(ファースト・パーソン・シューティング)は自分で狙いを付けて
相手を撃ち殺すのが面白い要因の1つですが、このゲームではロックオン機能が
用意されているので、敵に狙いを付ける必要がなくなっています。
そのためFPSとしての面白さはあまり無いです。敵の頭があまり良くないので尚更。
一人称視点が平気でも探索する楽しさを味わえない人にはこのゲームはお勧めできませんね。
相変わらず少ないので、ちょっとずつプレイすることは困難で
毎回がっつり腰を据えてプレイしないと先へ進めません。難易度の高さと言い、
今の日本人のゲームをプレイするスタイルとはとことん合わないゲームですね。
GC版をリメイクさせた作品とは言え、初週に1,700本しか売れないのも納得。
「1」や「3」よりもマップの構造が分かり辛く、
2つの世界を行き来するシステムも歯ごたえはある物の
面倒な印象は拭えず、非常に人を選ぶゲームになってしまった気がする。
合わない人はとことん合わないと思うので、購入の際は
どんなゲームを自分は好んでいるのか良く考えてから買うようにしましょう。
個人的に2つの世界を行き来するシステムは
SFC「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」を彷彿とさせてくれて
不満はある物の”中盤”まではかなり楽しめました。中盤までは・・・。
こんな人には特におススメ。
・探索ゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・サクサク先に進めないとストレスを感じてしまう人。
Wiiであそぶ メトロイドプライム2 ダークエコーズ/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約50時間
※当ブログのゲームレビューの採点についての方針はこちらをご覧下さい。
※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。
早速レビュー記事が!
読んでて思いましたが、かなり疲れそうなゲームですね・・・二つの世界を行き来するのは結構面白そうな気がするんですが。
ポーズ画面のわかりづらさは勘弁して欲しいな。それだけでモチベが下がりそう(笑)。ビームの弾数制限もちょっとなー
探索要素が多過ぎるのも問題ですね。