2018年8月に配信されたSwitch「みんなで空気読み。」。
プレイヤーの“空気を読めてる度”を診断するゲームで、500円(税込)(※)で配信されました。
価格も安いので購入してみましたが、プレイしていて思ったんです。
空気を読む・・・ねぇ・・・
本記事では本作のレビューをしつつ、「空気を読む」をテーマにして色々書いて行きたいと思います。
※本作は約500円のダウンロード専売タイトルになります。
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▼このゲームを3行で説明すると?
- 10秒前後で終わるミニゲームを連続でこなしていく。
- 操作できる物体&キャラクターは赤く表示される。
- ミニゲームではいずれも空気を読む読まないを判断していくことになる。
目次
みんなで空気読み。簡易レビュー
多彩なシチュエーションの問題
まずはSwitch「みんなで空気読み。」の簡易レビューをしていきます。
本作のルールは簡単。画面内に映っている赤いキャラクターや物体を動かすこと。
しかし、制限時間が存在し、操作方法などのガイドは一切表示されないので、プレイヤー自身が今、どういう状況なのか判断しないといけないんです。
例えば電車の中で3人分空いた席に座っていると、2人の立っている人が見つめていました。さて、どうするか?みたいな。
ここでプレイヤーが取った行動によって空気が読めているかの診断が下され、100問連続で解いていくのがメインモードとなります(サクッと楽しめるモードも収録されています)。
とっさの判断が重要になってくるので意外なくらいゲーム性がありますし、勉強にもなるので「これは良い!」と思いました。
ゲームファンがニヤリとするシチュエーションも
パッと見は頭が固い人が片手間で作ったように見える本作。
しかし、実際にプレイしてみると製作者はゲーム好きなんじゃないかと思うシチュエーションが用意されていました。
具体的には書きませんが、あのパズルゲームや2Dアクションゲームを「空気読み。」に上手く落とし込んだシチュエーションが含まれていたんですね(さらにゼルダネタも!?)。
これがゲーマーにとってはとんだひっかけ問題で、僕も初見時はまんまと罠にハマってしまいましたw
「うーん・・・空気を読むのって難しい!」
全体的には一瞬で終わるゲームを連続でこなしていくことから「メイド イン ワリオ」を彷彿します。
意識しているのかは分かりませんが、ある意味、「メイド イン ワリオ」のフォロワーなのかも知れません。
パーティゲームとしても大活躍!
実は「空気読み。」自体は10年前から存在します。
そのため珍しくはないんですが、Switch版はパーティゲームとしても有能だと思いました。
というのも2人同時プレイができるからです!
それも単なる2人同時プレイではなく、各シチュエーションが2人用にアレンジされているので1人用モードをやり込んだ人もある程度は新鮮に楽しめます。
時には協力し、時には譲り合う必要があり、空気を読む読まないをパーティゲームとして落とし込んでいるので面白い!
一発ネタなので長くは持ちませんが、短時間でおすそ分けプレイをする分には良いと思います。
様々なおまけモードを収録
「え?こんなにもいろいろ収録されているの!?」
一度診断を終了すると、様々なおまけモードが追加されます。
空気を読まないでプレイするモードからミニゲームをエンドレスでプレイするモード、好きなチャプターを選択できるモード、隠しリストなど多彩で、初めてみた時はちょっと嬉しかったです。
注目したいのが、空気を読まないでプレイするモード。
本作は主題こそ「空気を読む」ですが、必ずしも「空気読み」を押し付けているわけではなく、時には読まないことも大切であるというメッセージ性も込められているんです。
同調圧力を感じる空気だと重苦しくなってしまうので絶妙な落とし所だと思いました。
空気を読むについて思うこと
ここまで「みんなで空気読み。」の簡易レビューをしてきましたが、せっかくなので「空気を読む」をテーマに思うことを書いていきます。
世の中、集団に溶け込んでいると「空気を読む」ことが何かと重視がちです。
みんなが良いと言ったら自分も良いと言わなければいけなかったり、みんなと同じことをしないといけなかったり。
確かに世の中上手く渡っていくには「空気を読む」ことは重要だと思うんですが、読みすぎると自分を押し殺してしまってつまらない人間になると思うんですよ。
もちろん、空気を読まなすぎるのは問題だと思います。あまりにも読まないでいると誰も近寄らなくなってきますから。
最低限のマナーを守りつつ、そのうえで人とは違うことをするのが理想的だと思います。
人によって異なる相手に求めているレベル
しかし、そう簡単にはいきません。
一番大きいのが、相手に求めているレベルが人それぞれ異なるからです。
特に社会人の場合は人それぞれ職場の環境がガラッと変わるから子供時代以上に分かれやすいと思います。
厳しい会社で働かれている方は驚くほどマナーが良く、逆にフリーだと色んな意味でルーズになってしまいがちです。
空気が読めてマナーが良いのがステータスなのか?
