【衝撃】10年前の3DSを調べてみたら今とは全然違ってた!?

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

2021年2月26日、ニンテンドー3DSは発売10周年を迎えました。

同ハードは国内だけで2,526万台を売り上げており、多くのユーザーに愛されています。

YouTubeチャンネル「KENT for 任天堂ゲームレビュー」のコミュニティで3DSの思い出を募集してみたところ

3dランドが面白すぎて、良かった視力が急激に悪くなった

夜に親にバレないように開ける時の「カチッ」て音を最小限に抑えて布団の中でこっそりやってたww

タッチペン無くしがち。そして最終的には100均のタッチペンになる。

視力を引き換えに沢山の思い出を作った。もちろん後悔はしてねえ

3DSのインターネットブラウザを使ってエロ画像見てた

などなど、実に670件以上ものコメントが付きました。

そんな3DSの10年前はどうだったのか振り返ってみたところ、今とは全然違う!?

発売されるタイトルの方向性、使える機能、世間での注目度。

何もかもが違うので、10年間の重みを感じられました。

ここからは3DSの今と昔を比べていき、何がどう変わったのかを語っていきますので、ぜひ、最後までご覧になってください。

3DSの今と昔

昔は3D機能のプッシュが凄かった

10年前の3DSを振り返ってまず驚いたのが、3D機能のプッシュが今とは比べ物にならないくらい凄かったことです。

今や3DSの3D機能は影を潜めてしまい、

  • 2019年に発売された「毛糸のカービィ プラス」
  • 2018年に発売された「メイド イン ワリオ ゴージャス」

など、任天堂から発売されるタイトルですらも3D映像非対応となっており、3D機能をONにしても2D映像のままとなっています。

一番売れている本体もNewニンテンドー2DS LLという3D機能を省いたモデルで、「3DSの3Dとはなんぞや?」と言えるような状況となってしまいました。

しかし、10年前の3DSを振り返ってみるとどうでしょうか?

「スーパーマリオ3Dランド」では3D映像によるだまし絵的な仕掛けが。

「スターフォックス64 3D」では奥行きのある映像表現を実現するなど3D機能を活かしたゲームが次から次へと登場しました。

また、2011年6月21日からは「いつの間にテレビ」という日本テレビ、およびフジテレビ制作による3D映像コンテンツ配信サービスを開始。

いつの間に通信機能を活用することで毎日、新しい3D映像を受信することができました。

ニンテンドーeショップでは

  • 3D映像で楽しめる各種ゲームのプレイシーンや人気番組「ゲームセンターCX」の配信
  • 昔のゲームを3D映像で楽しめる「3Dクラシックス」シリーズの販売

など、3D映像をウリにしたコンテンツを続々と展開。

ニンテンドー3DSという名にふわさしいほどプッシュしていました。

しかし、ユーザーの声を聞いてみると・・・

早々にまったく使わなくなった3D機能

3D機能は初日しか使ってない
ただ当時の3Dに対するワクワク感は半端じゃなかった。

まあ3D使わなかったよね

など、あまり使っていないという声も多く見られます。

任天堂もユーザーの反応がイマイチであると感じたのか、あれだけプッシュしていた「いつの間にテレビ」は始動から僅か1年でいつの間にかサービスが終了。

2016年には3D機能を省いたニンテンドー2DSシリーズを展開するようになり、2017年頃からは3D映像に非対応のタイトルが徐々に増えていきました。

任天堂にとって3D映像のコンテンツは「ファミコン3Dシステム」「バーチャルボーイ」で二度失敗しているので、三度目の正直だったと思うんですけどね。

10年前と今の3DSを比較してみると、成功だったと言えるのかは微妙な結果に終わってしまいました。

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昔はニンテンドーeショップが使えなかった

ダウンロードソフトなどを購入できるニンテンドーeショップ。

今では数千タイトルが販売されており、セールも頻繁に行われていますが、実は、3DS発売当時は利用できませんでした。

3DSはニンテンドーeショップがあったからこそ遊びを拡張できたので、これは、衝撃的な事実ではないでしょうか?

