【レビュー】ブームブロックス [評価・感想] ワゴンゲームと見せかけて良作!

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ブームブロックス/Wii

2008年7月に発売されたWii「ブームブロックス」を今回はレビューします。Wii「ブームブロックス」はあのスティーヴン・スピルバーグ映画監督がプロデュースした投げて、つかんで、組み立てる3Dパズルゲームです。

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良いところ

物理演算を活かしたゲームシステム

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このゲームのルールは簡単!指定された数のボールを使って積み木の中にある指定されたブロックを崩し、地面に落とすだけ!操作はWiiリモコンのポインターとモーションデバイスを活かしたものとなっており、直感的に楽しめます!

そして本作で特筆したいのが、Wiiソフトなのに物理演算を使用している事。物理演算とはオブジェクトが本物そっくりな挙動で動く処理の事で、積み木に向かってボールを当てたら本物そっくりに崩れ落ちるんです。そのためなぜ失敗したのか凄く説得力があるし、本物そっくりに動くからこその面白さを感じられました。

多彩なステージ

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ルールがシンプルなぶん飽きも早いと思われがちですが、いえいえそんな事はありません!

ゲームを進めると爆発するブロックや消滅するブロック、重なると爆発するブロックなどが登場し、さらには積み木崩し、シューティングゲーム、防衛戦とゲーム性まで変わって全く飽きることなく最後までプレイする事が出来ました。

物理演算を使ったブロック崩しゲームの1作目でここまで応用してくるとは・・・。

クリエイトモードを収録

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パズルゲームでは最近当たり前になってきましたが、本作にもクリエイトモードが収録されています。おまけにチュートリアルも用意されているので、これを見たら大体分かる事でしょう。

最初から収録されているステージだけでも十分過ぎるのにクリエイトモードが収録されているなんて太っ腹!ちなみにWiiフレンドへオリジナルステージを渡す機能もあったりします。

充実している対戦ゲーム

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本作は対戦ゲームとしても非常に優れています。というのも本編のシステムを応用してシューティング、カーリング、積み木崩しなど様々な対戦モードを収録しているからです。

しかもすぐに始められるモードやWiiリモコン一本で対戦できるゲームもあり、対戦ステージを改造する事だってできるからかゆいところまで手が届いています!協力プレイモードもありますし、パーティツールとしても非常に使えますよ。

プレイの意欲が出て来るやり込み要素

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1人用モードでは成績によって3段階の評価を付けられます。これらをすべて最高成績にすると良い事があるので、やり込み好きはすべてを極めてみるのも良いかもしれません。あと、やり込み要素としては他にも高難易度のステージを集めたモードも存在します。1人でもみんなでも楽しめるのが「ブームブロックス」なんです!

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惜しいところ

キャラクターデザインが酷い

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本作のキャラクターは動物で、みんな角ばっています。これがとてもカッコ悪く、日本人から見たら酷いデザインです。こんなデザインでは全く売れませんよね。各ステージにはそんな酷いデザインの動物たちが突っ立っているので、ボールを当ててやりましょう!ちゃんと吹っ飛んでくれますよw

クリエイトモードでの操作がしにくい

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クリエイトモードの搭載は良いのですが、操作がしにくくステージが作りにくいです。操作がしにくいのは、カーソル移動をWiiリモコンのポインターで行うから。ポインター操作だとカーソルが安定しないから、好きなところにブロックを置きにくいんですよね。

同じく本編でもWiiリモコンのみだとポインター操作の面で不満が出て来ますが、こちらはヌンチャクを付けてプレイしたらある程度は改善されるのでさほど気になりませんでした。

全体的に地味

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海外ゲームにありがちですが、タイトルからBGMまで全体的に地味です。もっと派手にしたら爽快感が出て来てさらに面白くなりそうなのに。キャラデザがイマイチだし、プレイ動画だけを見たらあまり面白く感じないかもしれません。

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全体のまとめ


見た目が地味なのでつまらなさそうですが、実はとっても良く出来たWiiらしいゲーム。Wiiを語る上では外せない、隠れた良作と言える作品だと思います。1人でも、みんなでも楽しめる、懐が深い作品。

こんな人には特におススメ。
・パーティゲーム好き。
・Wiiらしいゲームを求めている人。

こんな人にはおススメできない。
・見た目で判断する人。

ブームブロックス/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約10時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。

 

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24件のコメント

内容がいくら良くても見た目がダメなら売れないの典型ですかね。
キャラデザインは日本人受けはしなさそうですね。
アメコミが好きな人ならまだ良さそうですけど。
BGMまで地味ですか、海外ゲームあるあるなんですね。
自分が持ってる海外産ゲームはBGMもカッコいいのが多いので知らなかったですw 洋ゲーが好きでも知らないことが多いですねw

こういう地味なゲームは任天堂はの華やかなパーティーゲームに潰されてしまうんですよねw

このような地味なゲームは一昔前の洋ゲーに多いです。

これは名前も知らなければ、売場で見たこともありません。
でも、単純で盛り上がりそうなので、子どもと遊ぶには良さそうですね。キャラデザインは日本人受けはしない感じですが、何と無くずっと見ていると愛着が若そうな気もします。中古売場に発見したら、値段によっては買うかもしれません!

出回っている数が少ないのもありますが、地味なので目立たないんですよね~。対戦プレイはやってみたところなかなか盛り上がりました。パーティーゲームとしてもなかなかおすすめですよー!2000円以内だったら買って損はありません!

