2019/07/24/20:00 | ゲームレビュー

【体験版レビュー】鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ) [評価・感想] アクションはモッサリだが、DS/PSP時代を彷彿させる懐かしさが詰まっている!


鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)/PS4 / Switch

おはっく~!kentworld(@kentworld2 )です!

今回は2019年8月に発売されるPS4/Switch「鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)」の体験版レビューをしていきます。

本作は生者と死者の世界を行き来するアクションRPGですが、DS/PSP時代を彷彿させる懐かしさが詰まっていました!

「あぁ・・・DS/PSP時代にはこんなゲームが沢山あったなぁ」

本作をプレイしているとそんな気持ちになってきます。

ストーリーも興味深く、体験版を最後までプレイしたら続きが気になってきました!

しかし、一方では人を選ぶ部分も多く、万人向けには感じません。

本記事ではその辺りも踏まえてレビューしていきます。

▼このゲームを3行で説明すると?

・見下ろし型のアクションRPG。
・ストーリーに沿って街やダンジョンを行き来して敵を倒していく。
・生者の世界/死者の世界という2つの世界が行き来出来る。

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今となっては懐かしい見下ろし型のアクションRPGじゃないか!?

本作は自由にキャラクターを動かして敵を倒していくアクションRPGになります。

カメラは固定式でやや離れているので、操作キャラクターはあまり大きく描かれていません。

グラフィックも描きこまれているとは言えず、デフォルメ調となっています。

見下ろし型×デフォルメ調のグラフィック×アクション系のRPG

ぼくはこの組み合わせを見ると各社がDS/PSP向けに発売していた以下のタイトルを思い出してしまいます。

ソーマブリンガー、エストポリスDS、イースVII etc…

いやぁ懐かしい。もう10年も前になるのか・・・。

本作を手掛けたTokyo RPG Factoryはこれまでに1990年代の名作RPGに似せた作品を出していました。

次はどう来るのかと思っていましたが、2010年前後の携帯機向けアクションRPGに似せた作品を出して来ましたか。

複数のキャラクターを切り替えていく楽しさ

基本的にバトルは状況に応じて攻撃やダッシュを行う形になっています。

特徴的なのが、鬼ビ人という憑依したキャラクターをリアルタイムで切り替えられること。

切り替えを行うことでメイン武器が変わるほか、スキル技まで変わります。

実質的には体力を引き継いで別のキャラクターに切り替えているような感じ。

セット出来る武器やスキル技は細かく設定出来るので、ゲームを進めていくと奥深くなりそうな予感がします。

生者と死者の世界を行き来するシステム&ストーリー

そして本作最大の特徴となるのが、生者と死者の世界を行き来するシステム&ストーリー。

主人公は現シ世/幽リ世という2つの世界を行き来することが出来ます。

ダンジョン内ではこの2つの世界を行き来するように作られているので良いアクセントになっていました!

基本的にダンジョンは細長い道を進んで敵を倒していくだけなので、2つの世界を行き来しないと目的地まで行けないような構造になっているのは良いと思います。

ストーリーで面白いと思ったのが、”死”に対する受け止め方が独特であること。

我々の世界では死に対して「悲」という感情が当然のものですよね?

ところが本作の世界では「死に対する悲しみは生者を縛り死者をためらわせる」という価値観なんです!

何故かと言うと本作の世界は輪廻転生によって命が繁栄しているから。

輪廻転生(りんねてんしょう)とは生死を繰り返しながら生まれ変わることです。

死を悲しんでしまうとそれが出来なくなってしまうので、本作の世界では禁忌とされています。

このような価値観の世界でどのようなストーリーが展開されるのか?

