どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は新作ゲームが発表されるタイミングについて議論したいと思います。
というのも先日、「任天堂ソフトの発表が遅い!」「土壇場で発表するのではなく、前もって発表して!」と発信したところ、様々なご意見を頂いたからです。
新作ゲームは発売直前に発表された方が良いのでしょうか?
それとも前もって発表した方が良いのでしょうか?
ここからはそれぞれのメリット・デメリットを挙げていきます。
目次
発売直前に発表することでのメリット
熱量を保ったまま発売を迎えられる
新作ゲームを発売直前に発表すると、熱量を保ったまま発売を迎えられる可能性が高くなります。
もし、アナタが好きなシリーズの続編が発表されるとしましょう。
アナタは続編が発売されることに喜び、興奮すると思いますが、そういうものは長く続きません。
やがて発売されるという事実に慣れてしまい、当たり前に感じてしまうことでしょう。
なので、発表直後に発売されたら興奮が冷めず、そのまま購入する可能性が高くなると思います。
他社にアイデアを盗まれにくい
これは売り手側の視点になりますが、新作ゲームを発売直前に発表すると他社にアイデアを盗まれにくく感じます。
「こんなゲームが出ますよ~!」という情報を得られるのはユーザーだけではありません。
ライバル社の目にも止まるので、あまりにも前に発表するとアイデアを盗まれてしまう恐れがあります。
そういう意味で良いと思ったのが任天堂の「ニンテンドーラボ」シリーズです。
本作はSwitch向けに4作発売され、いずれもダンボールでできたToy-Conを使った斬新なゲームとなっています。
これらのタイトルはいずれも発売直前に発表されたので、他社はアイデアを盗む余裕がありませんでした。
発表日 | 2018年1月18日 |
発売日 | 2018年4月20日 |
発表日 | 2018年1月18日 |
発売日 | 2018年4月20日 |
発表日 | 2018年7月27日 |
発売日 | 2018年9月14日 |
発表日 | 2019年3月7日 |
発売日 | 2019年4月12日 |
第1弾、第2弾の「Variety Kit」「Robot Kit」は発売3ヶ月前に発表。
第3弾、第4弾の「Drive Kit」「VR Kit」に至っては発売1ヶ月半前に発表されました。
通常、パッケージタイトルの発表は早くても3ヶ月前に行うものなので、1ヶ月半前は異例の早さです。
これは「ニンテンドーラボ」シリーズの独創性が高く、他社にアイデアを盗まれてしまう恐れがあるからなのでしょうね。
もし、発売1年、2年前に発表していたら他社にアイデアを盗まれてしまい、下手をしたら先に発売される可能性があったでしょう。
発売直前に発表することでのデメリット
購入スケジュールが狂う
新作ゲームを発売直前に発表されると、ユーザーとしては購入スケジュールが狂います。
ある程度のゲーム好きでしたら発売スケジュールを確認し、次は何を買うのか計画を練るでしょうからね。
「○月○日にはAのゲームを購入して、○月○日にはBのゲームを購入して~」
なんて計画を練っているなか、土壇場に興味のあるタイトルが急に飛び込んできたら困ってしまいます。
発売前のワクワク感を味わいにくい
新作ゲームを発売直前に発表されると、発売前のワクワク感を味わいにくく感じます。
特に当日配信・発売なんかされると「え?もう出るの?」と思ってしまい、ワクワクする暇すらも与えられませんからw
数ヶ月、数年前に発表され、そこから少しずつ情報が解禁されて発売日を迎える時のワクワク感。
「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」「ポケットモンスター」シリーズ辺りを追いかけている方は何度も体験したのではないでしょうか?
もし、これらのタイトルが発表当日に発売されたらどうでしょう?
なんか物足りなく感じないでしょうか?
前もって発表することでのメリット
段階的に情報を得ることができる
新作ゲームを前もって発表してくれると、段階的に情報を得られる可能性が高くなります。
例えば発売1年前に発表されるとしましょう。
そこから1ヶ月、1週間毎に新情報が公開されたら徐々に期待度が高まらないでしょうか?
