【コラム】劣化移植が許されなくなった昨今の家庭用ゲーム機市場

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

最近、PS4/Xbox One向けに発売された大作がSwitchに移植されることが増えてきました。

これって凄いことだと思うんですよ。

元々はPS4/Xbox One向けのマシンパワーに合わせて設計されたタイトルを一世代前のスペックを持ったSwitch向けに移植するのですから。

普通に考えたら移植が困難なタイトルをあえて移植する。

その姿勢にぼくはロマンを感じているので、本記事ではその辺りについて語っていきます。

無茶移植の歴史

そもそも、上位機種向けに発売されたタイトルを下位機種向けに移植するケースは珍しくありません。

それこそ30年以上前はアーケードゲーム→家庭用ゲームと当たり前のように移植されてきましたから。

今でこそ家庭用ゲーム機の性能が上がってアーケード版の完全移植ができるようになりましたが、昔は滅多にありませんでした。

それだけアーケードゲーム筐体と家庭用ゲーム機には性能差があったんです。

ですので、完全移植が出来た場合、今では考えられないくらい称賛を讃えられたものですよ。

ミリオンセラーとなったセガサターン版「バーチャファイター2」はその典型例ではないでしょうか?

「性能差の壁をどのように乗り越えて下位機種に移植するのか?」

かつての家庭用ゲーム機市場ではそこに文化的価値があったと思うんです。

例えば3Dポリゴン描写が苦手とするゲーム機があるとします。

そこにバリバリの3Dポリゴンで描写されたアーケードゲームが遜色なく移植されたらどうでしょう?素晴らしいではありませんか!

「一体、どのような工夫をして移植したのだろうか?」

ぼくはそう感じて移植版に対しての評価が上がります。

劣化移植が許されなくなった昨今の家庭用ゲーム機市場

上位機種から下位機種へ移植する場合、劣化するのは致し方ないありません。

問題はどれだけ劣化を抑えられるのかだと思うんです。

でも、昨今の家庭用ゲーム機市場はどうでしょうか?

上位機種から下位機種への移植作が少しでも劣化している場合、必要以上に叩かれているような気がするんです。

草の数が減っている、物凄い遠くに描かれているハズの建物が描かれていない。

限度はありますが、ここまで来るとアラ探しのような気がするんです。

もちろん、フレームレートが低下し過ぎてゲームにならないとか、本来のゲーム性に支障をきたすほど劣化している場合、話は別ですよ?

何故家庭用ゲーム機市場では劣化移植が許されなくなったのか?

何故、家庭用ゲーム機市場では劣化移植が許されなくなったのでしょうか?

ぼくは大きく分けて2つあると思っています。

まずはマルチプラットフォーム化が主流になったこと。

同一タイトルを異なる機種で発売するマルチプラットフォーム戦略は昔から存在しましたが、近年は完全に主流となりました。

そのハードでしか発売されない独占タイトルを探す方が難しいくらいで、大抵は同一タイトルを各機種で一斉に発売します。

後発移植ならまだしも、同時発売であれば同じ品質で楽しめるもんだと思うのは不思議ではありません。

もう1つはまとめサイトの台頭。

家庭用ゲーム機のまとめサイトは某掲示板の情報を元に記事を作成しているケースが大半だったりします。

某掲示板と言えばハード論争が絶えず行われている異世界ですから、劣化移植は格好のネタなんですよ。

同一タイトルが複数の機種向けに発売するのが当たり前になり、まとめサイトによってネガティブな情報が拡散されやすくなり・・・

そんな流れがこの10年間に生まれたことで無茶移植の価値観が歪んでしまったように感じます。

そもそも下位機種向けの移植版は誰が買うのか?

そもそも、下位機種の移植版は何のために発売するのでしょうか?

ぼくは新規層を開拓するために発売するものだと思っています。

アーケード発のゲームを家庭用ゲーム機に移植するのはその典型例でしょう。

でも、それで新規層を開拓して楽しんで貰えたら良いのではないでしょうか?

