【レビュー】ヨクのアイランドエクスプレス [評価・感想] メトロイドヴァニアとピンボールを融合させた意欲作!

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2018年5月に配信されたSwitch「Yoku’s Island Express(ヨクのアイランドエクスプレス)」のレビューをしていきます。

本作はモクマナ島を舞台にした探索型2Dアクションゲームですが、メトロイドヴァニアとピンボールを融合させた意欲作でした!

異なる2つのジャンルをミックスさせたゲームは数あれど、まさかメトロイドヴァニアとピンボールゲームをミックスさせるとはw

メトロイドヴァニア(探索型2Dアクションゲーム)としてはもちろん、ピンボールゲームとしても新境地を開拓していました。

そんなSwitch「ヨクのアイランドエクスプレス」の良いと思った点からまずは書いていきます。

※2018年10月にはPS4版が配信。

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このゲームを3行で説明すると?
  • フンコロガシとなって入り組んだフィールドを探索する。
  • フィールドの随所に設置されたフリッパーはLRボタンで自由に動かせる。
  • フィールドには様々なクエストや収集アイテムが存在する。
初リリース日 2018年5月29日
対応ハード Switch/PS4
ジャンル 2Dアクション
推定クリア時間 6~10時間
価格 2150円(税込)
発売元 Team17

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良いところ

ピンボールと探索型2Dアクションゲームが融合!?

本作の主人公はフンコロガシ!

そのため球を転がしながら移動することになるので、2Dアクションゲームでありながらもジャンプは出来ません。

では、高いところに飛ぶにはどうすれば良いのか?

なんと、ステージの随所で見られるフリッパーを使って飛んでいくんです!

フリッパーはLRボタンを押すことで任意に作動させることが出来ます。

ということはピンボールのような感覚で楽しめるってことじゃないですか!?

基本的には入り組んだ地形を探索することになるので、探索型2Dアクションゲームとピンボールゲームが融合したように感じました。

転がる楽しさ

フリッパーに使って飛んでいくと細い通路を高速でゴロゴロ転がっていくことになります。

時にはグネグネした狭い通路を高速で転がっていくことになりますが、これがめちゃくちゃ気持ち良いんです!

イメージ的には「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」にて回転ループを連続で走行しているかのよう。

細い通路を高速で転がっていくのってどうしてこんなにも気持ち良いんでしょうかね?w

ゲームを進めていくと大砲を使って遠くに飛んでいけるようになりますが、その時にも細い通路を高速でゴロゴロ転がっていくので気持ち良いです♪

行動範囲を徐々に広げていく楽しさ

広大なフィールドにはいくつものエリアが存在しますが、当初は行ける場所が限られています。

行動範囲を広げるには以下のような行動を取らなければなりません。

  • ① 新しいパワーアップアイテムを入手する
  • ② 塞いでいる岩を破壊する
  • ③ フルーツを集めて封印されているフリッパーを解禁する

①や②に関しては探索型2Dアクションゲームではよくある要素に感じます。

一方、③の「フルーツを集めて封印されているフリッパーを解禁する」に関しては今作ならではだと思いました!

ステージには至るところにフルーツが散らばっています。

あまりにも多いので、すべてを集めるのは不可能なくらい。

ですが、フルーツが大量に散らばっているからこそ密度が濃くなっているのも確かで、淡白な時間がほとんどありませんでした。

いずれにしても本作は行動範囲を徐々に広げていくところに面白さの比重が置かれている印象で、プレイヤーの探究心を高めてくれます。

ピンボールゲームとしても面白い!

もちろん、ピンボールゲームとしての面白さもバッチリ備えていました!

エリアによってはピンボール台のような形になっていて、フリッパーをバタバタと動かすことで主人公がレーンに向かってコロコロ転がって行きます。

面白いと思ったのが、特定のレーンに数回入ることで作動する仕掛けが存在すること。

狙ったレーンまで飛ばすにはフリッパーを動かすタイミングが求められるので、ピンボールらしいアクション性を感じられました。

ピンボールエリアでは通常のゲームプレイでは気が付かないような仕掛けが隠されていますし、気が付いたら夢中でプレイを続けてしまいます。

ナメクジを使った仕掛け

ある意味、本作で最も印象的だったのがナメクジを使った仕掛けです。

ゲームを進めると時限爆弾式のナメクジを吸い込むことが出来ます。

このナメクジを持った状態で岩にぶつかると破壊することができるんです!

しかし、ナメクジは一定時間経過すると爆発してしまうので、吸い込んだら手際良く目的地となる岩まで向かわなければなりません。

この仕掛けがピンボールゲームの駆け引きとよくマッチしていて、ハラハラドキドキのアクションを楽しめました!

爽やかな世界観

本作の舞台となるモクマナ島。

この島は自然に囲まれているので魅力的なロケーションが満載でした!

神秘的な遺跡、ジメジメした森や洞窟、寒さが伝わってくる雪山。

そして爽やかな空中庭園!

