どうも!KENT(@kentworld2 )です!
みなさんは「トモダチコレクション」をご存知でしょうか?
このゲーム、めちゃくちゃ人気がありまして、DS版は国内だけで360万本。3DS版は180万本以上も売れました。
ユーザーからの評価も非常に高く、当ブログで行った「みんなが選ぶ好きな3DSソフトランキング」では堂々の8位にランクインを果たしています。
そんな「トモコレ」ですが、なぜか新作が途絶えておりまして、10年近くも音沙汰がありません。
YouTubeチャンネル「KENT for 任天堂ゲームレビュー」のコメント欄でも
マジであのゲームは絶対に新作出すべき、海外からもずっと期待されてるし
ミートピアが出てトモコレが出ないのはなんか寂しい
ニンダイのたびに毎回、今回こそトモコレ来ないかと待機してるw
など、新作を求める声が殺到しています。
Switchに出したらめちゃくちゃ売れそうなのに、なぜ新作を出さないのでしょうか?
考察をしてみたところ、様々な要因が思い浮かびました。
ここからは「トモダチコレクション」がどんなゲームなのかを紹介し、なぜ新作が発売されないのか?発売されるとしたらどんな要素に期待したいのかを語っていきます。
本記事を閲覧することで「トモコレ」の新作がでない鬱憤を晴らせると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
トモダチコレクションとは?
「トモダチコレクション」とは、自分や家族、友達などに似せたキャラクター同士の交流を楽しむコミュニケーションゲームで、観察することに面白さの主眼が置かれています。
なぜ、観察するだけで楽しいのか?
大きな要因として、キャラクターに愛着が持てるように設計されていることがあります。
まずはMiiの作成機能を使って誰かに似せたキャラクターを作っていきましょう。
モチーフにするのは自分自身でも良いですし、家族や友達、空想のキャラクターでも構いません。
作成が終わったら質問に答えていきます。
すると、Miiの性格が決定。言葉使いや動作に個性が生まれていきます。
この時、自分がよく知っているキャラクターに似せた場合、ソックリ度が強調。
それらしく喋ったり動いてくれるので、何かをする度に愛着を持ってしまいます。
登録できるMiiは最大で100体。ゲームを進めていくと登録したMiiたちが交流するようになり、友達になったり、男女であれば結婚をするようになります。
いわゆる攻略とか、駆け引きとか。
一般的なゲームで見られる要素は控えめですが、自分が知っているキャラクターのソックリさん達が繋がっていく様子を眺めるのは面白く、定期的にプレイしたくなります。
そんな「トモダチコレクション」の記念すべき1作目となるのが、2009年に発売されたニンテンドーDS版です。
当時はどんなゲームなのかよく認知されておらず、発売週の売上は10万本程度に留まっていましたが、徐々に人気が加速。
数年単位に渡って売れ続け、国内だけで360万本以上の大ヒットを記録しました。
そして2013年4月。続編の「トモダチコレクション 新生活」が発売されます。
販売本数こそは180万本程度と半減してしまいましたが、前作で見られた問題点の多くを改善。
グラフィックが美しくなったことに加え、イベント、アイテム、施設などが増加しているので、ちょっと遊ぶだけでもMiiたちの色んな仕草やイベントを楽しめるようになりました。
また、通信周りの機能もDS版から大幅に強化。
すれちがい通信やいつのまに通信にも対応するようになり、育てた子供を他人の島へ旅をさせることができるようになりました。
そのためプレイされたユーザーからの評価も非常に高く、コメント欄では
推しと結婚できる夢のようなゲーム。いろいろあって出すの難しそうだけど復活してほしい
あのほのぼのとした雰囲気がたまらない
かなりやりこんだ、思い出のソフト
など、多くの方が楽しまれています。
この状況ですと、Switchで発売されたら大ヒット間違いなしだと思いますが、2023年6月18日時点では新作の発表はされていません。
なぜ、任天堂は「トモダチコレクション」の新作を出さないでしょうか?