利用できるようになったのは本体発売から4ヶ月後の2011年6月7日。

当初の5月下旬からやや遅れてのオープンとなりました。

オープン直後に配信されたのは

  • 「ひゅ~ストン」など8本のダウンロードソフト
  • 「スーパーマリオランド」など7本のGBバーチャルコンソールソフト

の計15タイトル。

あとはニンテンドーDSiショップでも販売されていた350タイトル以上のDSiウェアソフトのみで、今のように品揃えが充実していなかったんですね。

その後、ニンテンドーeショップの品揃えは少しずつ充実していき、2011年12月7日からは追加コンテンツの購入、体験版のダウンロードが。

2012年7月28日からはパッケージソフトのダウンロード版を購入できるようになりました。

また、ダウンロードソフト、バーチャルコンソールソフトも徐々に充実していき、2014年には実に223タイトルも販売されるほどの盛り上がりを見せました。

同時期にはセールが行われるようになり、割引率も徐々に増加。

2021年になると「全タイトル90%引き、100円均一」なんて派手なセールも増えていき、その流れはニンテンドースイッチにも波及していきます。

派手なセールが増えていった背景にはPS Store、Google PLAY、App Store、Steamなど、他社のオンラインストアの影響もあるとは思いますが、10年前と比べたらゲームソフトを安く購入できる環境になりました。

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初期はレイトン教授最新作が一番売れていた

3DSが発売されてからの10年間、数多くの大ヒットタイトルが生まれました。

こちらは3DSソフトの売上ランキングです。

上位を任天堂とポケモンが占めていますよね?

では、10年前はどうだったのかと言いますと、実は、一番の売れ筋は「レイトン教授と奇跡の仮面」だったりします。

こちらは本体と同日に発売されたタイトルの初週売上ランキングです。

「レイトン教授と奇跡の仮面」が2位の「nintendogs+cats」に倍近くの差を付けているのがわかりますよね?

最終的な累計売上は「nintendogs+cats」の方が上となっていますが、3DS発売直後は「レイトン教授と奇跡の仮面」を本体と一緒に買われる方が目立っていました。

「レイトン教授と奇跡の仮面」とは、レベルファイブが贈るアドベンチャーゲームシリーズの5作目で、ストーリーを進めながらパズルやなぞなぞを解いていくのが特徴となっています。

「レイトン教授」と言えば近年はニンテンドースイッチで「レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀 DX」が発売され、テレビアニメも展開されましたが、かつては売上1位になるほど人気のシリーズだったんですね。

こちらは「レイトン教授と奇跡の仮面」のパッケージですが、今、見ると3D映像のプッシュが凄い!w

ナゾトキ×3D新次元。全てがとびだす

というキャッチコピーを乗せて5重になったレイトン教授をメインにするというシンプルなデザインになっていますw

歴代の「レイトン教授」シリーズのパッケージと比べてみても異質なデザインで、明らかに本体の初期需要を狙っていますねw

ちなみに本シリーズを展開しているレベルファイブは「妖怪ウォッチ」「イナズマイレブン」など、「レイトン教授」の他にも3DSの大ヒットタイトルを大量に生み出しており、同ハードの活性化に大きく貢献しました。

YouTubeチャンネル「KENT for 任天堂ゲームレビュー」のコミュニティでも

妖怪ウォッチのおかげで下画面に特有のキズがついてる(みんなそうだよな)

学校から帰ったら友達の家行って妖怪ウォッチ

ダントツのファンタジーライフだったなぁ。Switch来ないかなぁ、、、

など、レベルファイブのゲームを3DSで楽しまれた方が多く見受けられました。

3DS市場を最も盛り上げたのは任天堂ではありますが、レベルファイブの影響も間違いなく大きかったでしょうね。

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昔はすれちがい通信が大盛況だった

3DSにはすれちがい通信機能が搭載されています。

この機能を活用すると街中ですれ違ったユーザーと様々なデータの交換をすることができるんですが、今と昔ではすれちがいの頻度が全然違います。

最近、無線機能をONにした3DS本体をカバンに入れて名古屋駅や大須観音を3時間ほどウロウロしました。

そして、家に帰ってからどれだけの人とすれちがったのか確認するため3DSを開いてみたところ・・・

1人しかすれちがいませんでしたw

一方、10年前の2011年はどうだったのでしょうか?

当時、ぼくがブログに書いた文面 を読んでみたところ・・・

5分程度で10人以上の人とすれちがいができた!「すれ違い広場」のゲームを2つともクリアした!

なんて書かれていますw

これは東京ゲームショウの一般デーに参加した時の話ではありますが、今とは比べ物にならないくらいほど大盛況だったんですねw

YouTubeチャンネル「KENT for 任天堂ゲームレビュー」のコミュニティでも

ディズニーとかテーマパークの待ち時間にひたすらすれ違い通信やってた!1日で数百人はすれ違ってた

すれちがい通信が思い出ですね。田舎に住んでるんですが旅行で都会に行った時、電車に乗っているだけでもの凄いたくさんの人とすれ違って驚いた記憶があります

すれちがい通信の当時のワクワク感は異常

など、すれちがい通信の思い出を書き込まれた方が多く見受けられました。

ぼくも発売初期は「すれちがいMii広場」のパズルピースを埋めたり、「とびだせ どうぶつの森」の「ハッピーホーム展示場」ですれちがった人の家を眺めるなどして楽しんでいたので、今、同じようなことをするのが難しい状況になっているのは寂しいですね。