空気を読める人と読めない人。
一見すると前者の方が良いように見えます。
しかし、人間は相手にも同レベルのマナーを求めがちになる点がネックになると思います。
マナーって仕事絡みの方だけではなく、育った環境が異なる友達にも自然と同レベルを求めるようになるんですよ。
そのため相手のマナーレベルが自分よりも低い場合、不必要なくらいイライラしてしまいがちです。
最悪、それが原因でいざこざが起きてしまうかもしれません。
僕はそこまでマナーが良い人間とは思っていませんが、それでも子供の頃よりは確実に良くなっているのは確かなので、自然と相手に求めるレベルも上がってきました。
そして、昔はなんとも思わなかった相手の行為を無礼と捉えるようになり、イライラすることも出てきたんです。
でも、それって損していると思います。
相手に気概を加えるレベルだったらまだしも、ちょっと空気が読めないくらいでイライラするなんてね・・・
なので、空気が読めてマナーが良いのも一概に良いとは思えなくなりました。
前述の通り空気を読みすぎると自分を押し殺してしまってつまらない人間になりますし、相手にも自然と高いレベルのマナーをどこかで押し付けてストレスが溜まりますからね。
ゲームもそうですが、やっぱりどこかで行儀悪くして行ったほうが良いんじゃないかな?
大人の友達付き合いってめちゃくちゃ大変
大人になると子供時代と比べてマナーのレベルは確実に上がり、喧嘩の発生率は下がります。
ですが、マナーを突き詰めすぎてしまって心の中で不必要なくらいイライラすることが多くなりがちなんですよね。
逆に自分が気が付かないことで相手をイライラさせてしまったことがありました。その事実を知った時は驚きましたね。
環境が人を構築するので無理もないとは思いますが、細かいことを気にせず相手とやり取り出来ていた子供時代の方が人付き合いは楽なのかな~と感じる今日このごろです。
この辺りの話は非常にアナログで、解決策は「空気を読む」「読まない」ではなく、「臨機応変」しかないと思います。
全体のまとめ
だいぶゲームから話が逸れてしまいましたが、「空気を読む」「読まない」という概念を持つようになると人付き合いがますます面倒になりますね・・・
Switch「みんなで空気読み。」自体は面白い発想の作品だと思いますし、「空気を読む」ことが必ずしも正解ではないというメッセージ性も込められていてそこは素晴らしいと思います。
が、人付き合いの面倒さを思い浮かべてしまい、モヤモヤしてしまったのが正直なところです。
なので、お気に入り度は低めに設定してあります。ゲーム自体は興味があればおすすめです。
こんな人には特におススメ。
・空気を読みたい人。
こんな人にはおススメできない。
・空気を読みたくない人。
みんなで空気読み。/お気に入り度【30/100%】
プレイした時間・・・約1時間
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だいぶ昔に空気読みスマホでダウンロードしましたね
無料だし!みたいなかんじでした
最初は結構面白いと思いましたね
そして途中で記事が途中でコラムになった笑
俺は昔から同調して合わせたりが苦手な人間で心の中ではこうなんだけどここは合わせないと!みたいな感じになるんでそれが人付き合い苦手な原因だと思います
空気が読めないのはよく言われていて仲良くなるとそれが強くなるというか
30代になってからだいぶ合わせられるようにはなりましたがそこまで無理するなら最初から関わらないほうがってなっちゃいますね
なので会社は全然合いませんでしたね
みんなが合わせあってる感じでギクシャクして仕事以前のストレスでした