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2010年3月に発売されたPS3/Xbox 360「バトルフィールド バッドカンパニー2」を
今回はレビューします。PS3/Xbox 360「バトルフィールド バッドカンパニー2」は
架空の現代戦を舞台にしたFPS(ファースト・パーソン・シューティング)です。
開放感のある美麗グラフィック
海外産のFPSと聞くとどうしても灰色が目立つマップを舞台に
おじさん達が戦争を繰り広げるゲームを思い出してしまう方も多いと思います。
しかし、本作の場合登場キャラこそはおじさんばかりですが、
舞台となっているマップはどれも開放感があって明るく自然がいっぱいで、
「海外産のFPS=世界観が暗い」と言うイメージを見事に払拭しています。
グラフィックの質自体も前作から大幅にアップしており、
単純なグラフィックのクオリティは2010年に発売されたFPSではトップクラスです。
とにかく木や建物などのオブジェクトや発泡時の煙、空気感などのエフェクト、
銃の発砲音が本物そっくりで臨場感が半端無いので、
一度はこの映像を動画で見てもらいたいところです。

破壊要素の強化
前作でウリだった建物を破壊できる要素は今作ではさらに強化されており、
前作では存在しなかった建物全体が崩壊する描写も追加されています。
戦車の砲撃やロケットランチャーで家の壁を撃つと、ちゃんと当たったところを中心に崩壊しますよ!
建物全体の崩壊が可能になった事で、もはや戦場に隠れる場所はありませんねw

様々な乗り物の操縦が可能!
戦場に転がっている乗り物は自由に操縦が可能で、
戦略性は特にマルチプレイではかなり高い作品になっています。
前作の「バトルフィールド バッドカンパニー」と違って乗り物に乗っている時も
主観視点がデフォルトになっているのは、個人的には操作しやすかったです。
だって主観視点の方がより正確に操縦できますからね。

より遊びやすくなったマルチプレイ
「バトルフィールド」シリーズと言ったらオンラインで
世界中のプレイヤーと対戦するマルチプレイ!
本作のマルチプレイで遊べるルールは以下の4種類です。
・M-COM(金塊)を破壊したり守ったりする「ラッシュ」。
・マップ上に設置された旗の占拠が目標の「コンクエスト」。
・先に50キルしたチームが勝利となる「分隊デスマッチ」。
・「ラッシュ」をコンパクトにした「分隊ラッシュ」。
他のFPSではチームデスマッチが一番面白い事が多いんですが、
「バトルフィールド」シリーズでは「コンクエスト」が一番なんですよね。
分隊システムによって味方との共闘性が高まっているため、
一緒に旗を占拠できる「コンクエスト」は特にフレンドと一緒にプレイすると盛り上がります!
本作から新たに追加された「分隊ラッシュ」は短時間で
「ラッシュ」の醍醐味を味わえるので、初心者にはおススメ。
取っつきの良さの面では、復活にかかる時間が少し短くなっているのが嬉しかった。
全体的にマルチプレイモードは前作と比較して遊びやすくなっている印象です。

兵種選択の面白さ
マルチプレイモードでは、4種類の兵士から選択して出撃します。
各兵種はそれぞれ特徴があって、狙撃中心だったり、
対戦車向けだったり、援護中心だったりと状況に応じて使い分ける必要があるんです。
このシステムによって仲間との連携がより重要になり、さらに戦略性が増しています。

個性が無くなったキャンペーンモード
・ストーリーは前作のあったコメディ色が薄まってシリアスな内容に。
・横に広かったマップが縦に広いマップに。
・体力の回復が手動から自動に。
・死んだらチェックポイントからやり直しに。
上記のように、本作のキャンペーンモードは個性的だった
前作の要素をほとんど潰した内容になっています。
その結果ライバルである「~モダン・ウォーフェア」を
真似たシステムになってしまい、全く個性が無くなってしまいました。
破壊要素の強化にしても前作のように全方位から敵基地に潜入できるのであれば
良かったんですが、縦に長い一本道マップではあまり意味がありません。
演出は相変わらず地味ですし、カメラがあまり揺れず、
足音が小さいため歩いている感覚が薄く、キャンペーンモードは
個性が薄れてしまった事で平凡な内容になっています。
本作の発売3ヵ月前にはPS3やXbox 360で
「コールオブデューティ モダン・ウォーフェア2」が発売になったので、尚更気になってしまいました。
同作品と比較して本作のキャンペーンモードはスピード感や迫力、テンポ、
戦闘シチュエーションのバリエーションなどあらゆる点が劣っています。

字幕の小ささ
とにかく小さい字幕!前作よりもさらに小さくなっているので、
ブラウン管の20型以下では非常に文字を読むのが困難だと思います。
本作の音声は英語なので、これは凄く困ります。
英語が分からない日本人の為にもう少しローカライズは丁寧にしてほしかった。

24人では広過ぎるマルチプレイのマップ
本作は最大64人で対戦できるパソコン版がリードプラットフォームになっています。
そのため最大24人でしか対戦ができないコンシューマー版では
マップが広く感じられ、乗り物を活用しなければ目的地まで1分はかかってしまうことでしょう。
キャンペーンモードは他のFPSにあったシステムを真似た
1・5流のFPSと言った印象で、オフライン専用ではかなり厳しいゲーム内容だと思います。
しかし、オンラインモードは前作よりも遊びやすくなっており、
相変わらず他のFPSには無い魅力(破壊要素や乗り物)を
持っているので全体的にはかなり楽しめました。
こんな人には特におススメ。
・戦略性が高いFPSを求めている人。
こんな人にはおススメできない。
・ネット環境が無い人。
・小さいブラウン管テレビでプレイされている人。
バトルフィールド バッドカンパニー2/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約25時間
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