どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は次世代機で改善希望!現行Switchの問題点を語っていきます。
先日、任天堂がSwitchの後継機を今期中にアナウンスすると発表されました。
現時点では詳しい仕様はわかりませんが、Switchの流れをある程度は踏襲してくると見ています。
そこで、本記事では要望も兼ねて、次世代機で改善してくれると嬉しい現行Switchの問題点をランキング形式で挙げていきます。
目次
5位 マルチタイトルの完成度にバラツキがある
第5位は、マルチタイトルの完成度にバラツキがあることです。
任天堂以外のソフトメーカーは同じ内容のゲームを複数のプラットフォームに展開していますよね?
そのようなゲームをマルチタイトルと言います。
例を挙げますと、Switch、PS4、Xbox One、Windowsなどで展開している「Minecraft」みたいな感じですね。
色んなプラットフォームがある中でSwitchにも供給してくれるのは嬉しいんですが、中には最適化されておらず、本来の面白さを引き出せていないタイトルがチラホラあるのが残念です。
最近ですと発売直後の「百英雄伝」でしょうか。
同作は戦記物のRPGで、「幻想水滸伝」シリーズを手掛けたスタッフが開発していることが話題になりました。
しかし、Switch版の完成度がちょっと低いんですよね。
映像がカクカクしていたり、戦闘発生時のロード時間が長かったり。
他機種版ではスムーズに動いているところでモタついたりするので、テンポが悪化しています。
それだけならまだしも、エラーによる強制終了がちょくちょく起こるので、快適に遊ぶのが困難に感じました。
「百英雄伝」自体は尻上がりに面白くなっていくだけに、パフォーマンスの面でケチが付くのは勿体ないです。
なぜこんな現象が起きてしまうのでしょうか?
大きな要因として、Switchの性能が数世代前であるというものがあります。
実はSwitchって性能的には2世代くらい前の水準で、PS5どころかPS4よりも抑えていたりします。
ですのでマルチタイトルになると、どうしてもSwitch版は劣ってしまうんですよね。
個人的にはグラフィックが多少簡素になるのはまだ良いんですが、ロード時間が長くなったり、画面がカクつくのは勘弁してほしいです。
「百英雄伝」に限らず、最近はそういったSwitchソフトが目立っています。
中には各タイトルで最適化が行われていないのも要因としてはあると思いますが、Switchのマシンパワーが不足しているのもあると思うんですよ。
個人的にゲームは触っている時の気持ち良さを重視しているので、ロード時間が長いとか、画面がカクつくのは苦手です。
なので次世代機ではもう少し性能を上げてマルチタイトルの出来にバラツキがないようにしてほしいですね。
ロード時間が長いと言われていたSwitch版「百英雄伝」
アップデートでかなり速くなりました!動作も軽快になっています。
これでおすすめしやすくなりました! pic.twitter.com/ONjTUfTWOS
— KENT for ゲームレビュー/紹介 (@kentworld2) July 23, 2024
余談ですが、Switch版「百英雄伝」は2024年7月23日のアップデートによってロード時間の長さなどが改善されました。
ですので今からプレイする場合はそこまで不満を感じないかもしれませんが、買い切り型ゲームの多くは初動が命です。
最初に躓くと挽回するのが難しいので、数ヶ月経ってから改善されても時すでに遅しだと思いました。
4位 ニンテンドーeショップに低品質なタイトルが多い
第4位は、ニンテンドーeショップに低品質なタイトルが多いことです。
Switchのダウンロードソフトを購入できるeショップ。
パッケージ展開されていないタイトルも大量に販売されているのでよく利用しますが、昔と比べて使いにくくなりました。
何故かと言いますと、無駄なタイトルが増えすぎているからです。
みなさんはeショップに「AAAクロック」という時計のゲームを見かけたことはないでしょうか?
このゲーム、やたらとバージョン違いを出していて、これまでに50種類近くのセットパッケージを配信しました。
それだけならまだしも、「究極版」とか変な名前を付けて毎週のように「新作です」って感じで売っているんですよね。
その結果、新作コーナーの上の方で見かける頻度が増えるので、お目当てのソフトを探しにくくなっています。
内容の方も時計の絵柄を変えたスキンを加えているだけなので、よくこんなにも同じようなソフトを配信できるなぁと思いました。
最近はこの手の売り方をするソフトが増えていて、直近ですと
- ピアノ:学習と演奏 ウルトラスペシャル
- キャット ピアノ 拡張版
- 物語を教えてくれ 拡張版
など、非常にチープなゲームのバージョン違いが新作コーナーの先頭に並んでいます。
いくつか実際に買ってプレイしましたけど、100円でギリギリ納得できるものばかりです。
中には生成AIを使った可能性が高いタイトルもあるので、これらのタイトルがフルプライスの大作ゲームと一緒に並ぶのはどうかと思いました。
なぜ、このようなソフトが増えたのでしょうか?