インディーズゲームではよく見られる水彩画タッチのグラフィックですが、全体的にカラフルポップなので親しみやすく感じます。

BGMも全体的に明るく、楽しげな雰囲気を全面に押し出している印象です。

やり込み要素が満載!

探索型2Dアクションゲームと言えばアイテム回収!

本作にも数多くの収集アイテムが存在します。

代表的なのが「藤の根」

「藤の根」は様々な場所に隠されていて、時には仕掛けを解かないと見つからないことがあります。

すべてを見つけると真のエンディングが挿入されるので、是非コンプリートを目指しましょう!

それ以外にもサブクエストやクエストアイテムなどゲームクリアに直接関係のない要素が満載なので、ストーリークリア後も長く楽しめます。

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惜しいところ

ピンボールゲームならではのもどかしさ

ピンボールのフリッパーは使いこなすのが大変です。

狙った場所に行きたくてもフリッパーを動かすタイミングを少しでも間違えたら予想外のところに飛んでしまいますから・・・。

そのため慣れていない頃はもどかしさを感じました。

ピンボールゲーム全般に言えることですが、思った通りの場所に行けないのはもどかしいw

もう少し快適に移動したかった

ある程度ゲームを進めると特定のエリアまでジャンプできる機能が解禁されます。

しかし、上層エリアに集中している印象で、下層エリアには快適に行くのが難しく感じました。

普通にストーリーを進めていく分にはあまり気になりませんが、コンプリートを目指すとなったら気になってきます。

なので、もう少し下層エリアにもファストトラベル的な機能を加えてほしかった。

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全体のまとめ

探索型2Dアクションゲームにピンボールゲームの要素を加えたユニークな作品。

インディーズゲームは2つのジャンルをミックスさせたようなゲームが数多く存在しますが、その中でも成功例として挙げても良い作品だと思います。

難しいことを何も考えずに楽しめるので、疲れた時でも楽しむことが出来ました♪

ザコ敵が存在せず、デスペナルティも緩いので、多くの人におすすめできる作品。

メトロイドヴァニアとピンボールを融合させた意欲作!

こんな人には特におススメ。
・探索ゲーム好き。
・ピンボールゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・ピンボールゲームが苦手な人。

ヨクのアイランドエクスプレス/お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約15時間

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20件のコメント

このゲームはよゐこインディー2ではじめて知ったのですが、確かに2つの要素をかけ合わせたゲームとしてかなり魅力あるゲームですね。
「メトロイドヴァニア×ピンボールゲームがこんなに合致するとは!」と体験版やってるときに思いました。
世界観は洋ゲーチックで全体的にカラフル過ぎるところだけが微妙かなぁ。
でも半額セールとかやってたら、おさえておきたいゲームです。

ナメクジが爆弾の代わりになるところとか、洋ゲー的なテイストは散見されますねw

ですが、手触り感は日本人でも馴染める感じだと思うのでおすすめです!

2,000円以上しますが、定価で買っても損はないほどの充実感がありました。

このタイトル『よゐこのインディー生活2」でも紹介されて
いましたね。自分もOneで海外版がセールになった時に購入
しましたが、高評価も解る出来ですね。BGMももうタイトル
画面からして賑やかで♪ ただOne版は中国語韓国語はある
のに日本語が無かったのが残念。

GWに積んでいた『オリとくらやみの森』を始めましたが
(ギンソウ樹からの脱出が上手くいかない!)あのレベルで
ローカライズしてくれると理想なんですがw

よゐこの番組によって人気が出ないかなぁと期待しています。XboxOneでは日本版が発売されていないようですね・・・

グラフィックのテイストや世界観はオリとくらやみの森を彷彿しました。

こちらも好みのゲームなので、またあのような世界観のゲームを楽しめることに嬉しさを感じています。

お!来ましたね。

やはりピンボールを組み合わせるゲーム性が独自性があってイイですね。上手く狙ったところに飛ばせないのはピンボールの面白さでもありイライラポイントでもありますからね。

動画で見た限りはフルーツを集める要素が地味に面白そうだなあと感じました。

ようやくレビュー出来ました!

ピンボールの特徴をメトロイドヴァニアに上手く落とし込んでいる印象で、夢中でプレイしてしまいましたよ。

フルーツを集める要素はゼルダで言うルピーみたいな感じでゲームの密度を濃くしてくれました。これがあるのとないのでは充実感が全然変わってきます。

個人的に何もかもドツボにハマった作品だったので、取り上げてくれて嬉しかったです。
カービィシリーズやヨッシーシリーズと通じるあったかい雰囲気とヘンテコさ(失礼!)がたまらんです。
超面白いから体験版でもいいからみんなやってみてくれ〜!

このゲーム、面白いんですが、まだまだ知名度が低いですもんね。

これからも隠れた良作を取りこぼさずにレビューしていきます!