多少の劣化はあれど、良作が多くの人の元に届くのですから。

もちろん、作品の良さを100%共有するためにオリジナル版をプレイしてほしいという意見も分かりますが、それってエゴだと思うんですよ。

ユーザーは自分が慣れ親しんでいる環境で発売されたバージョンの方が例え劣化していたとしても手を出しやすいんです。

上位機種→下位機種の移植とはちょっと違いますが、ぼくは「ドラゴンクエストIII」をプレイしたことがありません。

なので、PS4/Switchリメイク版に手を出そうと思っています。

このリメイク版は「オリジナル版の良さを潰している」と不評ですが、ぼくにとっては現行機で出ているこのバージョンが一番手を出しやすいんですよ。

「I」や「II」も同じリメイク版で初プレイしましたが、さほど気にせず最後まで楽しめました。

きっと、オリジナル版と比較したら色々劣っているんでしょうが、初プレイの場合、余程支障をきたさない限り「そういうもんだろう」と思うんですよ。

少なくともぼくはそう。

そこで「劣化しているからオリジナル版をプレイしろ!」だの言われても「大きなお世話です!」と言いたいです。

ましてや「劣化版プレイヤー()」「俺の方が良い環境でプレイしている」なんてマウントを取ってくる輩は人間性を疑います。

上位機種→下位機種の移植とはちょっと違いますが、オリジナル版から劣化しているという点は共通しているので触れてみました。

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全体のまとめ

少々話がそれてしまいましたが、上位機種のタイトルを下位機種に無茶移植する件について色々語ってみました。

上位機種から下位機種への移植は劣化が付き物ですから、必要以上に騒ぎ立てないでもらいたいです。

そうではなく、

「本来なら再現不可能であるハズの物をどのようにして移植するのだろう?」

と興味深く見たほうが色々楽しくなってくるのではないでしょうか?

また、本来なら再現不可能であるハズの物をそれらしく移植するのも大変な作業ですから、もっと敬意を払っても良いのではないでしょうか?

少なくともアーケードゲーム→家庭用ゲームの流れが主流だった昔は称賛を讃えられていました。

個人的には元々はPS4/Xbox One向けに発売されていた「ウルフェンシュタインII:ザ ニューコロッサス」や「ウィッチャー3 ワイルドハント」がSwitchの携帯モードでどれだけ遜色なく動いているのか想像するだけでワクワクします。

あそこまでリッチなゲームを携帯機でプレイできるなんて一昔前まではあり得ませんでしたから、ロマンを感じられずにはいられません。

最後に3行まとめ
  • 上位機種から下位機種に移植するケースは昔からよくある。
  • かつてのアーケード→家庭用ゲーム機への移植作は如何に劣化せず移植出来ているのかに文化的価値があった。
  • マルチプラットフォーム化が主流になった今は少しでも劣化していたら許されなくなった。

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41件のコメント

劣化移植が許されないっていうのはたしかにあげられた点もありますし、それ以外にも最近のゲーム機の性能が向上したからこそっていうのもありますよね。

昔はアーケードゲームの方がCS機より性能が良いっていうのがありましたけど、PS2辺りかなぁ。AC並みにCSの方が性能良くなってきたのは。
今となっては下手すりゃ基本的にCSの方が圧倒的に上ですからね。PCを除けば。

それとマルチタイトルのせいで余計に劣化が許せないんでしょうね。
最たる例はベヨネッタかな。PS3版は通称「ベヨ劣化」って言われるくらい酷かったですからね。ゲーム性自体は変わってはなかったんですが、グラフィックの劣化、フレームレートの低下、ロード時間の延長とかありましたからね。

マルチプラットフォームは個人的に功罪だと思ってます。
ユーザーを獲得するうえでは必要かもしれないけど、それによっていらない弊害が出てしまったと思ってるんで。
まあ、自分は本気で好きなタイトルだったらマルチタイトルだと全機種網羅するタイプですがwww
メタルギアやクラッシュはよくそういうのやってましたwww

ゲーム機の性能向上は大きいですね。

一昔前は巨大な筐体じゃないと実現出来なかったゲームが小さな携帯機でもプレイ出来るような時代になりましたから。

確かにPS2時代辺りからアーケードゲームと家庭用ゲームの性能差が無くなってきました。

マルチタイトルの弊害は色々ありますよねぇ。昔とは違って異なる機種間のユーザーが情報共有しやすくなったとは言え、差異によってマウントの取り合いが生まれてしまいましたから。

