【レビュー】マリオ&ソニックAT 東京2020オリンピック [評価・感想] マリオとソニックに加えて”東京”も共演を果たした夢の祭典!


マリオ&ソニックAT 東京2020オリンピック/Switch

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2019年11月に発売されたSwitch「マリオ&ソニックAT 東京2020オリンピック」のレビューをしていきます。

ぼくは今回、初めて「マリオ&ソニック」シリーズに手を出してみました。

何故かと言うと今作は「東京2020オリンピック」を題材にしているからです。

自分の国で開催されるオリンピックを題材にしたゲームって魅力的じゃないですか!?

そのうえマリオやソニックたちが登場するのですから買うしかありません!

そんな「マリオ&ソニック」シリーズ初心者のぼくが本作をプレイした率直な感想を書かせていただくと、

これはカジュアルなスポーツミニゲームです!

様々な競技が収録されているけど、多くはサクッと楽しめるものばかりで「マリオパーティ」のミニゲーム感覚で楽しめます。

収録競技の出来はバラツキを感じますが、「マリオパーティ」の出張版的な感覚で楽しめました!

ここからはそんなSwitch「マリオ&ソニックAT 東京2020オリンピック」の良いと思った点からまずは書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 「東京2020オリンピック」の21種目を楽しめるスポーツゲーム。
  • 8bit風のグラフィックで楽しめる「東京1964年競技」も10種目収録。
  • さらに3種類のドリーム競技や10種類のミニゲームも楽しめる。
初リリース日 2019年11月1日
対応ハード Switch
ジャンル スポーツ
推定クリア時間 5~10時間(ストーリーモード)
売上 初週1.9万本
発売元 セガ

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良いところ

日本の文化を堪能できる

ぼくが本作を購入した最大の理由は「東京2020オリンピック」が題材であるからなんですが、その期待には応えてくれました!

単純に「東京2020オリンピック」の種目が収録されているのはもちろん、日本の文化を堪能出来ますから。

例えばBGMには和楽器が使用されているんですよ。

マリオ、ソニック本編では和のテイストってほとんどないのでこれは嬉しい!

さらにストーリーモードでは東京駅周辺を散策することもできるんです!

スカイツリー、東京タワー、雷門、東京ドーム etc…

有名な東京のロケーション、ランドマークを眺めることが可能で、夢のコラボレーションを果たしています。

嬉しいのが、各エリアを彷徨いているキノピオに話しかけると東京のランドマークについて色々話をしてくれること。

こんなこと、「スーパーマリオ」本編ではあり得ませんから、不思議な感じがしました。

マリオとソニックたちが本格的なスポーツを楽しむシュールさ

「マリオ&ソニック」シリーズを初めて触ってみてまず「おお!」と思ったこと。

それは、マリオとソニックたちが本格的なスポーツを楽しんでいることで生まれるシュールさです!w

マリオは様々なスポーツゲームを発売していますが、本作はさらに一歩飛び抜けた競技に挑戦しています。

例えばマリオたちが「空手」で勝負する競技も収録されているんですよ。

あのマリオたちが本格的なフォームで空手をするなんて他のシリーズ作品では考えられませんでした。

その影響もあるのでしょうか?マリオたちが普段見せない動きをするのでシュールな感じがするんですw

「マリオたちにこんな一面があったんだ!?」

本作をプレイしてそんな印象を持ちました。

サクッと楽しめるオリンピック競技

本作には「東京2020オリンピック」の種目が21種類収録されています。

その多くは30秒未満で終わってしまうほどアッサリしていますが、スコアを競う楽しさを感じました。

初見はルールや操作を覚えないといけないのであまり良いスコアは出せません。

それだけに「もう1回!」と続けてプレイしてしまうんですよ。

一定のスコアを超えることでアワードが貰えるので、各種目をやり込む楽しさもあります。

8btit風グラフィックで東京1964年競技も楽しめる!

なんと本作、「東京1964年オリンピック」の競技も10種目収録されているんです!

こちらは8bit風のグラフィック&BGMで楽しめるので、まるで30年以上前に発売されたオリンピックゲームをプレイしているかのようw

「おぉ!」と思ったのが、レトロ臭い実況者のボイスが挿入されること。

8bitのグラフィックでボイスはどうなの?と思いがちですが、1964年の雰囲気は出ている気がします。

肝心の種目は「東京2020オリンピック」版とは別物なので、単純に10種目がプラスされているかのよう。

自由な発想で作られたドリーム競技

実在する大会を題材にしたゲームはリアリティが求められます。

そのため自由な発想では作りにくく感じられました。

本作の場合、マリオやソニックの世界観に合わせてデフォルメされていますが、それでもユーモアに欠けるところがあります。

そういう意味でドリーム競技が3種目収録されているのが嬉しかった!

収録されているのは「ドリームレーシング」「ドリームシューティング」「ドリーム空手」。

いずれも「マリオカート」や「マリオパーティ」のようにハチャメチャなノリで作られているので、

「そうだよ!これがマリオのゲームなんだよ!」

と思いました。

やっぱりぼくは現実世界に存在する競技のゲーム化よりも自由な発想で作られたゲームの方が好きみたい。

本編を完全否定していますやん

東京を題材にした10種類のミニゲーム

ストーリーモードでは東京を題材にした10種類のミニゲームも楽しめます。

東京という制限はありますが、こちらも自由な発想で作られているので楽しめました!