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昔は箱が豪華だった

3DSは今と昔では本体の箱が全然違います。

こちらは2018年に限定販売された「New 2DS LLのハイリアの盾エディション」です。

コンパクトな箱の中には「かんたんスタートガイド」というペラペラな紙とARカード6枚セットしか封入されていません。

また、箱も丈夫とは言えず、ダンボールというよりは厚紙のような薄さです。

一方、2011年に限定販売された「ニンテンドー3DS ゼルダの伝説25周年エディション」はどうでしょうか?

箱の大きさは先ほど紹介した「New 2DS LLのハイリアの盾エディション」の3倍近くに達しています。

同梱物は

  • 説明書
  • 専用充電台
  • ACアダプター
  • ARカード6枚セット
  • かんたんスタートガイド

の5点。

説明書は128ページもの大ボリュームで、「かんたんスタートガイド」もフルカラーで文字が大きく、親切設計となっています。

箱の作りも豪華で、表面は沢仕様になっているほか、側面、底面は二重構造なので、簡単には崩れません。

また、本体も豪華仕様でタッチペンは伸縮式を採用。

ボディは外側だけではなく、内側も光沢仕様となっており、ボタンまでツルツルしていました。

3Dと印字された部分は緑色のランプが光る仕様となっていて、最新モデルと比べても高級感があります。

何故、3DSの仕様は今と昔ではこんなにも違うのでしょうか?

要因としては販売価格の違いにあります。

3DSは当初、25,000円で販売されていました。

この25,000円という価格は当時の携帯機としては非常に高価だったんですが、その代わり本体のボディを光沢仕様にしたり、内蔵ソフトや同梱物を充実させたり、箱を豪華して高級感を持たせていたんですね。

しかし、25,000円という価格設定が普及の足かせになってしまい、2011年8月11日からは販売価格を15,000円に引き下げます。

この価格設定は前世代機のニンテンドーDSi LLよりも安く、大胆な値下げだったんですが、本体を売れば売るほど赤字になってしまったんですね。

その流れを食い止めるべく、任天堂は2012年7月28日発売の新モデル、3DSLLからは段階的なコストカットを決行。

専用充電台やACアダプターを別売りにするなどして同梱物を減らし、本体の部品も安上がりで済むようなものが使われるようになりました。

個人的には所有欲を満たしたいので、昔と比べて同梱物が少なくなるなどのコストカットが行われたのは寂しいんですけどねw

初代3DSは高級感があったので、発売日に購入した時の高揚感はよく覚えていますよ。

初期はPSPの方が売れていた

先ほども話したように、3DSは国内だけで2,526万台も売れました。

これは携帯ゲーム機としてはニンテンドーDSに続く歴代2位の好成績ですが、実は、10年前はPSPの方が売れていたんですね。

こちらのデータをご覧ください。

これは2011年4月から5月の週間売上データですが、3DSよりもPSPの方が売れていますよね?

当時の3DSは25,000円と高価で、初期需要を満たしつつある状況ではありましたが、発売8年目だったPSPの方が売れていたというのは今となっては衝撃的な事実ではないでしょうか?

何故、発売8年目のPSPが当時、こんなにも売れていたのかと言いますと、「モンスターハンターポータブル3rd」がめちゃくちゃ売れていたからなんですね。

同作は2010年末に発売され、国内だけで487万本を売り上げます。

当時のPSPはその余波で売れ続けており、携帯ゲーム機市場の中心的な存在になりました。

しかし、その流れは長く続くことはなく、3DSの大幅値下げや有力タイトルの発売ラッシュによって1年後には同ハードが市場の中心的存在になっていきます。

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昔は使える機能が少なかった

3DSには色んな機能が搭載されています。

調べたいものを探す時に便利な「インターネットブラウザ」

テーマ別にデータを整理できる「フォルダ機能」

HOMEメニューの背景やBGMを変更できる「テーマ」

HOMEメニューを撮影できる「スクリーンショット機能」

今、挙げた機能は10年前には実装されていませんでした。

2021年と2011年のHOMEメニューを比較してみましょうか。

上部のアイコンが増えているのがわかりますよね?