それぞれの機種が持つ特性を理解しつつ如何に移植出来ているのかを観察する楽しさだってあると思うんですよ。

y.crashさんはそんな風にマルチタイトルを楽しまれている印象なので好感が持てます。

どうも。
確かに劣化移植は一種の芸術みたいなものですし、ユーザーの裾野を拡げる為にもハードは増やした方が良いですね。

kentさんはTwitterで見てると思いますが、私が今絶賛プレイしているPath of Exileも本家はPCですから色々落ちるとこもありますね。 全般的には遊べるのですが、エンドコンテンツ入りしてからフレームレートのカクツキもありますし。(PCでもあるのでエンジンの問題みたいです)

ただ欧州、北米地域のPS4でも出してくれたのは感謝ですし、実際ハクスラとして滅茶苦茶面白いので嵌まってますね。
色々開発も頑張ってますし、PS5への移植も期待してる感じです。
細かい話はとにかく楽しめれば良いかなと思うようになりました。

海外ではPS4/XboxOneはむしろ下位機種で、ハイエンドPCが上位機種になっていますもんね。

PS4/XboxOneも年数が経過してハイエンドPC並みとは言えなくなってきていますから、本家と比較したら劣ってしまうのは致し方ないところがあります。

個人的にもPC向けのタイトルが家庭用ゲーム機向けに移植されるのはとても有り難く思っています。

もちろんハイエンドPC版と比べたら劣っている部分もあるとは思いますが、ゲームとして成立出来る範囲であればそれで良いかなと思ってしまいます。

今回から「ケンルドコラム」という固有名詞がついてよりブランド化しましたね(^^)

無茶移植というのは昔からあって、プレイに支障をきたすレベルなら「やめとけよ〜」ってなりますが、問題なく動作するなら開発者に感謝することも大事ですね。

これもまた減点方式でみるか加点方式でみるかで印象が変わります。

僕もPS4クラスのゲームをなぜSwitchで遊ぶのかというとスペックよりもどこでも気軽に遊べることを重視しているからです。
スペックが高い方を強制的にやらせようとする輩は余計なお世話ですねwww
こういうときは相手の好みはなんなのか考えてあげないといけないですね。自分にもブーメランにならないように気をつけたい(^^;

ドラクエⅢは現行機だと普通にSwitch版をオススメしますよ。
遊びやすい方でプレイされれば、いいではないですか。

M✰G✰Mの名は封印しましたので、今度からはケンルドを推していきますw かっこ悪いかも知れませんがw

劣化移植も限度はありますが、問題なくプレイ出来るのであればむしろ開発者へ感謝するものだと思っています。

減点方式でみるか加点方式でみるのかで評価が変わってくるというのはありますね。

人それぞれ好みの環境がありますから、そこに気になるタイトルが流れてきたら多少劣化していても手を出しても良いと思うんです。

ぼくの場合、家庭用ゲーム機が好みの環境なので、PC/アーケード/スマホ向けのタイトルが移植されそうであれば基本的には家庭用ゲーム機版が出るまで待ちます。

スイッチユーザーとしては他機種で高評価なゲームが遊べるだけでも凄く有り難いです。「グラガー」だの「フレームガー」だの周りが騒ぐのは正直余計なお世話ですw

スイッチが初めて又は久々のゲーム機だという人達も大分増えただろうし、そういう人達のための大作移植は今後もボツボツ出てくるし、必要だと思います。

そこで高評価を貰えば、将来スイッチユーザーがPSやXBOXにも手を出した時、最新作を手に取るキッカケにもなるかもしれませんよ。

ただ、来年末にPS5や次世代XBOXが登場すると流石にスペック的にキツくなりそうですね。
その時、任天堂がどういう対応を取るかに注目してます。スペックUP出来るドックでも出して並ぼう(コアゲーマー中心に深く攻める)とするか、開き直って我が道(ハイブリッド&最低限のスペックで広く浅く攻める)を進むのか・・・。

ホント、プレイヤー側からしたらレッカレッカ騒がれるのは余計なお世話ですよね。

例え劣化していようとプレイヤー側からしたらそれが基準になりますし、今は汎用機を含めて展開されますから、上を見すぎてもキリがありません。

下位機種でも発売されることでユーザー層が広がって様々なメリットがありますから、そこをもっと理解してほしいものです。

PS5などが発売されたらさすがにSwitchの立ち位置も変わってくるでしょうね。その頃には何かしらハード施策が行われそうですが。

劣化移植が必要以上に叩かれているのは某掲示板の影響でしょう
実際に買う人は気にしてないと思いますよ
劣化を気にしていたら最終的に高性能PCでなければならなくなってしまいます
多くの人は自分が所有しているハードのソフトを買うだけです
スイッチのフォトナは劣化してますが子供に人気です
お金がある人が複数ハードを買ったり高性能PCを買うのでしょう

