

コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2/PS3 / Xbox360
2009年12月に発売されたPS3/Xbox360「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」を今回はレビューします。
PS3/Xbox360「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」は現代戦を描いたFPS(ファーストパーソンシューティング)です。
Contents
良いところ
圧倒的な迫力のグラフィック
FPSの命とも言えるグラフィックは前作からさらにパワーアップしていました!
本物と見間違えてしまうほどリアルな砂嵐・吹雪の表現、真っ赤に燃える夕焼け空などクオリティの高さはもちろん、フレームレートも60fpsと非常に滑らかに動くので、まるで本当に自分が戦場で戦っているかのような気分にさせてくれます。
舞台が現代なので、身近にあるオプジェが多数登場したのも馴染みやすくて良かったです。
名シーンの数々


テロリストとなって空港を襲撃する過激なシーン、宇宙から見た核ミサイルの爆破シーン、車に乗って飛行機の中に突入するシーンなど、前作以上に衝撃的かつ迫力のあるシーンが満載でHD機のスペックの高さに対する有難味を存分に味わえました。
初プレイの時は、とにかく開いた口が塞がりませんでしたね!
ここまで凄い映像を見させられたら後遺症が起きそうで怖い・・・。
ちなみに前作よりも過激なシーンが増えているため、CEROレーティングは「C」から「D」に引き上げられています。
小さなお子さんがプレイするのには刺激が少々強いので、せめて中学校に入るまではプレイしない方が良いかもしれませんね。
親切なチュートリアル
チュートリアルは親切な印象です。
キャンペーンモードのプロローグでは操作方法をイチからマスター出来るチュートリアルを体験出来ますし、その後に体験出来る研修ではプレイヤーの腕に合った難易度を教えてくれるので、とても親切に作られているように感じられました。
音声が日本語で常に目的地が画面に表示されるのも、敷居を下げていてgood!
初心者に優しいアシスト機能
他にも初心者に優しい機能が満載です!
例えばアシスト機能。銃を構えている方向に敵が見えると自動でそっちに照準が向かうので、ゲームプレイ中は何度この機能に助けられた事か・・・。
また、相変わらず自動回復の方式を採用しているため変な回復アイテムが存在せず、この辺りも初心者に優しいシステムだと感じました。
ミスしてもすぐにやり直せる快適さ!
このゲームのキャンペーンモードは基本的に死んで覚える感じで進めていきますが、ミスをしてもすぐにやり直せる(ロード時間が短い)のであまりストレスを感じられませんでした。
また、ゲームオーバー時には画面テロップに政治家や軍人、思想家の名言が表示されるので、地味に勉強にもなります(笑)
人対人のFPSはマスコミの間でよく批判の的になりますが、ここで学べる事もあるんですね。
ちなみに難易度自体は前作よりも下がっており、ベテランモードでもシリーズの中では比較的簡単にクリアできるようになっています(それでも十分難しい難易度だと個人的には思いますが)。
大量に用意されたチェックポイント
前作同様チェックポイントが大量に用意されているので、ミスをしてもあまり前に戻されず、ストレスが溜まり難い作りになっています。
ゲーム再開時に発生するロード時間の短さといい、この作品は非常にユーザーの事を気遣って作られているように感じられます。
何度も楽しめるスペシャルオプス


本作には前作にあったアーケードモード(スコアアタック)が無くなった代わりに1人、または2人で協力して短いミッションをクリアして行くスペシャルオプスモードが収録されています。
ここで楽しめるミッションではキャンペーンモードで登場したマップが登場して再利用にもなっているし、スペシャルオプスオリジナルのマップや前作のマップも登場したりするので、懐かしさ・新鮮さを味わえ、サブモードとは言えキャンペーンモード並みに長く遊べます。
リプレイ性は前作にあったアーケードモードよりも高いと言えそうですね。
ちなみに2人でプレイすると相棒が瀕死状態になった時に助ける事が出来ますが、このシステムのおかげで面白さがアップするだけでは無く難易度も下がるので環境が整っていれば2人でやる事をお勧めします。
中毒性抜群のオンラインモード


本作のメインモードと言っても過言では無いオンラインモード。
前作同様経験値を稼いでレベルアップしていく方式を採用しており、レベルが上がるごとに使える武器やスキル、遊べるモードがアンロックしていくため、モチベーションを保ちやすく非常に長く遊べます。
戦法もスキルシステムや支援攻撃のおかげで非常に幅広く、全く飽きる気配がありません。
また、対戦中は審判が日本語で状況を教えてくれるため状況を把握しやすくなっており、今作から敵を倒せずに何度も死ぬと発動するデスストリークが追加されているので、前作よりはオンラインの敷居は下がっている気がします。
中毒性は相変わらず高く、ハマればキャンペーンモードの10倍は遊んでしまうので、オンライン環境がある場合は絶対にプレイしましょう!
個人的に合わない&気になったところ
吹き替えの声優
音声の日本語化自体はゲームを分かりやすくしていて良いと思いましたが、声優の声が若いため、どこか違和感を感じてしまいました。
「ギアーズ オブ ウォー」シリーズのように音声を日本語にするのであれば、もう少し声優に拘って欲しかった。
コロコロ変わる主人公
約5~6時間でクリアできるキャンペーンモードの主人公は前作以上にコロコロ変わるので、初回プレイ時は音声が日本語とは言えストーリーについていくのが大変でした。
クリア時間は短いので、ストーリーを理解したい場合は繰り返しプレイする事をおススメします。
全体のまとめ
キャンペーンモードのボリュームは前作から減少してしまいましたが、リプレイ性の高いスペシャルオプスモードがそれをカバーしており、オンラインモードも前作より長く遊べる作りになっているのでトータルでの満足度は前作以上にありました。
迫力あり!ボリュームあり!親切設計!とほとんど文句を付けるようなポイントが無く、海外で爆発的に売れるのも納得の出来!
ゲーマーだったらプレイするしか無いでしょう!
ストーリーは前作をプレイしていると思わずニヤリとするシーンも存在するので、ストーリーも楽しみたい方は前作を先にプレイしてから購入する事をお勧めします!
こんな人には特におススメ。
・FPS好き。
・ハリウッド映画好き。
・ネット環境がある人。
こんな人にはおススメできない。
・戦争物にどうしても慣れない人。
コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2/お気に入り度【100/100%】
プレイした時間・・・約50時間
kentworld にコメントする コメントをキャンセル