
2011年3月に発売されたPS3「PixelJunk Shooter2/ピクセルジャンク シューター2」を
今回はレビューします。「PixelJunk Shooter2/ピクセルジャンク シューター2」は
地底を変化させて生存者を救うアクションシューティングゲームです。
ダウンロードに必要な料金は1,000円。
物理計算を使った液体や気体の動き
360度自由自在にフィールドを飛び回り、
探索する事で知られる「ピクセルジャンク シューター」。
本作で最もウリとなっている要素と言えば物理計算処理で動く液体や気体の動き。
液体に向かって弾を発射すると液が飛び散ったり、
穴を開けるとそちらに流れて行ったりして本物そっくりに動きます。

↑文章で書いても分かり難いので、詳しくはこちらの
動画をご覧ください(最初が冗長なので30秒目辺りから)。
見た目は地味ですが、PS3と言う高スペックなハードだからこそ実現できた
液体や気体のリアルな動きを初めて見た時は驚くと思います。
パズル要素
前作同様本作には気体や液体を使ったパズル的な要素(マグマに水がかかると
壊せる岩に変化する、等)があり、時には頭を使わないと先へ進めない事がありました。
今作のパズル的な要素で印象的だったのは、穴を掘って岩を上手く下へ落とすギミック。
あの「ディグダグ」を彷彿とさせてくれて、もはやシューティングゲームを
プレイしているような感覚では無くなりました(笑)
その他にも光と闇を使ったギミックなど、
前作では見られなかった物が多数存在して見所は多かったです。
アドベンチャー要素
前作同様各ステージには収集アイテムである
「トレジャー」が壊せる壁の中や隠しエリア、液体の中など
一目見ただけでは分からない所に隠されており、探し甲斐があります。
ゲームをクリアするにはトレジャーを一定数集めないといけないので
リプレイ性の向上にも役立っているし、探索ゲーム好きの自分にとっては嬉しい要素でした。
1人プレイ以外の付加価値
1人プレイ以外にも2人プレイや、オンラインによるスコアランキング機能、
ビデオ録画、YouTubeアップロード機能、PSPリモートプレイ、
そして今作から加わったマルチプレイと本編以外にも様々なおまけが用意されており、
価格が1,000円とは言えお得感を感じられました。
ちなみにマルチプレイのルールは「生存者」を制限時間以内に
自分の陣地に持って行くというサッカー風のルールになっており、
なかなか面白かったです。ルールが一つだけしか無かったり、
選択できるコースが少なかったり、マッチングが
イマイチだったりして「おまけ」の域から出てはいませんが・・・。
発売から少しでも経ったら過疎ってしまうかもしれませんね。
「ピクセルジャンク シューター」のステージは5つ程のエリアに分かれており、
そのエリアに存在する「生存者」を救出する事で次のエリアに進めるようになっています。
ただ、自分の機体が壊れてしまったらそのエリアの最初からやり直しになり、
しかも本作の場合は難易度がかなり高いから
何度もエリアの最初からやり直しになってしまいました。
そのため後半のエリアでは1ステージをクリアするのに30分以上、
酷い時は1時間かかる事もあったくらい。1ステージにかかる時間が
ここまで長いと気軽にできないのでこれにはちょっと困った。
ステージ攻略中に中断セーブできる機能があったら良かったんですけどね。
1ステージをクリアしない限りセーブされないから困った。
丁度良い難易度だった前作よりもかなり難しくなっており、
前作に慣れた上級者向けの作り。ストーリーは前作の続きを描いていますし、
前作が「前編」だとしたら今作は「後編」になると思います。
個人的には難易度が上昇したせいでダウンロードゲームらしく
気軽に遊べなくなってしまったのが残念(あとは前作と比較して新鮮味に欠ける)。
本作に興味を持った人は素直に前作からプレイした方が良いと思います。
こんな人には特におススメ。
・探索ゲーム好き。
・前作が物足りないと感じた人。
こんな人にはおススメできない。
・探索ゲームが苦手な人。
・前作未プレイの人。
ピクセルジャンク シューター2/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・11時間
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今回のレビューで、前作のkentworldさんのレビューを読んで、DLしようと思っていたのを思い出しました(笑)
6,000円分あったPSネットワークカードのチャージ分がもうほとんど残ってないや。
ところで、1回のプレイ時間が長いのは前作も同じでしょうか?