そうですね、某掲示板の影響は大きいと思います。

ホント、今はパソコンも含めてのマルチプラットフォーム化が進んでいますから、上を見すぎてもキリがありません。

自分たちが買いやすい環境のバージョンを買えば良いと思うんです。

話題を共有出来ないと言う点ではオリジナル版もプレイして貰いたい、だな。
寸分違わぬぐらいのマルチ移植であれば機種はどれでも構わんだろうが、やはり違いがあると同じソフトの話をしていてもどこか微妙にズレて覚める時もある。
これは昔の上位下位マイナー機へのムチャ移植の時からあることだがね。

オリジナルをプレイした人からすると面白さは当たり前であり、その次の、君はこのオリジナルと移植のバランス調整の差をどう感じるだろうか?と言うのが問いかけなのだろう。

ドラクエ3に関して言えば個人的には現在のは早回しプレイをしている気分ではある。
面白さの度合いは変わっていないが、ゆっくり考える事なく全体攻撃系で一掃やら遊び人の口笛で連戦やら落ち着かせないと言うか。
現代の生活には合致している気もするが、冒険観は想像の隙間がなく希薄になりやすい。

今の時代、同一タイトルがあらゆるゲーム機・デバイスで展開される時代ですからねぇ・・・

多少の差異は目を瞑らないといけない時代になったんじゃないかと思います。

むしろ、その差異を話題にして盛り上がるのも良いんじゃないかと思います。

「へぇ、今のバージョンはこうだったんだ」「昔のバージョンはこうだったんだよ」とか。

もちろん、同じバージョンだからこそ生まれる共感もあるとは思いますが、なかなか難しい時代になってきました。

>オリジナル版と比較したら色々劣っているんでしょうが、初プレイの場合、余程支障をきたさない限り「そういうもんだろう」と思う

コメントでベヨネッタの例がでてましたが、僕も同感です

出会った機種での操作感やグラフィック感が自分にとっての基準となるから、他機種ユーザーからの比較批判はナンセンスだと思います
もちろん、自分で上位を買い直してやり直して「こんなスゴかったんだー」と思うのは自由ですけどね

まぁ、低い方だけを見て「ダメなゲーム!」と評価されるのがイヤだ!という心境なら‥分からなくもないかなぁ

マルチで出してもらえるのは1機種しか持ってない自分のようなものには有り難いのでメーカーさんにはこれからもよろしくお願いします!と言いたいです

ベヨネッタはそんなにも大きな差異があったのですね。確かにファミ通の点数が異なるくらいだからなぁ。

>低い方だけを見て「ダメなゲーム!」と評価されるのがイヤだ!

これはよく分かります。でも、そういうタイトルばかりじゃないと思うんですよ。

最近は劣化という部分ばかりに目が行き過ぎている気がします。

10%劣化しているのか?それとも50%劣化しているのか?1つ1つ噛み締めていかないと。

移植に際してのマウント取り、見るに耐えない酷さですからね。
ツイッターでもウィチャー3のSwitch移植に関してPS4でプレイしたユーザーがSwitch版を誰得だとバカにしているのを見かけました。その人はウィチャー3が好きなようでしたが、劣化があるだけでマウント取りに走る姿には呆れてしまいます。

ドラクエ3を話題にしていますが、自分は現行機版が気に入らなかったのでWiiに移植されたSFC版をプレイしました。だけどこれは僕個人のこだわりですので、現行機版をプレイしたユーザーをバカにする気なんて思ったこともありませんよ。

Switchをメインハードにする者としては後発だろうと劣化移植だろうとありがたいものです。そもそも劣化だなんて1ミリも思ってませんけどね。
Switch版ならProコンという非常に優秀なコントローラーでプレイできる。携帯機として使える。joyコンを分離すればR長時間かかるゲームを楽な姿勢で気軽に遊べる。などなどスペックの数字に現れない利点が大きいです。アトリエシリーズはSwitch版だからこそ、ここまでハマるようになったと思っています。

そういう人は人間性を疑いますよね。付き合ってもろくなことがないと痛感しましたから、関わらないようにしたいです。本当はすべてのゲーム好きと仲良くしたいものですが、残念ながら無理なんだと思っています。

そう言えばグリグラさんはドラクエIIIをWii移植版でプレイされていましたね。わざわざ凄いなぁと見ていましたがコダワリでしたかw

本当はWii移植版をプレイしたいんですが、なかなか気軽に起動出来ないからなぁ。

特にウィッチャー3のSwitch版はグリグラさんがコメントで挙げられた点に加えてロード時間短縮などの利点もありますからね。単なる劣化版ではないと思っています。

ナスタさんも仰っていましたが、解像度やフレームレートが低い=劣化版とは限りませんよね。

北米のamazonでは現在ウィッチャー3switch版が1位なので殆どのユーザーは気にしてないでしょうね

なんと?!