例えば「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズは「X」の頃からインターネット通じて段階的に情報を公開するスタイルを取るようになりました。
発信の媒体はブログ、Miiverse、Twitterと時代の流れと共に変わっていきましたが、いずれにしても情報が徐々に公開されることで期待度が高まっていったのをよく覚えています。
例えばWii「大乱闘スマッシュブラザーズX」の場合、
2006年5月11日 | 正式発表 |
2006年5月11日 | 「メタルギアソリッド」シリーズのスネークがゲスト参戦 |
2007年7月20日 | 1人用ゲーム「亜空の使者」が発表 |
2007年9月18日 | オンライン対戦モードの発表 |
2007年10月10日 | 「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズのソニックがゲスト参戦 |
2008年1月31日 | 発売日 |
といった感じで情報公開がされました。
そして、情報公開が行われる度に個人ブログでは話題にして盛り上がっていたものです。
2007年に開設した当ブログでも新情報が公開される度にネタにして読者と情報共有していました。
もし、発売直後に発表された場合、このような楽しみは味わいにくく感じます。
待望感が生まれる
新作ゲームを前もって発表してくれると、発売を迎える頃には待望感が生まれてきます。
個人的に人生の中で最も発売の待望感が強かったタイトルはWii/GC「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」です。
本作はリアル等身の「ゼルダの伝説」で、2004年5月12~14日に開催されたE3 2004にて初公開されました。
当時のゼルダはトゥーンレンダリングを使ったアニメタッチにシフトするのかと思われていたので、「時のオカリナ」のようなリアル系に戻ったのは衝撃を受け、感動したものです。
あまりの嬉しさに任天堂専門誌、ニンテンドードリームに掲載されていた第一報を切り抜き、ポスターのように飾って発売を待っていました。
しかし、それ以降はなかなか情報が公開されず、当初予定していた2005年末から1年も発売が延びてしまい、2006年12月2日にようやく発売されます。
期間で言うと2年半にも及ぶので、発売日の待望感は半端なかったですよ。
「時のオカリナ」の流れを汲む正当な「ゼルダの伝説」新作をようやくプレイできるのですから。
ぼくは任天堂公式サイト限定で販売されたゲームキューブ版を購入しましたが、自宅に届くまでソワソワしていたのをよく覚えています。
このような待望感は発売直前に発表されていたら絶対に味わえません。
前もって発表することでのデメリット
興味を失ってしまうことがある
新作ゲームが前もって発表されると、発売を迎える頃には興味を失ってしまうことがあります。
最悪、購入をキャンセルすることだってあるでしょう。
これは売上データでの話になってしまいますが、PS4「シェンムーIII」はその典型例なんじゃないかと思っています。
本作はドリームキャストで人気を博していた「シェンムー」シリーズのナンバリング3作目で、2015年6月に電撃発表されました。
「シェンムーII」から実に14年経ってからの発表だったので、当時の熱気具合が凄かったのをよく覚えています。
その後、Kickstarter(キックスターター)を通じてユーザーから開発資金を調達。
すると、目標額の3倍以上となる7.85億円を集め、「Kickstarterで史上もっとも早く100万ドルを集めたビデオゲーム」としてギネス世界記録に認定されました。
が、開発は難航し、発売日は2017年 → 2018年下半期 → 2019年8月27日 → 2019年11月19日と3度も延期。
発表から発売まで実に4年半もの期間を経て発売されます。
そのためか日本国内での初週売上は1.8万本と非常に低く、前作の初週9.3万本を大幅に下回ってしまいました。
Kickstarterの支援者分を含めたらもう少し多いと思いますが、発表時の熱気を思うとあまりにも少ない数字です。
ユーザーから資金を調達するKickstarter発の企画である関係上、発表から発売まで時間が掛かってしまうのは仕方がないことではあります。
ですが、発表時の熱気と発売週の売上本数との落差があまりにも激しかったので勿体なく感じました。
おそらく、「発表された時は興奮したけど、発売を迎える頃には興味を失ってしまった」という人も多いのではないでしょうか?
