なんじゃこの面白さは！？怪盗スライ・クーパーをやってみた！

2003年３月に発売された3Dアクションゲーム、PS2「怪盗スライ・クーパー」。
発売当初こそは存在を知っていたものの、
全体の地味さからどうにも目に留まらなかったこの作品。
とあるブログ様が大絶賛されていたので、先日１０年以上経って購入してみました。
さっそくプレイしてみたところ・・・

本記事ではPS2「怪盗スライ・クーパー」が何故面白いのかを
どこにも負けないくらい具体的に語ってみたいと思います。

初めて本作を触った時、あまりにも軽快な挙動に驚きました。
大抵のゲームでは移動中にジャンプをすると一瞬で最高地点まで上昇し、
そこから加速して落下しますが、本作の場合は移動中にジャンプをしても動きの速度が一定で、
アクションからアクションへの繋がりも非常に自然です。

↑分かりやすく図で表してみました。動きの速度が変則的でアクションの繋がりがイマイチの場合、
初めてプレイする際プレイヤーは動きを予測出来ず、
他のアクションゲームに慣れている場合は違和感を持ってしまうものです。

逆にPS2「怪盗スライ・クーパー」の場合は走るからジャンプへ切り替わる時の速度が同じくらいで、
アクションからアクションへの切り替わりも自然なので初見でも予測がしやすく、
それが”触って気持ち良い”に繋がっていると思いました。

さらに本作は走りながらの攻撃が可能（しかもリーチ長い）なので、
上手く行けば同じ速度のままスタートからゴールへ行くことができるんです！
移動速度はそこまで速くありませんが、
ノンストップで進めた時はスムーズさを感じられて凄く気持ち良いですよー。

写真の主人公をご覧ください。非常に小さい足場に止まっていますよね？
傍から見るとジャンプアクションが非常に難しいゲームなんじゃないかと思われそうです。
しかし、実際には非常に簡単で、空中で○ボタンを押すだけで
近くの細い足場にピタッと止まってくれるんですよ！

多少足場からずれていてもアシストで止まってくれるから、
ジャンプアクションが苦手でも安心して足場へ飛ぶことができます。
本作の主人公は怪盗になるので、ピッタリなアクションですね。

このゲームでは体力の制限が厳しく、１～２回当たっただけでミスになります。
しかし、チェックポイントの数は非常に多いうえ、リトライ時の待ち時間は
ほとんどないので「もう一回！もう一回！」と気が付けば何回もプレイしてしまいます。

他にも様々なアピールポイントが存在するPS2「怪盗スライ・クーパー」ですが、
アクション部分の面白さを大まかに語るとこんなところ。
一見すると大したことないように感じられますが、
その１つ１つの積み重ねがアクションゲームとしての中毒性を高めており、
これだけ面白い作品になったんだと思います。

本作の題材である「怪盗」についてなど、まだまだ語りたい事はありますが今回はこんなところで。
今まで地味な見た目からプレイする事はありませんでしたが、
今更ながらも「もっと早くプレイしておけばよかった！」と思いました。
これはマジで隠れた良作アクションと名乗っても良いですよ。

本作を開発したサッカーパンチは、現在は「インファマス」シリーズを開発中です。
こちらのゲームはオープンワールドアクションですが、
「怪盗スライ・クーパー」の軽快さは健在で、こちらも触って楽しいアクションゲームでした。
触って気持ち良いアクションは、サッカーパンチの芸当ですね！

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