また、アイコンの位置も異なっています。

追加されたのはサービスが終了したMiiverseへアクセスするためのアイコンと、様々な設定を行えるアイコンの大きく分けて2つです。

設定メニューからは

  • HOMEメニューのテーマ変更
  • バッジの設置
  • マイHOMEメニューの呼び出し
  • 画面の明るさ調整
  • 省エネモードの切り替え
  • ニンテンドー3DS画像ツール機能
  • amiiboの設定

などが行えるので、2011年当時よりもできることがめちゃくちゃ多くなっています。

上画面に目を移すと、下部のLボタン、Rボタンのアイコンが異なっており、2011年当時はLボタンを押してもRボタンを押しても3DSカメラが起動しました。

あれ、ちょっとボタンを押すだけで起動したからしょっちゅう誤作動しましたよ。

その後、2012年4月25日に配信された更新データによってLボタン、もしくはRボタン長押しでカメラが起動する仕様に変更。

2013年12月10日に配信された更新データからはLボタン+Rボタンの同時押しに変更されたので、この頃には誤作動をすることはなくなりました。

進歩したという意味では「インターネットブラウザ」。

これも当初からはだいぶ使いやすくなりました。

「インターネットブラウザ」は2011年6月7日に配信されたんですが、当初は動画を視聴することもできず、読み込み速度も遅かったので、テキスト中心のサイトを閲覧する時にしか活用できなかったんですよね。

それが2014年に発売されたNew 3DSからは大幅に改善されて、読み込み速度が速くなり、「インターネットブラウザ」からでも動画を視聴できるようになりました。

なので、エッチな動画とか・・・見てませんよw

んなもん、見るわけないじゃないですかw

それはともかく、今、3DSに搭載されている機能は当たり前になってきているので、もし、2011年当時の3DSを今、触ってみたら「あの機能もない!」「この機能もない!」とビックリするかもしれませんねw

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GBAバーチャルコンソールが存在した

昔のゲームを低価格のダウンロードソフトとして購入できるバーチャルコンソール。

3DSではGB、FC、SFC、ゲームギア、PCエンジンソフトを購入できますが、実は、ゲームボーイアドバンス、略してGBAのバーチャルコンソールも存在しました。

GBAバーチャルコンソールソフトとして配信されたのは「マリオカートアドバンス」など全10タイトル。

いずれも一般販売はされておらず、2011年8月10日以前に3DSを購入したユーザーのみの提供となりました。

先ほども話したように、3DSは2011年8月11日に10,000円もの大胆な値下げを決行します。

発売から僅か半年での10,000円値下げは任天堂のゲーム機としては異例だったので、任天堂は2011年8月10日以前に3DSを購入された方を特別なお客様と定義付け、アンバサダープログラムという形でGBAソフト10本とファミコンソフト10本。

計20タイトルを無償提供することにしました。

ファミコンソフト10本に関しては後に正式版が有料配信されましたが、アドバンスソフト10本に関してはアンバサダープログラム参加者のユーザーのみに提供であると発表。

その約束は今でも破られておらず、ゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールソフトは3DSでは配信されませんでした。

配信されなかった要因としてはユーザーの約束を守るというものもありますが、3DSの性能的に完全な状態で配信するのが困難だったというのもあると思います。

アンバサダープログラムという形で提供されたGBAソフトは普通に遊ぶことはできますが、GBバーチャルコンソールに搭載されていた

  • まるごとバックアップ機能
  • 中断機能

を使用することができず、本体を閉じてもスリープモード状態にならなかったり、ゲームプレイ中、「いつの間に通信」や「すれちがい通信」が発生しないようになっていましたからね。

もしかしたらNew 3DSでは配信できたのかもしれませんが、任天堂はユーザーからの信頼を大事にしている会社です。

多少の利益を犠牲にしてでも約束を守り続けたかったのだと思われます。

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全体のまとめ

ここまで3DSの今と昔を比べていき、何がどう変わったのかを語っていきました。

こうして比べてみると、10年間に色々変わって行ったんですね。

この10年間、3DSにはお世話になりました。

今では全てのモデルが生産終了してしまい、その役目をSwitchにバトンタッチしていますが、まだまだ3DSでしか遊べないゲームが多くあるので、ぼくは今後も稼働していきたいと思います。

当ブログでは以前、3DSの歴史を西暦順に振り返る記事を投稿いたしましたので、良かったらそちらもご覧になってください。

最後に3DS、10周年、おめでとうございます!

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本記事の動画版

 

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2件のコメント

“ゴリ押し”という「無理やり押し付ける」みたいな表現が気になりました。”ゴリ押し”も間違った表現ではないかもしれないですが、個人的には”挑戦”のような、ポジティブな言葉を使って欲しかったです。ロンチタイトルのレイトンすら”ゴリ押し”と言ってしまうのには、強い違和感を覚えました。そりゃあ3Dを売りにしたハードなのですから、ロンチタイトルは3D推しになるでしょうよ…と(笑)