2016/06/05/12:00 | ゲームレビュー

ウェーブレース64【レビュー・評価】水上スキーの魅力を上手く表現した作品

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1996年9月に発売されたN64「ウェーブレース64」を今回はレビューします。
N64「ウェーブレース64」は海や湖などを舞台にした水上バイクレースゲームです。
1997年7月には「ウェーブレース64 振動パック対応バージョン」が発売。

良いところ

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しっかり再現された水上スキーの操作感

水上バイクを題材にした作品だけあって、操作感はしっかり再現されていると思いました。
本作の水上バイクは、普通に操作していては大きくカーブする事は出来ません。
しかし、Zボタンを押しながら走行する事で小回りが利くようになります。

が、逆に滑りやすくなってしまい、コースアウトの恐れも出てきてしまいます。
この極端な2つの操作モードを使い分ける事で
クネクネ揺れ動く水上スキーを本当にやっているような感覚を味わえ、
他のレースゲームにはない独特な操作感覚を体験することができました。

497
独特の操作感覚を必然的なものにするルートブイの存在

他のレースゲームと同じく、レースの目標はコースを3周して高順位でゴールする事。
ただし、コース上に設置されているルートブイをルールの通り通過しなくてはなりません。
そのルールとは、赤のルートブイは右側を、黄のルートブイは左側を通過する事です。
4回までならルールを破って通過しても良いのですが(ただし最高速度は減少してしまう)、
5回ルールを破るとリタイアになってしまうので、出来る限りルールの通りに通過しなくてはなりません。

一見すると自由度を狭めているようにも感じますが、
ルートブイを通過するというルールがあるからこそ
水上バイクを忙しく左右に傾ける必然性が出てくる訳で、
本作の独特な操作感覚を楽しむためには必然的な要素に感じました。

499
プレイヤーの行く手を阻む波の存在

水上スキーといえば、厄介なのがの存在です。
本作でも波はしっかりと存在して、ゲームの奥をより深くしていました。
波に乗っている間はカーブする事は出来ないため
連続でルートブイを通過する地点では厄介な存在ですが、
波に乗った時に発生するジャンプで障害物を飛び越える事は出来る訳で、
波の出現を予測し、いかにして味方に付けるのかを考えるのが面白いです。

502
少ないコース数でも長く楽しめる

本作に収録されているコースは、全部で9種類
当時のレースゲームとしてもかなり少ない数ですが、
難易度によって通過する必要のあるルートブイの出現位置が異なり、
出現する波の位置や走行するコースルートも変化するため、
意外とこの程度の数でも満足出来たりします。
同じコースでも難易度によって全く印象が異なるのだから凄いですね。
任天堂のゲームらしく小ネタが色々仕込まれているのも嬉しい。

501
スコアアタックの楽しさ

本作にはスコアアタックモードも収録されています。
制限時間内にコースを1周しながら配置されているリングを潜る事でスコアが加算されていくのですが、
それに加えて様々なアクロバット技を決めてスコアを稼ぐことも可能で、
前述の波の計算を含めて奥の深いスコアタックを楽しむ事が出来ました。
1周で終了なので1プレイは短めですが、熱くなったら時間を忘れてしまいますよー。

個人的に合わない&気になったところ

500
間口が狭い

本作のメインモードとなるチャンピオンシップは、用意されたコースを順番にクリアしていくモードです。
難易度ごとに専用のコースが用意されているのですが、
初期状態ではたったの2種類しか用意されておらず、
しかもゲームオーバーになったら最初からやり直しなので間口が狭く感じられました。

アーケードスタイルのゲームを参考にしているのだと思いますが、
6レース以上も連続して挑戦するのにも関わらず目標ポイントに達しなかったら
ゲームオーバーで最初からやり直しなのは厳しいです。
この厳しい仕様だからこそ何度も最初からやり直しをくらって長く遊べるところはあると思いますが、
プレイヤースキルがかなり要求されるゲームで、ある程度練習しないと面白さが分かりにくいと思います。

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マシンの種類が少ない

用意されているマシンは、レーサーと同じくたったの4種類です。
レースゲームにしてはあまりにも少ない数だと思いました。
ちなみに同時走行できるレーサーも4人が最大となり、少なく感じられますが、
後述の仕様を考えるとむしろこの人数で丁度良かったと思います。

ぶつかった時のリスクが大きい

水上バイクに乗っての走行という事で、
壁にぶつかるなどの衝撃を受けるとレーサーがマシンから転げ落ちます。
レーサーがマシンに乗って復帰するまでにはそこそこ時間がかかるため、
他のレースゲームと比べてぶつかった時のリスクが大きく感じられて頻繁に起きるとストレスを感じます。
同時に走行できるレーサーが4人で良かった。
8人以上だったらぶつかりまくって大変な事になっていましたから。


水上スキーの魅力を上手く表現した作品。N64のアナログ操作を存分に味わえる作品で、
デジタル操作が主流だった当時のレースゲームに革命をもたらしたと思います。
粗削りな部分はあるものの、独特な操作感覚を味わいため夏になったらついプレイしたくなってしまう。

こんな人には特におススメ。
・水上バイクをやってみたい人。
・涼しくなりたい人。

こんな人にはおススメできない。
・アクションレースが苦手な人。

ウェーブレース64/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約10時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。

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コメント広場の住人(4)

  1. ほにょ より:

    WR64は、発売当時波がリアルタイム演算で生成されていることが話題になり、いよいよ任天堂によるゲームの本質的な進化が始まったのだという印象を振り撒いていました。このイノベーション感はワンダープロジェクトJ2の発売あたりまで続いたと思います。今となってはどうってこともないのですが、当時は大変なインパクトがありました。で、当時の僕は「やっぱ64ビット機は凄いなぁ。これに加えてCD-ROMでたくさんムービーが出せるM2はどうなるんだろう」と思っていたものです。

  2. KUMA より:

    いやー、個人的にはこのゲームは好きですねぇ。個人的には☆9もしくは満額の☆10付けても良いくらい好きです。
    無骨な内容ですし64初期ゆえにグラも粗めなんですが、そのハンディをひっくり返すだけの爽快さがありますね。ゲームキューブで続編も出てますが、無難に綺麗にしただけ&下請けに出したせいでウェーブレース特有の波乗り感が薄まってしまってますんで、私としては断然64のこっち派ですね。
    数年毎にレトロゲームブームが来るんですが、今年の始めくらいにまだ数十時間くらいやってましたね、コレ(笑

  3. kentworld より:

    >ほにょさん
    分かりますよ、N64初期に発売されたゲームは
    どれもイノベーションを感じられるもので、
    これが未来のゲーム!と当時は思っていましたから。
    64ビットになるとこんなにも世界が変わるのだと。

  4. kentworld より:

    >KUMAさん
    そんなに好きなゲームでしたか!?
    でも、分かりますよ。
    古典的なゲームが好きなKUMAさんだったら楽しめそうなので。
    ゲームキューブ版はプレイしていませんが、評判悪いですよね。
    このようにゲームキューブでは
    N64の続編として出たものはいくつもありますが、
    「なんか違う」と感じる作品が多かったです。
    って、今年に入ってもやっていたんですか!?
    シーズンはこれからなので、また起動するんじゃ。

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