例えば「メタルギアソリッド」のようなスニーキングミッションが収録されているんですよ。

8bitのマリオたちがステルスアクションを繰り広げるってなんてシュールなw

それ以外にもミニゲームには東京だけではなく「スーパーマリオブラザーズ」や「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のオマージュも含まれていて見どころ満載でした。

これも「東京2020オリンピック」という半世紀に一度あるかないかと言える一大イベントあってのことでしょう。

10種類のミニゲームはプレイしていて感慨深く感じました。

何気に見どころ満載のストーリーモード

東京2020オリンピック、東京1964オリンピック、ミニゲーム。

このように本作は合計すると40種類以上ものゲームが収録されています。

ストーリーモードはそれらのゲームを1つにまとめる役割を果たしていました!

どんな内容なのかと言うと、ストーリーに沿って各種目を順番にプレイしていくアドベンチャー形式のモードになります。

オリンピック競技をプレイするための動機付けではありますが、何気に見どころも多いんですよ!

大きな要因となっているのが、2つの視点からストーリーが描かれていること。

マリオ、ソニック、クッパ、ドクター・エッグマン。

2大シリーズのヒーロ VS ヴィランとも言える彼らはレトロゲーム機の中に閉じ込められてしまい、脱出方法を探します。

一方、ルイージとテイルスはマリオやソニックたちを救出すべく現代の東京を巡ることになるんです!

ストーリーモードはマリオ&ソニック編、ルイージ&テイルス編と切り替わるように展開されるので先が気になってプレイを続けてしまいました!

と言うかルイージさん、本作の発売前日にお化けだらけのホテルでマリオたちを救出すべく頑張っていたのに働き過ぎじゃないですか!?

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惜しいところ

収録されているゲームの出来にバラツキがある

全部で40種類以上ものゲームが収録されているSwitch「マリオ&ソニックAT 東京2020オリンピック」。

さすがにこれだけ多いと各ゲームの出来にバラツキを感じました。

中には「もう1回やりたい!」となるほど面白いゲームもありますが、その一方で「もうやらなくて良いかな」と感じるゲームも見受けられます。

また、1ゲームが10秒程度で終わるゲームもあれば3分以上の長丁場になるゲームもあるのでそのギャップに驚かされましたw

プレイタイムが長い=作り込まれたゲームとは言えませんが、一体、この差は何なんでしょうか?w

個人的に好きな競技は「サーフィン」。

この競技では波に乗ってスコアを稼いでいくことになります。

スコアを稼ぐには様々なトリックを行えば良いんですが、画面上に表示されたボタンをタイミング良く入力しないといけません。

そこに面白さを感じたので、上手くトリックを決めるために何度もプレイしてしまいましたw

水の表現も透明感があって美しく、数ある競技の中でもダントツで完成度が高く感じます。

操作やルールが分かりにくい一部のゲーム

一部のゲームは操作やルールが分かりにくく感じました。

例えば「やり投」は再現度こそ高いものの操作に関してはややこしくて覚えるまでに少し時間が掛かります。

家族が揃ってスコアを競う場合、公平な試合をするのは難しいんじゃ?

ストーリーモードではそんなゲームで対決する時もあるので苦戦しました。

まあ、3回連続で負けた場合、そのゲームをスキップすることも出来ますが・・・。

機能を果たしていないオンラインモード

本作では「東京2020オリンピック」「ドリーム競技」の計24種目でオンライン対戦が出来ます。

が、ほとんど機能を果たしていません。

24種目でオンライン対戦できるのは良いんですが、それぞれを選択して部屋を立てる仕様になっているんですよ。

それ故にコミュニティが分散されてしまい、参加者が集まるのに時間が掛かってしまいます。

クイックマッチ機能があったら良かったんですが、そんなものはありません。

加えて本作はファミリー層メインのゲームなので、ローカルプレイがメインになってくるでしょう。

にも関わらずこんな仕様ではオンライン対戦が機能する訳がありません。

全世界のプレイヤーと楽しめるからすぐにマッチングするもんかと楽観視していたのかも知れませんが、発売週の土日でさえも時間が掛かりました。

1種目のプレイ時間よりも待ち時間が遥かに上回るようではやる気がしません。

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全体のまとめ

「東京2020オリンピック」を中心としたミニゲーム集。

現実的な競技以外にもマリオ&ソニックならではのユニークなミニゲームも満載で、唯一無二の魅力を感じられました。

東京を中心とした日本の文化が描かれているのも日本人としては嬉しく、「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズのような記念碑的な価値を感じます。

爆発的な面白さはありませんが、日本人だったら記念に買っても良いのではないでしょうか?

マリオとソニックに加えて”東京”も共演を果たした夢の祭典!

こんな人には特におススメ。
・マリオ&ソニック好き。
・東京2020オリンピックを楽しみにしている人。

こんな人にはおススメできない。
・1人でコアなゲームをガッツリ楽しみたい人。

マリオ&ソニックAT 東京2020オリンピック/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約6時間

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2件のコメント

前作のリオは、WiiU 末期な事もあり、いいとは言えない感じでした。対して広くもない拠点エリアを歩かなきゃいけない、シリーズ恒例、表彰式は、大会のハードモードクリアしないといつでも見られないという、謎なハードルを置いていたり、など。しかし今回は、普通にメニューからモード選んだり、表彰式も普通に有ったり。あのサービス消えた事により、インタビュー挿入などもなくテンポ良いですし、いいゲームです。

このシリーズは今作が初プレイだったので参考になります。

前作はそんな風になっていたんですか!?

こうしてコメントを読んでいると、このシリーズも試行錯誤を重ねているんだと実感します。