ちなみにぼくは発売日に購入して楽しみました。
2019年のゲームとしては粗が多く感じられますが、「シェンムー」の良さは失われておらず、嫌いになれない作品です。
他社にアイデアを盗まれる可能性が出てくる
新作ゲームが前もって発表されると、他社にアイデアを盗まれてしまう可能性が高くなります。
だって、「こんなゲームが出ます!」と不特定多数の人に発表するんですよ?
もし、そのゲームが歴史に残るほど革新的だった場合、多くのゲーム会社がアイデアを盗むことでしょう。
どこの業界も模写によって発展していくものですから。
全体のまとめ
以上!新作ゲームを発表するタイミングについてでした!
発売直前に発表するのもだいぶ前に発表するのもそれぞれにメリット・デメリットがあることがわかりますよね?
個人的には半年ほど前に発表し、そこから段階的に情報を公開するのがベストなのかなと思っています。
そうすれば発売のワクワク感を味わえますし、発売を迎える頃に冷めている可能性も低くなりますから。
余談:大多数のユーザーは発売直前に発表するのを望んでいる
今回、新作ゲームを発表するタイミングについて述べてみましたが、大多数のユーザーは発売直前に発表するのを望んでいるように感じます。
というのも先日、YouTubeにて「ファンが思うニンテンドースイッチの問題点 TOP5」という動画を投稿したところ、「発売直前に発表された方が良い」というコメントを大量に頂いたからです。
コメント欄に書き込まれた意見をいくつかまとめてみたのでご覧ください。
「発表が遅い」ではなく、「発表してから発売が早い」と任天堂の良いところだと認識していました。
発表してから何年も待たせる会社もある中、すぐに発売してくれるのは嬉しいです。発売日発表はギリギリの方が良いわ
発表されてもいつまでも発売されないとか何ヶ月何年も待たされるのがマジで最悪!正直1か月でも長い!やっぱり配信ソフトとかでも生放送とかで発表されて終わったら直ぐに遊べますとかだとサプライズでめっちゃ嬉しい!発表まてあと何日何ヶ月と待つのがホントに苦痛!発売日に関しては期間が短い方が嬉しいかな
ソフトを出るまでの時間を楽しめるほど上級者じゃないから4位は別にいいと思うわ
ブレスオブザワイルドも、発売すぐやん!?ってなって嬉しかったし2位4位以外は兼ね同意
発売日発表と発売の間隔は逆に他が長いかな笑
一ヶ月二ヶ月くらいのほうが購買意欲や熱が冷めにくいから現状維持でいいと思う4位は分からん。発売までの期間が短い方がすぐできるし購入までのスケジュールなんてあらかじめダウンロードしとけばよくね?
4位に関してはあと2ヶ月で遊べるの!?楽しみって感じになるんだけどどうなんすかね
個人的には別に発表日はきにならないかなぁ、ぶっちゃけ1週間前でもいいわ
ぼくはこの動画で「任天堂ソフトの発表が遅い!」「土壇場で発表するのではなく、前もって発表して!」といった旨の意見を発信しました。
すると、「発売直前に発表された方が良いわ!」というコメントが殺到し、ほとんどを同意を得られなかったんです(泣)
この動画は公開から3日で7万以上再生されました。
これだけ再生されるとカジュアル層の意見も多くなるでしょうから、これが大衆の総意なのかもしれません。
アンケートを実施します!
YouTubeのコメントでは発売直前に発表された方が良い派が圧倒的でした。
ですが、当ブログの読者はどうなのでしょうか?
個人ブログを読まれる方は能動的に情報を拾う層が多いので、結果が変わってくるような気がしています。
そこで、アンケートを実施することにしました!
アナタは新作ゲームは発売直前に発表される方が良い派ですか?それとも前もって発表される方が良い派ですか?
いくつかの選択肢を設けたので、投票をお願いします!
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