どうも!KENT(@kentworld2 )です!
みなさんは任天堂という会社にどんなイメージを持たれていますか?
任天堂と言えば「スーパーマリオ」や「星のカービィ」など、初心者から上級者まで幅広く楽しめるゲームで有名な会社です。
ですので、人によっては万人向けのゲームを作る会社とか、優良企業とか、そんな印象を持っていると思いますが、ぼくは違います。
ぼくにとって任天堂は・・・変な会社です。
毎回、「何を食ったらこんなアイデアを思いつくんだ」と不思議に思いながら任天堂のゲームを遊んでいます。
一体、任天堂のどこが変なのでしょうか?
みなさんに納得していただけるよう、今回はぼくが今までに遊んできた任天堂ゲームの中でも特にぶっ壊れていると思った点を紹介していきます。
本記事を閲覧することで任天堂が変な会社であることがわかると思いますので、ぜひ、最後までご覧になってください。
目次
任天堂が変な会社である6つの理由
その1:マリオのゲームでオタクキャラをボスにする
任天堂のおかしなところ。
1つめに挙げたいのが、マリオのゲームでオタクキャラをボスにすることです。
冒頭でもお話したように、マリオと言えば初心者から上級者まで幅広く楽しめるゲームで有名ですよね?
世の中に「親御さんが子供に買い与えたいゲームランキング」というものが存在した場合、間違いなく上位に入るゲームです。
そんなマリオですが、実は黒い一面もありまして、過去に発売した作品ではオタクキャラをボスにしたこともあったりします。
それがこちら。
2007年にWiiで発売された「スーパーペーパーマリオ」です。
このゲームはですね、数あるマリオ作品の中でも特に変な一面が見られたりします。
ゲームとしては紙のようにペラペラなマリオが主人公のアクションアドベンチャーで、「次元ワザ」で2Dと3Dを切り替えて仕掛けを解いていくシステムが特徴となっています。
そんな「スーパーペーパーマリオ」ですが、中盤辺りに登場するカメレゴンというボスがぶっ壊れているんですよ。
体型はふっくらしており、服装はキノコやスター柄のTシャツ。
顔にはバンダナ、メガネを。
腰回りにはウエストポーチ、カメラを着用しており、ブルブル震えながら喋ります。
お気づきの方も居ると思いますが、これって多くの人が思い込んでいるオタクのイメージそのものなんですよねw
そんなカメレゴンのオタクっぽさをさらに強調させるのが、奴の自室で読むことができる日記です。
試しに日記の一部を読んでみましょうか。
○月×日 今日は天気が良いので、久しぶりに「すいーとぷりりん」を全話観る。良質のシナリオに歯切れの良い演出。
まさに傑作アニメーション。とても楽しかった。
ただしそれも2クールまでで監督が交代してからは駄作としか言えない。
3クールからはファンへの媚とおもちゃを売るためのテコ入れが見え見えで見るに耐えない。
え~っと・・・これ、全世界に向けて売り出すマリオのゲームですよね?
コテコテのオタクネタをぶっ込んでいるんですかw
しかもですよ?
本作が発売されたのはWiiブーム全盛だった2007年です。
多くの人が「Wii Sports」を遊んで夢中になっていた時代にオタクネタをぶっ込んだゲームを発売するとは・・・
いやぁ・・・任天堂って変な会社ですねw
ちなみに「ペーパーマリオ」シリーズは本作に限らずブラックユーモアが満載で、黒い一面が強かったりします。
見た目は可愛らしい感じですが、大人だからこそわかるネタが満載なので、未プレイの方はぜひ遊んでみてください。
ぼくは子供の頃に遊んだきりの作品もあるので、時間を見つけて再プレイしたいと思います。
その2:35歳独身の変質者を主人公にする
任天堂のおかしなところ。
続いて挙げたいのが、35歳独身の変質者を主人公にするゲームを発売することです。
人気アクションアドベンチャーゲームの「ゼルダの伝説」。
同シリーズは世界的な人気を博し、「ブレスオブザワイルド」に至っては2,000万本を超える売上を記録しています。
そんな「ゼルダの伝説」シリーズですが、実はイケメンに混じって変質者も多数登場するんですよね。
代表的なのがチンクルです。
彼は35歳独身のおっさんで、初めて出演した「ムジュラの仮面」では地図を描き、売ってくれることでリンクに手助けをしてくれました。
まあ、ここまでなら百歩譲ってちょっと変なキャラで済むかもしれませんが、この人、色々とぶっ壊れています。
服装は全身緑のタイツに赤いブーメランパンツ。
自らを妖精の生まれ変わりと信じており、「チンクル、チンクル、クルリンパ」という自分で考えた謎の呪文を唱えます。
こんな変質者をカッコいい世界観の「ゼルダの伝説」に登場させるとは・・・いやぁ任天堂って変な会社ですねw
チンクルはその後、シリーズの常連キャラとして定着。
後のシリーズでも形を変えて登場することになり、人気キャラとなりました。
そして、2006年には彼を主人公にしたニンテンドーDSソフト、「もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド」が発売。
