どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は、ニンテンドー3DSが高騰している話をしていきます。
先日、ゲームショップへ行ってきたところ、3DSがやたらと高値で販売されていました。
まあ初期型はそこまで高くなかったんですが、後期モデルになると軒並み高騰しています。

状態が悪い中古品でも2万円前後しましたし、新品になると3万円。場合によっては4万円を超えています。
5年くらい前は1万5000円以下で購入できた気がするのですが、いつの間にか2倍から3倍の価格になっているので驚きました。

いつから高騰し始めたのか調べてみたところ、どうやら2022年頃から値上がりし始め、それ以降もジワジワと上がり続けているようです。
なぜここまで高騰しているのか?
考察してみたところ、いくつかの理由が思い浮かびました。
本記事では3DSの最新モデルが高騰している理由について解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
3DSの最新モデルが高騰している理由
その1:3DSのサポートが終了している

1つめの理由は、3DSのサポートが終了していることです。
3DSは2020年9月にすべてのモデルが生産終了しました。
つまり新しく生産されることがないので、時間が経つにつれて状態の良い3DSを入手するのが難しくなっています。
特に後期モデルは生産数が少ないので、その影響もあって価格が高騰しているようです。
以下は国内における3DSの販売台数です。
名前 | 台数 |
3DS | 1,023万台 |
3DS LL | 704万台 |
New3DS | 117万台 |
New3DSLL | 493万台 |
2DS | 65万台 |
New2DSLL | 124万台 |
累計 | 2,526万台 |
トータルで2,526万台も販売されていて、日本の人口で割ると5人に1人が持っていた計算になります。
こうして見ると、3DSがいかに普及していたかが分かりますね。
ですが、よく見ると後期モデルはそれほど多く出回っていないことが分かりました。

Newニンテンドー3DS、Newニンテンドー3DS LL、Newニンテンドー2DS LL。
これら3つのモデルを合わせても、販売台数は700万台ちょっとにとどまっています。
3DSは日本で非常に人気があったので多く出回っているイメージがありましたが、最新モデルに限定すると、それほど市場に出回っていなかったんですね。
そのため現在では販売店などであまり見かけず、価格が高騰しているのではないかと思いました。
でも出回っている台数が少なくても、安く購入できるゲーム機はありますよね?

例えばWii Uは国内で334万台しか出回っていませんが、中古では5000円程度で購入できます。
加えてゲームキューブやN64なども比較的安く手に入ることが多いので、販売台数が少ないからといって、必ずしも価格が高騰するとは限りません。
にもかかわらず3DSの最新モデルが高騰しているのはなぜなのか?
そこにはさまざまな理由が隠されていました!
詳しくは次の項目で解説していきます。
その2:DSシリーズの最終形態である

2つめの理由は、DSシリーズの最終形態だからです。
Newニンテンドー3DSとNewニンテンドー2DSは、約15年にわたって続いたDSシリーズの最終形態だったりします。

DSシリーズって実は10種類ほどのモデルが存在しまして、最初に発売されたのは2004年の初代ニンテンドーDS。
今見るとズッシリしたデザインですが、ここからDSの歴史が始まりました。

その2年後には、小型化した「DS Lite(DSL)」が登場。
さらに2年後には本体の機能が増えた「DSi」、大型化した「DSi LL」と、新モデルが次々と発売されました。

その後、DSの後継機として「3DS」が登場して、専用ソフトが遊べるようになったり、新機能が追加されました。

そして最終的に発売されたのが、「Newニンテンドー3DS LL」と「Newニンテンドー2DS LL」です。
これらのモデルは初期モデルの短所を改善していて、3DSのソフトを遊ぶには最適な機種となっています。
具体的には、
- ロード時間の短縮
- 3Dのブレ防止機能の搭載
- CスティックやZL/ZRボタンの追加
など、さまざまな強化が施されています。
特にロード時間の短縮は大きなメリットで、「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS」に至っては、起動時間の長さが1/3程度に抑えられています。

これだけでも魅力的なのに、従来の3DSで見られた
- HOME画面のカスタマイズ機能
- 音楽再生機能
- カメラ機能
- DSソフトの互換性
も備わっているのですから、非常に幅広い用途で活用できるモデルだったりします。
そのことから手放す人が少ないのではないでしょうか?
一方で、初期型のモデルは最新モデルと比べるとどうしても性能が劣ってしまいますから、手放して最新モデルを購入する人も多いのだと思います。
こうした流れから、初期型の価格はそこそこの値段で留まっている一方で、後期モデルの価格が高騰しているのではないかと考えられます。