『ぼくは「ドラゴンクエストIII」をプレイしたことがありません。
PS4/Switchリメイク版に手を出そうと思っています。
ぼくにとっては現行機で出ているこのバージョンが一番手を出しやすいんですよ。』


だからレビュー記事に「ドラクエ(1)」や「ドラクエ2」はあるのに「ドラクエ3」がなかったのか!
リメイク版をプレイするつもりなら、ケントさんはこの先も「あのタイトル画面」を見る機会がない?!余計なお世話かもしれませんがまだ知らないとしたら話のタネに“ユチブ”等の動画でいいですからファミコン版「ドラクエ3」の「あのタイトル画面」だけでも見ておくといいと思うんだけどな。

あれこそまさに“シンプル・イズ・ベスト”?!
(本音は「もの足り~ん!!」)

はい、未プレイなんですよ。

そんなにもタイトル画面が良いんですか?それだったらリメイク版をプレイしたあとで動画で少しだけ見ようかな?

念を押しますがファミコン版の「ドラクエ3」のタイトル画面ですよ?

★★★★★★★★★★★
くれぐれもスーパーファミコン版と間違えないようにしてくださいね!
★★★★★★★★★★★

お楽しみに!
「あのタイトル画面」の事前情報を全く知らなければ“目を疑う”こと間違いなし?!

その昔のアーケードからの移植の場合、劣化が嫌だからといって移植元を買うという選択肢はないですからね
同様に高価なPCからの移植についてもそうそう買えるものではないため価格相応の差分として受け入れられてきました
流れが変わったのは家庭用が複数で競合が始まったときです
同じタイトルが複数の機種に移植されるようになると互いの移植度の差が性能の優劣に繋がるため盛んな比較競争が行われるようになりました
(SFC対PCE対MDみたいな)
これは両陣営のファンというよりもメディア(各機種の専門誌)が率先して行っていたように思います
そこでの盛り上がりが阪神巨人戦みたいなノリになって面白かったのは事実です
それが伝統的に代々受け継がれて次世代機戦争を経て今に至るという気がします

より高性能の機種から移植する場合、何かを犠牲にする必要は往々にしてあるので、どこをオミットすることで面白さを損なわずに移植できるかはプログラマの腕の見せ所です
グラフィックを犠牲にすることで面白さが損なわれないなら真っ先にそうするのは正解のはずなのですが、見た目の違いは叩かれやすいので敬遠され、結果的にグラフィックを重視して遊びやすさを犠牲にするというクソみたいな選択肢が横行するのは辟易します

こうして振り返ってみると確実にいつの間にか移植度に関する価値観が変わってしまいましたよね。

移植度の比較競争は確かにかつてのメディアは行っていましたが、いつの間にか控えるようになった気がします。

今はまとめサイトが率先してやっていますw

グラフィックを重視しすぎてフレームレートが低くなってゲームの完成度が下がった作品はたくさん見てきました。

自分も他人のプレイしたゲームのハードやver.について
マウント取ったり、どうこう言うのは違うと思いますね。
ただ自分の経験を例に上げると、自分の好きなゲームで
PS1のペルソナ2罪がPSPにリメイク移植されたんですけど
世間的にあまり周知されてないんですが(移植にあたって
ロード時間の短縮、UIの改良がされ基本的には良作という評価)
このゲーム、オリジナルをやった人なら一発で分かる
根本的な問題を抱えていて、オリジナルのレベルデザインが
壊れていて、歯ごたえが無く難易度がとにかく低いんですよね。
どれほどか?というと、レベルHARDで防具を装備せず
裸でプレイしても、敵のダメージが低すぎて、余裕で一回も
全滅もせずクリア出来てしまうほどなんです。だから
元の作品が好きな自分がやっても本当につまりませんでした。
それで問題なのが、最近の3以降のファンがシリーズの源流を
知るにあたって手にしても、あまり いい反応や感想を聞かなくて
なんだか悔しくて歯痒い気持ちになったのをよく覚えてます。
・・・でも、それももしかしたら自分のこだわり過ぎで
もしkentworldさんがプレイしたら全然許容の範囲なのかも?
結局、ドラクエもそこまで極端な話じゃないけど
バランスやプレイフィールはオリジナルと違うワケだし
それを問題アリとするか、ナシとするかは個人の尺度だから
そこには埋められない溝があるのかもしれませんね。
ただ繰り返しますが、それを馬鹿にしたり
強要したりするのは、自分も同意見で違うと思います。