本作はルピーという名のお金を貯め、泉に投げ込んだ者だけが導かれる夢の楽園を目指していくRPGとして発売されましたが、ちょっと待って!w
35歳のおっさん。
それも自らを妖精の生まれ変わりと信じている変質者が主人公のゲームを一般販売するって、頭おかしいでしょw
こんなゲーム、売れる訳ないじゃないですか!w
なんて当時は思っていたんですが、国内累計売上は21万本を突破。
本作よりも少し前に発売された「ゼルダの伝説 4つの剣+」の12万本よりも売れるというまさかの快挙を成し遂げました。
ユーザーからの評価も非常に高く、レビュー収集サイト、mk.2ではAランクを獲得しています。
チンクルのゲームはその後もシリーズ化を果たし、2007年には「チンクルのバルーンファイトDS」をクラブニンテンドー2006年度プラチナ会員特典として配布。
2009年には「できすぎチンクルパック」と「いろづきチンクルの恋のバルーントリップ」を発売するなど、謎のプッシュが続きます。
いやぁ・・・任天堂って変な会社ですねw
その3:鼻の穴に指をぶっ刺すゲームを目玉にする
任天堂のおかしなところ。
お次に挙げたいのが、鼻の穴に指をぶっ刺すゲームを目玉タイトルにすることです。
時は遡ること2003年。
人気携帯型ゲーム機、ゲームボーイアドバンスの新モデルである、ゲームボーイアドバンスSPが発売されました。
従来のモデルとは違い、折りたたみ式の形状を採用。
よりスマートなデザインとなり、フロントライトによる明るく見やすい画面を実現しましたが、任天堂は本ハードと一緒にとんでもないゲームを売り出すことにします。
それがこちら。
「メイドインワリオ」です。
本作は5秒で終わるプチゲームを連続でクリアしていく瞬間アクションゲームなんですが、悪ノリが凄いんですよw
代表的なのが、鼻の穴に指をぶっ刺すゲームを収録していることです。
信じられないことに当時、店頭で配布された小冊子では鼻の穴に指をぶっ刺すプチゲームを全面に押し出していました。
2003年と言えば大作RPG全盛で、如何に美しく、如何に重厚で、如何に長大なゲームであることが一種のステータスになっていた時代です。
そんな時代に鼻の穴に指をぶっ刺すゲーム。
それも線画で描かれたシンプルな映像で「遊びましょう」とアピールするって・・・頭おかしいでしょw
こんなゲーム、売れる訳ないじゃないですか!w
なんて当時は思っていたんですが、国内累計売上は50万本を突破。
2003年のゲームソフト年間売上ランキングでは9位に入るほどの大ヒットを記録しました。
「メイドインワリオ」はその後もシリーズ化を果たし、様々なバカゲーを発売していきます。
その中でも特に衝撃を受けたのが2013年にWii Uで発売された「ゲーム&ワリオ」です。
ゲーム自体はWii Uの機能を活かしたミニゲーム集といった感じなんですが、とんでもないおまけを収録しているんですよ。
それがこちら。
なりきりピッグです。
Wii Uゲームパッドに表示されたブタの鼻を顔の前にかまえ、ブーブーと口にするというものですが、えーっと・・・
何をどうしたらこんなおまけを収録することになるんですか!w
いやぁ・・・任天堂って変な会社ですねw
その4:相手と見つめ合う謎のゲームを発売する
任天堂のおかしなところ。
4つめに挙げたいのが、友達と見つめ合う謎のゲームを本体と同日に発売することです。
家庭用ゲームというものはテレビなどの画面を見て遊ぶものですよね。
しかし、任天堂は変な会社なので、そういった常識すらも破るゲームを発売してきました。
それがこちら。
「1-2-Switch」です。
本作はニンテンドースイッチのJoy-Conを使って遊ぶ対戦ゲームなんですが、多くのゲームではゲーム画面ではなく、相手の目と目を合わせてプレイすることになります。
代表的なのが「コピーダンス」。
このゲームは対戦相手が取ったポーズを真似ていくルールとなっていて、如何に正しいポーズを取るのかが勝敗の鍵となっていますが、ちょっと待って!w
もはやテレビゲームじゃないですやん!w
何をどうしたらこんなゲームをSwitch本体と同日に発売しようとするんですか!w
しかもですよ?このゲーム、2人プレイ専用で、1人用のモードは収録されていません。
1人でプレイする場合、Joy-Conを両手に持って一人二役を演じる必要があります。
試しに1人で「ミルク」をやってみましたが・・・虚しいだけでしたw
あ、でもね、大勢で遊ぶと面白いゲームなんですよね。
ぼくが主催したオフ会で遊んでみたところ、めちゃくちゃ盛り上がりました。
何が面白いのかと言いますと、大勢の前で変な動きを取ることです。
使いどころは限られますが、忘年会などで遊ぶと大変盛り上がりますので、唯一無二のパーティーゲームとしておすすめします。
その5:ランドセルを背負って遊ぶテレビゲームを発売する
任天堂のおかしなところ。
続いて挙げたいのが、ランドセルを背負って遊ぶテレビゲームを発売することです。
良いですか?
