トモダチコレクション 新生活/3DS
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は3DS「トモダチコレクション 新生活」のレビューをしていきます。
本作はDSで発売された「トモダチコレクション」の続編で、Miiたちの生活を観察するのが主体のゲームです。
基本的な部分は前作と大差ありませんが、新要素によって面白さがグッと増しています。
枝葉の部分を作り込むことでこんなにも面白くなるとは!?
前作から廃止された要素もありますが、これからシリーズデビューされる場合、今作の方が断然おすすめです。
ここからはそんな3DS「トモダチコレクション 新生活」の良いと思った点から書いていきます。
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- 自分で作ったMiiの生活を観察していくコミュニケーションゲーム。
- 前作からイベントやアイテムなどが大量に追加された。
- すれちがい通信など3DSの機能を活かした遊びも大幅に増加。
初リリース日 | 2013年4月18日 |
対応ハード | 3DS |
ジャンル | コミュニケーション |
売上 | 初週40.4万本/累計188万本 |
推定クリア時間 | 20時間以上(子供が旅立つまで) |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
強化されたグラフィック
今作で特筆したいのが、前作からグラフィックが強化されていることです。
登場するMiiたちは滑らかな造形となり、背景の描き込みも強化。
質感が細かくなり、設置される小物も増えて生活感が伝わってくるようになりました。
また、Miiたちの仕草も大幅に増加。
ノートパソコンを打ち込むという仕草1つ取っても
- カタカタ打ち込む
- パソコンがショートする
- あくびをする
- ボーッとする
などのパターンが増えました。
「いやいや、続編なんだから、グラフィックの強化は当たり前なんじゃね?」
と思われるかも知れませんが、「トモダチコレクション」は観察することに面白さの主眼が置かれたゲームです。
自分が知っているキャラクターに似せたMiiを登録して、みんなが繋がっていく様子を観察する。
そこに面白さが詰まっているので、グラフィックの強化による恩恵は普通のゲーム以上に大きく感じました。
ボリュームが大幅に増加
ゲームのボリュームも前作から大幅に増加しています。
イベントの種類はもちろん、島の施設やアイテムの種類も大幅に増加。
長期的にプレイしても新しい発見があるので、より長く楽しめるようになりました。
個人的に嬉しかったのが、「道具」の種類が大幅に増えたことです。
「道具」はMiiたちの満足度レベルが上がった時にプレゼントできるアイテムなんですが、与えると普段の生活時に使ってくれるようになるんですよ。
ノートパソコンを与えたらカチカチ打ち込んだり、ゲーム機を与えたらゲームを遊んだり。
いろんな仕草を見せてくれるようになるので、選択肢が増えたのは嬉しいです。
その中でも印象的なのが、猫や犬をレンタルする券ですね。
これらの券を与えると猫や犬とじゃれ合うようになるので、他の道具と比べても眺めている時の面白さが増しているように感じます。
レンタル券とは言え、新しい生物が追加で描かれるようになる訳ですからね。
余談ですが、ぼくは本作のプレイ映像を使って桜井政博さんの半生を振り返る再現VTR を作ってみました。
こんなことができてしまうくらい、本作に収録されているイベントや仕草は膨大なんですね。
前作から継承されたトモコレらしさ
前作で感じたトモコレらしさはしっかりと継承されています。
Miiたちのたどたどしい音声、低い等身、シュールなアイテムや演出などなど。
ヘンテコだけど、なんだか癒やされる作風は今作でも健在です。
新しいゲーム機で新作が発売されると強化され過ぎて印象が変わることも珍しくありませんが、今作は塩梅が上手く、良い意味で変わっていません。
これって簡単のようで意外と難しいことではないでしょうか?
ぼくの場合、遊園地でプレイできる「トモダチクエスト」の敵を見て「あ!トモコレだわw」と思いましたw
3DSの機能を活かした遊び
今作は3DS本体に搭載された様々な機能を活かしています。
代表的なのがカメラ機能です。
とあるイベントでは3DSの内カメラを使った仕掛けが用意されていまして、ゲーム画面に自分の顔が映し出されたりするんですよ。
この演出によってシュールさがさらに増している印象で、トモコレらしく感じました。
また、今作ではカメラを使ってのQRコードの作成・読み取り機能も搭載。
ウェブサイトなどで公開されているMiiを連れてくることができるようになったので、前作以上にMiiの登録が容易になりました。
↑こちらはぼくが作ったさっく~のMiiです。
良かったらみなさんのマンションに住まわせてください。
3DSの機能を活かした新要素としては他にも
- 「すれちがい通信」をすることで特産品が手に入ったり、子供が旅立つようになった
- 「いつのまに通信」をすることで限定アイテムを入手できるようになった
- 「スクリーンショット機能」によって3DSカメラで撮影した映像を閲覧できるようになった
- 「ジャイロセンサー」によって部屋を360度眺められるようになった
- 「裸眼立体視」を活かしたカメラアングルのイベントが追加された
などがあります。
小粒ではありますが、細かいものが束になることで魅力が増している印象で、前作よりも楽しく感じました。
注意点
ゲーム的な要素は控えめ
前作同様、ゲーム的な要素は控えめです。
「お金」を使って「アイテム」を購入してMiiたちの「満腹度」や「満足度」を上げていくところは育成ゲームっぽいんですけどね。
放置をしていてもペナルティは発生しませんし、「満足度」が上がると「お金」が同時に貰えるので、バイトをして稼ぐ要素もありません。
Miiたちとミニゲームで遊んだり、遊園地でコマンドバトルを楽しむイベントはありますが、ゲーム的な駆け引きは薄いので注意が必要です。
あくまでも面白さの根底は観察することであって、攻略することではないんですね。
惜しいところ
赤ちゃんイベントが苦痛
今作から新要素として「赤ちゃん」が追加されました。
赤ちゃんはMii同士が結婚してから少し経つと誕生。
親に似た顔をしているので愛着を持ちやすく感じますが、一部苦痛なイベントがあります。
それは、泣いている赤ちゃんをあやすイベントです。
抱っこして3DS本体を振り子のように、手で顔を覆ってタイミングよくいないいないばあしたり。
少しくらいならまだしも、泣き止むまでやるのが大変ですし、鳴き声がうるさいのでキツイですw
開発者は子育てを疑似体験させたかったのかもしれませんが、ペナルティが緩いトモコレの要素としては主張が強く感じました。
まあ、赤ちゃんが成長して旅立つようになってくると切なく感じるんですけどね。
トモダチコレクション 新生活のレビューまとめ
様々な新要素によって順当に進化した作品。
基本的な部分は変わっていませんが、続編として理想的な内容に仕上がってます。
前作から廃止された要素が多少はあるとは言え、基本的な部分は継承されているので、今からプレイするなら今作が断然おすすめです。
Miiを観察することがこんなにも楽しいのかと新しい発見があると思いますよ。
こんな人には特におススメ。
・観察好き。
・癒やされたい人。
こんな人にはおススメできない。
・ゲーム要素を求める人。
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