最大の要因が、任天堂がソフトを販売するまでの障壁を下げたことにあります。
かつてeショップでソフトを発売する場合、CEROによるレーティング審査を受けることが義務付けられていました。
しかし、2020年9月からはIARC(アイエー・アール・シー)によるレーティング審査にも対応。
いくつかの条件はありますが、CEROの審査料金を支払わずに販売できるようになったのでハードルがグッと下がりました。
その影響でSwitchのソフトラインナップがさらに増加して「8番出口」のような人気タイトルも配信されたので、良いこともあったとは思います。
ただ低品質なソフトも着実に増えているので、昔のような安心感はなくなってしまいました。
次世代機ではこんなことがないよう、せめてお目当てのソフトがすぐに見つかるような設計にしてほしいです。
現状のeショップはタイトル数が多い割にスクロールが遅く、セールコーナーの一番下まで行くのに数分もかかってしまいますからね。
処理速度を上げてもっと早くスクロールできるようにするとか、「新作」や「セール」のタブを細分化するとか。
快適性を上げてくれると嬉しいですね!
3位 Switch ONLINE対応ソフトの最適化がされていない
第3位は、Switch ONLINE対応ソフトの最適化がされていないことです。
Switch世代になってからオンラインプレイに月額料金が必要になりましたが、有料になった分だけの整備がされているのかと言いますと、必ずしも首を縦に振ることが出来ません。
代表的なのが「スプラトゥーン3」です。
このゲーム、やたらと通信エラーになったり、ラグが発生したりと不安定なところがありまして、快適に遊べないことがちょくちょくあります。
ステージの改修やブキのバランス調整によって改善されているところはあると思いますが、対応の遅さが目立っていて、任天堂がオンラインゲームの運営に不慣れなことが露呈してしまった印象です。
あとは「ルイージマンション2 HD」。
こちらにも「テラータワー」というオンライン対応のモードが搭載されているんですが、本来ならあるハズのカギが見つからないなどの進行不能バグが散見されています。
原作の3DS版でも見られたバグですので、リマスター化されたSwitch版では改善されていると思ったんですけどね。
少なくとも発売1ヶ月間はそのまま残っていたので、オンライン料金を取ってこの状態はお粗末に感じました。
ただ任天堂はオフラインゲームにも力を入れている会社です。
オンライン要素に力を入れすぎますと、今度はオフライン要素がおざなりになってしまう恐れがあります。
過去作に収録されていたオフラインモードを続編では削るとか。
リソースが限られてきますとそういうことが増えると思うので、バランスが難しいと思いました。
実際、Switch時代に任天堂が発売したタイトルではそんな事例がいくつかあったりします。
例えば「フォーエバーブルー ルミナス」。
本作はWiiで発売された「フォーエバーブルー」シリーズの新作で、ダイバーとなって好きなように海中を探索できます。
しかし、Wii版とは違ってオンライン重視に内容になっていて、オフラインで遊べるストーリーモードが簡略化されてしまったんですよね。
基本はAIの音声に従ってチュートリアルみたいなものをこなす感じで、前作で見られた人間ドラマはほとんどありません。
他にも1人でプレイする場合、探索ミッションの攻略が非効率な設計になっていたり、やり込むことで解禁される要素の多くがオンライン向けだったり。
オフラインプレイですと真価を発揮できない仕様になっているので、オンラインサービスに力を入れすぎた弊害が生まれていると思いました。
このような事例もあるので、次世代機ではオンライン要素とオフライン要素。
どちらのニーズが強いのか事前にしっかり把握して、力を入れるべきところを見極める。
もしくはオンラインとオフラインの要素をもっと自然に融合できるようなシステムを構築できたら良いと思いました。
個人的に「スプラトゥーン3」は規模がデカくなりすぎていると思うので、今後も発展させていくのでしたら、オンラインモードに特化したパッケージとオフラインモードに特化したパッケージ。
これらの2つを別々の時期に展開した方が安定する気がしますね。
2位 超大作ゲーム(AAA級タイトル)が減少傾向
第2位は、超大作ゲーム(AAA級タイトル)が減少傾向であることです。
先程、最近のゲーム業界はマルチプラットフォームが当たり前になってきたとお話しました。
ですのでソフトメーカーがPS5やSteamなどに展開するタイトルの多くはSwitch版があってもおかしくないんですが、最近は省かれることが増えています。
日本のゲームですと「ファイナルファンタジーXIV」「モンスターハンターワイルズ」「テイルズオブアライズ」。
海外のゲームですと「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 3」「STAR WARS ジェダイ:サバイバー」などなど。
数百億円かけたAAA級タイトルに限定しますと、Switch版が同時に発売されることは滅多にありません。
あったとしても「ホグワーツ・レガシー」のように半年以上遅れて発売されるくらいで、多くは商機を逃しています。
なぜ、AAA級タイトルの多くはSwitchでは展開されないのでしょうか?