テレビゲームというものはですね、コントローラを握って、テレビ画面に映るキャラクターを動かすのが基本です。
なのに、なんでランドセルを背負って遊ばないといけないんですか!w
そんなツッコミを入れたくなったのが2018年に発売されたSwitchソフト、「ニンテンドーラボ ロボットキット」です。
本作はロボットなりきりアクションゲームで、付属のダンボールを背負うことでゲーム画面のロボットを自在に動かすことができます。
足を大きく上げて行進をすれば画面上のロボットが連動して歩きますし、左右にパンチをすることで攻撃を繰り出します。
ですが、ちょっと待って下さい!w
こんなバカでかいランドセルを背負って遊ぶテレビゲームを発売するって正気ですか?w
どこに仕舞えば良いんですかw
しかもですよ?
購入時はダンボールを組み立てるところから始めないといけないんですよw
組み立てるまでに掛かる時間は3時間から4時間。
その間、実に19枚ものシートからパーツを取り外し、組み立てないといけません。
ぼくの場合、発売日に購入したんですが、次の日に予定があったので、当日は徹夜でダンボールを組み立てていましたw
いやぁ・・・任天堂のゲームを遊ぶために工作をしないといけない時代が訪れるとはw
そんな「ニンテンドーラボ ロボットキット」ですが、さすがに無茶な企画だったようで、2021年現在では安値で販売されています。
安いところでは2,000円以下で販売されていますので、任天堂が変な会社あることを確かめたい人は手にとってみてください。
カロリー計算機能が付いている関係上、フィットネスゲームとしても機能するので、「リングフィットアドベンチャー」に飽きた人にもおすすめですよ。
その6:叫んで遊ぶバカゲーを景品にする
任天堂のおかしなところ。
最後に挙げたいのが、叫んで遊ぶバカゲーを会員サービスの景品にすることです。
2003年から2015年にかけて展開されていたクラブニンテンドー。
会員制のポイントサービスで、ゲームソフトに封入されているシリアルコードを対象のサイトにて入力することでポイントが貯まるシステムを採用していました。
で、貯まったポイントと引き換えにオリジナルグッズと交換できたんですが、その中には非売品のパッケージゲームが存在したんですね。
歴代シリーズを収録した「ゼルダコレクション」「ゲーム&ウオッチコレクション」。
ファミコンの名作ゲームをチンクルに置き換えた「チンクルのバルーンファイトDS」。
虫の形をしたマシンを操縦していくレースゲームの「エキサイト猛マシン」。
そして、「絶叫戦士サケブレイン」というDSソフトを景品にしていたんですが、このゲームがですね、色々とぶっ飛んでいるんですよ。
1人プレイは不可能。
2人から3人でしか遊ぶことができず、強い攻撃を発動するにはDSのマイクに向かって「とぅ」「てやぁ」などと叫ばなければいけません。
さらには仲間との連携技を使用する場合、みんなで一緒に叫ぶ必要があります。
えーっと・・・いくら非売品とは言え、1人プレイが不可能。
強い攻撃を発動するにはDSのマイクに向かって叫ばないといけないって、なんちゅーゲームを景品にしているんですかw
恥ずかしくて外で遊べない!
というか、ボッチゲーマー泣かせのゲームじゃないですか!w
仕方がないので2台のDSを使って無理やりクリアしました。
いやぁ・・・任天堂って変な会社ですねw
任天堂が変な会社である6つの理由のまとめ
以上!任天堂のおかしなところでした。
任天堂がなぜ、世界的な企業にのし上がれたのか?
ぼくは、今回の記事で紹介したおかしなところがあるからだと思っています。
おかしなところと言いますが、キレイな言葉に言い換えると「独創性」に当たります。
任天堂は昔から「独創性」を大切にしている会社で、他にはないものを生み出してきました。
世界で初めてプラスチック製のトランプを製造したり、「ウルトラハンド」「ラブテスター」「光線銃」などのオリジナル玩具を生み出したり。
それでいて万人が楽しめる、気配りが行き届いたゲーム作りを心掛けているので、多方面に渡って優れている会社に感じます。
今は据え置き型ゲーム機と携帯型ゲーム機を融合させたニンテンドースイッチが人気を博していますが、次世代ゲーム機はどんな感じになるのでしょうか?
任天堂のことですから、ぼくらが想像も付かないようなとんでもなく変なゲーム機になるのでしょうね。
いつの時代も他にはない、変な製品・・・じゃなかった。独創性のある製品を作る。
ぼくはそんな任天堂が大好きなので、今後もこのブログで応援し続けていきたいですね。
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