うわ~懐かしい!・・・私、持ってました。
操作性の悪さと言うかシビアさから途中で投げ出してしまいましたが、
(狙って投げるのはまだしもジェンガの様に引き抜くのが難しかった思い出)
一つ一つのブロックが軽めに計算されているようで、
爆弾でブロックが吹き飛ぶ様は爽快でした。

このゲームに反応していただけるとは w

操作性はWiiリモコンプラスが欲しくなってしまいました。

爆弾でブロックがあんなに吹っ飛ぶのは、それだけ軽めに設定されていたってことなんでしょうね♪

いかにも洋ゲーって感じのデザインですね。
だけどシンプルで取っ付きやすいゲームだとは思いました。

一昔前の洋ゲーっぽいです。ゲームとしては普通に楽しめますが、日本では売れなくても無理はない見た目でしたね~。

また尖るゲームですねw
物理演算と言えば、『忍道戒』の時代が…!

今時代ならキャラデザもジャンルも目を引きつけにくそうですね…
どんどん変化があるし、理不尽なギミックがなければ上々と言えます
スマホには近いゲームをプレイすることがあるが、十数ステージをやったら、難易度がまったく変わらなくて、ぼーっとしてました\(^o^)/

欧米風といえば、12月は『アドベンチャー・タイム ネームレス王国の3人のプリンセス』というゲームがあります
主人公の吹き替えは朴璐美さんだから、気になってるけど、ゲームは多分吹き替えなしだろうな

普段、なかなかレビュー出来ないタイトルを掘り起こしていきますよー!こんなゲームも出ていたんですね。

難易度がずっと同じだと飽きてしまうなぁ。ステージ数を無駄に増やすとそうなりがちですが。

アドベンチャータイムは超マイナータイトルになりそうだけど、紅月ちゃんはしっかりと注目していて偉い!吹き替えは売上的に厳しそうです。

当時、宣伝されていたのを知っていますが、ひたすらキャラデザが嫌で例え安くても食わず嫌いをしてしまいました。レイマンなどでも言えますが、海外のゲームは各国で売る場合、労力を惜しまずその国の文化に合わせたり、マリオやミッキーみたいな大多数の人が見ても馴染めるデザイン作りが大事だと思います。レイマンもkentさんのレビューを読んで、PC版を買ったら操作性などが面白かったです。しかしあとはキャラデザがもっとかわいければいいなと思ってしまいました。アニメでも言えますが、気になるゲームになるためには第一印象(一目ぼれするかどうか)がとても大事だと思います。

そういう人は多いでしょうね。ゲームも食べ物のようなもんなんですね。見た目が悪いと食べる気がしない。

レイマンもブームブロックスも見た目が地味な食べ物なんですよね。

このブログも見やすさに拘っていて、第一印象の大切は分かっています。中身の方が大事だけど、多くの人を巻き込むには見た目が大切ですよね!

これ超名作ですよね。マリオのブームブロックとかで任天堂が出せばいいのに!とか当時は思ってました。

出た!ブームブロックス!
当時局地的に大ブレイクしたんですよね
私の周りも大絶賛の嵐でスピルバーグすげえと思ったものです
久しぶりにゲーム棚から引っ張り出して遊びたくなりました!

正解でしたね!おめでとうございます!
これ、確かにカルト的な人気がありますよね。あれはなんだったのかw
僕も流れにのって購入してしまいました。

まさかの『ブームブロックス』のレビューww

自分は発売して2年後ぐらいに
EAがスティーヴン・スピルバーグ監督と共同開発したゲームだと
知って、購入しました。

「パッケージを見てクソゲーっぽいが
いざプレイしてみると名作やん」
っていうテーマなら
ベスト3に『ブームブロックス』は
入りますね♪
ちなみ残り2タイトルは
「安藤ケンサク」「バーンヤード」かなwww
(Wiiソフトのみのベスト3ね)

僕もそのくらいの時期に買いました。確か、安値の廉価版が発売されたんですよね。

パッケージ見ただけでクソゲーに見えるゲーム。昔は多かったですよね。

安藤ケンサクは同意!これはもっと売れるべきだと思ってます。バーンヤードは知らなかったw

発売から間もないころに買いました
面白いのに売れなかったからガッカリした覚えが…
DS、Wiiの初期には売れなかった意欲作が結構あったような…
PS初期にもあったしスマホもそうでした
市場が成熟してくるとそういうのは出なくなるんですよねぇ
今だとPSVRに多そうな気がするのですがどうなんですかね?
自分はまだPSVRを買えてないんで気になります

Wiiではこのようなタイトルが特に目立っていました。良作でも地味だととことん売れないんですよね。正確には忘れましたが、このゲームの売上って1000~2000本レベルでしたね。水面下でジワ売れしていたら良いのですが、続編が日本ではでなかった事を考えるとね。

こんにちは。
このゲーム好きですね~
当時、右手が軽い筋肉痛になったぐらい、このゲームにはまってました(笑)
続編を開発中という記事をネットで見て楽しみにしてたんですけど、
日本版は発売されなかったみたいです(笑)

続編は海外のみ出ていましたね。さらにパワーアップしていそうだったので、発売されなくて残念です( ´△`)

懐かしい。これは良く出来たゲームでしたね。ただ、演出が地味だった記憶が。Wiiって任天堂産のビッグタイトルが目立ったけど、余り目立たなかった良作が沢山ありましたよね。Wiiによって一般人のゲーム人口は増えたけど、一般人のゲーム時間は限界があり、そこまで手が回らなかったというか。現在は当時以上に娯楽が充実しているし忙しくなってるから、腰を据えて行う据置機はキツイと思う。

一般人はあまりゲームに時間を割けないからそういうユーザーばかりだと売れるゲームも限られてくるというのはありそうですね。
Wii市場はその典型例でこういう激しく埋もれてしまったタイトルは沢山見てきました。