【レビュー】がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス [評価・感想] 開発者のユーモアが詰まったシリーズ最高傑作!

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1993年12月に発売されたSFC「がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス」を今回はレビューします。
SFC「がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス」は、
アクションゲーム「がんばれゴエモン」シリーズのスーパーファミコンでは2作目となる作品です。

良いところ

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ユニークで多彩なステージ

ちょっと変な和風の世界観が印象的な「がんばれゴエモン」シリーズ。
今作で特筆したいのが、ユニークで多彩なステージです。
ステージ数こそは横スクロールアクションとしてはそこまで多い訳ではないんですが、
ギミックはほぼ使いまわしなしで、沢山のアイデアが詰め込まれています。

たこ焼き、スシなど和食のギミックが沢山あるステージ。
コケシ、けんだま、こいのぼりなど、日本のおもちゃを題材にしたギミックが沢山あるステージ。
乗り物に乗って移動するステージ。なだれから逃げるステージなど、
本当に何でもアリでギミック見たさで先に進む楽しさがありました。
シリーズでウリとなっている和風サウンドも相変わらず素晴らしく、
時にはプレイを止めてじっくりと聴きたくなるほどです。

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スーパーファミコンの限界に挑戦したいんぱくと戦

今作から巨大ロボットであるゴエモン・いんぱくとに乗って戦うステージが追加されました。
いんぱくと戦は一人称視点でのバトルとなっており、スーパーファミコンの特徴である
拡大・縮小、回転機能をフルに使った迫力ある擬似3Dバトルが楽しめます。
1993年当時は3Dゲーム自体が珍しかっただけに、
インパクトは相当なものです。まさにゴエモン・インパクト!!!!!

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多彩なミニゲーム

がんばれゴエモンシリーズと言えば、ミニゲームが多彩な事でも知られています。
今作も例に乗れず、各ワールドに1つは存在する街ではいくつかのミニゲームが遊べます。
真剣衰弱、ピンポン、ぞうきんがけ、サイコロゲーム。
そして前作に収録されていたシューティングゲームをパワーアップさせたようなミニゲームなど、
本編に疲れた時の良い息抜きとして楽しめました。

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つい気になってしまう隠し要素

忍者と言えば、隠し部屋。と言う訳で本作にも隠し部屋のようなものがいくつか存在します。
また、隠しステージ、街も存在し、それを探す楽しさもあったりします。
怪しい!と思ったステージは何か秘密が無いかくまなく探しましょう。

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幅広い層が楽しめる

このゲームの難易度はかなり高いです。嫌らしい場所に敵が配置されているだけではなく、
初見殺しのギミックも満載で、いわゆる死んで覚えるタイプのゲームとなっています。
しかし、お金を稼いで体力を増やす事が可能なので、
初見殺しのギミックさえ何とかなれば、お金を稼いでゴリ押しクリアも可能です。

2人での協力プレイに対応していますし、ゲームオーバーになっても
直前にプレイしたステージの、しかもチェックポイントから再開出来ますしね。
ですので、幅広い層が楽しめると思います。

個人的に合わない&気になったところ

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やや不親切ないんぱくと戦の強制スクロールステージ

いんぱくと戦の前には、強制横スクロールステージをプレイする事になります。
しかし、スクロールが早すぎるせいで落とし穴や出っ張りにハマる事が多く、
やや理不尽に感じてしまいました。このステージでミスをしても、
いんぱくと戦に引き継ぐ体力が減るだけですけどね。

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お城ステージ、いんぱくと戦は再プレイできない

一度クリアしたステージは、ワールドマップで再プレイが出来ます。
しかし、お城ステージといんぱくと戦は再プレイできないんです。
どちらも本作での見所なだけに、いつでもプレイできないのは残念です。
いくらボスを倒したからと言ってもね・・・。


ゴエモンシリーズならではの歯ごたえを持たせつつ、
この時代では珍しいチェックポイントの多さによって幅広い層が楽しめる内容になっています。
相変わらず世界観も素晴らしく、「がんばれゴエモン」シリーズの最高傑作といっても良い作品。

こんな人には特におススメ。
・和風好き。
・2Dアクションゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・死んで覚えるゲームが苦手な人。

がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス/お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約8時間
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6件のコメント

マッギネスは傑作ですよね
ステージギミックの楽しさは勿論、やはりBGMが素晴らしい!
城ステージだったかの松の廊下を駆け抜けてだったかな?は、本当に良かった
そして兄弟でプレイして、兄にサスケを取られ続ける日々…

>MGMの名無しさん
>マッギネスは傑作ですよね
色んな物を総合してみた結果、
このゲームが一番バランスが取れていると思いました。
ゴエモンシリーズを人にやらせる場合、
まずはこの作品をおすすめしたいですね。
城ステージのBGMはあの疾走感がたまらない!
気が付いたら耳から鳴り響いてしまいます♪

マッギネスは万人にお勧めできる傑作ですよね!
正統進化であるでろでろ道中も素晴らしいのですが、難易度が高いので、
万人にお勧めするのは少し躊躇いますね。
ゴエモンはゲーム性だけでなく、やはりBGMが本当に素晴らしいと思います。
さっき調べてみたのですが、
ゆき姫のサントラはアマゾンで35000円、
でろでろ道中のサントラはアマゾンで約80000円(!)でした。
いつ見ても驚いてしまいますw

>隣の飼いケルベロスさん
記事で紹介するのを忘れていましたが、
協力プレイがさらに磨かれたのも今作でしたね。
このゲームが個人的にはゴエモンシリーズ最高傑作です。
BGMは本当に素晴らしいですよー。
今でもたまに聴きたくなってしまうほどツボにはまりました。
サントラがプレミア化するのも納得です。
この隠れた需要にコナミは気が付いてほしいなぁ。

友達と仲良しになるきっかけになったゲームだ!
何故か雑巾がけにめっちゃのめり込んでた記憶(笑)

雑巾がけ、ハマりますよねw

雑巾がけと言えば本作が真っ先に思い浮かびますw