ここからは新作が出ない理由を考察していきます。
トモコレの新作が出ない理由
同性婚問題説
トモコレの新作が出ない理由として真っ先に思い浮かぶのが、同性婚問題です。
「トモコレ」には結婚の概念が存在しまして、男女が仲良くなることで恋愛イベントが発生。
上手く行けば一緒に生活をするようになり、3DS版ですと、子供が生まれるようになりました。
しかし、同性同士での結婚はできなかったりします。
その点が同性同士での結婚が認められている欧米諸国で問題になっていまして、発売当時、欧米の同性婚者やその支援団体などが任天堂本社や各国法人などに見直しを求めました。
それに対して任天堂はオプション装着やシステム変更を拒否しましたが、批判が集まったことから声明を取り消し謝罪。
続編を出す場合「ゼロからデザインし、すべてのプレイヤーをより良く表現する」と表明しました。
ということはですね、3DS版から多くの要素を変更しないといけませんので、その点が続編を出す際の足枷になっているのではないでしょうか?
新作を出す場合、
男女の概念をなくすべきなのか?
結婚や恋愛を自由にできるようにするべきなのか?
といった議論は必要不可欠になりますからね。
とは言え「ザ・シムズ」シリーズなど、同性婚ができるゲームは存在しますから、その辺りを参考にするなどしたら不可能ではないと思います。
今は多様性が認められている世の中ですので、3DS版発売当時よりも慎重にならないといけないのは確かですが、トモコレは現実生活のシミュレーションゲームではありません。
子供が「大人スプレー」を使うことで大人の方と結婚できるようになるなど、ご都合主義な世界ですので、同性婚問題もアイデアで解決してほしいですね。
プロデューサーが多忙説
2つめに思い浮かぶのが、プロデューサーが多忙説です。
「トモコレ」シリーズは坂本賀勇さんがプロデュースを担当しています。
企画を考えたり、スタッフたちと相談したり、スケジュール管理などをしたり。
重要な役割を担っている訳ですが、彼は「メトロイド」や「ファミコン探偵倶楽部」シリーズにも深く携わっていまして、そちらも新作が展開されています。
「メトロイド ドレッド」、リメイク版「ファミコン探偵倶楽部」などなど。
外部の会社と協力して作られているとは言え、きちんと関与しないといけませんから、「トモコレ」の新作まで手が回っていない可能性があります。
坂本賀勇さんは面白い人で、日頃から“笑い”に大きなエネルギーを注いでいます。
「トモコレ」はそんな彼のセンスがふんだんに盛り込まれていまして、ゲーム内でヘンテコなニュース番組を流したり、謎のミニゲームが挿入されたり。
随所に笑いの種が転がっていたりします。
そのため彼を抜きにして「トモコレ」の新作を出してしまいますと、別物になってしまう恐れがあるんですね。
「メトロイド」シリーズなどでお忙しいとは思いますが、新作を出すのでしたら、坂本賀勇さんはしっかりと携わってほしいです。
Switchの最適化に苦労している
3つめに思い浮かぶのが、Switchの最適化に苦労している説です。
「トモコレ」はDSや3DSの機能をフルに活かしています。
2つの画面に分けられたユーザーインターフェース、タッチペンを使って行う操作システム。
さらに3DS版ではジャイロセンサーやカメラ、AR機能をミニゲームなどで活用していますので、もしSwitchに出すのでしたら相当な最適化が必要です。
2つの画面に表示されていたものを1つの画面にまとめる必要があったり、タッチ操作に加えてボタン操作に対応させたり。
3DSで完成されていたものをぶち壊さないようにアレンジする必要があります。
また、ミニゲームもJoy-Conの機能を活かした物に置き換えないといけませんので、3DS版の内容をそのまま持ってくる訳にはいかないんですね。
一見するとシンプルに感じる「トモコレ」シリーズですが、実は開発には結構な時間をかけていまして、3DS版は途中からいろいろなメンバーの補強もして、かなりのパワーをかけた長期戦になったと言われています。
Switchで新作を出す場合、さらにパワーをかけないといけませんから、それが原因で新作をなかなか出せないんじゃないでしょうか?
