
2月22日に発売されたオープンワールド型ステルスアクションゲーム、
PS4「アサシン クリードIV ブラックフラッグ」。
PS3/Xbox 360/Wii U版が昨年末に発売されたので今更感はありますが、
本記事でファーストインプレッションをしたいと思います。
この作品は当初、「アサシン クリード」なのに海賊がテーマという事でコレジャナイ感がありました。
「アサシン クリード」と言えばステルスアクションなのに・・・。
しかし、実際にプレイしてみるとこれがかなり良かったりする。
確かに今までの作品とは雰囲気が大きく変わっているんですが、
世界観が明るくなったのは個人的には好印象ですし、
「アサシン クリード」ならではの自由度、ステルスアクションも健在ですからね。
このシリーズは暗殺者となってターゲットを倒す事が特徴となっています。
その辺は今作でも健在で、高いところに登って真上から責めたり、
草むらや壁に隠れて倒したりと、自分の好きなように倒すことができます。
もちろん、直接攻撃で戦う事もできるんですけどね。

前作で煩雑になった武器の切り替えは十字キーで行えるようになり、やりやすくなっていました。
戦闘は相変わらず少ないボタンでコンボを繋げて行く簡単なのものですが、
同じボタンを連打するのではなく、状況に応じてガード崩しやカウンターボタンを押す必要があり、
それなりに楽しいです。フィニッシュ時にスローモーションの演出が入るようになったのは良いですね!
最近の「アサシン クリード」シリーズは、序盤はチュートリアルを兼ねたミッションばかりで、
退屈する事が多く感じます。しかし、今作の場合はチャプター2(シークエンス2)の時点で
街を走り回ってお宝を探したり、ビューポイントを探したりと自由度が高く、
チャプター3(シークエンス3)になると船に乗って自由に各島を探索できるようになったりと、
比較的早い段階で本領を発揮するようになっています。
街を縦横無尽に駆け巡る楽しさは相変わらずですね。
今作では前作以上に自然がいっぱいなので、
動きまわっているだけでワクワク感があります。

船に乗って各島を自由に探索できるのは、
GC「ゼルダの伝説 風のタクト」を彷彿とさせてくれますね。
実際、このゲームの開発者は同作品をリスペクトしているようだし。
宝の地図を入手してお宝を探すという航海の醍醐味も味わえるので、今後の展開が楽しみです。
ここまで書いてきた事は、現行機版にも通ずる事だと思います。
じゃあPS4になって何が変わったの?と訊かれると、
個人的にはロード時間周りで恩恵を感じられました。
このシリーズはオープンワールドアクションという事で、
ミッション開始、終了、リトライ時は長いと30秒ほどのロード時間が発生していたんですが、
今作のPS4版では10秒、下手したら5秒程度で済んでしまいます。
さすが本体のハードディスクにフルインストールしているだけあって、快適ですね。

PS4コントローラによる操作は良好。
このシリーズはR2でダッシュすることができるんですが、
ボタンの押し心地がゲームと良くマッチしていて相変わらず気持ち良いです。
ただ、地図を表示する時は少し戸惑ってしまいますね。
PS3版ではバックボタンで表示出来たんですが、
PS4になると同じ位置にシェアボタンがあるので、間違えてスクリーンショットを撮影してしまいますからw
PS4版で地図を表示するには、タッチパッドを押しこむ必要があるようです。
R2を多用するゲームという事で、
一見するとPSVITAによるリモートプレイとの相性は悪いように感じます。
しかし、設定でR2のアクションをR1でできるように変更できるので、そこは安心。

グラフィックは元々凄かったのがさらに凄くなって、もはやケチを付けられないレベル。
個人的には水の表現がエメラルドグリーンで気に入っています。
これでも現行機との縦マルチタイトルなので、PS4に特化して作ったらどうなる事か。
島から島へシームレスに移動が出来、
船に降りて島へシームレスに行けるのはPS4ならでは!と思っていましたが、
どうやら現行機版でも同じことができるようですね。
しかし、現行機版はフレームレートが低いと言う話を聞いたので、相当無茶をしていたのでしょう。
マップの広さは過去最大で、何十もの大きな島が用意されていて、
しかもシームレスに移動できるようですし。
「バトルフィールド4」といい、海外のゲームはスケールが大きくなりすぎて、
現行機でも発売されるけど、それではオーバースペックになってしまうタイトルが増えて来ましたね。
日本のゲームを遊ぶ時はまだまだPS3でも十分だと思いますが、
海外のゲームになるとメモリ量が足りなくなって、
PS4や高スペックパソコンじゃないと快適に遊べなくなってきています。
そう言う意味で今回はPS4版まで待って正解だったかな。
・海戦は新たにタイミング良くボタンを押して行くアクションが加わり、
竜巻や津波といったギミックによってより洗練されている印象。
・近未来編もあるようだけど、一人称視点で展開される事もあってまだ良く分かっていない。
・主人公のエドワードは、一言で言うとワイルド。ライオンのようなキャラクター。
・各ミッションを評価できる機能が用意されているみたい。
・メインメニューは何だか色々表示されるようになってオンラインゲームっぽくなっている。
・ミッション終了後などには今、訪れているエリアの達成率のようなものが表示されるから分かりやすい。
・葉っぱの作りはさすがに現行機ベースだけあって少し粗い気がする。
・とある場所ではチェッカーが遊べた!今回も色んなミニゲームがあるみたい。
まだ序盤ですが、印象としては前作よりも良いです。
狩りや海戦といった「アサシン クリードIII」で初登場した要素を引き続き取り入れていますが、
より洗練された作りになっていて、前作の理想型はこれなんじゃないかと思いました。
今作から近未来編、過去編共に舞台、
キャラクターが一新されていてストーリーも新鮮に楽しむことができるので、
今作でシリーズデビューを果たすのも良いと思います。
予想通りですが、PS4と同時に購入したゲームではこれが一番良作の予感!?
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グラフィックはもう息を飲む美しさで、「なんじゃこりゃ!」という域に達していますね。
初見時はビビりました。
それでいて、ハード的に無理をしている感じは全くないですし…。
縦マルチから解放された時に一体どうなってしまうのか、末恐ろしいです(笑)