そこが最大の魅力に感じます。

今となっては人を選ぶゲーム内容

体験版を最後までプレイしてみたところ、このゲームは誰もが「面白い!」と言えるような内容には感じませんでした。

まず、DS/PSP時代に思い入れがない場合は古臭いゲームにしか見えないかもしれません。

据え置き機のゲームにしてはキャラクターの表示が小さく、映像も派手ではありませんから。

※一応、Tokyo RPG Factoryの作品としては表現面も順当にパワーアップしています。

それだけならまだしも、見た目とアクションの挙動が噛み合っていないのは問題に感じました。

こういう見下ろし型でキャラクターの表示が小さいゲームの場合、サクサク動けるもんだと思ってしまうんですよ。

ところが本作の場合、まるでフォトリアル調で描かれたゲームみたいに動きがモッサリなんです!

攻撃をする度に硬直時間が発生しますし、攻撃が当たった場合は頻繁にヒット&ストップが掛かります。

そのうえロード時間も早いとは言えず、全体的にテンポが悪い!

この辺りは調整ミス&技術的な欠落に感じました。

同系統のゲームである「イース」や「白猫プロジェクト」などと比べられたらタチが悪いです。

※プレイしたのはSwitch版ですが、PS4版もカクつくという報告あり。

本作を手掛けたTokyo RPG FactoryはATBという「クロノ・トリガー」をベースにしたターン制のコマンドバトルを得意としています。

それだけにアクションバトルを構築するノウハウがなかったのでしょうか?

あと、ストーリーは興味深い内容なんですが、固有名詞に小難しい漢字+カタカナが多くてキャッチーさに欠けます。

生者の世界→現シ世

死者の世界→幽リ世

死者の魂→迷イ人

死者の魂を救済する人→逝ク人守リ

ジョブ→鬼ビ人

個人的には物事を噛み砕いて考えてしまう人間なので、回りくどく感じてしまいました。

というか、なんて読むのか分かりにくい!w

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全体のまとめ

全体的には良くも悪くもTokyo RPG Factoryらしいゲームに感じます。

「懐かしのゲームデザインでユニークな設定のストーリーを楽しみたい!」

そんな人は楽しめるかも知れません。

個人的には「いけにえと雪のセツナ」「ロストスフィア」で見られたATBをさらに進化させた戦闘システムの新作を楽しみたかった。

「ロストスフィア」でやりたいことをやりきったのかも知れませんが・・・。

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コメント広場の住人(12)

  1. グリグラ より:

    早速予約キャンセルしてきました。DS/PSP時代なんて自分が一番ゲームしなかった時期ですので思い入れありませんから。

    動きがモッサリなのはまだいいんです。モッサリならモッサリで、コンボを繋ぐ楽しさがありますから。だけど攻撃キャンセルが常時できないので、コンボを自由に組む楽しみ方もできない。
    極めつけはバトルモード。4人の鬼ビ人を使える状態でも奥深さは感じられなかったのでキツイですよ。

    • kentworld より:

      あはは、予約キャンセルしてしまいましたかw

      このゲームはちょっと狙い所がニッチ過ぎますねぇ。いくらスクエニとは言え今の時代にこの作品を6,000円で据え置き機向けに売るのは分が悪いです。

      攻撃キャンセルできないのが気になってしまいましたか。連続で攻撃が出来る割にはコンボを繋ぐ楽しさはイマイチかも。

  2. ホンマ👺トモフミ より:

    私も体験版を遊びましたが、なんだか思ってたのと違うなぁ〜ってなりましたwww
    雪のセツナスタッフの新作と言われればちょっと納得しますがwww

    ほ〜DS/PSP時代にこういうロープレが多かったんですね〜。
    確かに言われてみれば、PSPのロープレっぽいかな。
    私は正直、あの頃はポケモン、ドラクエ、FF以外のロープレなんて知〜らないな時期だったので全然ピンとこなかったぜwww

    テンポの悪さもとっつきが悪い(ー ー;)
    体験版だからなのかオプションがなくて、「え?テキストの表示を一瞬に変更することができないの?」ってなりました。
    専門用語もやっぱりとっつき辛いよ(>_<)
    シシャとセイジャとかじゃダメなの?www

    やってみて可もなく不可もなくって感じでした。
    おもしろいけど、これと同じ値段でおもしろいゲームはいろいろあるし来月はドラクエ、ライザ、二ノ国とロープレラッシュなのでおれっちはΩラビリンスを優先して買うぜ!