例えば「トモコレ」とジャンルが近い「あつまれ どうぶつの森」は開発に7年半も費やしたと言われています。
この手のゲームって数年単位で遊ぶ関係上、何百・何千種類ものアイテムやイベントを実装しないといけませんから、開発に想像以上の時間がかかるようですね・・・。
「トモコレ」の新作を出す場合、間違いなく物量が求められますので、開発にはかなりの期間を必要としそうです。
新作に期待すること
ここまで「トモコレ」の新作が出ない理由を考察してきました。
- 同性婚問題をどうするのか迷っている
- プロデューサーが多忙
- Switchの最適化に苦労している
といった感じですが、絶望的というほどの理由ではありませんので、いずれは新作が出るんじゃないかと見ています。
という訳でせっかくトモコレの話題をしていることですし、ここからは続編が出るとしたらどんな要素に期待したいのかを語っていきます。
メイク機能の実装
1つめは「メイク機能」の実装です。
この機能はSwitch版「ミートピア」に実装されていたんですが、キャラメイクの自由度が大幅に増加しましたので、より再現度の高いキャラクターを登場させることができるようになりました。
例えば細かいシワも演出できるので、「北斗の拳」のケンシロウみたいな外見にすることもできます。
Miiの作成機能も良いんですが、制約が多くて再現しきれないところがありますので、Switch版「ミートピア」のメイク機能は神でした。
同じような機能が「トモダチコレクション」の新作にも実装されたら絶対に面白くなると思いますので、期待しています。
Switch ONLINEを活用したMiiの共有
2つめは、Switch ONLINEを活用したMiiの共有です。
これもSwitch版「ミートピア」からの輸入になるんですが、同作では作成したMiiをオンライン上で公開したり、公開されたMiiを取得することができました。
おかげで作成が難しいキャラクターを気軽にダウンロードすることができましたので、究極のクロスオーバーを楽しんだ記憶があります。
同じようなことがトモコレの新作でも出来ましたら可能性がグーンと広まりますので、ぜひ実装して欲しいですね。
プレゼントの種類増加
3つめは、プレゼントの種類増加です。
「トモコレ」ではMiiに食べ物などをあげると満足度が上昇し、1ゲージ満タンになるとプレゼントを渡すことができます。
用意されているプレゼントは「歌」「道具」「服」「インテリア」「言葉」「帽子」「おこづかい」の大きく分けて7種類。
中にはここだけでしか渡すことのできないプレゼントも用意されてはいますが、そこまで多くないので、レベルが高くなると渡すものに困ってしまいます。
特に「道具」は渡すことで新しい仕草を見せてくれるようになる反面、3DS版でさえも25種類しかありませんので、少なくとも2倍は欲しいです。
「道具」を使っているMiiをジッと観察するのも面白かったりしますからね。
新しいコミュニケーション機能の追加
4つめは、新しいコミュニケーション機能の追加です。
「トモコレ」は1人でも十分に遊べますが、他のプレイヤーと交流することでさらに面白くなります。
3DS版の場合、アイテムやMiiの交換ができたのはもちろん、すれちがい通信によって輸入品を交換したり、育てた子供を他人の島へ旅立たせることができました。
Switchにはすれちがい通信機能が搭載されていませんので、この要素は廃止になってしまいそうですが、オンラインを使った遊びは増やせるんじゃないかと思います。
例えば専用の仮想空間を設けて「どうぶつの森」のようなマルチプレイをできるようにするとか。
コミュニケーションをするうえでのリスクは生まれそうですが、実現したら面白そうです。
カメラ操作の自由度向上
5つめは、カメラ操作の自由度向上です。
「トモコレ」は観察することに面白さの主眼が置かれていますが、カメラはあまり自由に操作できなかったりします。
屋内ではズーム機能が使えませんし、屋外では視点を変えることができないのでもどかしく感じました。
新作ではもっと自由にカメラを操作できるようにしてくれますと、観察がより楽しくなると思いますので期待しています。
お宝の使い道を増やす
6つめは、お宝の使い道を増やすことです。
「トモコレ」では特定の条件を満たすとお宝を入手できます。
お宝は現実世界の道具から任天堂グッズなど140種類も用意されていますが、売却するとか、告白する時のプレゼントにするくらいしか使い道がありませんでした。
新作を出す場合、どこかに飾れるようにするとかしてほしいです。
まあ、突き詰めていくと「どうぶつの森」の家具みたいになりそうですがw
amiiboの対応
7つめは、amiiboの対応です。
またまた「ミートピア」からの輸入になってしまいますが、同作では特定のamiiboを使うことで任天堂キャラクターの衣装を入手できました。
同じようなことが「トモコレ」の新作でも出来ましたらマリオやリンク、カービィのコスプレをしやすくなりますので、実装してほしいです。
まあ、理想を言えばamiiboを使わなくても入手できるようにしてくれたら嬉しいんですけどね。
商売的に難しいと思いますし、コラボレーションの必要性が薄れてしまいますので、ぜひここはamiiboに出番を与えてほしいです。
という訳で「トモコレ」の新作に期待する要素でした。
実現したら絶対に面白くなると思いますので、「次のニンテンドーダイレクトで発表されないかな〜?」と思いを寄せています。
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