アトラスは歯ごたえのあるRPGをよく作られるので、それは根本的なミスに感じます。

まあ、リメイク作というのは大なり小なりオリジナル版と面白さの差異は生まれる気がしますね。

最近はSwitchの夢を見る島が比較的オリジナルを忠実に再現していましたけど、それでもマップを1マスずつ埋める楽しさとかスポイルされているところもありますから。

でも、だからといってSwitch版で初めてプレイした人に「GB版が至高だからそっちをやって!」と強要させようとは思いません。

この辺り、オタクの面倒くささが現れている気がします。

評価は人それぞれなんですけど、自分と同じ最高の体験をしてその上で評価して欲しいんですよね…

だからそもそも劣化版を出して欲しく無いってかんじなのかなと

そうなると、みんながハイエンドPCでプレイしないといけないことになってしまいます(汗)

家庭用ゲーム機は決して至高の環境ではありませんから・・・。

かつてはアーケード、今はハイエンドPCが最高の体験になってしまいます。

KENTさん、はじめまして!永いこと読むだけでしたが、今回初めてコメントさせていただきます。
自分の場合、カプコンのソフトは新バージョンが出ると買い直す事が多いですが、特にバイオハザード4をほぼ全バージョン遊び比べました(見事にカプコンに飼い慣らされてますね…汗)。
ただバイオ4の場合、PS3→PS4=バグ増加、Wii→スイッチ=機能削除など、上位機種への劣化移植は、事情はあるでしょうがメーカーの怠慢を疑ってしまいます。

それはそうと、神谷英樹氏がベヨネッタ発売同年にファミ通で、
「小島ファン名乗る人は88版スナッチャーやっとことある?」
と発言してたのを思い出し、何とも言えない気持ちになったり…。

下位機種→上位機種の移植作で何かがカットされるのは確かに企業としてのやる気を疑ってしまいます。

カットした代わりに魅力的な要素を追加してくれるのであればまだ良いのですが・・・。

神谷さんは口が悪すぎます。あれが芸風でもあるとは思いますが、敵を作りやすい人に感じます。

88版スナッチャーは名作ですよ
あれは未完であることを含めて作品性だと思います(小島監督は昔から映画指向なのでそういう含みを持たせた演出も意図的)
完全版といわれたPCEとはまた違った趣があります
完結編がMSXのSDスナッチャーになっていますがそれはKONAMI経営陣の采配(経費削減)ですね
むしろMSXユーザーにとっては(当時は)希望の星みたいな人でした
あれを押さえずに小島ファンを名乗るなんて、という意味だと思います
映画と違ってゲームは古い作品を気軽に楽しめないのは難点ですが、その気になれば復刻版もあるので気になる人はプレイされてみるのが良いと思います

スーパーファミコンまでは、完全移植なるものは一つもないと言っても過言ではなかったですね。
当時で完全移植と言っていい移植が可能だったのはパソコンのX68000くらいではなかったかと思いますね。
個人的には完全に近い移植ほど称賛は当然ですが、8ビット時代の低スペックでアーケード移植をしてた時代が面白かったですね。
ファミコンでゼビウスやスターフォースなんかは今の基準だと超劣化移植なんですけど、うまくゲームの楽しさは移植してたし、その一方でエグゼドエグゼスやアーガスなんかは写真だとそこまで悪くないのに、買ってみたらとんでもないクソゲーになってたりで混沌としてましたね。その後、PCエンジンやメガドライブが発売されてもなかなか完全移植は難しかったけど、32ビット時代になってそれも可能になりました。
移植度を堪能する余裕はあったらいいですね。

ファミコン版「アーガス」・・・アーケード版「アーガス」とは似てもにつかない“わしにとっての問題作”!!!
その想いは“ユチブ”でアーケード版のプレイ動画を見て更に強まりました!!!

