

ファイナルファンタジー XV/PS4(通常版) / (限定版)
ファイナルファンタジー XV/Xbox One(通常版) / (限定版)
早くもクリアしたPS4/Xbox One「ファイナルファンタジーXV」。本記事ではエンディングについて語っていきたいと思います。
コメント欄を含めてネタバレ満載になりそうなので、まだクリアされていない方は自己責任でご覧ください。
また、ここに書かれていることはあくまでも個人的な解釈で、必ずしも正しいとは限りません。
台詞の数が少なく、映像を見て判断しないといけないところが強いので他にも解釈の仕方はあると思います。もしかしたら頓珍漢な事を書いているかもしれません。
目次
最初はよく分からなかったエンディング
正直なところ、最初にエンディングを見た時はよく分からないところがありました。
使命を果たしてラスボスを倒したのは良いんだけど、主人公、仲間、ヒロインは生きているのか?死んでしまったのか?
バッドエンディングなのか?ハッピーエンディングなのかよく分からないところがあったんです。バッドに見えるところもあればハッピーに見えるところもあって、考えてチェックしないと理解しきれません。
主人公たちの状況を理解する事で重みが増していく「好きだわ!」のシーン
スタッフロールの途中で挿入される主人公の仲間たちへ感謝を述べるシーン。このシーンは主人公たちの状況を理解する事で重みが増して来て泣けてきます。
ストーリー上では語られていなかったけど、主人公は使命を果たす事で仲間とお別れしてしまうんですよね。「ファイナルファンタジーX」に通ずる切ないオチなんです。
だから、仲間たちに感謝の気持ちを伝えるんですが、最終決戦を終えてお別れする直前ではなく、最終決戦の前に伝えるのが憎い!
ノクトといえば厨二のやれやれ系主人公で素直じゃないからお礼とか感謝の気持ちを上手く伝えられないんだけど、この時はハッキリ言うんです!
みんなどうもな!俺、お前らのこと好きだわ!って。
男性同士で”好き”と言われると誤解が生まれてしまうけど、”友達として好き”という意味なのでしょう。
これって大半の男性が口にできない事だと思うので、それをあのノクトがハッキリ言い切ったところに漢気を感じてしまいました。
僕は割とお礼とか感謝の気持ちを相手にハッキリと伝えるタイプだけど、さすがに男の友達に「好き」とか口にする度胸はないですわ。恥ずかしいし、一歩間違えたら変な目で見られますから。
やっぱり男って歳を取るごとに素直じゃなくなって、上手く気持ちを伝えられなくなるんです。僕も素直な気持ちを口にする時は恥かしくなって「まあ」を多用してめちゃくちゃ頑張って言うようにしていますから。
「ライフ イズ ストレンジ」のクロエもそうでしたが、ツンデレ系のキャラが時間の経過と共に成長して素直な気持ちを口にするようになるのって何度見ても泣ける。ノクトの場合は同性だから、余計に感じるものがありました。
このようなシーンを挿入するタイミングも素敵ですね。時系列通りならラスボス前にこのシーンを確認できるハズなんですが、憎い事にスタッフロール後初めて確認できるようになっているから感動が増してきます。
後味を良くするための配慮とタイトルロゴの伏線
このゲームのオチはかなりの鬱展開だと思います。主要キャラのほとんどはあの世に行ってしまう。
だけど、最後は後味をよくするため、主人公とヒロインの結婚式シーンが挿入されるんですよ。
おそらくアフターストーリー、もしくは妄想だと思うんですが、2人が幸せなシーンを一瞬だけでも見られたのは良かったです。
それも最終決戦の直前に自分が選んだ写真が演出として挿入され、その後はタイトルロゴにあるものが追加されて伏線が繋がるから決まっていますね!こんな憎い演出、よく考えたなぁと思います。
ちなみに最後選んだ写真がこちらになります。スクリーンショット機能を使って保存していたからゲーム内の保存機能を使用しておらず、ロクな写真がなかったんですよ。みなさんは保存機能をちゃんと活用しましょうね!
実際にプレイしたからこそ味わえる感動
本作は発売のかなり前からネタバレが出回り、クリアしていないのにオチを知ってしまった人も多いと思います。また、この記事をクリア前に確認されている方もおそらくいるでしょう。
だけどね!実際にプレイしたからこそ味わえる感動ってあると思うんですよ。
「ファイナルファンタジーXV」は友情物語が素晴らしい作品なんですが、あらすじだけを見ても大して何も思わないと思います。
「ファイナルファンタジーX」の時も思ったけど、実際にゲームをプレイして仲間と共に困難を乗り越えたからこそ思い入れが増すところがあるんですよね。
特に本作の場合は仲間との掛け合いボイスが非常に多く、寄り道要素も満載でプロンプトが思い出作りの写真をいっぱい撮ってくれるから一緒に旅をしている感が半端ないんです。
そんな仲間たちとお別れする事になったら泣けますよ。これは、寄り道をすればするほど増してくるものだと思います。
友情をテーマにした物語を楽しみたい人は、ストーリーのあらすじだけを見て満足しないで実際にクリアまでプレイしてほしいです。
関連記事:オープンワールドという道具を使って男同士の友情を描いた新しいFF!ファイナルファンタジーXV レビュー
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ストーリーに関してはトータルでは色々言いたいことありますがエンディングだけ見るととても良かったと思います。
好きだわのシーンもですが自分は死ぬことに対して「やっぱつれぇわ」にグッときました。
ティーダはサラッと言っちゃってましたからね。
結婚式からのロゴに繋がる流れも綺麗だった。
毎日撮りためてた写真を最後に効果的に配する演出は憎い。
このゲームは4人のことを好きになれるかどうかが最大の鍵ですね。
その点でもキャラデザで損してるなぁ^^;
惜しむらくは本筋があっさりで特に後半描写省きすぎなために
お使い的な寄り道で思い入れ深めないといけないところ。
FFXなんかストーリーで長大な旅してきたから自然と感情移入できましたしね。
KINGS GRAIVEやBrotherhood辺りを見ておく前提で作られてる気もしたから
あの辺りの描写は本筋にも入れなきゃだよなぁ。
最後のプロットだけはいいだけに色々もったいないなと思っちゃいました。
個人的にはバッドエンドって余韻に浸れるものであれば単純なハッピーエンドより好きなんですけどね。