2010年4月に発売されたPS3/Xbox 360「スーパーストリートファイターIV」を
今回はレビューします!PS3/Xbox 360「スーパーストリートファイターIV」は
人気格闘ゲーム「ストリートファイターIV」をベースにパワーアップさせた作品です!
良いところ
クラシックスタイルの格闘ゲーム
格闘ゲームと言えば爽快感のある効果音、移動できるのは平面のみ、
単発攻撃のみでも勝てるバランスの 「ストリートファイターII」。
「~IV」シリーズはこの作品をベースに作られてるので、
プレイ感覚は「~II」とほとんど変わりません。
そのため、オールドファンとしては懐かしさを感じられると思います。
※もちろんゲージを消費して発動させるスーパーコンボ、ウルトラコンボ、
発動中は一度だけ相手の攻撃を耐えるセービングアタックなど、
本作から加わったシステムもいくつかありますが、
それでも根本的には「~II」と良い意味で同じです。
充実のオンライン機能
「スーパー」になって特筆したいのがオンライン機能の充実。
最大8人のプレイヤーを2つのチームに分けて勝ち抜きを行うチームバトル、
複数のプレイヤーが参加して1対1の対戦を繰り返し
勝利者へ順番に対戦を挑むエンドレスバトル、
他のプレイヤーとコミュニケーションを取りながら
試合のリプレイ映像を楽しむリプレイチャンネルなど、
前作から大幅にオンライン専用モードが増えています。
↑リプレイチャンネルの画面。ヘッドセットでフレンドと
コミュニケーションが取れる環境にある場合
一緒に動画を見ながら会話ができるので、非常に楽しい時間を過ごすことができると思います。
↑アーケードモードでは待ちうけをONにして、
アーケードを遊びながらオンライン対戦の申し込みをすることができます。
何だか家の中がゲームセンターになった感じ。
使用できるキャラクターの多さ!
前作では全部で25人のキャラクターを使用出来ましたが、
今作ではさらに10人追加されて全部で35人のキャラクターを
使用できるようになりました(しかも全員最初から使うことができる!)。
ここまで多いとすべてのキャラクターを使いこなすにはかなりの時間が必要だと思います。
ただ、全キャラクターを使いこなさないと獲得できない
力が入ったアニメシーン
オープニング画面やアーケードモードでは、
ストリートファイターIVのアニメ映像を見ることができます。
特にオープニング画面のアニメは数分に及ぶボリュームで、
かなり力を入れている印象です。HD機のソフトと言う事もあって迫力もかなりの物。
個人的に合わない&気になったところ
まだまだ足りない初心者への配慮
僕は本作から久しぶりに格闘ゲームを始めたんですが、
始めたばかりの頃はコントローラでやっているからか
必殺技がなかなか出せず、コンピュータ自体が強いのでかなり苦労しました。
初心者向けのモードであるハズのチャレンジモードも
レベル3あたりから難易度が高くなってきつかったし、
Xbox 360版の説明書には必殺技のコマンドが掲載されていなかったので、
もう少し初心者の事も考えて作って欲しかった。
僕の場合は死ぬ気で練習してバトルランクが1キャラだけC+の所まで行けましたが、
周りでやっている人がいなかったらここまでこのゲームに
相変わらず寂しい一人用モード
一人で遊べるモードは一人につき数十分程度でクリアできるアーケードモードと
様々な課題に挑戦するチャレンジモード、自由に練習ができる
トレーニングモードしか存在せず、オンライン環境が無くて
周りで対戦できる人がいない場合はかなり物足りなく感じると思います。
せっかく「ストリートファイターIV」のアッパーバージョンを出したんだし、
ストーリー性が高い一人用のアドベンチャーモードを追加収録してほしかった。
「スーパー」でパワーアップした要素の恩恵は人によっては全く受けられ無いと思いますが、
中級者~上級者・オンライン環境がある人にとっては嬉しい進化を
遂げた作品になっていると思います。オンライン環境が無くて
周りで対戦できる人がいない場合は4,980円でも高く感じますが、
逆にオンライン環境があって周りで対戦ができる人がいたら欲しい一本と言えそう。
僕の場合は流行っている時期に買って
周りの人と対戦しまくったので非常に楽しむ事が出来ました。
もし流行っていなかったらあまりの難しさに投げていたでしょうね。
僕に刺激を与えてくれたフレンドの皆さんには大感謝しています。
こんな人には特におススメ。
・格闘ゲーム好き。
・負けず嫌いな人。
こんな人にはおススメできない。
・格闘ゲーム初心者。
・ネット環境が無い人。
スーパーストリートファイターIV/お気に入り度【85/100%】
「自キャラじゃなくて、相手キャラを主に見ながら
プレイする」と言う事と、各キャラの対空攻撃をレクチャーしてくれれば、だいぶ敷居が低くなるんですけどね。
「攻めは飛び込みのみ、飛び込まれたらガードしか出来ない」って言う、初心者が煮詰まる部分を丁寧にフォローしてくれればと思います。
個人的には、CPU対戦時に
「今のは↓Pで迎撃でしょ?」とか、
「今のしゃがみ中パン後は昇竜で繋げるのがBest!!」
と言った「にこ動」風のアドバイスが流れたりしたら、最高のトレーニングモードになるんじゃないかと思うんですけどね~。