Switchといえば国内だけで3,000万台以上。
全世界累計で1億4,000万台以上売れるという超人気ゲーム機です。
本来であればソフトメーカーのタイトルがもっと集まっても良い状況なのに、大作に限って発売されません。
そうなってしまったのは、Switchの性能では実現できないタイトルが増えてきたからですね。
昨今のAAA級タイトルはとんでもないくらいのマシンパワーが要求されまして、メモリ容量は10GB以上が当たり前。
ダウンロードに必要な容量も100GBを超えることが珍しくなくなりました。
Switchの場合、メモリー容量は4GB。
ゲームカードの最大容量は32GBですので、根本的に出すのが難しくなっています。
まあクラウドバージョンで提供するという手段もありますけどね。
環境に左右されるところがあるので、得策ではなかったします。
現行のSwitchはこのような問題を抱えているので、ヘビーゲーマーになってきますと、満足するのが難しくなってきた印象です。
任天堂もそれはわかっているでしょうから、次世代機ではソフトメーカーのAAA級タイトルがもっと多く展開されるようにしてほしいですね。
先日、任天堂はShiver Entertainmentを買収して子会社化しました。(※PDF)
同社はSwitch版「ホグワーツ・レガシー」を手掛けるなど、技術力の高さに定評があります。
今回の買収によってより多くのAAA級タイトルが次世代機向けに供給されますと嬉しいですね!
1位 Joy-Conの耐久性が低い
そして第1位はJoy-Conの耐久性が低いことです!
SwitchのJoy-Con、みなさんは壊れたことはないでしょうか?
ぼくは3回もあります。
その多くはスティックを何も弄っていないのにキャラクターが勝手に動くというドリフト現象で、めちゃくちゃ困っています。
あまりにも多いので、任天堂に修理を出しました。
そしたらですね、3ヶ月後に別のJoy-Conが調子が悪くなってしまいました。
スマブラやスプラをやる時はJoy-Conを極力使用せず、Proコンを使うようにしているんですけどね。
それでもドリフトするので、いくらなんでも耐久性が低いですw
公式サイトに掲載されている「開発者に訊きました」には
Joy-Conにはさまざまな機能があり、それぞれは必ずしも目に見える改良とは限らないのですが、中でもアナログスティックは発売以降、部品を継続的に改良していって、現在も改良に取り組み続けています。
と書かれているので、多少は良くなっていると思うんですけどね。
劇的に改善されているとは思えないので、次世代機ではもっと頑丈なコントローラにしてほしいです。
Joy-Conは1個につき約4,000円。修理に出す場合、1個につき2,160円も掛かってしまうので、コスパは決してよくありません。
それ故にProコンやサードパーティ製の安いコントローラに需要が集まっていますが、それって歪んだ状況だと思うんですよね。
Switchは色んなプレイスタイルで遊べるとは言え、コントローラを何個も買わざるを得ない環境は健全ではありませんから、次世代機では改善されることを期待しています。
全体のまとめ
ここまで次世代機で改善してほしい現行Switchの問題点をランキング形式で挙げていきました!
任天堂が次世代機を出す場合、前世代機の反省を活かすケースが多くあります。
Switchのソフトが充実しているのもWii Uの反省があったからですし、WiiやDSが生まれたのも従来型ゲーム機からの脱却というものがありました。
ですので、次世代機でも本記事で挙げた問題点が改善されることを期待しています。
おまけ:言われがちな問題点について
本体のストレージ容量が低い
最近はmicro SDカードの価格がどんどん下がってきているので以前ほど問題点には感じません。
今だと128GBが2,000円以下。256GBが4,000円以下で購入出来ますからね。
そのうえ任天堂ソフトは圧縮技術が上手く、内容の割にダウンロードに必要な空き容量が小さく感じます。
256GBのmicro SDカードを購入すれば余程ゲームを購入しなければパンパンにはならないでしょう。
本記事の動画版