    確かに人を選ぶ1作でした。

    • kentworld より:

      思っていた作品とは違いましたかw

      ありゃ!?DS/PSP時代にこういう作品が多いことを存じなかったとは!?

      ぼくがやたらとプレイしていただけかな?

      スクエニからもエストポリスDSなど色々出ていました。

      このグラフィックでこのテンポはキツイですね。今はスマホでもサクサク動くアクションRPGは色々出ていますし・・・

      ライバルが多数居る中であえて本作を選ぶ人はあまり居ないかも知れませんね。

      個人的にはATBだったらワンちゃんあったんですが・・・

  3. ナギ より:

    僕は嫌いじゃないんだけどなぁ
    ワンテンポおくその感じがおそらく嫌いじゃないんだと思います
    止め絵みたいな感じで
    あダクソとかブラボとかが苦手な理由そこもか?いや違うか

    速報を覗いてみても否定派が多い状態で、やっぱ最新ゲームファンはそんな感じなんだろうなーと
    あの時代の感じでじゅうぶん満足できる自分はマレな輩ですからねぇ
    でもロードの長さと頻発さは僕も気になりました

    物語の死生観はホント独特ですね
    子供が幼い時期の家族の全滅率高そうだなぁ
    初エピソードをみて、ああ・・・主人公もあの時ギリギリセーフだったんだなと思いました
    慮ったら危険な世界
    勝手にやるのはダメなのが幸いですかね

    そして幼なじみちゃんの背後をみるといやーな予感がして仕方ないです
    服装がイラストだと普通に忍者装束っぽいのに3Dモデルだとみょうにせくしーなのは置いとくとして、体験版の範囲内で予感的中したらやだなぁ

    あと鬼ビ人の記憶が語られる時、あの演出よりイース8の夢のように一枚絵が表示される方がよかったなぁと思ってます
    これから先の記憶ではもっと派手な感じになるのやもですが

    細かくいえば不満がぽろぽろ溢れていきそうですが全体的には好感触を抱いてます

    というか、(フォト)リアル系の方が多くてなかなかせくしー要素抜きでこっち系のゲームが少ないんだよっ(>Д<)ノシ

    • kentworld より:

      個人的にもこのモッサリ感は嫌いではありませんが、イースなどの先入観でプレイしたら厳しいでしょうね~。

      否定派が目立っているのもその辺りのゲームが基準になっているからなんじゃないでしょうか?

      どちらにしてもこれは売れ線ではないと思います。独特な死生観など好きな人は好きなゲームになるとは思いますが・・・。

      あぁ、記憶が語られる時は一枚絵の方が味があるというのはありますね。

  4. つぐみ より:

    悪かないけど良くもないですな
    難易度マニアックにしても簡単だし
    敵がアホでほぼ棒立ちで無双に似た感じで達成感無い印象です。

    • kentworld より:

      難易度マニアックでプレイされたんですか!?

      基本的にはコンボを繋げていく無双ライクなバランスのアクションRPGに感じます。

  5. ごりら より:

    このメーカーのコンセプトは
    インディが見事に補完してしまってる。
    2000円ぐらいで、懐かしくも面白いのが出てるからなあ。
    スクエアみたいな大手が、昔だしてたようなのを
    本気で作ったらどうなるか興味あるけど
    セツナにしろ、今回にしろ、こういうのは違うんだよなあ。
    とりあえずポリゴンはやめて欲しいかな

    • kentworld より:

      スクエニ”ならでは”がもっと感じられたら良かったんですけどね~。

      いけにえと雪のセツナの頃はATBを搭載するなどスクエニ”ならでは”を感じられましたが、ちょっと違う方向に行ってしまった感じはします。

  6. たけのこちん より:

    そういえば、PS Storeで「体験版」の項目がなくなっていませんか?
    以前は「ゲーム」の項目の中にありましたが、ここ一週間くらいで見当たらなくなりましたー

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