1987年12月に発売されたFC「ロックマン」を今回はレビューします。
FC「ロックマン」は2Dアクションゲームシリーズのナンバリング1作目です。
良いところ
歯ごたえのあるゲームプレイ
好きなステージを選択し、奥にいるボスを倒す!
「ロックマン」シリーズの基本的な流れはシリーズ1作目の時点で完成されていました。
が、ここまで歯ごたえのあるシリーズ作品はほとんど存在しません。
難しい!と言いますが、初代「ロックマン」は難しいの度合いが桁違いなんです!具体的にどう難しいのかというと・・・
・敵からの被ダメージ量がメモリ10個分の事がある。
・体力を全回復してくれるE缶が存在しない。
・過去に戦ったボスとE缶なしで連戦する事になる。
・イエローデビルがキチガイレベルに強い!
こんな感じですね。
ボス部屋に入ったらボスと戦うだけ!と油断させておいて直前の道中には嫌らしいトラップや敵が仕掛けられているから何度もやられました。
敵からの被ダメージ量がメモリ10個分の事があるので、3.4回も当たったら体力がなくなってしまいます。
体力を全回復してくれるE缶もないので、ゴリ押しプレイも出来ません。
にも関わらず最終ステージでは過去に戦ったボスと連戦って勘弁してくださいよぉぉぉ~!!!!!
ワイリーステージで戦うイエローデビルは最強レベルの強さ!
スキをほとんど見せてきませんし、何よりも攻撃技が最高に厄介!
覚えゲーかつ避けゲーで、どのタイミングでどの高さからイエローデビルの欠片が流れてくるのか丸暗記しないといけません。
難しいとはちょっと違いますが、写真のエリアは詰まったなぁ。まさか、とあるアイテムを持っていないと門前払いされて最初からやり直さないといけないとは。
カプコンの高難易度2Dアクションゲームと言えば「魔界村」ですが、初代「ロックマン」も負けていません!
本作はカプコンからの挑戦状と言っても良いでしょうね。
狂ったような難易度ではありますが、攻略の糸口は必ずありますので、絶対にクリア出来ない!って訳ではありませんから。
個性が際立つボス
ロックマンシリーズの大きな特徴として、個性が際立つボスと言うものがあります。
どのボスも姿や攻撃、技に個性があるので、同時期のゲームよりもキャラクター性が立っている印象です。
そのうえ難易度が高く、どのボスも初見で倒すのは困難なので、プレイヤーに強烈な印象を残してくれます。
そのおかげで個々のボスを覚えやすく、友達と「○○マンが強くってね~」なんて情報共有がしやすくなっているので考えたものです。
ボスを倒すとスペシャルウェポンを使用出来るので、本来なら憎たらしい存在なのにいつの間にか好きになってしまいました。
これはシリーズ作品全般に言える事ですが、1作目でこのような特徴をもたせたのは素晴らしいです。
個人的に合わない&気になったところ
シリーズ1作目だからこその粗さ
シリーズ1作目という事で、当然ながらもその後発売された作品と比べて粗い所も多いです。
ステージ数は6+αとやや少なく、その1つ1つもコピペしたかのようなエリアが散見されてマップ構造は単調に感じます。
ボス戦も大味で、基本的には攻撃力が高くて強いのに弱点となるスペシャルウェポンを使えば驚くほどアッサリ勝てます(イエローデビルは除く)。
理不尽な部分もいくつか見られ、2Dアクションゲームとしての完成度はそれほど高くないです。
全体のまとめ
俺はロックマンマスターだぜ!
そう宣言する人にこそ本作はプレイしてもらいたい作品です。
難しいを通り越して無理ゲーと言えるほどの高難易度で、数多くのプレイヤーの心をへし折った作品ですからね。
難易度激辛のカプコンからの挑戦状!
こんな人には特におススメ。
・高難易度アクションゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・アクションゲームが苦手な人。
ロックマン/お気に入り度【50/100%】
プレイした時間・・・約5時間
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