こんにちは。
去年遊んだDL専用ゲームでは、個人的に3本の指に入るゲームですね~
こういう探索系のゲームは高難易度アクションゲームが多い中、
このゲームには敵キャラが登場しないので、
アクションというよりアドベンチャー寄りな、
メトロイド風というよりちびロボ風で、
ヘタクソな私でも楽しめるのが嬉しいです(笑)

以前、少し話をしましたが、ようやくレビュー出来ました!

ザコ敵が登場しないのはメトロイドヴァニアとしては特徴的ですね。

あまり考えていませんでしたが、ザコ敵が登場しないゲームはデスペナルティを緩いので探索に専念出来るというメリットがあるのか!?

そういう意味ではちびロボもザコ敵がほとんど登場しませんでしたね。

よゐこの動画でかなり興味が湧いた作品なので、レビューはありがたいですね!

私は普段あまり2Dアクションをプレイしないのですが、ピンボールは大好きなので独特のゲームシステムが気になっています(笑)

それにしてもインディーゲームはアイディアがすごいですね!いつもその独創性に感心させられます。

よゐこの動画で興味が出てきましたか!?

ピンボールゲーム要素もバッチリなので、エンタメさんが次にプレイする2Dアクションゲームとして良いかも!?

インディーズゲームの多くは「その作品ならではの体験」を味わえるから好きです。

メトロイドヴァニアとピンボールを融合させたとてもユニークなゲームみたいですね。
kentさんのツイートを見てPS Storeを調べたらセール中だったので購入しました。
プレイしたら感想をコメントします。

誘惑に負けてしまいましたか!?レビュー記事を公開したタイミングが絶妙でしたねw

感想をお待ちしております!

ノーマークでしたけどこの記事を読んだら興味が出てきたところでセールしていましたから購入しました、ピンボールとメトロイドヴァニアの異色な組み合わせがどのような感覚になるかを体験してみます。

おお!記事にしてみるもんだなぁと思いました。今後もインディーズゲームのレビューをどんどんしていきますよー!これは隠れた良作です!

本編クリアしてその後探索して達成率は80%までやり込みましたが思ったより収集物が多くマップも広く探索しがいがあり意外な伏兵でした。

確かにピンボールらしいもどかしさもあり思い通りの場所に動かなかったり一見簡単にたどり着けそうな場所にたどり着くのに苦労する場面とかも多かったですがこれもピンボールの醍醐味と思えばいい塩梅でした。

残りの収集アイテム入手方が分からないとこがそこそこあり100%達成できるか分からなくなってきましたがせめて根っこコンプぐらいはしておきたいです。本編クリアに関係ない強化アイテムがまだあるかもしれませんからそれを使うのかわからないとこです。

価格が2,000円を超えているだけあってボリュームはそこそこありましたね!

隅々まで探索すれば15時間近く楽しめると思います。

敵が基本的には登場ない代わりにピンボールゲームならではのもどかしさがありましたね。そこで上手くバランスを取っている印象です。

コンプリートは少々大変ですが、根っこをコンプすると良いことがあるので頑張ってください!

メトロイドヴァニアとピンボールが二つの要素が上手く融合していますね。
ストーリー以外にも個性的なザブクエストや収集要素が多いので探索も飽きる事無く楽しめたました。
移動に関してはストーリーの途中で手に入るススを花に咥えさせた後回転させて飛ばすのがコツを掴むまでは見当違いの所に行ってしまうのが多かったです。
このゲームはピンボールエリアでのペナルティがフルーツを微量に落とすだけなのでそこまでストレスにはならないのがいいです。
PS4版をプレイしプラチナトロフィーを獲得しましたけど、苦労したのはピンボールエリアで特定のレーンを通過して解除するスカラベでした。
収集アイテムは地図に表示されるアイテムを手に入れたら問題ないけど、スカラベは残りの数が10未満じゃないと表示されない仕様なので表示されるまではマップとにらめっこしながらしらみつぶしに探しました。

>ストーリー以外にも個性的なザブクエストや収集要素が多いので探索も飽きる事無く楽しめたました。

こういう寄り道要素が多いところはメトロイドヴァニアっぽいですね!

>移動に関してはストーリーの途中で手に入るススを花に咥えさせた後回転させて飛ばすのがコツを掴むまでは見当違いの所に行ってしまうのが多かったです。

あれはぼくも見当違いのところに行ったので困りましたw

>このゲームはピンボールエリアでのペナルティがフルーツを微量に落とすだけなのでそこまでストレスにはならないのがいいです。

こういう調整のゲームって一歩間違うと緊張感が無くなってしまうんですが、本作の場合ジャンプの制限を持たせてフリッパージャンプによるもどかしさで上手くバランスを取っていましたね。

>PS4版をプレイしプラチナトロフィーを獲得しましたけど、苦労したのはピンボールエリアで特定のレーンを通過して解除するスカラベでした。

ぼくもスカラベは最後に残してしまいましたw

シロマさんがTwitterで仰っていたように日本向けの攻略サイトが少ないのでこの記事の最後に少し攻略情報を載せたかったんですが、記事を書く頃には細かい部分を忘れてしまったので書く気力が無くなってしまいましたw