「ジャ~レ~コォォォ~!!!」(呪いの叫び!)

確かにバーチャルコンソールなどでそれぞれを触り比べてみると明確な違いがありますからね(その違いを探すのが面白かったり)。

魔界村なんかはファミコン版とアーケード版の違いに驚きましたよw ファミコン版も楽しいんですけどね。

見た目だけ移植して中身は悪化しまくりの罠は恐ろしいw

どうも〜お久しぶりです٩( ‘ω’ )و

マウント取るのは、『最初に遊んでいて羨ましいでしょ〜』の『優越感』の裏返しみたいなもんだと思います。

(スマホの『万能感』で、『自己の絶対化』(自己中)が起きやすい。自分もその傾向があったので、『自己の相対化』(他人を思いやる気持ち)が大事になると思います)

今は情報化時代なので、情報が早くて、追いかけるのが大変ではありますが、今後とも、ブログを応援いたしておりますm(_ _)m

そうですね、優越感の裏返しはあると思います。もっと良い方法で魅力を伝えたいですね。

応援ありがとうございます!今後はレビュー記事の比率がさらに高まると思いますが、その分、1つ1つの記事の密度を濃くしていこうと思っています。

(このコメントは前半が既に別の記事にコメントとした内容と重複しています!)
かつてはLSIゲーム機が主流だった!!

「LSI」とはゲーム機に内蔵された大規模集積回路チップのこと!

代表的なのは任天堂のゲーム&ウオッチシリーズ!そして液晶画面に代わる「FL管」画面のゲーム機!!

以下が「FL管」画面の説明です。わしには説明できないので!!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
FL管と呼ばれる電光掲示管で、ネオンサインとだいたい同じ仕組み。
 これだと黄色、緑色、赤色、白色等の複数色が使え、表現の幅は大きくなる。また、上からカラーフィルムをかぶせることにより、さらなる発色も可能。
画面も大きく取ることができ、ゲーム&ウオッチ型では表現できない高度なゲーム内容も再現可能。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

モノクロの液晶画面よりもずっとカラフルで効果音(BGMまで!)も魅力的だったFL管画面ゲーム機!その代わりに携帯するにはやや大きくて高額なのが“たまに傷”でした~。

そんなLSIゲーム機にアーケードゲームを移植いや“再現させること”!!これもいわゆる「下位機種への劣化移植又は無茶移植」ですよね?メーカー各社が試行錯誤して“再現してくれた”おかげでわしたちは「アーケードゲームに近いもの」を自宅や遊び場で手軽に“プレイした気になれた”んだよな!!
思えばあれが日本でのファミコンブームの下地になっていたんだな!!「劣化移植&無茶移植」をむしろ歓迎して受け入れていた!!その点ではいい時代だった!(『しみじみしちゃうな~』)

家庭用ゲーム機のアーケード版完全移植への道のりは長かった!

『今でこそ家庭用ゲーム機の性能が上がってアーケード版の完全移植が出来るようになりましたが、昔は滅多にありませんでした。
それだけアーケードゲーム筐体と家庭用ゲーム機には性能差があったんです。』

おっしゃる通りでしたね。
中でもPCエンジンは「完全移植」には惜しくも今一歩及ばなかった!!!
(その証拠に)PSでは「ナムコミュージアム」シリーズで数多くの有名&名作ナムコゲームのアーケード版がそっくりそのまま移植されましたから!!!
PCエンジン版「パックランド」!!その完成度からもうかがえる様にあれだけの移植レベルとCDロムの大容量を誇ってはいたものの、遂に“PCエンジン版「ナムコミュージアム」”は夢のまた夢の幻に終わった~!!!悔しいです!!
でも・・・ひょっとしたら今の技術をもってすれば“PCエンジン版「ナムコミュージアム」”は開発&移植が可能だったりして?!なにしろファミコン版「グラディウス2」を個人で“更に改造”して「あそこまでアーケード版に近づけることができる技術」(“ユチブ”動画で確認)が世の中にはあるんだからさ!!

(前半は以前別の記事でコメントした内容と重複します!)

PCエンジン版
「ドルアーガの塔」!