同じような現象は、ゲームボーイアドバンスの「ミクロ」でも見られました。
このモデルはゲームボーイアドバンスの最終モデルで、極限まで小型化されているのが特徴です。
デザインも非常に洗練されているので、ガジェット機器としての魅力もあります。
そのため手放す人が少なく、中古でも2万円前後。新品では数十万円で取引されることもあります。
このように先輩ハードがプレミア化しているので、3DSも今後はどんどん高騰するのではないかと思います。
その3:3DSならではのゲームが多い

3つめの理由は、3DSならではのゲームが多いことです。
3DSは独占タイトルが豊富で、
- 妖怪ウォッチ2
- ポケットモンスターX・Y
- マリオカート7
など、他の機種に移植されていないゲームが多数存在します。
まあ一部のタイトルはSwitchなどリマスター化されましたが、完全に再現されているわけではないんですよね。

というのも3DSは特殊な構造のゲーム機だからです。
2画面であるのは言うまでもないですし、ほかにも上画面の3D映像や下画面のタッチスクリーンなど、携帯機ならではの機能が多数搭載されています。
そのためこうした機能を活かしたタイトルは、移植されてもプレイ感覚が大きく変わってしまいます。

代表的なのが「世界樹の迷宮」シリーズです。
本シリーズは2画面をフルに活用していまして、プレイヤー自身がマップを描きながらダンジョンを探索するシステムが特徴となっています。
ゲーム自体は「ウィザードリィ」の派生ではありますが、マッピングシステムによって実際に地図を持って冒険しているかのような感覚が味えるので、新たな魅力を生み出すことに成功しました。

そんな「世界樹の迷宮」ですが、2023年にSwitchでリマスター化されました。
ただ1画面のゲーム機への移植は難しかったようで、マッピング機能の仕様が変わってしまい、操作がやや煩雑になっています。
このように移植されてもプレイ感覚が変わってしまうので、再び3DSを買い戻す人が増えているのではないでしょうか?
なんといっても3DSは1300本以上のパッケージタイトルが発売されていますからね。
すべてを遊び尽くすのは容易ではないので、特に上位モデルは手放す人が少なく、価格が高騰しているのではないでしょうか?
その4:ニンテンドーeショップのサービス終了

4つめの理由は、eショップのサービスが終了したことです。
3DSではかつてダウンロードタイトルを購入することができました。
しかし、2023年3月28日をもって3DS向けのニンテンドーeショップが終了して、ダウンロードでの入手が不可能になりました。
これによってゲームを遊ぶにはパッケージ版を購入するしかなくなったので、中古市場での需要が急増しています。

実際、少し前に「ポケムーバー」や「ポケモンバンク」がインストールされた3DS本体が5万円以上で取引されているというニュースもありました。
これらのソフトを利用すると、20年以上前に発売された「ポケットモンスター」シリーズのポケモンを最新作へ連れて行くことができます。
ですが、3DSのeショップが終了したことで新たにダウンロードすることができなくなったので、それが影響して価格が高騰しているようです。
その5:◯◯需要

そして5つめの理由は、◯◯需要です。
これは大きな声では言えないのですが、実は3DSは◯◯しやすいゲーム機でもあったりします。
カスタムファームウェアの導入や非公式ソフトの実行など、任天堂が推奨していない用途で利用することが比較的簡単にできるようです。
そのため、こうした特殊な目的で3DSを求める人が一定数いることも、価格の高騰に繋がっているのでしょうね。
全体のまとめ

以上、3DSが高騰している理由についてお話ししました!
今後も任天堂から新モデルが発売されない限りは高騰する可能性が高いので、いまお持ちの方は大切に保管することをおすすめします。
個人的に3DSは最近だとポケモンをよく遊んでいます。
「ポケットモンスター X・Y」や「サン・ムーン:はもちろん、DS世代のソフトもプレイしています。
これらのタイトルはいずれリメイクされるかもしれませんが、原作ならではの魅力もあるので、改めて遊びたくなりました。
このように3DSでしか遊べないタイトルもまだまだたくさんありますので、今後もお世話になりそうです。
ニンテンドーeショップの閉鎖によって3DSの歴史は一区切りを迎えましたが、ぼくにとっては今も現役のゲーム機です。
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