【レビュー】ファミコン版を挫折したぼくが「帰ってきた 魔界村」をクリアできた理由

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

高難易度アクションゲームの代表格として知られる「魔界村」シリーズ。

自称マゾゲーマーぼくとしては非常にそそられるゲームなんですが、初代(ファミコン版)に関しては挫折しました。

数十回プレイしているうちに「これは無理だ」という気持ちになり、未だにクリアできていません。

一方、今回レビューする「帰ってきた 魔界村」はクリアすることができました!

こうして聞くと

ヌルゲーになったからクリアできたんだろ?

と思われるかもしれませんが、とんでもない!

難易度に関しては本作の方が高いので、トータルでのリトライは数百回に達しています。

初代よりも難しくなっているのに、なぜクリアできたのか?

一言でまとめると、現代向けにアレンジされているからです!

一体、どういうことなのか?

本記事で詳しく語っていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 魔界を舞台にした高難易度2Dアクションゲーム。
  • 順番にステージをクリアして大魔王が待ち受ける最終ステージを目指す。
  • 往年の名作「魔界村」「大魔界村」をモチーフにしている。
初リリース日 2021年2月25日
対応ハード Switch
ジャンル 2Dアクション
価格 3,990円(税込)
推定クリア時間 5~6時間(1周)
発売元 カプコン

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良いところ

残機制の廃止による中毒性の向上

「魔界村」シリーズには付き物だった残機制。

体力がなくなると残機が減ってしまい、0になるとゲームオーバーになります。

すると、どんなに進めていても1面からやり直さないといけません。

裏技を使えばゲームオーバーになったステージから再開できますが、通常プレイですと、ゲームオーバーによるペナルティがあまりにも大きいものでした。

ところが今作の場合、残機制を廃止。

どんなにミスをしてもステージ内のチェックポイントから再開できるようになりました!

難易度「孤高の騎士」以下の場合、チェックポイントの数も多く、1ステージに3個以上もあります。

さらに難易度「若き騎士」の場合、耐久力が4に設定。

最低難易度「見習い騎士」に至っては倒れてもその場から再開できるので、ミスによるペナルティが全くありません(ただし全ステージはプレイできない)。

ゲームオーバーによるペナルティが大きいからこその緊張感はあると思いますが、そうは言っても数多くの難関を突破した後に「最初からやり直せ」というのはアーケードゲームの名残です。

今の家庭用ゲームに適していないところがあるので、それもあって初代「魔界村」は挫折しました。

本作はその点が見直されているので、グッと遊びやすくなっています。

他にもミスをした時に難易度を落とすことができたり、ヒントが挿入されたり。

かつての「魔界村」シリーズからは想像も付かないほどユーザーフレンドリーな要素が満載で、令和のゲームらしくなっています。

初代「魔界村」を挫折したぼくが本作をクリアできたのは、ゲームシステムが遊びやすく調整されているからなんですね。

リトライの待ち時間がほぼないのも良いよな

魔界村らしい初見殺しのステージ構成

残機制が廃止され、チェックポイントが増加した「帰ってきた魔界村」。

古のゲーマーですと、「ゆとり仕様」「ヌルゲー化」と感じるかもしれません。

確かに文面だけを見るとそんな印象を持ってしまいがちですが、その分だけ基本難易度が上がっているので、少なくともヌルゲーに感じませんでした。

主人公のアーサーは相変わらずトロトロ走るので敵の攻撃を避けにくいですし、ジャンプ時の移動距離が短いせいで足場から足場へ飛び移るのは難しいので、油断しているとすぐミスになります。

そのうえで敵の出現数も多いので、簡単には進ませてくれませんw

ぼくの場合、下から二番目の難易度である「若き騎士」でプレイしましたけど、それでもゲキムズに感じましたw

この辺りは昨今の2Dアクションゲームに上手く寄せている印象です。

今の2Dアクションって昔よりもテンポ感が重視されていて、1プレイの回転率が高くなっています。

つまり、すぐ倒れてしまうけど、その分だけペナルティを緩くして、復帰しやすくしているんですね。

おかげでリトライをする時の重苦しさが薄れているので、また再挑戦したくなります。

グラフィックやシステムが現代向けにアレンジ

それ以外にも現代向けにアレンジされた点は数多く存在します。

特に大きいのがグラフィックです。

HD化されていますが、「魔界村」らしさはしっかり残されています。

不気味だけどファンタジックな感じは健在ですし、敵キャラクターも気持ち悪くなっていますw

ゲームシステムの面ではスキルツリーの要素が追加。

ステージのどこかに隠れているオービィを集めることで魔法やスキルの開放ができるようになりました。

すると、敵をアッサリ倒せるようになるので、難関を突破しやすくなります。

このようなバランス調整は探索型の2Dアクションゲームを彷彿としました。

もし難しくてクリアできない場合、前のステージに戻ってオービィを集めてみると良いかも!?

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惜しいところ

やり込み前提の価格設定

本作の価格は約4,000円で、一般的なダウンロードタイトルの倍近くもします。

その割にボリュームは控えめで、数百回ミスをしても5~6時間程度でクリアできました。

2周目以降の追加要素やトゥルーエンドが存在するので、全てを極めようと思ったら価格相場かもしれませんが、1周クリアで終えたらやや割高です。

セール時は半額以下で販売されているので、カジュアルに楽しみたい方はその時期に購入したほうが良いでしょうね。

注意点

良いところでも触れたように、本作は現代向けに遊びやすく仕上がっています。

ただアクション性に関しては良くも悪くも過去作を踏襲しているので、昨今のゲームに慣れているとストレスを感じるかもしれません。

主人公はトロトロしていますし、敵の攻撃を受けると吹っ飛ぶので、その反動で奈落の底へ落ちてしまう恐れもあります。

すると、体力が残っていても一発アウトになるので、足場が不安定なエリアで戦っていると理不尽に感じることもありました。

昔のゲームあるあるではありますが、知らない人もいるでしょうから、注意点として挙げていきます。

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帰ってきた 魔界村のレビューまとめ

難易度の高さを残しながらも現代向けに遊びやすく仕上げた良作。

カジュアルに楽しみたい場合、定価で買うと割高に感じるかもしれませんが、よくセールになっているのでその時に買うのがおすすめです。

ぼくの場合、2024年3月のセールで買いました(3,999円のところ1,316円)。

この値段だったら大満足の内容で、ミスの多発にイライラしながらも夢中でプレイしたものです。

こんな人には特におススメ。
・高難易度2Dアクションゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・難しいゲームが苦手な人。

お気に入り度【80/100%】

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