私は以前からその存在は把握していましたが、アーケード版やファミコン版とは見た目が全く異なる、まるで「イシターの復活(ザ・リターン・オブ・イシター)」みたいなその画面にどうしても違和感があったのでわざと避けていました・・・。

この度“ユチブ”のプレイ動画を視聴して確認しました!!これはもはや移植ではなくてリメイク、いや、アーケード版やファミコン版よりも進歩した全く新しい作品とも言うべき内容の“新生「ドルアーガの塔」”です!

なにしろこのPCエンジン版は「ドルアーガの塔」の生みの親である開発者から

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
本当にやりたかった「ドルアーガの塔」の“理想形”に一番近い作品
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

としてお墨付きをもらっているそうですから!!(びっくり!)

主人公ギルの成長要素システムが一新!新システムを追加!!アーケード版やファミコン版から大幅に変更され、よりアクションRPGと呼ぶに相応しいゲーム内容の作品として生まれ変わっていた!!

わしはふと思いました。
“ファミコン版「ザナドゥ」”とは呼ばれていない(!)「ファザナドゥ」をこのPCエンジン版「ドルアーガの塔」と同等に進化&リメイク移植したらきっと“PCエンジン版「ザナドゥ」”と呼ばれるような作品になるんじゃないかな!と。
とりあえずはプレイヤーキャラのステータス&パラメーター設定を再構築し直して、RPGならば当たり前な

経験値を貯めたらレベルアップしてパラメーターの数値が上がって強くなる

仕様にしないとな!!なんとアクションRPGであるにもかかわらず「ファザナドゥ」はそうじゃなかったんですよ~!!(爆)

PCエンジン版「ドルアーガの塔」紹介のコメントでも書き込みましたが、

★★★★★★★★★★★★★★
深い思い入れや馴染みがある物事に対するこだわりを捨てないと楽しめるものも楽しめない
★★★★★★★★★★★★★★


というこの“真実”!
それはこの「ファザナドゥ」にも当てはまると言ってもいいとわしは思います!
現にパソコン版のアクションRPG「ザナドゥ」を知らない又はプレイしたことがない人ならば「ファザナドゥ」を何の先入観もなく楽しむことができる場合もあるからです!
さらにはパソコン版と比較しようとしないことがその人にとって「ファザナドゥ」へのまずまずの評価に繋がっているようです!
「ザナドゥ」をはじめとした原作に対するこだわりをもたない方が、不満を感じずに「移植作品」や「リメイク作品」を楽しめるのだということの証明です!

この“真実”。「劣化移植」や「無茶移植」作品に対する印象にも当てはまるかな?!
(ゲーム知識に関しての)無知も時には役に立つんですね?!

でもな~。
ファミコン版「テグザー」のバヤイはどうかなぁ~?!
ファミコン版「アーガス」!お前はダメだ!!!(断言!&爆!)

この記事では

上位機種→下位機種

への移植について語っていますが、これが逆に

下位機種→上位機種

への移植の場合で、なぜか「劣化移植」や「無茶移植」になってしまい“期待はずれなデキ”だったら目も当てられないですよね・・・?(冷や汗)
そんな“ドイヒ~な移植ゲーム”ってありますか?・・・とお尋ねしようとして思い出したゲームが!
ウワサではPS2版「重装機兵(じゅうそうきへい)ヴァルケン」が“ダメ移植”だと聞いたことがありますが真偽は?

■■■■■■■■■■■■■■
巷での移植版の評判は良くないどころか、怒りすら覚えるという“他に類を見ないほどの酷評ぶり”らしい?!

曰く、

『かつてゲームにこれほどまで怒りを覚えたことは・・・ないっ!(怒)』

とまで言われている!!
■■■■■■■■■■■■■■

・・・一体PS2版「ヴァルケン」ってどんなふうに移植されたんだ??
(持っているからプレイすればわかるかとは思うのですが、スーパーファミコン版は遊んだことがない・・・)

その他には

『ただ「バイオハザード4」の場合、PS3→PS4=バグ増加、Wii→スイッチ=機能削除など、上位機種への劣化移植は、事情はあるでしょうがメーカーの怠慢を疑ってしまいます。』

『下位機種→上位機種の移植作で何かがカットされるのは確かに企業としてのやる気を疑ってしまいます。』

とこちらのコメントにありましたね。
そうか「バイオハザード4」の移植版が・・・(汗)。

スーファミ時代の格ゲーとかその機種独自の移植作が今思うと楽しかった
今はもうそういうのは無いからねぇ